僕と絵画と美術館。   作:亜莉守

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原作通りになんて進まないぜ。切嗣さんのキャラが不明、そしてごめんねイスカンダル。


趣味趣向は人それぞれだとは思うよ。

 

ウェイバー・ベルベットは困惑していた。たしか彼は征服王、イスカンダルを呼び出したはずだった。なのに目の前にいるのは………

 

『聖杯の騎士、ガラハッド 召喚の呼びかけに応じて参上させてもらった。あんたが俺のマスターか?』

 

何故か聖杯の騎士、ガラハッド卿が呼び出されていた。

 

「えっと、何でだ? 聖遺物を使っているのに」

『あー、魔法陣からずれてたぜ?』

「!」

 

何たる偶然、風でずれていたのに全く気が付いていなかったらしい。

 

「だったら何で?!」

『まあ、相性は割といいんだろうな。それに………陛下来てるみたいだし』

 

むしろそのアーサー王という強力すぎる触媒が原因なのだがまあ、それは置いておこう。

 

「ア、アーサー王が?!」

『まあ、大丈夫だよ。あの人こういう戦い嫌いだし、むしろ聖杯戦争壊しにかかるだろうな』

 

いとも簡単に聖杯戦争を壊すと言ってのけるガラハッドに思わず疑いの目線を向ける。

 

「………」

『マスター、あんたも聖杯自体にはそこまで興味ないんだろ? そんな顔してるし』

「まあ」

 

ウェンバーは聖杯自体にはあまり興味がない。魔術師として認めてほしいのだ。

 

『だったら、俺は陛下の意思に従うまでだ。「王への忠義の前に大切なものがある」それがあの人の騎士道だからな』

「どういうことだ?」

『ここの聖杯は穢れている。それを感じているんだ』

 

聖杯の騎士と呼ばれたガラハッドだからこそ言えることだろう。

騎士としての直感は絶対に裏切らない。

 

「! そんな」

『どうするマスター? あんたにはこの状況をどうにかする(ちから)がある。この状況を見過ごしたいなら見過ごせばいい。どうする?』

 

ウェンバーはガラハッドの目を見た。意志の強い目だ。多分このサーヴァントはウェンバ―が動こうと動かなかろうと自分の意思で進む。そう感じた。

 

「………どうにかできるのか?」

『まあ、とりあえずはだがな』

「わかった。契約しよう」

 

ウェンバーの手をガラハッドが取る。少しだけ令呪が熱くなったような気がした。

 

「それじゃあ、よろしくな。マスター」

 

                    ★

 

アインツベルン城付近の霊地、正式にサーヴァントとなったアーサー王ことセイバーが王としての直感と友人であり相談役の魔女の占いによる聖杯の汚染を告げた。

 

「つーわけ、今回の聖杯戦争意味ないぜ」

「そ、そんな………」

 

切嗣は絶望した。聖杯を本気で捕りに行くつもりだったんだし当然か。

 

「まあ、オレは現場に行くけど?」

 

セイバーはさらりと言ってのけた。

聖杯戦争に参加するつもりはないと先ほど言ったではないか。

 

「なぜだい?」

「つまりさ、汚染された聖杯でその土地はどんどんと汚染されていくんだぜ? その土地に住んでいる人間がどうなっていくかわかるか」

「!」

 

切嗣は一瞬だが地獄のような光景を見た気がした。

 

「そ。そいうわけだから。行かしてもらうぜー」

「待ってくれ」

「はぁ? 何でオレがあんたを待たなきゃいけないんだよ」

「僕は君のマスターだ。僕に従うべきでは」

 

その言葉を聞くとセイバーは大笑いした。

 

「は? そんなの関係ないだろ、オレのステータス見ればわかるけどさ」

 

切嗣がマスターの特権であるステータスを視覚できる能力を使えば、そこに 単独行動:EXの文字があった。ついでに言うのならば 風の騎士:B という意味不明なスキルがある。説明を読めば切嗣はさらに絶望することとなる。

 

「何てことだ」

 

『ありとあらゆる束縛から逃れる』というのが「風の騎士」の説明だった。ちなみにBを取っていれば自身を束縛するような令呪からも逃れることができる。と書かれている。

 

「そーゆーこと、あんたは別に来なくていいぜ」

 

そういうとセイバーはどこかへと消えた。

 

「……切嗣、一緒に行きたいんじゃないの?」

「アイリ……」

 

妻の顔を見る切嗣、アイリスフィールは笑った。

 

「わたしはあの青い騎士を信じるわ」

「………僕もだよ。何故だろう、信じて構わないって」

 

カリスマ:A+ は、伊達じゃなかった。

その後、念話でセイバーを呼び出しここが開催地ではないことを告げ、一緒に行動するように頼んだ。

 

                   ★

 

某所空港、そこに切嗣とアイリスフィールが来ていた。

セイバーとアイリスフィールが先に現地入りするためである。

ちなみに切嗣の部下である舞弥は先に現地入りしていた。

 

「ちょっと待ってくれ、セイバー」

 

あの恰好は目立つからとスーツを着てもらったのだが、それよりも先に目につくものがあった。

 

「ん? 何だ」

「何で娘まで居るんだい?」

「あー、ちょっと色々あってな」

 

セイバーの肩には切嗣とアイリスフィールの娘であるイリアスフィールが居た。肩車をされてかなりご満悦のようである。

 

「あのね、セイバーは凄いんだよ! 金色の光がばあああとなってお城がガラガラって崩れちゃった」

「「………え?」」

 

困惑する二人、セイバーに目線を向ければ………

 

「やっちゃった(てへぺろ」

「ええええええっ?!」

 

あの巨大な城を崩落させるとは、流石セイバーである。

というよりもアインツベルンの当主はどうしたのだろうか?

 

「ちゃんと汚染の資料は持ってきたぜ」

 

占い師に「城の中に汚染の資料があると思われるから持ち出してみれば?」と言われたので実行したセイバー。

 

「何をやっているんですか」

「いやぁ悪い。昔から城を崩落させるのが趣味で」

「君に狙われた国は大変だね」

 

切嗣が呆れた。もう、制御は無理だというとこには完璧に納得している。

 

「いや、自分の城」

「「…………」」

 

この言葉に再度固まる二人だった。

 





セイバー、自分ちを壊すのは止めようぜ。そんなわけで大体のサーヴァントが円卓になってしまった。大体Fateでガラハッドさん出てたっけ?

普通にライダーはライダーの予定だったんだけど。あれー?
ガラハッドさん普通にライダーやってます。いいよね、飛んでたし。

そんなわけでステータスペタリ。


クラス名:セイバー
真名:アーサー
属性:調和・善

筋力:B
耐久:C
敏捷:EX
魔力:B
幸運:A-
宝具:A+

保有スキル

:風の騎士:B
 とある騎士とその後を継いだ騎士にのみ送られた称号、ありとあらゆる束縛を受けない。作中で明記したとおり令呪の束縛も跳ね除ける。

:単独行動:EX
 マスターからの魔力を断っても行動できるスキル。このサーヴァントが『自由』に固執しているためにこのようなスキルを得た。

:カリスマ:A+
 人々より関心を受け、人々を導くことができるスキル。B以上があれば王と言えるがこのサーヴァント本人に自覚は無し。


宝具

約束された勝利の剣鎧(エクスカリバー)』[ランク:EX 種別:装備型対人宝具 レンジ:0人 最大補促:×人]
黄金の鎧を纏い、悪を切り裂く。まあ、原作セイバーのエクスカリバーと大差無い。強いて言うのであれば周囲に円卓の騎士が居れば力が倍増するということであろう。

選定の剣(カリバーン)』[ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人]
彼が所有している剣にして喋る宝剣、彼の剣の師である、しかしあまり仲が良くない。自称ジェントルメン、眉唾物である。王を選定する剣、つまり彼を所有しているということこそが王の証なのである。

『???』[ランク:?? 種別:?? レンジ:?? 最大捕捉:??]
本人としては一番要らないらしい。滅びがあってこその世界、それが彼の信条だ。


とある風変わりなアーサー王伝説を基にして生まれた存在。彼自身は元々、とある旅をするの普通の青年だった。それがある日湖の傍で見つけた剣を引き抜いたことで彼の人生は一変する。彼は国を総べる王として選ばれたのだ。本来の王は異界の住人であったがためにすでに失せていた。手探りで国を纏めていく日々、気が付けば彼は昔のように旅をすることを切望していた。国内視察と称して全力逃亡を決め込み、円卓の騎士たちの包囲網を掻い潜る生活を始める。今回呼ばれたのは王としての彼ではなく脱走していた時期の彼、気ままで困っている住人のために動く正に『正義の味方』かもしれない。聖遺物で呼ばれた部分は大きいかもしれないが、切嗣とは相性もしくは反面教師としての意味合いも取れそうだ。
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