英雄伝説 雪月の軌跡   作:モリーもふもふ

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ご拝読ありがとうございます。
本編を考えているのでその繋ぎとしてレナの日記を用意しました。
入学からの行動でレナがどう思っているのかが分かるものです。
※かなり短めです


幕間~レナの日記~①

 

3/30(金)

 

今日からの日々をこの手帳に記していこうと思う。

 

明日は待ちに待ったトールズ士官学院の入学式だ。

我が故郷アルテマで調べられる事はほぼ全て調べたがこの懐中時計に関する記載は特に無かった。

 

そんな訳で養父に強請り受験し入学する事になった士官学院だが入学前から不思議だったことがある。

まず学院から送られてきた制服が赤色だった事だ。

下調べでは士官学院の制服の色は貴族なら白、平民なら緑だったはずだがそのどちらにも該当しない。

 

恐らくだが何かイレギュラーな事があるのだろう。

しかし、これがもし今後の懐中時計の調査の邪魔になるのならどうにか辞退出来ないものだろうか?

 

 

3/31(土)

 

今日はいつもより早く起きた。

荷物を用意し髪も整え眼鏡も拭き、新しい赤い制服を見に纏い、執事が運転する導力車に乗り込んだ。

しばらく寝ていると執事に声を掛けられた、どうやら士官学院の近くに来たらしい。

取り敢えず礼を言い身だしなみをチェックしていると学院の校門の前に着いた。

車を降り、執事を労い取り敢えず小遣いを渡しておいた。

彼の家は子供が多いし、おもちゃを強請られていたはずだ。

この時に視界の端に私と同じ色の制服を着た青年がいたがどうやら赤色の制服を着た者はかなり少ないようだ。

 

はっきり言って入学式は退屈の一言だ、世の礎なんて言われても私にはピンと来ないしそもそもどうだっていい。私にとっては懐中時計の調査の方が100万倍大事だ。

退屈だった入学式が終わると貴族生徒、平民生徒が席を立ちそのまま講堂から出て行き、私を含めた赤色の制服を着た生徒だけが残った。

 

その後入学オリエンテーション、と言われいささか軽そうな女性教官によって旧校舎に集められた私たちはそのまま落とし穴の要領で地下に落とされた。

そして、これが1番の出会いと言える。

名はミナズキ・バンシア、確か校門の前で見た青年だ。

実力はこのクラスの中ではトップクラスと言えるだろう。

オマケに他人に対して感情が幾らか希薄、好都合だ。

彼はきっと使える、その為にも出来る限り恩は売っておくべきだ。

 

 

4/17(土)

 

あれからミナズキにはテーブルマナーや勉強を教えることになった。

何故そんなことを学びたいのかは聞かない、はっきり言って興味が無い。だがこれにより彼と話して距離を詰める理由にはなった、好都合だ。

ただ、勉強以外で私と一緒にいると少し居心地が悪いそうだ。

別にこちらも好きでくっついている訳では無い、あくまで協力関係を考えているだけだ。

その後、放課後にミナズキがギムナジウムでフリーデル先輩とやらに戦闘を仕掛けられたらしい。

なんとも災難な男だ。

 

4/18(日)

 

朝から彼の部屋に行くと地べたに座りベットに寄りかかって寝ていた。

何やら良くない夢でも見ていたようだ。

・・・もし協力者である彼がダメになったら困る、取り敢えず帝都に行って気分を晴らさせることにしよう。

まぁ、私の用事のついでとして、だが・・・。

 

帝都に着いてから私たちはとりあえずご飯を食べるためにエトワールという店に向かった。

・・・つい彼を置いてけぼりにして店主と蓄音機について話しこんでしまった。

彼はその間ハーブティーを飲みながらのんびり過ごしていたようだが、まぁ大丈夫だろう。

 

・・・収穫は無しだ、オスト地区のエムロッドという店に行ったがそれらしい物は無かった。

確かに目を引くアンティーク品はあったが、私の求めている物では無い。

彼も色んな品を見ては可能であれば手に持ったりして見ていた、だが古い調理器具を興味深そうにしていたのはなんだったのか。もしかして料理をしたいのだろうか?

 

 

次はサンクト地区でフリーマーケットを開いているとの事で行ってみた。

聖アストライア女学院の生徒が主体となってやっている分並ぶ物は確かに良い物ばかりで、見た感じ特に悪くなっている感じも無く、単に飽きたからという理由で出品されているのだろう。

 

ここにもお目当ての品はない。

まぁ、もしあったならなんでお嬢様がこんな物持っているのかと目を疑うが・・・。

 

この時、変な気配がしたのだがまさかシュヴァルツァーの妹の気配とは思わなかった。

 

 

その後ドライケルス広場に銅像を行った。

大きい、そう思った。ミナズキも同じように感じたらしい。なんでかは分からないが私たちはあの像に対して苦手意識を持っているらしい。

早々に2人でヴァンクール大通りまで逃げるように向かった。

 

私たちがヴァンクール大通りの店で食事を摂っているとようやく気配の正体の少女、エリゼが出てきてくれた。

あまりにも出てきてくれなかった為にミナズキが太刀を抜きそうになっていたから助かった。

 

彼女から話を聞けば兄、もといリィンが色々と1人で抱え込んでいるのではと心配していたところに兄と同じ赤い制服を着た私たちが歩いていたからつい追ってしまったらしい。

兄想いの妹のようだ、私の実家に比べたらかなり良いと思う。

何故なら私の実家であるレトロノーツ家は現在お家騒動の真っ最中、私は家を継ぐ継承権が無いから特に問題は無いが被害妄想激しい愚兄にはそうは見えていないらしい。

いずれ面倒な事も起きるだろう、だが今はその為にミナズキとの関係を強化しておく必要がある。

 

 

・・・ところでシュヴァルツァー家といえばユミルの領主だったはずだが・・・これはまたクラスが荒れるだろうか、鬱陶しい限りだ。

 

 

 




ご拝読ありがとうございました。
このレナの日記は時々更新します。
今回は入学時のレナがまぁまぁドライなのが分かりますがこれがどう変わっていくのかを見ていて欲しいです。

4章の自由行動や実習は決まっていますが5章はまだです。 ミナズキはレグラムに行くべきでしょうか?いいえの場合はミナズキの向かう実習場所はアルテマになります。

  • レグラムで光の剣匠と勝負して欲しい
  • アルテマに行かせる(レナの故郷)
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