茅森月歌の幼馴染になったけど、未来が絶望すぎる 作:トロカツオ
母の日なので月歌ママがほんの少し登場!
この話は4.5話になります。
私こと佐久間海斗は小学6年生になりました。
6年生になったらとある学校行事がある。
それは……修学旅行だ!!
転生者の俺でも2度目の小学生の修学旅行は楽しみだ。
小学生の修学旅行の定番は奈良・京都!!東大寺や奈良の歯科公園に清水寺や金閣寺に銀閣寺に映画村とか何回行こうと楽しみではある………寺とかには全く興味はないけど、修学旅行ってだけで楽しめるからな!
俺がいた世界とこの世界も変わった所はない、パラレルワールドみたいなものだけど住んでいる地域名も国の名前も観光名所も全てが一緒でそんな変わりはない。漫画とかゲームとかだと所々違う所とかあるけどな。
そんな楽しい修学旅行がそろそろ行われるのだが。
「月歌ちゃん、私と一緒の班を組も!」
「いやいや、私と組んでください!」
「そんな月歌様とはわたくしと組みますの!!」
「僕と組んでよ月歌さん」
「いやいや俺と組もうよ月歌」
「俺の物になれよ月歌」
幼馴染がモテモテで同じ班になろうとクラスメイトの男女から引っ張りだこになっていた。あの文化祭のライブの後から月歌は人気者になり男女問わずにモテモテになっていた。………まぁ、文化祭前から月歌は人気者ではあったが。………最後の奴か告ってない?
そんな俺は文化祭で人気者になりモテモテになる事は無かった。あんなに頑張ったのにな……まぁ、楽しかったしアイツのあの表情を見て満足だけど。
月歌がモテモテになりハーレムを作ろうが俺は問題はな………いや、ダメだ。お父さんはユッキー以外のお嫁さんは認めません!!
………さてと、話を戻そう。月歌が人気者になることは別に問題ない、それで俺から離れてくれて行ってくれるのなら俺は万々歳なのだが……
「悪い、あたしはカイトと班を組むから」
そう言って月歌はみんなを振ってから俺の方に近づいてきた。
あぁ〜来るなよバカ野郎。背後にいる男共と女共の嫉妬の視線をが痛いんだよ!!こそこそと何か言っているのが分かるんだよ!!
「って事でカイト班組もうぜ!」
「………拒否権は?」
「ない!!」
月歌がいい笑顔でそう答えてきた。本当にムカつく顔をしているよな。顔面偏差値はすげー高いから更にムカつく。……俺ががモテないのはたぶんお前が悪いな絶対に。
まぁ、小学生の恋愛なんておままごとみたいなものだと誰かが言ってたし。それに、数年後くらいにキャンサーが襲来するし俺なんて直ぐに死にそうだからモテなくても別にいいよ。誰かと付き合っても月歌はいつも通りに関わって来そうだし。
「はぁ〜修学旅行……奈良と京都までも一緒かよ」
「ほぼ毎日一緒にいるじゃんあたし達。今更じゃないか?」
「本当に今更だよな………はぁ〜」
諦めよう。このクソウザい嫉妬の視線もいつかはなれるだろう。いや、慣れねーよ絶対に!!コイツ等がくるくるぱーかなのはいつまでもだろうな。中学とか高校もコイツと同じになって更に嫉妬の視線が向けられるだろうな。………まぁ、それまでに月歌に恋人が出来れば問題は無いけど。
数週間後、修学旅行の当日になった。
月歌のおばさんに車を運転して貰って集合場所の駅まで送って行って貰い、俺と月歌の荷物と眠っている月歌を下ろした。月歌は寝起きは良く無いから月歌の好きな曲を流せば直ぐに起きるのだが、今日は全く起きなかった。荷物(月歌)を下ろしてるとおばさんに『海斗くん、修学旅行の間月歌の事をお願いね』と言われた。本当に茅森家の皆さんは俺への信頼度は高すぎませんかね?
月歌は俺の腕をギューっと抱き枕にして抱きついている。月歌って抱き枕で寝ているからな。……この修学旅行でも抱き枕を持参しているみたいだ。
俺は月歌を起こそうと腕をぶんぶんと動かしたけど起きそうになかった。おばさんに荷物を持ってもらって、集合場所に着いておばさんに『あらあら月歌ったら……うふふ」となんか優しい視線を送りながら別れた。
そして先生に挨拶をしてからクラス別で待つ事にしたのだが……
「ギャイアグレイーイボドドドゥドオ………」
「どんな寝言だよ!お前起きてるだろ、さっさと離れろ!!」
「いや〜」
「いやじゃねぇ。離れろ、無駄に目立っているんだよ!」
月歌のファン達が嫉妬と視線が俺の方に突き刺してくる。
こんな展開なんか俺は求めていないんだよ。代わりたいのなら代わってやるからこっちへ来いよ………おい、俺の腕を強く摘むな。おい、噛みつこうとするな!!……痛い痛い痛い、分かったから噛みつくな!!
絶対に腕にコイツの歯形が付いてるよ……、甘噛みだと思うけど普通に痛かったよ。前世で観てたアマガミで甘噛みは愛情表現とか言ってたような……だけどコイツの場合はそんな事考えてないんだろう。まぁ、どうでもいいけど。
こうして月歌との修学旅行が始まった……
東大寺とか奈良公園では月歌が鹿に追われて俺の方に鹿を連れて逃げて来て大変だった。
旅館では月歌のファンの男子から枕を投げて来られてムカついたからしばいた。
清水寺では月歌は音羽の滝でどれを飲もうか本気で悩んでいた。俺は興味がなかったから飲まなかった。途中で月歌が何処かに行っていて俺はのんびりと石に座って清水寺を下から眺めていた。
映画村では月歌のテンションが上がりに上がって色々な所に連れてかれた。お化け屋敷に忍者屋敷に迷路屋敷に手裏剣体験に弓矢の体験などをノンストップ……休憩無しで行った。
俺は修学旅行中はほとんど休める時などなかった為、新幹線で爆睡する事にした。隣でキャンキャンうるさかったが無視だ無視……
********
「カイト寝やがって」
あたしの隣に眠っている男……佐久間海斗を見て呟いた。
どれだけ起こそうとしたが全く起きない。周りではクラスのみんなが騒いでいるのによく眠れるよな本当。
あたしを1人退屈にさせやがって……でも、カイトがあたしの前で寝ているのなんて珍しい。
「日頃のやり返しだ」
カイトの頬を突っついたり引っ張ったりした。
カイトは起きそうにない、これはガチ寝だな。
「はぁ〜いつもはあんなクールでカッコいい感じなのに、寝ているとこんな顔になるんだよな」
あたしはそう呟きながら頬を突っつき続けた。
あたしの気持ちなんて全く気づいてないんだよなカイトは。結構アピールしてるんだけどな。
でも、あたしにはこの修学旅行で秘策を二つ用意できた!!
一つ目は音羽の滝で恋愛成就の方を飲んだ。これであたしの恋愛ポイントが上がったはずだ!!
二つ目は恋みくじで大吉を引いた。くじの内容の恋愛には『例え離れてしまってもいつか再会して結ばれる』と書いてあった。まー、あたしはカイトから離れる気は全くないからな。カイトみたいな奴は、たぶん……いいや、一生あたしの前に現れる事はない。だから、離れたくないし取られたくない!
「覚悟しろよカイト」
そう呟いてから月歌はカイトに引っ付いて眠りについた。
そして2人は先生に叩き起こされるまで眠り続けた。
※結ばれる(生きている内とは書いてない)
次回は中学生一年生の頃のお話になります。このお話の続きになるから4.75話になるのかな?
それでビフォー編は終わりになりますかね?
最後までお楽しみに!
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