僕と絵画と美術館。   作:亜莉守

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※この小説は個人趣味が大量に入ります。鬱ブレイク、完璧に出番がない原作サーヴァントetc……


以上のものがお嫌いな方はばっくぷりーず。


過去過去編。
とりあえず、ぶっ飛ばしてみた。


夜の街の中を一人の少女が駆ける。

 

「………さぁーて、どうすっかなぁ」

 

その顔は完全に余裕の表情だ。

 

「つか、再来週の飯なんだろ。ま、あいつが作ってくれんだったら絶対に美味いか」

 

今日のごはんの心配はしないのか。呟きながらも全速力で走っていく。

 

「しつけーなー」

 

思案顔になる少女。

 

「………あ、もしかしてあいつ」

 

曲がり角を曲がり、路地裏に入る直前、何か血の跡を見たような気がした。

 

「! 何だこれ」

 

少女は考え、そして結論付けた。よし、この殺人鬼()ろうと。

 

「みーつk「くったばれぇぇぇぇぇぇ」

 

少女の渾身のストレートアッパーが顎に突き刺さり、少女をつけていた青年が思いっきり吹っ飛ばされる。その体は三回ほど回転して壁に叩きつけられた。

 

「はーはーはー。うし、縛るか」

 

何処から持ってきたのかも不明なロープで青年を縛り上げた。

その時に青年の手に宿っていた令呪が少女に移ったことは誰も知らない。

青年の手から何かが転がり落ちた。

 

「何だこれ? ……なじみー」

 

少女が虚空に呼びかければ、

 

「なんだい?」

 

黒髪にオレンジ色のカチューシャの少女が現れる。

 

「これ、何かわかるか?」

「あー、古文書みたいなものだよ。ところでこれどうするの?」

「警察に突き出そう。子供殺されたらあたしがこいつを殺しちまいそうだし」

 

何でその物騒な発言で評価を叩き落としてしまうんだろう。

 

「了解」

 

少女は青年を引きずって交番へと向かった。

交番職員が発見した時、顔にはご丁寧に「こいつが近隣の町の連続殺人犯です」という紙が張り付けられていた。

 

                     ★

 

とある屋敷の横を通る少女二人。

 

「……なーんかキナ臭せぇんだよな」

 

その屋敷を睨みつけながら茶髪の少女は言った。

 

「同感だね。中を見てみたけど可哀想だよ」

「何やってんだ?」

「あー、SAN値下がるの請け合いだよ。それから君がブチ切れるのはかまわないんだけど、その後が大変になるし」

 

ふむ、と茶髪の少女が考えそしていう。

 

「わかった。SAN値はそこまで下げないレベルで三行で話せ」

「一行でいけるよ。爺が児童虐待をやっている」

 

それだけで彼女が行動するには十分だった。

 

「よし、殴りこみに行くぞ」

「君ならそういうと思ったよ。了解」

 

                     ★

 

「―――天秤の守り手よ!!」

「なっ」

 

所は変わって屋敷の中の式場、原作よりもかなり状態はマシな雁夜が某湖の騎士の兜を使い英霊を召喚していた。

爺の指示には全く耳を貸さずに正規の呪文を唱え、そして英霊を呼んだ。

 

『ふむ、なぜ僕が呼ばれたのかは皆目見当もつかないがまあいいか。問おう、君が僕のマスターか?』

 

黒と赤、それが彼を評するのにふさわしい。

黒の鎧に黒の髪、ところどころには赤が含まれている。そして、大きな片刃の剣を片手に持っていた。

 

「ああ、そうだ。契約してくれるか?」

 

絶句している爺なんて完璧に無視して雁屋が呼び出された英霊に呼びかける。

 

「了解した。何が願いだ? マスター」

「そこに居る爺を根絶やしにし「うりゃああああああああ」……へ?」

 

土壁が崩れた。土煙の先には茶髪の少女が居た。

 

「わりぃが児童虐待やってるつぅ爺は何処だ?」

 

にやりと笑い、大声をあげる。

 

「そこに居る!」

 

雁夜は爺を指さした。

 

「了解。なじみ!」

「わかった。久々ながら行かせてもらうよ」

 

黒髪を揺らし、少女……いや、悪平等(ノットイコール)安心院なじみが笑った。

 

間違いなく放火(エキシビションマッチ)(火を司るスキル)

水肢体(ウォーターボディスラム)(水を司るスキル)

千脚万雷(ボルトレッグ)(雷を司るスキル)

風の吹くまま(ウインドウショッキング)(風を司るスキル)

業苦楽情土(ヘヴンイズノットヘヴン)(土を司るスキル)

人生花逆理(フラワーバッド)(花を司るスキル)

闇夜に肘鉄砲(ダークエルボー)(闇を司るスキル)

怠るの光(サボタージュビーム)(光を司るスキル)

春の食罪(スプリンググロッサリー)(春を司るスキル)

夏の虫氷を笑う(ノイジーサマービートル)(夏を司るスキル)

秋の独書(ロンリーオータム)(秋を司るスキル)

冬の脳漿軍(ウインタージェネラリスト)(冬を司るスキル)

時間体(タイムアウト)(夜を司るスキル)

疾患護(ホスピタルゲノム)(病を司るスキル)

喉響曲不幸和音(グラウンドサウンド)(音を司るスキル)

窒息死(ニトロゲンブレス)(窒素を司るスキル)

破天荒な髪型(センセーショナルヘア)(天気を司るスキル)

頭薬物(ハードラックストア)(毒薬物を司るスキル)

温湿口花(ドライサウナ)(湿度を司るスキル)

躯重力(グラビト)(重力を司るスキル)

大把乱(グリップカオス)(波動を司るスキル)

人間の羽衣(マニアックカーテン)(布を司るスキル)

屈折した愛情(エモーショナルターニング)(反射を司るスキル)

影踏み(シャドウステップ)(影を司るスキル)

配下振りの娘(シンデレラシンドローム)(灰を司るスキル)

霧々妹(ミストシスター)(霧を司るスキル)

芸術家の審美眼(ペインターコンテスト)(絵を司るスキル)

細胞壁(ウォールペーパー)(バリアを司るスキル)

三々駆動(アルコールサンド)(砂を司るスキル)

落齢穴(フリーフォールホール)(穴を司るスキル)

血未魍魎(モンスターレッド)(血を司るスキル)

公募筋(マッスルコレクション)(菌を司るスキル)

取っ手おきの鋼(マグネットストリーマー)(磁力を司るスキル)

雲の上の浮遊層(ゴールデンクラウド)(金を司るスキル)

二番手を吟じる(シルバーオピニオン)(銀を司るスキル)

器の中の胴体着陸(エマージェンススコッパー)(銅を司るスキル)

破壊身空(デストスカイ)(空を司るスキル)

真空癇(スカイトゥルー)(真空を司るスキル)

指害線(サンスロッシング)(太陽を司るスキル)

目印ずらし(ポラダイムシフト)(北極星を司るスキル)

宇宙戦火星号(マザーズマーズシップ)(火星を司るスキル)

王座奪還(ナインプルート)(冥王星を司るスキル)

隕咳落下(メテオネック)(流れ星を司るスキル)

大海を片手で塞ぐ(マイシーチップ)(海を司るスキル)

沼女(スワンプガール)(沼を司るスキル)

身川死(リバース)(川を司るスキル)

石血帝(エンペラーストーン)(石を司るスキル)

抱石箱(ハングアップジュエル)(宝石を司るスキル)

意外な連鎖(ウロボロスコネクト)(災いを司るスキル)

零距離視斜劇(アングルオブオペラ)(角度を司るスキル)

発破六重死(アハトアハハトデッサン)(爆発を司るスキル)

人肌の温もり(スキンフォーレスト)(森を司るスキル)

八十八夜の泣きにしもあらず(アベレージクライングナイト)(星座を司るスキル)

味発見の財宝(トレジャーテイスティング)(味を司るスキル)

世界の鍵(キーワールド)(鍵を司るスキル)

超舌弦理論(ハイパーストリングセオリー)(糸を司るスキル)

北風の吹き替え(ノースブレス)(声を司るスキル)

嚥距離恋愛(ドリンクレンジ)(距離を司るスキル)

拒絶犯脳(オーバーリアクション)(化学反応を司るスキル)

芳しい両拳(バトルスメル)(匂いを司るスキル)

深淵で水泳大会(ディープシンク)(深さを司るスキル)

味覚認物体(ニュートリノコンプライアンス)(栄養を司るスキル)

二重視点(ステレオグラム)(凹凸を司るスキル)

死の歩道橋(デストリアンデッキ)(道を司るスキル)

他愛ない読み聞かせ(リーディングマジック)(呪文を司るスキル)

盲従使い(アニマルユーザー)(動物を司るスキル)

魔手鏡(ミラーエフェクト)(鏡を司るスキル)

強い語り手(ストロングストーリー)(強い力を司るスキル)

弱い殺し屋(デリケートデリート)(弱い力を司るスキル)

自我速度(マイスピィド)(速度を司るスキル)

活舌性(アクティブトーク)(活性を司るスキル)

豹の眼(レオパルドアイ)(邪眼を司るスキル)

読舌(リーダビリティ)(字を司るスキル)

心証膨大(モストインパクト)(サイズを司るスキル)

硝子体(テクタイト)(ガラスを司るスキル)

見えなくてもそばにいる(ニアバイシースルー)(精霊を司るスキル)

揺れ動く心(ペンジュラムハート)(振動を司るスキル)

即興合唱(イージーコーラス)(歌を司るスキル)

燈虹彩(レインボーランプ)(色を司るスキル)

遊煙(プレイスモーク)(煙を司るスキル)

心の足し算(ナンバーフット)(数を司るスキル)

素足算(プライムフット)(素数を司るスキル)

情熱暴走(ハンドリングバーサーカー)(暴走を司るスキル)

咆哮音痴(デスボイスナビゲーション)(方角を司るスキル)

困ってなくても神頼み(セルフィッシュリクエスター)(祈りを司るスキル)

幻の幻覚(ファンタジーイリュージョン)(幻を司るスキル)

哲学者の蒐集癖(ワイズマンコレクション)(知恵を司るスキル)

火山の意思(マグマストーン)(火砕流を司るスキル)

家中の悲働(ビニールハウスサバイバル)(家を司るスキル)

夢人(ビッグネームドリーマー)(夢を司るスキル)

息止まり(チョークボード)(塀を司るスキル)

情報操査(シークレットリサーチ)(情報を司るスキル)

破目殺しの窓(ウインドウゲイズ)(窓を司るスキル)

血管戸当て(ブラッドバスストップ)(出入口を司るスキル)

点火吹雪(ターニングポイント)(点を司るスキル)

投降線(スローライン)(線を司るスキル)

首輪をもって貴しとなす(ネックリングホールド)(輪を司るスキル)

一印性双生児(ジェミナインプレッション)(印を司るスキル)

未来は変えられる(アンフィックスドフューチャー)(未来を司るスキル)

ある魔法の一生(マジカルライフ)(魔法を司るスキル)

 

その日、500年生き、人外に堕ちた魔術師の生涯はあっけなく終わった。

彼は油断をしており、本体を他のところへ移していなかった。まあ、移したところで多分安心院にやられていたけど。

 

                  ★

 

「はー、なるほどな。で? あんたはこれからどうするつもりだ?」

「……正直、ここの魔術は捨てたい。でも、それじゃあダメなんだ。この子を守れない」

 

雁夜は蟲倉から救い出し、今は眠っている桜の頭を優しく撫でる。

実は雁夜はフリーライターをやっているときに、とある「通りすがりの魔法使い(笑)」と出会い、魔法使い(魔術師とは少々違う)の知識があったからだ。魔術師の一子相伝や、封印指定など深い所の闇までも知っている。だからこそ、時臣の気持ちは理解できた。しかし、うっかりはゆるさん。

だからこそ、蟲爺の裏を掻い潜ることができたのだ。

 

「魔術師って大変なんだな」

「ならこうするのはどうだい? 僕のスキルを使ってここの魔術を改造するんだ」

「改造って……できるのか?」

 

そんな話聞いたことがないと雁夜が驚く。

 

「ま、たかが500年程度の若造の魔術なんて簡単に弄ってあげるよ。それにやらなきゃキノここを離れないだろ?」

 

ニヤリと安心院が笑う。

 

「っ、あたしの性格よぉく知っているだけあるわね」

「子どもたちを心配させないためにもとっとと終わらせよう」

「りょーかい」

「こど……?」

 

雁夜が絶句した。

 

「あー、あたしこれでも子持ちだけどなにか?」

「…………」

「大体そーゆー目で見るのが大半だから気にしてないよ」

「すまない」

 

外見年齢と実年齢にギャップがありすぎだ。

ちなみにランスロットは蟲倉の破壊と蟲殲滅を頼まれ、実行中だ。

 

                   ★

 

一方かわって、アインツベルン城……ではなくその付近の霊地。

アインツベルン城はとある金黒髪の魔法使いにより一部欠損、ちなみに金黒髪の魔法使い、雁夜に魔法やら魔術を教えた張本人だ。

 

「汝三大の言霊を纏う七天。

 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ。」

 

魔法陣から年若い少年の声がした。

 

『ん? あれ、ここどこだ?』

 

アーサー王を呼び出したはずなのだがどこかがおかしい。

アーサー王にしては無駄に軽装備だ。どちらかというとRPGの旅人の方が正しい。

 

「…………」

『あー、もしかして。聖杯戦争かよ。オレ帰る』

 

魔法陣を通して帰ろうとするアーサー王(?)

 

「え、ちょ」

 

キャラに似合わず切嗣が止めに入った。

 

『えー、だってよ。あんな薄汚れた聖杯いらねーし』

「「「?!」」」

 

その場に居た全員が固まった。

 

『え? なんか変なこと言ったか、オレ』

 

言った当の本人が驚くレベルだった。

 





バキバキフラグをへし折っていきます。いぇーい、龍ちゃん召喚前に逮捕だよ!
フラグ折りまくっている張本人(通りすがりの魔法使い(笑))は出ない予定です。
何処の誰かも内緒。いつもながら不憫だ。

基本的に円卓組(本家)は出番なしです。

鬱フラグは基本折る主義です。
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