遊戯王GXの世界に入ったからダークコーリングする。   作:どるねお

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五:さらにアンティ決闘発生!?

あらすじ。女子と共闘することになった。

 

「先攻は嬢ちゃんからだぜ!」

「楽しませてくれよなァ!」

 

男A&男B:8000LP

蓮児&橘花:8000LP

 

橘花と合せんのどころか、いまいち実力も分からない以上

共闘を意識しつつ、俺が何とかするくらいで行かないとな。

 

「やる前に一つルールを付け加えてもいいかしら?」

「なんだァ?」

 

橘花がそんな提案をし出した。

 

「普通タッグデュエルは墓地と場は共有。だけど今回に限っては、

“融合デッキも共有”というのはどうかしら?」

「あァん? そんくれぇ構わねぇ」

「そう。なら私のターン。ドロー! モンスターを裏側守備表示でセット。

カードを一枚伏せてターンエンドよ」

 

最初は手探り。様子見ってとこだな。てかエクストラデッキ共有ってなんだ?

俺、ガイアさん3枚と、あと何枚かしかないぞ?

と思っていたら、橘花が「念の為よ」と小声でささやいた。用意周到なこった。

けど確かに、色々な場面を考えておくのに理由はねぇか。いや、もしかして

橘花も《ダーク・コーリング》の魅力に惹かれたのか? 

同士が増えるのは大歓迎だ。後で、コーリングとガイアの一式をやろうかな。

 

「へへ。俺のターンだ」

 

ぶつかってきた方のターン。こいつは男Aでいいや、うん。

 

「俺は、《ジャイアント・オーク》を召喚ッ!」

 

ジャイアント・オーク

ATK2000/DFE0

 

RPG系でいそうな脳筋モンスターが現れる。

 

「そんでエンドだぜ。次はお前だ」

「……俺のターン。ドロー!」

 

タッグデュエルってこんな感じなのか。

 

「蓮児君。攻撃は出来ないから注意して」

「分かってる。大丈夫だ」

 

さて、どうするか。攻撃力の高いオークは残しておくと厄介だ。けど、

俺の手札には下級でアイツを倒せる奴は居ないし、それより前に退かしたい。

けどリリース要員がいない。

 

「蓮児君。タッグデュエルの場合、味方のモンスターなら生贄に使えるわ」

「マジか。それなら、俺はこのモンスターを生贄に《邪帝ガイウス》を召喚ッ!」

「上級モンスターだとォッ!」

 

生贄として墓地へ送られたのは《黄泉ガエル》。

 

「それだけじゃねぇ! ガイウスの効果発動。召喚に成功したとき、場のカード

一枚を除外できる。俺が除外するのはオーク!」

 

ガイウスの闇弾がオークを次元の外へ飛ばす。

 

「さらにこの効果で闇属性を除外したとき、相手に1000ダメージだッ!」

 

「ナニィッ!」

 

男A&男B:7000LP

 

「どうだッ! 俺はカードを一枚伏せてエンドだ!」

「攻撃は出来ないけれど、効果ダメージは与えられる。やるわね」

 

「ガキ共が調子に乗ってんじゃねぇぜ! 俺は、カードを三枚伏せてエンドだ!」

 

「カードを三枚伏せてエンド? なんだあのデッキ?」

 

【チェーンバーン】か? それならもっと伏せるはずだ。なら【ウリア】?

いやこの世界に何枚もウリアがあったらヤバいだろ。あれ一応伝説のカードって扱い

だよな?

 

「詮索は後よ。このターンから攻撃が可能になるわ」

「お、おう! ブチかましてやれ」

 

現段階では場のモンスターは俺のガイウスのみ。伏せが怖いがチャンスだ。

 

「私のターンよ。ドロー。蓮児君、使わせてもらうわよ?」

「え? ど、どうぞ? って、何をだ?」

「これよ。罠発動《トラップ・スタン》!」

 

あーなるほどね。タッグなら味方のカードも使えるのか。

 

「このターン。このカード以外の場の罠カードの効果を無効にするわ」

「なッ! 俺の戦略が読まれている……だとッ!」

 

男Bが慄く。そりゃ、ガン伏せすりゃ読めるわな。これで相手の場の罠は

意味をなさなくなったわけだ。

 

「発動したいならどうぞ? 私は《阿修羅》を召喚」

 

しても効果は無いけどね。という皮肉まで言うあたりいい性格してんな全く。

 

阿修羅

ATK1700/DFE1200

 

おお、スピリットか。使ってるやつ初めて見た。

 

「更に手札から魔法発動、《光神化》。手札から天使族モンスターを一体

特殊召喚する。私が出すのは、《光神機‐轟龍》!」

 

光神機‐轟龍

ATK2900→1450/DFE1800

 

光神化の効果でATKが半減してるが、上級を出したか。《光神機‐轟龍》。

メカメカしいドラゴンだが、実は天使。しっかし、『轟』とかかっこよすぎ。

どうでもいいね。

 

「戦闘よ。3体のモンスターでダイレクト・アタックッ!」

 

ガイウス・阿修羅・轟龍が男達に襲い掛かる。当然、防ぐ術も無く―――――

 

「「ぐぁああああああッ!!!!!!」」

 

男A&男B:1450LP

 

直撃する。おしいなぁ……轟龍の攻撃力が素なら終わってたのにな。

 

「カードを一枚伏せてターンエンドよ。この時、阿修羅は手札に戻り、

轟龍は破壊される」

 

それでも場には攻撃力2400の俺のガイウスがいる。防御面でも問題ないはずだ。

 

「くそ。やってくれんじぇねぇか。俺のターンだッ! オイ! 使わせて

貰うぞ」

「あぁ。やっちまえ!」

 

「何か仕掛けてくるみてぇだ」

「そうね」

 

あの男Bが仕掛けた罠3枚。それを使うのだろう。

 

「永続罠発動だ。《闇の呪縛》! 対象はテメェのガイウスだッ。こいつの対象に

なったモンスターはなぁ! 攻撃力が700下がって攻撃も、表示変更も出来ねぇんだ

ぜ!」

「ものすげぇレアカードなんだぞオラッ!」

 

ガイウスATK2400→1700

 

ガイウスに鎖が絡みつく。攻撃を封じて来たってわけか。しかし、《闇の呪縛》か。

俺の居た世界じゃスターターに入っていたような……レアなのか?

 

「俺は手札から《コストダウン》を発動だァ! 手札を一枚捨てる。

これで手札のモンスターのレベルを2下げることが出来んだぜぇッ!

俺はこいつを出すぜッ! 《軍神ガープ》ッ!!!」

 

軍神ガープ

ATK2200/DFE2000

 

腕を組み現れた如何にも悪魔なモンスター。こいつが野郎の切り札ってとこか。

ギャラリーが騒いでるし。一応俺の世界でもURだったし。いや、レアリティで

決めるのもどうかとは思うけど。参考程度にな。

 

『行けぇッ!!! ひろ君やっちまえぇええええッ!!!!』

 

「行くぞオイッ! ガープでガイウスを攻撃だァああああッ!!!」

 

弱体したガイウスが引き裂かれる。

 

「うッ」「きゃッ」

 

蓮児&橘花:7500LP

 

「へッ……この程度軽傷だぜッ!!」

 

「チッ言ってろ。だが、テメェらの場はガラ。さらに俺らの場には

ガープ。伏せも2枚あんだぜ? 分かってんのかよォ?」

 

やっすいフラグ建てやがんな。ひろ君。なら次はこっちが見せてやるよッ!

 

「俺のターンだッ! ドローッ!! この不毛な戦いに終止符を打つッ!」

 

ここ漫画なら『ドンッ!』ってアレ入るな。

 

「はァ? なに言ってんだこいつ……」

「ねじでも飛んだんじゃねぇか?」

「いきなり何言ってんの……ないわ」

 

非難の声が前方から2つ。隣から1つ聞こえた。

 

「………くッ。この感じ久々だぜ。「うわこいつ痛い」って視線。仕切り直しだッ!

魔法カード発動ッ!! 《ダーク・コーリング》ッ!!! 墓地のガイウスと

手札の《マンモ・フォッシル》を除外して暗黒融合ッ!! 

本当の切り札ってのを見せてやるよッ! 来いッ! 《ダーク・ガイア》ッ!!」

 

ダーク・ガイアATK4200

 

「こ、攻撃力、4200だとッ!!!」

「なんだよそのカードッ!! ――――――くッ、罠オープンッ!! 

《サンダー・ブレイク》ッ! ハッ! 消えろよォッ!!!」

 

「なッ! 罠カードッ!?」

 

マズったかッ! サンダーブレイクなんて伏せてたのかッ! 

完全に油断してた。今まで出してきたカードはそんなに強いカード無かったし。

 

「迂闊よ蓮児君ッそれを使いなさいッ!」

「お、おぉッ! 助かるッ! チェーンして速攻魔法発動ッ! 

《我が身を盾に》ッ! 1500LPを引き換えに、場のカードを破壊する効果を

持つカードの効果を無効にして破壊するッ! 《サンダー・ブレイク》を

打ち消すぜッ!!」

 

ダーク・ガイアに襲い掛かる雷撃を、別の光が打ち消す。

 

蓮児&橘花:6000LP

 

「チィッ!! 連中、カウンター魔法を仕掛けてやがったのかッ!」

 

男が悔しげに歯噛みする。

 

「あっぶね……助かったわマジで……いや、橘花サンキュな!」

「格好つけるのは構わないけど、迂闊すぎるわ。相手の場を見なさい。

相手の伏せカードの中に、召喚反応系があった可能性は十二分にあったわ。

――――猪突猛進。猪でも前の障害を避けるくらいの知恵はあると思うけど?」

「……はい」

 

ごもっともです。

 

「と、とりあえず仕切り直って! 止めと行こうかッ! 《ダーク・ガイア》ッ!

ガープに攻撃だッ! “ダーク・カタスt―――――――」

 

“―――――ちょっとその勝負待ったッ!”

 

「っととッ!」

 

裏路地に声が響く。誰だよ邪魔するのは? と思っていると人を掻き分けて、

一人の男が俺たちの前へ出てくる。こいつ等のボスか?とも思ったが、見れば

高校生かそこらといった風貌の青年だ。学ランを肩に羽織ってるしな。

しかも、羽織り方がアレだ。腕を通さないスタイル。

 

「ケンジさんッ! 何故ここにッ!!」

「「何故ここに」じゃねぇ。テメェらがパンピー囲ってるって聞いたから来て

みりゃこの様か? あぁ!?」

 

ひろ君がケンジさん?に胸倉をつかまれ、喘ぐ。てか、

 

「パンピーって……死語だろそれ」

 

小声で思わず突っ込んでしまう。聞かれないようにな。

聞かれたら……怖いじゃん? やっぱあっちはこいつ等をまとめてる人っぽいし。

 

「あんたらか。済まなかったな。変なことに巻き込んだ」

 

ケンジさんとやらが俺らに頭を下げる。普通に謝られた!

 

「いえ、私たちは別に……もとはこちらが原因だと言えるし」

「珍しく肯定的だな」

「黙ってなさい。では、これで手打ちということでいいのかしら?」

 

こいつがまともに会話をしているのが凄く違和感なんだが……

けどま、これで帰れるならどうでもいいか。

 

「いや、待ってくれ」

 

だが、そうはいかなかった。

 

「お前。お前の最後に使ってた2枚。ありゃなんだ? 俺は、あんなカード

見たことねぇ。何処で手に入れた?」

 

ケンジは俺に詰め寄ると決闘盤にセットされたままの《ダーク・ガイア》を見る。

 

「《ダーク・ガイア》……融合モンスターか。だが、こんなカード――――――」

 

おいおいおい!

 

「……この状況はなんだよ、ひろ君?」

「テメェが、ひろ君って言うんじゃねぇッ! 

ケンジさんはな、ここらじゃそこそこ名の知れた決闘者なのさ。

俺達じゃ、歯もたたねぇ。マジ尊敬できる御仁だぜ」

 

お前等、そのガタイと面で高校生を「御仁」扱って……プライド無いのかよ。

けど、これでケンジは不良じゃないって分かったわけだ。そもそも、この世界の

不良は俺のいた世界よりも、平和的らしい。関わるつもりはないけど―――――

 

「おい。こいつは何処で手に入るんだッ!」

「え! えぇと……」

 

困ったぞ……これはこの世界じゃ普通に手に入るカードじゃないし……

 

「そのカードは、テストカードよ。市販はされていないわ」

「ッ! そ、そうなんだよ!」

 

助け舟は隣からやって来た。けど大丈夫なのかよ?

 

「テストカードだぁ? なるほど。それなら見たことないのも頷ける……」

 

って納得するのかよ! 

 

「よしッ! 分かった。んなら、俺と決闘しろ! それで俺が勝ったら、

さっきの2枚は譲って貰うぜ! テストすんなら強ぇ奴が持った方がいいだろう?」

「んなッ!? 普通に断りますけどッ! こっちが損じゃないかッ!」

「んだとッ! なら、アンティ勝負だ。こっちもそれ相応のやつを賭ける。

ならいいだろ? 男なら当然、受けるよなぁ?」

 

男なら、か。安い挑発だが――――

 

「その決闘、受けて立つッ! 俺が勝ったら――――2枚は渡す。

その代りに俺が勝ったら、そっちの切り札は渡してもらうからなッ!」

「いいだろう。交渉成立だ」

 

そう言って、ケンジは不敵に笑った。……コーリングもガイアもストックがあるけど。

こんな燃える展開。無視するわけにはいかないよな。




蓮「暇だしな。今日の最強カードでもやっちまおうかな」
橘「動機が不純ね……」
蓮「なぁ、そいやさお前キャラ変わってないか?」
橘「………そんなことは無いわ。今日の最強カードは《光神機‐轟龍》? なんで?
そこまで活躍していたようには見えなかったけれど?」

蓮「理由は――――――名前がめちゃくちゃかっこいいからだッ!! それ以外の
理由は要らないだろッ! もうね、《轟》とかヤバいだろこれ?」

橘「はぁ、呆れたわね……。
そうね。このカードの強みは、《光神化》と《地獄の暴走召喚》のコンボかしら? 
あとは、《強制転移》で相手の強力なモンスターと入れ替えてしまってもいいかも
しれないわね。
エンドフェイズに轟龍は自壊し、自分が相手のモンスターだけを得る形になるわね」
蓮「えげつないコンボ考えるなぁ……」
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