超常社会の傀儡人形師   作:Dの行方

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コスト4

とある路地裏にて、黒装束を身に纏って鬼の仮面を付けた男が壁にもたれかかっている。そこに、体全体に火を纏うプロヒーローエンデヴァーが近づき一言。

 

「お前が例のヴィランか?」

 

男はエンデヴァーの方に顔を向け、

 

「そうだと言ったら?」

 

「ここで捕まえるぞ!!傀儡人形師!!」

 

エンデヴァーは拳に火を纏わせ男を殴るが、何かに阻まれる

 

「"闇々人形アイビー"ブロック…」

 

『アルジ、マモル!!』

 

アイビーと呼ばれた人形は燃えて消える

 

「それで守れたと思うなよ!!ヴィラン!!」

 

また、男を殴ろうとするが、次は殴れなかった。それはなぜか…

 

「"冥土人形ヴァミリア・バレル"、バウンス…」

 

『オヤスイゴヨウ!!コノママ!!』

 

「記憶は抜くなよ」

 

『ッ!!リョウカイ!!』

 

ヴァミリア・バレルと呼ばれる人形に転ばされたからである。エンデヴァーは男に声を荒げる

 

「おい!!ヴィラン!!本気でやらないのか!!」

 

「うるせぇな、私は今、実験中なんだ。記憶を抜かずに戦闘不能にされるというな。その第1実験体はエンデヴァー、お前だ。喜べ、私の実験体になれることをよ」

 

「ッ!!捕まえる!!赫灼熱拳ヘルスパイダー!!」

 

エンデヴァーの指から放たれた無数の熱線が男へと向かう

 

「はぁ…沸点が浅いね〜。だけどそんなのでやられないのが私」

 

男は熱線を次々と個性を使わずに避けていきエンデヴァーへと近づいていく。

 

「その技を出しているとき、体の正面ががら空きになる。そこへ拳を入れることが一流のヴィランの行動。こんなふうにね」

 

そう言い、男はエンデヴァーに拳を当てる。すると、エンデヴァーは吹っ飛ばされる。

 

「俺が、個性だけにかまけている一般ヴィランだと思ったか?そういう油断が命取りになることがわからないのか?永遠のNo.2ヒーローさんよ」

 

エンデヴァーは起き上がり

 

「あぁ、そう思っていたが、訂正してもらおう。俺は永遠ではない!!いつか、No.1になる!!次こそは油断はしない!!これで終わりにしてやる!!赫灼熱拳ジェットバーン!!」

 

エンデヴァーは超高温の炎を圧縮し、男に放つと同時にエンデヴァーは倒れる

 

「何が起きた…ッ!?」

 

エンデヴァーが自分の足を見ると左の足首から先がなくなっていた

 

「無理して、技を打つからこうなる。さっきのような制限できる技を出しておけばよかったというのに。なぁ?"冥土人形ロッカ・マグナム"?」

 

『アァ!!』

 

「くっ!!」

 

「これで戦闘不能だな、呆気ないな。エンデヴァー」

 

男が呟くと上から氷が降ってきた

 

「親父!!」

 

「あ?親父?へぇ〜、エンデヴァーの息子か…」

 

上からやって来たのはエンデヴァーの息子で職場体験に来ていた轟焦凍であった

 

「親父、安心しろ。あともう少しでバーニンさん達が来る!!」

 

「焦凍ッ!!」

 

男は両手を挙げながら

 

「これは撤退かな〜」

 

といい、1枚のカードを出すと同時に後ろから

 

「逃がさんぞ!!」

 

エンデヴァーのサイドキックや他のプロヒーローが来ていた

 

「あららら、これはこれは…撤退しようかと思いましたが1つ実験をしましょうか」

 

「実験?」

 

サイドキックのバーニンが首をかしげる

 

「丁度いいですね、緑のあなたにしましょうか」

 

「えっ?」

 

バーニンが選ばれる

 

「では、始める前に来なさい"幽幻人形キヨ&ヨン&シー"記憶は抜かなくてもいいですよ」

 

『わかりました!!』

 

「では、始めましょうか。バレル、ロッカ、キヨヨンシー、緑の女性を囲みなさい」

 

『『『ハイ!!/はい!!』』』

 

人形達はバーニンを囲み出す

 

「えっ?な、何!?」

 

「バーニンさんから離れろ!!」

 

焦凍が氷を出すが

 

「そこで静かに見ることはできないのか?ふんっ」

 

男が氷を砕く。それを見て他のヒーローたちは動けなかった

 

「では、召喚をしよう。バレル、ロッカ、キヨヨンシーを破壊し、ここに君臨しなさい"ジェニー&ガ:ナテハ"」

 

男がそう言うと、赤い謎の生き物を抱えた女が現れた

 

『主様、お久しぶりでございます。記憶を抜く相手はこの女でよろしいのですか?』

 

「あぁ、頼む」

 

すると、バーニンから2つの何かが抜けていった。バーニンはその場で座り込む。そして、男が耳元で聞く

 

お前の個性と職業は何だ?

 

バーニンは頭を抱え震えた声で

 

「私は……何?個性?なにそれ…」

 

この場にいるヒーローと焦凍は目を見開く。

 

「バーニンに何をした!!」

 

「そんなに怒るなよ、エンデヴァー。私の個性知ってるだろ?さて、ここからが本題だ。ジェニー、今抜いた記憶から出せるデスパペットはどのくらいだ?」

 

『そうですね、この子でしょうか?』

 

そう言うとジェニー&ガ:ナテハの隣にもう1人の少女が現れた

 

「ほうほう、メアリーか。ふっふっふっふ、実験は大成功だ!!さて、では撤退するか!!ジェニー、メアリー、カードに戻りなさい!!」

 

『『了解いたしました』』

 

ジェニーとメアリーはカードに戻った

 

「ヴィラン!!逃がすわけないだろう!!」

 

エンデヴァーが立ち上がる

 

「逃がすわけない?ぷっ、あははははは!!」

 

焦凍が声を上げる

 

「何がおかしい!!」

 

「何がって、周りを見ればわかることだろう?エンデヴァーは片足なし、サイドキックのバーニンは自分消失、他のヒーローやサイドキックは戦意消失だぞ?」

 

「俺が捕まえt」

 

男は焦凍の言葉に声をかぶせる

 

「ただの雄英生が俺を捕まえられるわけがない。ということでじゃあな。愚かな贋物(ヒーロー)たちよ。"冥土人形パーチェス・モールス"!!革命チェンジだ!!」

 

『オマカセアレ!!』

 

焦凍が氷を出すがそこに残っていたのは手作りと思われる人形のみだった。




補足:
デスパペット・メクレイド…取った記憶に応じたデスパペットのクリーチャーの召喚
革命チェンジ…違う場所に配置した物と召喚者の位置を入れ替える(本編ではバーに置いてあった手作りの人形と傀儡人形師が入れ替わった)
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