超常社会の傀儡人形師 作:Dの行方
歓声で賑わうヒーロー育成高校"雄英高校"の体育祭の観客の中に紛れる小さな影1つ
「もしもし、繋がってますか?人形師さん?」
電話の向こうから男の声が聞こえる
『あぁ、聞こえているよ。情報提供を頼んだよ、サラ「た、助けてくれ‼だれか電話の先にいるんだろ‼」』
電話の向こうからおびえる男の声が聞こえる
『勝手にしゃべるな…"冥土人形アカイブ・ヤップップ"、頼んだ』
『リョウカイイタシマシタ。「く、来るなぁ‼ぐわああぁぁぁぁーー‼」こうやって、仕事してるから返事はできないが報告を頼むよ。』
電話の向こうから男の声が1つ消えた。
「了解しました‼えっと、どこまで…進んだかな?」
『さぁさぁ!序盤の展開から誰が予想できた!?今、1番にスタジアムに帰ってきたその男‼緑谷出久の存在を‼』
「あちゃ~、第一種目終わっちゃった…あの男が人形師さんの邪魔をしなければ、見れたのに~…」
少女は怒りを露わにした。
下の観客席からある炎をたぎらせたヒーローが目を細める。
「あの、女…どこかで…」
ヒーローが疑う間もなく
『そして次からはいよいよ本戦よ‼ここからは取材陣も白熱してくるから気張りなさい‼次の種目は………こちら‼』
[騎馬戦]
「騎馬戦…よし、ここでしっかり伝えなければ…」
電話の向こうでメモを取り出す音がした
「めぼしい騎馬のみ選出します。まず1つ目の騎馬は…1人目は緑髪の少年でたぶん"超パワー"?とかかな?2人目は茶髪の少女で"無重力"、3人目は黒髪の鳥頭の少年で"影を操る"、4人目はピンク髪の少女で…すいません、わかりません。次、2つ目の騎馬いきます。1人目はクリーム色の髪色の少年で"爆発"、2人目は赤髪の少年で"硬化"、3人目は黒髪の少年で"テープ"、4人目はピンク肌の少女で"酸"かな?3つ目の騎馬いきます。1人目は赤白髪の少年で"氷"?2人目は黒髪の眼鏡の少年で"エンジン"、3人目は黄髪の少年で"電気"、4人目は黒髪の少女で"物を作る"?ですかね?…これでめぼしい騎馬は終わりましたが、個人的に知りたいのはいますか?一瞬、画面をオンにするので言って『紫髪の男』くって、え?」
『紫髪の男…昔あったことがある』
「了解しました。えっと…紫髪の少年は…?あの少年の騎馬の子の目が虚ろ?なんで?」
少女が首をかしげる
『ありがとう、それで十分だ』
「えっ、まだ何もわかってないんですが…」
『引き続き、調査よろしく』
電話の向こうの男は仕事に戻っていった
「えっ、ちょっ、待っ…はい、了解しました。えっと、競技のほうは…お、終わってる…そんな…」
『少し休憩を挟んだら、再開するわよ~』
少女のおなかが鳴る
「ッ///屋台のご飯、買いに行こうっと」
屋台の前に行く少女
「っ‼なんでヒーローが屋台やってるの…」
「いらっしゃい‼」
屋台のヒーローが声をかける
「た、たこ焼きを1パックお願いします。これお金です。」
「はいよ‼ちょうどいただくぜ‼ちょっと待っておくれよ。エンデヴァーさんやはり、あなたの予想は間違ってませんよ。この子はヴィランです」
ヒーローが耳に手を当て誰かに報告した
「今なにか言いました?」
「いえ、なにも…こちらたこ焼きになります。ありがとうな‼」
「ん?何か言ってたような…まぁ、いっか。ん~これおしひ‼ヒーローなかなかやるじゃん。」
少女が道を歩いていると曲がり角で誰かとぶつかる
「あっ、ごめんなさい。たこ焼き食べてて、前が見えてなかったです。」
「見つけたぞ、ヴィラン‼」
「えっ?」
少女がぶつかったのはプロヒーローのエンデヴァーであった
「あっ、ええと、その…助けて、人形師さん」
「捕まえる‼」
電話の向こうからため息が聞こえ、続けて
『そこでじっとしとけ、"冥土人形パーチェス・モールス"、革命チェンジだ。『ハイ‼』』
少女は一瞬にして、エンデヴァーの前から消え、そこに残ったのは小さな人形だけだった
「クソっ‼‼‼‼」