長くお待たせして申し訳ございません。
何とかスプーン騒動を終わらせました。
「・・・・っ!?」
一瞬だった。ユーシスが咄嗟に剣を抜き正面に構えた直後、ガキィンと鋭い衝撃が走った。
「aaaaaaaa!!!!」
「ぐ!?これは・・・!」
その骨と皮だけの細い腕からは想像出来ない俊敏さと衝撃が剣から伝わる。
そのままの勢いで廊下に弾き出されるユーシス。
しかしお構い無しにソレは金切り声を上げながら腕をユーシスに向かって振るい追撃を始めた。
「こいつ・・・見た目以上に一撃が重い!」
「aaaaaa!!!」
廊下でソレの連撃を剣でいなしながらユーシスはゆっくりと後退する。その中でユーシスは考えを巡らせる。
「(2人との合流を図るのが1番の手か・・・しかし呪いを解く方法があるなら・・・)」
ミナズキとレナを加えた3人なら何とか倒す事も出来る、そう考えたが呪いを解く方向で動いている以上倒すわけにはいかない。それにもしこの存在が人間ならばなんとか呪いを解いてやりたい、しかしこの優しさがユーシスにとっては命取りとなった。
ソレは身体を屈めそして、体全体のバネを使ってユーシスへと突撃した。
「aaaa・・・aaaaaaaa!!!」
「ぐぁ・・・!?」
反応が遅れたユーシスはその突進をまともに受けてしまいそのまま壁へと叩き付けられた。
そのまま壁に押し付けられユーシスの両足は地面から離れた、右手に持った剣は落とすことはなかったがソレは左手でユーシスの右腕を掴み封じ、右手でユーシスの首を鷲掴みにした。
「ぐ、こ、のぉ!」
「geaaaaa!!!」
自由の効く左手でソレの右腕を殴り付けるユーシス、しかしそんな事は意に介さないのかソレの首を絞める力はどんどん強くなっていく。
「が・・・あぁ・・・」
「giaaaaaaa!!!!」
遂に左腕をだらりと下げて、ユーシスの顔は赤みを失い青ざめていく。勝利を確信するかのようなソレの叫びが廊下に木霊した。
「ニャー!」
「・・・・ga?」
いきなり聞こえた謎の鳴き声。その直後、ソレは背中に違和感を覚えユーシスを手放し背中にある違和感の正体を探る。何かが背中に張り付いている、オマケに爪と牙を立てて自分の背中に食い込ませている。
違和感が取り払えない事に苛立ちを覚えたのかソレはユーシスの事を忘れたかのように躍起になりながら背中を探る。
違和感の正体である猫も必死に背中にしがみついていたがソレのあまりの暴れように背中から少しずつズレ落ち始め、やがてソレの腰まで落ちると遂に捕まってしまった。
「ghaaaa!!」
「フシャー!」
ソレが猫を掴みながら叫ぶ、猫も負けじと威嚇をしながら自身を掴む手に爪を立てた。
その様子に怒りを覚えたのかソレは猫を力強く壁に投げつける。
フギャッ、と短い鳴き声を上げて猫は地面に落ちる。
すると───
ポンッという音と共に小さく煙が上がり中からオレンジ髪の少女が現れた。
「あいたたた・・・腰打っちゃった・・・あ・・・」
労わるように自身の腰を撫でる少女だったが自分が人間の姿に戻った事に気付いたのか痛みを忘れ驚愕の表情を浮かべる。咳き込みながら酸欠から抜け出したユーシスもその光景は見ていたため唖然としていた。
「人間の・・・子供?・・・今の猫が?」
「あ、あははは・・・・というか今ピンチかも・・・」
「gaaaaa!!!!」
信じられないという様子で呟くユーシスと乾いた苦笑いを浮かべる少女、しかしソレは2人に対して大きく叫ぶ。
ゆっくりと2人に迫るソレに対して少女は大きく息を吸い込んで叫んだ。
「すぅぅぅぅぅ・・・・ミナズキぃぃぃぃ!たぁぁぁ!すぅぅぅ!けぇぇぇ!てぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
すると猫が来た方向から白い球状の物が飛んで来てソレの顔面に直撃する。すると辺り一面に白い煙が立ちのぼる。
投げられたのは煙玉、主に魔獣との戦いで安全に逃げる為に用意されている物だった。
「逃げるぞユーシス!アイネ!お前も早く来い!」
「あ、あぁ!」
「はーい!」
ミナズキはユーシスを立ち上がらせると走る、近くにいたアイネの事もグイッと手を引き走り出す。
「まったく・・・知らない子じゃなかったわけだね・・・ま、小言は後にしよう」
逃げてくるミナズキたちを迎えるような形でレナがため息混じりに言う、より良く逃げる為にある技の準備をしていた。のだが、ミナズキが嘘をついていたことに少しばかり不満を感じていた。
ミナズキの交友関係に口を出すつもりは無い、だが最近妙にモヤッとすることが増えた。特にミナズキが誰かと仲睦まじくしていると少しだけムキになっている自分がいた。・・・理由に関してはさっぱり分からないが。
「みんな目を閉じて手で覆いたまえ!」
叫ぶようなレナの言葉に3人は言われた通りに目を閉じ手で覆う。ソレの近くには既に青白い光の玉が浮遊していた。
「フラッシュスパーク!」
そして青白い光の玉が弾け眩い光がソレの目の前で放たれる。薄暗い廊下が一瞬だけ真っ昼間のように明るくなり、その光源をまともに食らったソレも悲鳴を上げ目を覆って倒れ込む。
「今だ!撤退!」
一時的な目潰しに成功したレナの言葉に従い全力で廊下を駆ける。先程まで入っていた部屋まで逃げ込み扉を閉め鍵をかけた。
地下室、とある部屋───
「すまない、助かった・・・」
「あーびっくりしたー!」
「いや、こっちこそフォローが遅れた・・・レナ?どうかしたのか?」
「いや、まぁそうだね・・・普通に気になるし聞いておこうじゃないか・・・」
礼を言ってくるユーシスと笑いながら息を切らしているアイネ、ミナズキは妙な表情になっているレナに声を掛けるとレナはジトっとした目でアイネを指さして言った。
「この子は誰なんだい?さっきまでの猫かな?そう考えても色々とぶっ飛んでいるんだが?」
「言われてみれば・・・さっきは逃げることに必死だったから気にする余裕も無かったが・・・」
そうしてレナとユーシスは改めてアイネを見る、当の本人は頭にはてなマークを浮かべた後ニコッと笑ってみせる。
その一方でミナズキは頭を悩ませた。出会い方もそうだが彼女の事を話すにしてもどこまで話していいのかが分からない。当然魔女の話や《アル・カフラ》の事なんて当然話す訳にはいかないし、かといって「そこら辺で会いました」なんて適当なことを言ったところで信じては貰えないだろう。
そうしてミナズキが頭を悩ませているとアイネは急にミナズキの左腕をまるで恋人のように抱きしめ2人に対して笑った。
「あはは!あたし、こういう感じです!」
「は?」
「なぁ!?」
呆気に取られたユーシスと愕然とするレナ、そんな2人を見てアイネは更に言葉を紡ぐ。
「今日ミナズキはこの後色々あって実習から外れるでしょ?あたしはその件での関係者ってこと。猫になっていたのは・・・まぁ企業秘密だね、ミナズキの仕事ぶりを見たかったんだ!」
嘘はついていない、確かにアイネは今回のオリビエ、もといオリヴァルトからの依頼に協力するしその件での協力者と言えば下手に詮索もされないだろう。
しかし言葉以前に何故ミナズキの腕に抱き着いているのか、2人は、特にレナは引き攣った笑みを浮かべながらアイネに近付く。
「ほ、ほう、そうかい・・・ところで何時までくっついているのかな?」
「んー、出来るならずっと?」
「へ、へぇ?何故かな?ミナズキと君は協力者であり別にそういう関係ではないのだろう?」
「そうかもねー、でも運命の相手ではあるよ?」
「・・・ウンメイノアイテ?」
アイネの言葉にレナがフリーズする、頭の中で『運命の相手』という言葉に対してどんどん検索をかけていくが哀しいかな、検索すればするほどに『恋人、愛する人、そういう関係の人』という検索結果ばかりが出てきた。
フリーズし続けるレナを見かねたのかユーシスが代わりに話す。
「と、とりあえず今はあの存在の呪いをどう解くかだ。アイネ、と言ったな?解く方法は知っているのか?」
気を取り直すように聞いてくるユーシスにアイネは笑みを消し真剣な顔で答える。
「知ってるよ、あの人がかけられた呪いはいわば『肉体変異(メタモルフォーゼ)』や『魔人化(デモナイズ)』の類いだよ。それもかなり古い呪い、おとぎ話とかに出てくる変身とかとは少し違う。文字通り呪った相手に一生その姿でいさせるような物だよ。すごく単純で、でもすごく強力な呪いなんだ」
さっきとはうってかわり淡々と呪いのことを話すアイネ、それに対してユーシスは驚くが更に説明を聞くために何とか頭でその情報を処理していく。
隣ではまだフリーズから戻ってきていないレナが脳内で検索をかけ続けている。
「解き方自体は単純、キミたちの予想通り呪いと真逆の事をすること。この場合は『一緒にスプーンを使わずに食事をすること』かな?正直鏡はあんまり意味ないね、要は元に戻った自分を見せることで呪いを完全に取り払うっていうのが目的だし」
「ほう、だから呪いの最後に''汝鏡の中の自分とまみえることあたわず''とあるのか」
「そゆこと」
「まぁとりあえずあたしを手伝ってよ、そうすればどうにか出来る「ふふ、ふふふ・・・」ありゃ?」
途中で聞こえたレナの笑い声にアイネは言葉を止める、すると何を考えたのかレナはミナズキの右腕にしがみついた。
「ふふふ、悪いねミナズキ。少しばかりこの少女と勝負することにしたよ?」
「勝負?」
レナはミナズキの右腕を優しく胸に抱く、その光景を見て余裕そうだったアイネが焦った様子でレナを睨んだ。
「そ、それはズルなんじゃないかな?」
「何がだね?別に私は持っている物で勝負しているだけだよ?」
「い、いやそんな大きい胸とかそんな・・・ズルじゃん!」
「はっはー!悔しかったら頑張りたまえ!まぁ君の場合まだ発展途上といった所かな?」
「むむむー!」
「ぐぬぬ!」
自分を文字通り挟んで行われる謎の口論、2人の間に謎の火花を幻視したミナズキは助けを求めるようにユーシスを見る。
「ユーシス、俺はどうすればいい?」
「聞くな・・・それとその問題はお前のものだ、自分で考えるが良い」
「えぇ・・・」
助けてはくれないユーシスにミナズキは静かに項垂れる、そうして少しの間ミナズキは腕に感じる感触に困りながらも思考を巡らせることになった。
その少し後───
「で、主に呪いの解き方はどうするんだい?」
冷静さを取り戻したレナがアイネに聞く、先程まで険悪さは薄れ単純に事態の解決を考えた2人は妙に話が合った。
レナの質問にアイネは持ち歩いている丸みのあるカバンから香炉を4つ取り出した。
「先ずはこれを部屋の4隅に置くよ」
「これは・・・お香かい?」
「そだよ、さっき戦闘しちゃったからね。このお香には精神を鎮静させる効果があるから少しでも相手を落ち着かせなきゃ」
レナの質問に返しながらアイネは部屋の4隅に香炉を置きそのままお香を炊くとすぐに煙が部屋の中に漂い始める。
そしてアイネはユーシスとレナを指さしてそのままクローゼットの方を向いて言う。
「これで良し、それからキミとそっちの・・・デカ胸さんは隠れてて」
「デカ胸さん!?・・・いや待ってくれ先ず私はレナだよ、発展途上ちゃん。そしてなぜ私が隠れるのかな?」
「はってん・・・先ずそっちの男の人はさっき言ったけど戦っちゃってるからね、どんなに鎮静しても目の前に戦った相手がいたら呑気にご飯なんて食べられないでしょ?それと、レナ・・・さんの場合は単純にこの作戦が少人数の方が良いからだよ、よく分からない人が複数人いきなり自分の家にいたら怖いじゃん?」
そう言ってアイネはユーシスとレナをクローゼットに押し込んだ。そうしてミナズキに振り返るとミナズキにナイフを持たせた。
「なぜナイフを?」
「何言ってるのさ、スープを作るんだよ。あの人だってそれで苦しんでるんだからさ、材料はあたしの持ってる魔力の籠ったハーブとかで良いし薄味でも大丈夫だから用意するよ」
首を傾げるミナズキに対してアイネはどこから取り出したのかは不明だがナイフとハーブを取り出し部屋にある大きなナベに切ったハーブを入れていく。
ミナズキも初めはいきなりの調理に驚いたが直ぐにアイネの隣で自身の手持ちの食材を取り出しナベに切って入れていく。
「キミも材料持ってるんだね・・・」
「現地で料理をするのは特段珍しいことではないからな」
そうしているうちにナベに水も入れ、静かに食材を煮込む。アイネはお玉でスープを混ぜている間色々頭の中に浮かんでいた。
「(なんというか、さっきあんな風に『運命の相手』とか言っちゃったけど・・・今この状況結構すごいんじゃ?)」
自分で言っておいてなんだが『運命の相手』の意味は悪魔で導き手としてのつもりだ、だがもしこの青年と本当に結婚したとするのなら今この状況はまるで新婚生活のようで、一緒にご飯を作り、一緒に寝て、一生を添い遂げる。そんな風に生きられればどれだけ幸せだろうか。
「えへ、えへへ・・・」
「・・・どうしたアイネ?」
「・・・い、いやなんでもないよ旦那様?」
「旦那?」
「な、なんでもないってば!」
首を横にブンブンと振って邪念と恥ずかしさを取り払う。
今は呪いを解くことが大事だ、少なくとも邪念を出している場合では無い。そう自分に戒めながらアイネはスープをかき混ぜた。
「こんなもの・・・かな?」
「味見はした方が良いか?」
「しない方がいいよ、何が入ってたか分からないナベだし・・・」
そう言ってアイネは杖を取り出し、お玉はミナズキに渡した。
「このままかき混ぜてて、あの存在がやってきたらスープ皿に盛ってテーブルに着かせて一緒に飲む・・・でもその前にこれも飲んでおいて」
アイネは懐から小瓶を取り出し中の液体をミナズキに飲ませた。抵抗することなく飲んだミナズキだが直ぐに表情を歪ませる。
「なんか・・・苦いなこれ」
「解毒剤だよ、万が一何か変な物入ってたら嫌だし」
そうしてアイネは扉に近付き静かに鍵を開けミナズキに振り向く。2人は目を合わせると頷き扉を開け匂いが廊下に届くようになると廊下の奥から静かにソレが近付いて来るのを感じた。
「頑張ってね、あたしも透明になった上で鎮静術使って援護するから」
「あぁ、任せるし、任せろ」
不安そうにするアイネだったがミナズキの返事を聞くとぎこちなく笑い、そして姿を消した。
その直後、廊下から細長い手が見える。
ソレは部屋を見渡すように首を動かし、ナベの所に1人の青年を確認するとドタドタと近付いてくる。
「aaaaa!!!!」
「落ち着けよ、話は食事の後だ・・・呪いを解きたいんだろ?なら付き合えよ」
警戒するように声を上げるソレにミナズキは極力冷静に返す、鎮静が効いているのかソレはミナズキに飛びかかるような事はせず近くにあるテーブルの方に向かうと忙しなく音を立てて席に着いた。
それを確認したミナズキは2つのスープ皿にスープを入れるとゆっくりと席に向かう。
そしてテーブルの前に立つとソレに話しかけた。
「呪いを解きたいなら聞いてくれ、先ずは直ぐにスープを飲もうとするなよ、俺も席に着いてからだ」
そう言ってミナズキはスープをソレの目の前と対面の席に置く、ソレは直ぐにスープを飲もうとしたがミナズキに一言「待て」と言われると渋々従った。
「よし、では次に飲み方だ・・・俺の真似をしろ、スプーンはいらない」
「aaaa・・・・」
ミナズキはソレによく見えるようにテーブルに置いてあったスプーンを床に放り投げた。ソレもミナズキに倣うようにスプーンを捨てる。
「飲むぞ、一緒にだ。皿を盛ってそのまま直にスープを飲むんだ」
「aaaaaa・・・」
そして同時にスープ皿に口を付ける、1口飲んだ瞬間ミナズキは倒れる、不味いとかではないがそれ以前の問題だあのナベで何をしていたかは知らないがとんでもない悪臭や嫌悪感でミナズキは直ぐに吐き出した。
一方ソレはスープを飲み切る、今まで本当に何も食べていなかったのか皿を床と垂直になるまで傾けて飲み切った。
変化はすぐに訪れる、ソレは静かに白い光を漂わせるとそのまま廊下に出て走り出した。
「俺はあの存在を追う、レナ、鏡を貸してくれ!それとミナズキの事は任せる!」
「あぁ!分かっているとも!」
ソレが居なくなったことを確認するとクローゼットが勢いよく開き中から焦った様子のユーシスとレナが出てくる。レナから鏡を渡されたユーシスは急いで後を追いかけ、レナはミナズキに駆け寄る。アイネも透明化を解くと同様にミナズキに駆け寄った。
「ミナズキ、しっかりするんだ!」
「ミナズキ!今解毒の術をかけるね!」
「・・・・・」
レナがミナズキを抱き起こしそこにアイネが解毒を始める。初めのうちは青白くなっていた顔色は次第に人間特有の赤さを取り戻していった。
一方、ユーシスは───
「待て!」
「aaa・・・アアァァ・・・あぁぁ・・・」
廊下を走り、ソレを追う。ソレの声は怪物のそれから少しずつ人間らしさを取り戻していきやがてただの女の声に変わる。先程は閉まっていた扉も開いておりソレはそのまま地上に出る、ユーシスも同様にソレを追いかけ地上に出る。
「ユーシスさん!?今人が建物から出てきたんですが」
「それを追うんだ!今回の異変の正体だ!」
「なに?」
地上で待っていたアリサ、ガイウス、エマと共にユーシスはソレを追いかけた。
物陰まで走るとソレは力尽きたのかその場にへたり込む、ユーシスたちが到着すると震えた手で自身の顔を覆っていた。
「見ないで・・・お願いですから・・・見ないでください・・・!」
「大丈夫だ、これを見ろ!」
完全に人間の言葉で妙齢の女性が懇願する、それに対してユーシスはレナから借りていた鏡を見せた。
「あ、あぁ!止めて!鏡は!・・・え?」
「見ろ、ちゃんと。もう終わったんだ、お前の悪夢は」
ユーシスはそう言って女性に鏡を渡す、女性は信じられないという顔で鏡を、鏡に写った自身の顔を見た。
「あ・・・あぁ・・・あ、あ"あ"あ"あ"あ"!!!」
途端に慟哭が街に響く、周りにいた人々は驚くが女性はそんなことお構い無しに泣き叫んだ。
「もう大丈夫だ、今食べられる物を用意する。それまではもう少しだけ辛抱してくれ」
「はい!はいぃ!」
諭すように言うユーシスに女性は首を大きく縦に振り答える。
その後介抱を終えたレナと改めて猫に化けたアイネに連られてミナズキも合流する。
一行が初めに向かったのは近くに会った屋台だった。
ご拝読ありがとうございました。
オリジナルで書こうとしたら上手くいかなすぎてかなり時間がかかりました。
土台って大事ですね。
次話もよろしくお願いいたします。
原作なら帝都とレグラムの間に幕章(温泉郷ユミル)があるのですがこの二次創作ではリィンたちには原かせますがミナズキとレナはあるところに行きます。行先はアルテマです。理由は私がその幕章(ゲーム未収録のドラマCD)を聞いたことがないからです。ミナズキたちを色々と進展させるためですがどっちが良いですか?
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サクッと進めて欲しい
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じっくり過程を見たい