茅森月歌の幼馴染になったけど、未来が絶望すぎる   作:トロカツオ

8 / 12
あとがきという名の……

 

 無事に完結しました〜パチパチ

 ゴールデンウィーク中に無事に完結しました!!イェーイ

 これを投稿する時はもうとっくにゴールデンウィークは終わってますけど。

 みなさんの感想や評価のおかげでモチベーションを保てました。

 まさか日間ランキングに入るなんて思いもしませんでした!

 ヘブバンの二次創作もっと流行れ!!読んでくれてる皆さんも書いてください!!

 

 さてと、この物語は終わりなので最後に主人公の海斗くんの設定とか色々と説明していきます。

 

 

 オリジナル主人公の“佐久間海斗”くんについてです。

 

 海斗くんの名前は本編で月歌がイジったとおりにカイト……凧から取りました。佐久間は連載前に友達と3DSでイナイレしていて佐久間くんのおかげで勝てたのでそこから取りました(苗字は適当ですみません)

 

 海斗くんの性格はユッキーと同じ感じで書いてみましたが、男版ユッキーとは俺的には少し違う感じになったと思います。

 でも、海斗くんはユッキーに負けないくらいに月歌の事を想っています。

 

 実は海斗くんは月歌と話している時に『オマエ』と呼ぶ時はポムポムに対して言っています。まぁ、読んでいる皆さんは知ってますよね。

 

 海斗くん自身は月歌と付き合う気は全くなくて『月歌が幸せならオッケーです』と言った感じです。最後には自分に嘘をつかずに自分の気持ちを受け入れましたし、ヒトナービィの月歌にはちゃんと伝えましたね。

 

 

 月歌が海斗くんの事をいつ好きになったと言うと、意外に一目惚れだったんです。最初は月歌は公園でカイトくんと見つけた時に本能的この人は絶対に面白いっと思って話しかけに行ったんです。そして熊との遭遇で助けられて、自分の歌を好きだと褒めて貰えて、ライブに付き合ってもらえるしギターも上手いという。最高の相棒になり大好きな人になりました。

 

 

 作者自身は月歌と海斗くんは付き合う予定はありませんでした。

 付き合っても最悪な未来しか迎えない世界です。それにあの時に海斗くんか月歌のどっちかが必ず死ぬ事になっていたので告白して付き合っても直ぐに死別して永遠の別れになります。それなら告白とか何もせずにお別れさせた方が良いと思いそうしました。まぁ、これは私自身のエゴです。“もしも海斗くんと月歌が違う世界でまた会える”といいな〜とは思います。

 

 前世での海斗くんの推しは実はユッキーなんです。推しと言っても好きという意味ではなく、面白いから見ていたいっと言った感じで推してました。特に月歌との絡みが好きです(本編で言ってますよね)

 

 

 まだ色々とあると思いますがこれくらいにしておきましょうか。完結させた作品はこれが初めてなのでこんな適当な殴り書きみたいなあとがきになりましてすみません。

 

 後は適当にカイトくんが死ぬ前の日常談を書いて終わりにしようと思いましたが……それは辞めておきます。

 

 それでは、あとがきという名の前置きはこれくらいにして最後にとある伏線の回収しましょうか。

 

 

 

 3話でのあとがきに『彼の選択で未来が変わってしまいます……』とありました。それで彼が選んだのは『茅森月歌が生きる』未来でした。彼がその選択をした事によって死ぬはずだった茅森月歌が生きている世界線になりました。

 

 

 その世界線で彼女は、とある人物達と出会う。

 そして彼が居ない未来の世界の、彼女の終わった後の物語……

 

 

 

 

 

 

 

****

 

「う………」

 

 目を覚ますとそこは見慣れない教室にあたしは1人勉強机に伏せて寝て居た。

 あたしは確か自分の部屋のベッドで寝たような気がする。

 それにあたしが通っている教室と違うし、あたしが通っていた制服と違う。

 

 そしてあたしがこの場所に居るのか全く記憶がないな。

 とりあえずこの学校を回ってみよう

 

 あたしは眠っていた教室から出て適当にぶらつく事にした。

 適当にぶらついていると他の生徒らしい人が教室に居て授業を受けていた。

 あたしが今着ている制服と同じのを着ているな。あたしが忘れているだけでいつの間にかこの学校に通っていたのだろうか?

 

「あれここは」

 

 考えながら廊下を歩いていたらふととある教室の前で立ち止まった。

 あたしは音楽室の前についてドアーに付いている窓から見えたある楽器に目が止まった。

 音楽室の扉を開けて中に入りその楽器に向かって歩いて行った。

 

「ガットギター……なんだか懐かしい感じがするな。よく家で“1人”で弾いていたよな……母さんによく褒めてもらったっけ」

 

 あたしが使っていたガットギターとは違う。だけどいいギターだ。ちゃんとギターのメンテナンスをしてる。大事に使われてるんだこのギター。少しだけ借ります。

 あたしはガットギターを持って椅子に座ってあたしはガットギターの演奏をはじめた。

 

 

 

「あっ今何時だ!?」

 

 演奏に夢中になってしまい時間のことを忘れていた。何か約束をした訳ではないけど時間が気になってしまった。

 昔もよく時間を忘れて待たせてしまって怒られたんだよな……あれ?

 

「あたしは誰を待たせていたんだ?」

 

 あたしの記憶には友達と遊んでいた記憶はあるけど、待たせてしまって怒られた記憶なんてない。それにあたしは友達と遊ぶよりも家でギターを弾いていた事の方が多い。だから待たせてしまった事なんてないりたぶん、気のせいだろうな。

 

 すると廊下の方からこちらに向かって走ってくる足音が聞こえてきた。

 やばっ、そういえばまだ授業中だったよな。なら先生にさっきの演奏を聞かれてしまってこっちに向かっている。やばい、怒られてしまう。

 

「岩沢ァ!!」

 

 突然に音楽室の扉が開いて茶髪の女子が勢いよく入ってきた。

 そしてその後に数人の女の子達も入ってきた。

 

「えっ、なになに!?」

「えっ……岩沢じゃない?」

「あっ、うん。あたしは茅森だけど?」

 

 あたしは取り敢えず苗字だけ名乗った。岩沢って誰だろう?

 すると茶髪の女子があたしの持っているギターの方に目線を向けると突然ギョッと目を開いて睨んできた。

 

「どうしてそのギターを持ってるんだ、それは……それは、岩沢のギターなんだよ!」

「落ち着いてくださいひさ子さん」

 

 茶髪の女子は少し興奮気味にそう言ってきた。

 このギターは岩沢って人のギターで大切な物だったんだろうな。この人がこんなにも怒っているんだから。

 

「えぇっ。このギターはこの教室に置いてあったからつい弾いてみたんだ。このギターって大切な物だったんだね。ごめん勝手に触ってしまって」

 

 あたしは椅子から立ち上がってギターを茶髪の女子にギターを渡した。

 すると茶髪の女子はキョトンっとした顔をしてギターを受けとると落ち着いた。

 

「あっ、こっちこそごめん。あたしもつい怒鳴ってしまって」

「いいよ、あたしも知らずに触ってしまったんだから」

「あ、あの……あなたってあまり見ない顔ですがここにはいつ来たのですか?」

 

 すると背後にいた女子がおどおどしながらあたしに聞いてきたが、その質問の内容にあたしは理解できなかった。

 

「えーっと……どういう事?」

「なるほど、お前はまだ分かってないみたいだな……」

「ひさ子さん取り敢えずゆりっぺさんの所にこの人を連れて行きませんか?ゆりっぺさんに詳しく説明してもらった方がいいと思います」

「えっ、うんそうだな。なぁ、えーっとまだ自己紹介してなかったな」

「そうだね。あたしの名前は茅森月歌」

「あたしは淵田ひさ子。こっちのおどおどしてるのは入江みゆき。そっちのは関根しおりだ」

「よろしくお願いします」

「私だけ適当!?」

「よろしくな……ひさっちゃんにみゆきちにしおりん」

「「「初対面なのにあだ名をつけられた!!」」ました!!」

 

 そしてあたしは3人に連れられて音楽室を出た。

 ひさっちゃんはまだあのガットギターを持っていた。

 

 

 少し歩くと校長室に着いた。

 何故校長室に連れて来られたんだ?……さっきのみゆきちの話からするとあたしの事は知らないみたいだったな。まぁ、学校だからって全員が全員知っているわけじゃないし……それにあたしは一応はこの学校の生徒のはずだしな。記憶はないけど。

 

「ゆり、入るぞ」

 

 そう言ってひさっちゃんは校長室の扉を開けた。

 あたしはひさっちゃんの後に続いて中に入ると校長室の中には数人の男子と女子が居て校長室の中にあるソファーに座ったり、壁にもたれかかっていたり、デカイ斧みたいな物を磨いたりしている男子が居た。

 

 どちらかと言うと男子の比率の方が多いな。それで、あの所謂the校長の机って感じの所にいる白いベレー帽を被った女子がたぶんゆりっぺっていう人だろう。

 

「ようこそ“死んだ世界戦線”へ。私の名前は仲村ゆりよ」

「茅森月歌です……えっ死んだ世界。どういう事!?」

 

 彼女の言った言葉にあたしは理解できなく聞き返してしまった。

 

「あら、貴方も音無くんと一緒でこの世界には自分が死んだって事を理解せずに来た人ね」

「死んだって……あたしがか?」

「そうよ。ここに居るみんな死んでこの世界に来たの」

「いやっ、いやいやいや。それはおかしいよ……あたしは死んだ覚えなんてないよ。つい昨日だってあたしは……」

 

 あたしは昨日の出来事を思い出そうとしたが、何も思い出せなかった。

 いつも通りに家でギターを1人で弾いてたのか、海岸に行ってポムポムとで凧を上げてたのか、お母さんに蜂蜜たっぷりのパンケーキを作って貰ったのか。それすら思い出せなかった。

 

「なんだよ、なんで思い出せないんだよ……」

「貴方にも死ぬ前に何か大変な目にあって記憶が途切れているのかも知れないわね」

「なぁ……本当にあたしは死んだのか?」

「貴方がどう死んだかどうか分からないけどこれだけは言えるわ。ここは死んだ人間しか来れない世界よ」

「そんな……」

「茅森さん」

 

 そう言われると月歌は身体から力が抜けてその場にぺたりと座り込んだ。

 それを見た入江は月歌の側に寄って身体を支えた。

 

 あたしは死んでいるからもうお母さんお父さんにはもう会えないんだ。

 もうあの日常には帰れないんだ……よく遊んだ公園によくギターを弾いた家に楽しかった学校での……

 

「うっ!」

「茅森さん!?」

 

 突然頭に痛みが走り、見覚えのない記憶が流れた。

 あれは……あたしが小学生の時に森の公園で……誰かと会っている。

 ………ダメだこれ以上は思い出せない。

 

「ありがとうみゆきち。あたしはもう大丈夫だから」

「無理はしないでくださいね」

 

 あたしは立ち上がって仲村ゆりの方を向いた。

 

「ごめん、まだ気持ちの整理は出来てないけどあたしが死んだみたいだね」

「えぇそうよ」

「それで死んだあたしは何でこんな所に居るんだ?死んだのなら天国とか地獄とかに行くんじゃないのか?」

「そうね、詳しく説明するわ」

 

 そう言ってゆりっぺは説明をはじめた。

 どうやらここは神が作った世界で、前世で理不尽な目に遭った人がここに集められてここで青春をして満足させて未来へ転生させられるらしい。この死んだ世界戦線はその転生を拒んで神へ復讐をすると決めたらしい。そして神の手先の天使と今は戦っているらしい。

 

「どう、分かってくれたかしら?」

「まぁ……漫画みたいな展開だなって事は」

「まぁ、最初はそう思うわね。それで月歌さんにも天使と戦うのを手伝ってほしいのよ」

「いいけど、あたし喧嘩とかした事ないよ。今までずっとギターを弾いてきたし」

「あら、ギターを弾けるのなら……」

「ゆり、月歌をガルデモのメンバーに入れたいんだ。それも岩沢の代わりにギターボーカルを月歌にしてもらう」

「えぇっ!?」「えぇーー!!?」

 

 突然の一言に月歌とソファーに座っていたピンク髪の小さい子が大きな声を出して驚いた。

 

「ちょっとひさ子さん、どうしてこんな新人に私のポジションを取られないとならないのですか!!」

「それはユイより月歌の方が上手いからだ」

「そんな訳ありませんよ。おいゴラァ新人、なに私のポジションを取ろうとしてるんだよゴラァ!!」

「いや、あたしも初耳なんだけど」

「ならみんなに聴いて貰えば分かるよ。月歌、このギターで何か弾いてくれないか?」

 

 そう言ってひさっちゃんはあたしにギターを渡してきた。

 あれ、このギターって岩沢っていう人の大切なギターじゃないの!?

 

「あれ、そのギターって!?」

「岩沢さんのギターじゃないですか、ひさ子さん何処でそれを。それよりもそんな大切なギターを何でそいつなんかに貸そうとしてるんですか!」

「このギターが月歌を選んだんだ。それに月歌は岩沢に負けないくらい上手い」

「そう、それは気になるわね。月歌さん、弾いてくれないかしら?」

「えぇ〜断れる雰囲気じゃないじゃん。わかった弾くよ」

 

 あたしはひさっちゃんにギターを受け取ってから椅子に座ってギターを弾いた。音楽室で弾いてたlet it beをここで演奏した。

 

「すげぇ、音楽とか詳しくないけどユイよりもお前の演奏はすげぇって事はわかるぜ!」

「岩沢みたいにすごい演奏してるよな!」

「これならオペレーショントルネードは成功するな!」

 

「くそ、本当に凄い演奏だ…」

「流石だな月歌」

「さっきも聴きましたけど凄い演奏ですね茅森さん」

「そうだね」

 

 演奏を終えると周りにいた人達は大盛り上がりだった。

 さっきも思ったけどギターを弾くと何かを思い出しそうになる。あたしの忘れた記憶か、母さんに父さんの事も覚えてるし友達の事もポムポムの事も覚えてる。記憶はないのはあたしが死ぬ前の記憶だろう。

 

 それ以外に無い筈なのに……他に何か大切な事を忘れているような気がする。

 

「月歌さん、私からもお願いするわ。ガルデモ……Girls Dead Monsterのギターボーカルをやって貰えないかしら?」

「……ごめん、あたしは歌うつもりはないよ」

 

 ゆりっぺの誘いを断り、さっきまでの盛り上がりが無くなり静まった。

 

「どうしてかしら月歌さん?」

「上手く説明できそうにないけど……あたしの心が拒絶してるんだ」

 

 歌を歌うのは好きだ、だけど何故か拒絶してる。小学生の頃も1人でギターボーカルした事あるけどその時はそんな事はなかったのに。

 

「そう。なら月歌さんギターだけならやって貰えないかしら?」

「うん、それなら」

「ありがとう。ひさ子さん」

「分かってる。月歌はギターを担当して、ユイはボーカルだけを担当だ」

「えぇー嫌ですよ、私は岩沢さんみたいにギターボーカルがやりたいです!」

「お前はギターとボーカルを交互に出来るほど器用じゃないだろ。この間の練習だってミスしまくってただろ!」

「まだひさ子さんは私の本当の力を知らないからですよぉ!」

「はぁ……お前このライブの時に手を抜いてって事だよなぁ!?」

「落ち着いてくださいひさ子さん!」

「ひさ子さんの気持ちは分かるけど、今は落ち着け。ユイも謝れ!」

 

 ひさっちゃんはキレた。それをみゆきちとしおりんはひさっちゃんを抑えていた。あたしはあのバンドでやっていかないとならないのか。

 

「はぁ〜月歌さん、ギター担当をお願いするわ」

「わかったよゆりっぺ」

 

 こうしてあたしはGirls Dead Monsterに入った。

 初めて誰かとバンドを組んだな、ずっと1人で歌ったりギターを弾いて来たから何だか新鮮な感じがすると思ったけど、そんな感じはなかったな。ガルデモとの合わせをして演奏を出来たけど、普通に合わせられたな。まだユイにゃんはギターボーカルをやりたいと言っていてひさっちゃんに怒られてたな。

 

 

 その後にあたしはゆさっちから死んだ世界戦線の制服を貰ってから1人で屋上に行った。屋上の手すりに持たれて運動場を見た。NPCの人達かあたしみたいに死んだ人達だか部活動をしている。

 

「あたし死んだんだよな」

 

 死んだ記憶もないから死んだ実感もない。

 本当はまだあたしは生きてるんじゃないかと思ってしまう。

 だけどひさっちゃんやゆりっぺの話からしてそれは無いと分かった。

 この世界は理不尽な目にあった人達が集められるってゆりっぺが言ってたな。だからあたしは前世でそんな目にあって死んだ事になるよな。

 そんな事はあり得ないよ。自分で言うのもおかしいと思うけどあたしは前世で恵まれていたと思っている。優しい母親に父親がいてあたしは本当に幸せだった。だからあたしは死ぬ前に何か理不尽な目にあってこの世界に来たって事になるよな。だけどあたしはその事を忘れている。それを思い出すきっかけとなるのは音楽だろう。実にあたしはしいよな。

 だけど今は……

 

「“凧上げしたいな”」

 

 夕暮れの空を見上げながらあたしは呟いた。





 数話で終わらせるといいながらまさか続編を書く事を決めるなんてすみません。……ちょっとだけ後悔してますね。
 なので3話くらいで終わらせる予定です。

 この世界線では31Aとゆりとかなでは出会いません。
 ひさ子さんが月歌を岩沢の生まれ変わりと間違える事はありません。
 
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。