「当時のおっちゃんは思ってた」
機動戦艦ナデシコ。それは生誕30周年を目前に控えるSF・ラブコメロボットアニメ。
その個性豊かなキャラクター達の中でも抜群の人気を誇る電子の妖精、ホシノ・ルリ。
彼女の
「ワクチンを2回言ったらワクワクチン○ンになるじゃろ? ならナデシコを2回言ったらナデナデ
ワイワイと騒ぎ出すコメント欄に聖母マリアのような微笑みを湛えてゴローの配信がスタートした。
「…え〜そんな訳で。TS幼女おじさんのTS幼女おじさんによる、この世で嘆くエイムよわよわおじさんの為だけの! ぜんっぜん正しくないヴィクトリーガンダム使用講座、は〜じま〜るよ〜〜〜〜〜〜」
あえて元気は控えめに。
今の私はホシノ・ルリ!
…先程までのクソおっさん発言を棚に上げ、急に特大のネコを被って急発進で状況を開始する。
「今日はアシスタントのニワトリさんと一緒に、ゴローくんのガッカリ動画を見ながらVガンの使用方法を提案していくぞ〜」
ーーーニワトリ!?
ーーーうぉ〜ルリルリのなぜなにコスだとぉ!?
ーーー中身はメスだよね? だよね!?
ーーーNTRは絶許やぞ(必死)
ーーーなんでウサギじゃないんだよw
ーーーう………でりゅ……………♡♡♡♡
ーーーニワトリさん、顔がリアル過ぎひん??
ーーーあーコレ中身ぜったい女だわ。夢の国で30年働いてるワイにはわかる
ーーー胸はあるけど偽乳じゃねーよな
ーーー#ニワトリこわい
ーーーぜんっぜん正しくないVガン使用講座…俺じゃなきゃ見逃しちゃうね!
ーーー足綺麗やね〜♡
ーーーお〜いみんなーあつまれ〜〜!
ーーーコスはちゃんとしてるのに流れはグダグダなんかいw
ーーーちゃんとナデシコ予習して来いな(#^ω^)
ーーーナデナデシコ○コだとぅおおおお!?
ーーー神回キタな
今回は『なぜなにナデシコ』のパロディ。
本来ならウサギの着ぐるみを着てもらうのがスジなのだが、個人的な心情とガンダム作品を扱う中で他作品のパロをするなら少しくらい配慮するべきかな、と言う(重ねて)個人的な心情により今回の
(ちなみに本人はノリノリ。見かけによらずこう言う着ぐるみ系の服が好きな可愛らしい女の子一面がある我が自慢の娘なのである)
「こ………コケー!!」*1
ニワトリさん扮するサヲリが画面の外から大型モニターを持ってくる。
最初から用意しておけと?
様式美だよ、坊や…!!
「まずはガッカリ動画①」
空中でフライト中のゴローのVガンダム。
目の前には敵の赤いVガンダム。
お互いにスラスターを発動、ゴローのVは止まる瞬間大きく逆方向に推進剤を吹かして慣性を殺したが、敵のVガンダムは静止動作無しでスラスター終了直後にBRを射撃する。
「これ!! まずはこのガッカリ動画を軸にして話を進めるよ! さてさてニワトリさん、ニワトリさんはこの動画の違いがわかるかな?」
ゴローからの振りに「コケコケ」と鳴きながら大袈裟な身振り手振りで反応を返すサヲリ。
「うんうん! そーだね、ゴローのV、略してゴロブーちゃんはスラスター終了前に進行方向ボタンから指を離しちゃってるから、余計なモーションが入ってる。逆に敵のV、つまりテキブーちゃんはスラスターを吹き終わった後に進行方向ボタンから指を離してるから無駄なモーション無しで次の行動に移れてる。まず、これが脳ミソおじさんと脳ミソ若者の違いだね」
「コケ? コケコケー!?」
「うん、もちろん練習はしてるよ? けどVガンの難しさはコレだけじゃないんだ」
カタカタカタ…裏方のスミレがノータイムで動画を切り替える。
「こっちが②だね」
四機もの敵が密集する敵基地周辺。
乱戦中に上空からゴロブーの
「コレ…びっくりするくらい弾が細くて命中判定が狭いんだよ。主兵装と副兵装の
「こ………コケコケ…?」
ゴローの様子を見かねたニワトリさんが羽のついた手で優しくゴローの頭を撫でる。
「ありがとうニワトリさん、お次は③だね」
新たな動画ではゴロブーがサーベルを投げていた。
1投目、敵に当たるコースだったのに、急に軌道を変えて外してしまう。
2投目、敵に当たらないコースから任意の軌道変更で当てようとして思いっきり明後日の方向へ飛んでいく。
3投目、当たる! と思ったサーベルが味方機の背中へと突き刺さる。
「動画の中の人は当たり前に使いこなしてるけど、この武器はおじさんからすると産廃なんだよ…??」
ずし〜んと目から光が消えるゴロー。
椅子を持ってきたニワトリさんがそこに腰掛け、ゴローを膝の上に抱えて「コーケコーケ…♡」と頭を撫でた。
「はい…! そんな感じでね? 世間で言うほど万能な機体じゃねーんですよこの子。言うたらアレよ? ママチャリとロードバイクくらい既存の機体と性能が違うくて、乗り方がわかってる人からすれば最高なんだけど、ママチャリの乗り方しか知らないおじさんが、ママチャリと同じように乗ると簡単に転けて大怪我しちゃうぞ…ってヤツなんだねー」
役柄とは言え、娘からのひざ抱っこは流石に気恥ずかしい。ネコのようにしら〜っと拘束から抜け出してゴローが続けた。
「さて、それを踏まえてのぜんっぜん正しくないヴィクトリーガンダム使用講座! 行ってみよ〜☆」
◆
舞台はマスドライバー施設。
拠点の四方にそびえ立つ高い壁が特徴的なマップ。
「重要なのは極力スラスターを使わない事と、基本的には突出しない事。カスパは拡張[装甲]、冷却システム含むスラスター増加関連はスロット苦しいから盛ってないですねー。
味方に負担を強いるプレイングではあるが、腕の無いVガンがグイグイ前に出ても結局は溶けて迷惑をかけるだけ。
モヤモヤする気持ちを殺してゴローはその
「さ〜て…残り耐久も時間も良い具合ですぞ〜?」
機体の残りHPは約4000。
時間は残り3分半。
戦況は2000点ほどの差で敵軍が優位。
「場所も悪くねーな」
僚機と協力して敵を撃破、ゴローのレーダーに他に機影は見当たらない。
「誰にでも使えるコイツの強み、それはフライトを活用した拠点爆破! これしか勝たん!!」
出撃待機中の俯瞰画面では射撃やスラスターによる発光が機体の位置情報を教えてしまう。
しかし、スラスターを使わないフライト航行であれば話は変わる。
しかも直線、最短距離で障害物を無視して進めるのだ、拠爆における成功確率は跳ね上がり、そのために浪費する時間は大幅に減る。
「拠爆はつぉいぜぇ? だって味方は足手まといが居なくなってプラスだろ? 敵は枚数が居なくなってマイナスなんだからなwww」
悲しい真実を楽しげに言ってのけ、その後降下した敵MS2機をVガンと、Vガン脱出後の歩兵行動にて拠点に釘付け。
最終的に拠爆を通したゴローはチームの勝利に見事貢献したのであった。
水星の魔女のコスプレ、誰を選ぶ?
-
赤いたぬき・スレッタ!
-
白いきつね・ミオリネ!
-
ツンデレ侍・グエル!
-
日陰の美人・ニカ!
-
ボンボン頭・チュアチュリー
-
ハッピーバースディ・エラン
-
エロの化身・シャディク