俺と達也は渡辺風紀委員長に連れられ
風紀委員室の前まで来た訳だが
まさか、生徒会室の下にあるとはな〜
そして渡辺風紀委員長が扉を開いて入った為
俺達も後に続いた訳なのだが…
何だこの……えぇ……?(困惑)
「少し散らかってるが、ま、適当にかけてくれ」
少しってレベルじゃねぇ!
何も整理されてない!
高級品であるCADを整理せずに置くだと!?
これ魔工技師が見たら発狂もんだぞ…
そうして考えていると達也が
渡辺風紀委員長に話しかけた
「…委員長、ここ片付けても良いですか?」
「何?」
「魔工技師志望志望としては、この状態は耐え難いものがあるんですよ。」
「魔工技師…あれだけの対人戦闘スキルがあるのにか?」
「俺の才能じゃどう足掻いても、C級までのライセンスしか取れませんから」
「ほぉ〜達也は魔法工学技師志望か〜、なら俺はCAD以外の整理を手伝おう。」
数十分に渡り生理をしていたのだが
渡辺風紀委員長は整理整頓だと余り戦力にならず
ほぼ、俺と達也の2人で終わらせて行った
そうして結構、綺麗になった頃に
七草生徒会長が上の階にある生徒会室から
風紀委員室への直通階段を降りてきた
「え…ここ本当に風紀委員室よね?」
「いきなり随分な物言いだな?真由美」
「だって摩利や他の子達に、リンちゃんがいくら注意しても、あーちゃんがいくらお願いしても、全然片付けようとしなかったのにこんなに片付いてるなんて思わないじゃない」
「事実に反する中傷には断固抗議するぞ真由美!片付けようとしなかったわけではない!片付かなかったんだ!」
そうして、渡辺風紀委員長が七草生徒会長と言い争ってる横で
掃除を終え、此方に来た達也に聞いた
「達也、日本ではコレは自信を持っていうことなのか?(小声)」
「いや、違うからな、変に覚えるなよ?(小声)」
「そうか、分かった、勉強になったよ(小声)」
「とりあえず摩利、達也くんとトュールくんが入部したら生徒会室に来て教えてね♪」
「分かったよ、真由美」
七草生徒会長が上に戻ったが
俺は風紀委員入りを断ろうと思い
渡辺風紀委員長に話しかけた
「渡辺風紀委員長、少しよろしいでしょうか?」
「ん?どうした、トュール、何か用事か?」
「はい、俺は風紀委員会に入ろうと思っていない事を進言しようと思いまして」
「それは許可出来んな〜、何せ十文字直々の推薦があるのだからな(ニヤッ)」
「え?十文字会頭の推薦ですか?」
そう言うと渡辺風紀委員長はポケットから
一通の折り畳んだ紙を取り出し俺に見せてきた
うん、会頭直々に推薦されてら〜……
fuck!!!!!!!!!
そう俺が心の中で叫んでから呆然としていると
今度は達也が、拒否権を使おうとしたが
「それは許可出来んな?既に推薦され実力を見せたのだ、入部してもらうぞ?」
その言葉で達也も諦めた様だ
晴れて入部したくなかった組は
この名誉職に着くことになりましたとさ
そうして、達也と俺は2人で黙々と
部屋の清掃をしていたら渡辺風紀委員長に
突然達也が話しかけられてた
「そう言えば達也、君をスカウトした理由は、そう言えば殆ど説明してしまったな」
「覚えていますが、二科生対策の方は寧ろ逆効果ではないかと」
「どうしてそう思う?」
「二科生の上級生は同じ立場の筈の下級生にいきなり取り締まられる事になれば、面白くないと感じるでしょう。」
「だが、同じ1年生は歓迎すると思うがね?」
「一科生の方には歓迎に対する反感はあると思いますよ」
「反感はあるだろうさ、だが入学したばかりの今なら、それ程、差別思想に毒されていないんじゃないか?」
「どうでしょう…昨日はいきなり、お前を認めないぞ宣言を投げつけられましたし…「森崎の事か」?彼の事を知っているんですか?」
「教職員推薦枠で家に入る事になっている。」
「え?」 「は?マジで?って危ねぇ…」
その渡辺風紀委員長の発言と共に
刀の手入れをしていた俺は危うく落としそうになり
達也は棚に整理していたCADを手から落とした
「ふっ、君達でも慌てる事があるんだな」
「それはそうですよ…」 「俺達も人間ですからね。」
そう言った所、風紀委員室の扉が
空いて人が入ってきた為
俺と達也は扉に顔を向けた
すると、風紀委員が2名入ってき
「はようます!」 「おはようございます」
「って、姐さん!いらしてたんですかい」
「委員長、本日の巡回、終了しました、逮捕者ありません」
そう言った2名の内、姐さんと呼んだ方に
渡辺風紀委員長は何枚か束ね丸めたプリントを持ち
近付いたと思いきや、彼の左頬を打ち抜いた
「ホォッガフ!?「姐さんって言うな!」ホァガァフゥアァ!?「何度言ったら分かるんだ!」チョア、イダ「お前の頭は飾りか!」そんなポンポン叩かないでくださいよぉ〜…「チッ」…所で委員長、そこの2人は新入りですかい?」
「1年E組 司波 達也、生徒会枠で入る事になった、それと1年A組 トュール・レイ、部活連枠で入る事になった」
「ほぉ…文無しですかい」
「辰巳先輩、その表現は禁止用語に抵触する恐れがあります。この場合、二科生と言うべきかと…」
「お前達、そんな単純な了見だと足元を掬われるぞ?ここだけの話だが、達也くんは服部を倒したぞ?」
「!?」 「!?、そいつが、あの服部に勝ったって事ですか?」
「あぁ、正式な試合でな」
「何と!?入学以来負け知らずの服部が新入生に敗れたと!」
「そいつは心強ぇ!」 「コレは逸材ですね〜委員長!」
「意外だろう?この学校はブルームだ、ウィードだと、つまらない肩書きで優越感に浸り劣等感に溺れる奴ばかりだ……正直言ってうんざりしていたんだよ…アタシは、幸い真由美も十文字も私がこんな性格だって知ってるからな、生徒会枠と部活連枠はそういう意識の比較的少ないヤツを選んでくれている、優越感が0って訳にはいかないがキチンと実力の評価が出来る奴等だ…ここは君にとっても居心地の悪くない場所だと思うよ。」
「そう言えば委員長、そっちの一科生の方はどうなんですかい?」
「あぁ、トュールは武器ありでの十文字を倒したぞ?」
「えぇ!?あの十文字会頭を!?」 「此方も逸材ですね…今年は豊作だ!」
そうして俺と達也が入る事がココに決まった
ウソダドンドコドーン!!!!
まぁ……頑張るか…面倒だけど…
そう考えていると先程の先輩二人が
達也と俺の前まで来た為
俺は椅子から立ち上がると
達也に対し先輩の1人が手を差し出した
「3Cの辰巳鋼太郎だ、よろしくな司波、トュール、腕の立つやつは大歓迎だ」
「2Dの沢木碧だ、君達を歓迎するよ。司波君、トュール君」
挨拶された為、達也が手を取り、挨拶を返した
「1年の司波達也です。此方こそよろしくお願いします。」
「1年のトュール・レイです。此方もよろしくお願いします。」
その後は、普通に掃除が終わり
達也は深雪を迎えに行き
俺は家に全力疾走で帰宅した
〜次の日の放課後〜
俺は達也と一緒に風紀委員本部に来た
そして本部に着いた為、達也が入るのに
続いてはいると…中に居たわ
同じクラスだけど仲が悪い彼が
「何故、お前たちがここに居るんだ!」
そう、クイックドローの森崎 駿だ
「おぉ、達也君、呼ばれているぞ」
「俺だけじゃないぞ、トュール君、君もだろう」
「無視をするな!質問に答えr…!」
「うるさいぞ!新入り!」
俺と達也が漫才をしていると
渡辺風紀委員長に森崎が怒られていた
可哀想にねぇ〜(棒読み)
その後は風紀委員が全員揃うまで
俺は持ち寄った小説を達也はスクリーン型で
読書をしていた、森崎?イライラしてる
数分間待っていると風紀委員が全員揃った為
渡辺風紀委員長は風紀委員が
全員揃ったことを確認すると
本部の中の全員に対して話し始めた
「全員揃ったようだな、そのままの体勢で聞いてくれ。今年もまた、あのバカ騒ぎの1週間がやってきた、有力な部員の獲得は各部の勢力図に直接影響を齎す重要課題であり、その争奪合戦は熾烈を極める、殴り合いや魔法の撃ち合いになる事も残念ながら珍しくない。今年は幸い、卒業生分の補充が間に合った。紹介しよう。立て」
その言葉と共に、俺、達也、森崎は立ち上がる
「1-A.森崎 駿、同じく1-A.トュール・レイ、1-E 司波 達也だ、早速パトロールに加わってもらう」
「…役に立つんですか?」
「心配するな、2人とも使える奴だ、司波とトュールの腕前はこの目で見ているし、森崎のデバイス操作も中々のものだ、他に言いたい事のある奴は居ないか?……よろしい、1年の3人は説明する事がある、他は巡回に動いて構わん、では早速行動に移ってくれ、出動!」
その指示を受けた全員が心臓部に
手を当てる所作をした為
俺もそれを真似しておく
んで、先輩方は移動を開始し全員が出た所で
俺と達也と森崎に対して腕章とボイスレコーダー
風紀委員用の専用コードをもらった
「まずは、コレを渡しておく、それとCADについてだ、風紀委員会はCADの学内携行を許可されている、使用についてもいちいち誰かの指示を仰ぐ必要は無い、だが不正使用が判明した場合は委員会除名の上、一般生徒より厳重な罰が課せられる、甘く考えない事だ」
「質問があります。「許可する」CADは委員会の備品を使用してよろしいでしょうか?」
「構わないが、アレは旧式だぞ?」
「確かに旧式ではありますが、エキスパート仕様の高級品ですよ…アレは」
「そういう事なら好きに使ってくれ、どうせ今まで誇りを被っていた代物だ」
「では、この2基をお借りします。」
「!?」
「2基?本当に面白いな、君は」
「なら、俺もコレを借りるか」
俺は備品の中にある
旧型の中でも初期型であるCADを持っていく
「君も、珍しい物を持っていくな」
「まぁ、いちいち自分の取りに行くの面倒ですから、それに悪くないですよ?初期型も」
「そうか、では巡回を開始してくれ」
その言葉と共に、俺と達也と森崎は本部から出てから
達也は歩いて向かおうとし、俺は窓を開けてから
屋上を目指そうと思った所を、森崎に止められた
「おい」
「なんだ?」 「どうした森崎 駿」
「旧型のCADを使って現行のCADに勝てるわけが無い!一科生の名誉を陥れる気か!それに、CADを2基同時に使って魔法を発動出来る訳が無い、二科生如きが調子に乗るのもいい加減にしろ!」
そう言って森崎は達也とは反対方向に歩いて行った
「?」 「…」
「まァいいか、では達也、何処かで会えたら会おう」
「あぁ、そうだな」
俺は困惑、達也は無言でその背中を見た後に
俺は達也に話しかけた後に窓を開けてから
屋上に向けて飛び出した後、適当に屋上から
下の生徒達を監視しながら見ていると
クラスメイトの雫とほのかがいたのだが
この学校じゃない女子大生ぐらいの人達に拉致されている…
その後ろから渡辺風紀委員長が追いかけていた。
拉致犯はSSボードに魔法をかけて自転車以上のスピードで
逃げ回っているっと………はっ?????????
目を擦り…はぁ!?(2度目の確認)どういう状況だよ!
誘拐犯二人がクラスメイトを脇に抱えながら走ってる!?
とりあえず俺はすぐ様、屋上から飛び出し
渡辺風紀委員長の横に降り立った瞬間に
渡辺風紀委員長に確認した
「渡辺風紀委員長!状況を!」
「この学校を卒業したOBが拉致をした!トュール!捕まえろ!」
「了解!」
俺はすぐ様、腕章を付けてボイスレコーダーの電源を起動し
星辰奏者の脚力を全力で使い、前を走る2名を追いかけた
「そこの誘拐犯二名!直ちに我が校の生徒を解放しろ!」
「えぇ!?走りで追い付いてきた!?」
「ほう、あの腕章は風紀委員か。中々に腕が立ちそうだ」
「脚力だけで追い縋ってくるなんてね。でも、捕まる気なんてないでしょう?」
「当然! 飛ばすから捕まってろよ!!」
「いやああああああ!!??」
明らかに自動車以上の速度まで加速する
二人のスケートボードの滑走音と
ほのかの叫びが木霊する
「大人しく止まれ!誘拐犯!
「そう言われて止まる馬鹿は居ないよ」
そう言ったトュールの形相が鬼気迫るものだったため
雫とほのかも叫ぶ余裕がないぐらいにガチでビビっている
彼を見ていたらその背後に龍の顔が見えてきそうな
様相ともいえただろう
トュールの言葉に対して1人が何食わぬ表情を見せている。
だが二人を抱えている分、誘拐犯のほうが若干遅く
距離はどんどん縮まりつつある。
無論、これを黙ってみているわけでもなく
誘拐犯の片方は携帯端末型CADを操作する。
「これで止められるとは思わないけど」
気体流動制御術式の
風を打ち出し地面と衝突する事で
発生するダウンバーストを再現した魔法を
血気迫る形相で追いかける俺に向かって打ち出す
俺にとっては向かい風の形となるが
誘拐犯の二人にとっては追い風となって加速する。
(凄いっ…)
タイミング一つ間違えるだけでも
自爆技になりかねない魔法を放つ
誘拐犯の1人に対して雫は感心した。
無論、それを撃たれた俺は黙って食らうわけでない
CADを操作し、光を集束して創り出した
光刀に全力の硬化魔法をかけて走りながら
その風に向けて、超音速の抜刀術で横切りで
風を切り飛ばし、また距離をつめにかかる
「はぁ!?魔法を斬る!?何なんだあの1年!?
「なんて出鱈目!」
(何時もトュールは出鱈目な事をしてる。)
「〜〜〜〜〜〜ッ!!!???(声にならない絶叫)」
冷静になりつつある雫とは裏腹にほのかは
パニックで若干呂律が回らなくなりつつある。
俺は硬化魔法で二人のスケートボードと
地面の間に硬化魔法を掛けて強制的に停止を試みると
それで誘拐犯の2人は一瞬体勢を崩すが
冷静に対処して一時的に浮遊させ、その魔法から逃れる
「やってくれたな!お返しだ!」
誘拐犯は局所地形変動魔法で障害物を生み出す
俺はそれを乗り越えようとすると
もう1人がそれを見計らって縦回転の気流操作を発生させる。
俺は障害物事光刀で切り飛ばすが結構な距離を離される形となった
「くそ!埒が明かない!…やるか
【創世せよ、天に描いた星辰を───我らは煌めく流れ星】
【太陽を受け継ぐ勝利の剣、悉く打ち砕く雷神の槌】
【民衆が求める限り、悪による恐怖から民を解放せよ】
【勝利の光で天地を照らし続けよ、光と共に、新たなる希望が訪れるのだ】
【終末を司る大蛇よ、汝を運命の輪から解き放とう】
【勝利を告げる
【全てを消し去る悪を───偉大な聖火で焼き尽くさん】
【決戦は此処に在り。さあ傑物よ、この足跡へと続くのだ。】
【約束された栄光を、新世界にて
【
俺は止まってから詠唱を完了したと同時に
星辰光で作った光の跡に向けて飛び飲むと
超高速で目的地点まで吹っ飛んだ
トュール・レイを引き離した誘拐犯二人は本来の目的を果たすため
建物を曲がっていく、すると、そこにはスケートボードを持つ
数人の女子生徒たちがいた、彼女ら…特に部長である
新入生の2名を脇に抱えた卒業生の突然の来訪に驚いていた。
「
「亜実、スマンが話は後でな。ま、コイツらを頼む、ほれ」
「新入生よ、可愛がってあげて、ほら」
「わわっ!?だ、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です…」
「うん、大丈夫です。」
躊躇いもなく放り投げられる雫とほのかを見た
亜実は事実の整理が追い付かないながらも
魔法を発動させて二人が地面に激突しないように
空気のクッションを発生させた。
無論乗り続けさせるわけにもいかないので
支える形で二人を立たせた。
そして誘拐犯の二名はトュール・レイと渡辺 摩利に
追いかけられないよう急いでこの場所を去るために
高速で走り出したその瞬間だった。
二人の頭上を追い越す様な形で飛んできた光跡に
一同が驚いた瞬間に誘拐犯二名は
強力な衝撃と共に地面に滑り落ちた
「いだ!」 「あだ!」
そして、顔を上げると目の前には二人が乗っていた
スケートボードを持ちながら、此方を見下してながら
身体から煙の様なものを出すトュール・レイが居た
「誘拐犯二名確保」
「うげぇ〜捕まっちゃった〜」
「は、早〜……」
「大人しくしてくださいよ?OBのお二人さん、流石に気絶させたくはないのでね。」
俺はそう言いながら、左手に持つ光刀を音速で振り下ろした
「わ、分かったよ…流石にそれを食らったら死ねる…」
「降参よ…それにしても1年生なのに凄いわね」
そうしていると、後方から音がしたので振り返ると
渡辺風紀委員長がボードに乗りながら来た為
報告した
「誘拐現行犯二名の確保、完了しました」
「トュール、良くやったぞ。お手柄だな…それにしても、どうやって捕まえたんだ?」
「光を収束・硬化させ作った光跡をベクトル操作で摩擦0にした手で掴みながら、自前の脚力で飛んだだけですよ。いわゆる人間ターザンロープです。」
俺はサラリと嘘を言ったが、やろうと思えばコレは出来るし
空気を圧縮して固体レベルまで固めて、足場にすれば
似た様な速度を出す事も出来る。
「並列で魔法を使うとは…規格外だな、まぁとりあえず分かった、この2人は私が捕まえておく」
「では俺は巡回に戻ります。では、お願い致します。」
そうして俺は、巡回に戻ろうとした時
後ろから、雫に話しかけられた
「トュール、少し良い?」
「ん?どうした雫」
「うん、途中で魔法を斬ってたけど、あれってどうやったの?」
「簡単な事だ、技術無しで風という気体を全力で硬化させた光刀を使い超音速で切り飛ばしただけだ」
「脳筋…」
「まぁ、これが1番、無駄にサイオンを使わず、手っ取り早いからな。」
「そっか、とりあえず、答えてくれてありがとう。」
すると、そろそろSSボート・バイアスロン部の
デモンストレーションの時間らしく
ついでに風紀委員として監視するか〜って思い
ほのかと雫と共に移動している途中
校舎に寄りかかっている人たちを見つける。
バイアスロン部の部長が発した言葉からして
狩猟部の生徒たちであると理解した。
「狩猟部のみんな、どうしたの!? 大丈夫!?」
「五十嵐さん…うん、大丈夫…」
(この感じだと想子酔いだな…コレは第2体育館からだろうな、先程キャスト・ジャミングに近い物を感じたが…こんな技術を持つのは達也しか居ないだろうから、まぁいいか)
「コレは…想子波酔いですね。何かのサイオン波に巻き込まれたのでしょう。体を休めたほうがいいです。」
そう言って想子波酔いの人物達を介抱していると
雫から声をかけられた為、答えた
「トュール、心当たりとかある?」
「第2体育館からよく分からんサイオン波があったが、まぁそれだろう。」
「そうなんだ」
ふ〜む、コレは保険医の先生を呼びに行くかぁ?
と考えた所に既に呼んできていたらしい
女子生徒が先生を連れて戻ってきていた。
「安宿先生!早く!」
「落ち着いて明智さん。サイオン中毒なんて滅多に起こることじゃないわよ」
「今がその時だったらどうするんですか!?」
見るからに慌てている女子生徒とは対称的に
保険医の先生は非常におっとりとした表情を
全く崩すことなく現れた…
それでいいのかよ…保険医…
ほのかと雫が漠然と眺めているなか
サイオン中毒ではなく
サイオン波酔いだということが判明する。
まぁ知ってたけど…
「実技棟二階の第八演習室を取ったから、そこで安静にさせておいて。これ、鍵ね」
「はい!分かりました!」
「了解しました。」
どうやら倒れている生徒達を運ぶようだな。
狩猟部でも元気なメンバーがいることにはいるのだが
それでも人手が足りていない事は分かりきっていた
ならばと近くにいたバイアスロン部の先輩が
手伝いを申し込むが先輩達にはデモがあるからと
ほのかと雫がここを手伝うことにしたのだった
俺か?介護してたから続行だよ
そうして介護をしていると、先程の女子生徒が
ほのかと雫の元に来ていた
「ありがと~!助かったよ~!」
「全然いいよ!困ったときはお互い様だし!」
「それに、気分の悪そうな人を無視することも出来なかったしね」
狩猟部の彼女はかなりテンションが高く
明るい生徒のようだ。
そうして感謝の言葉が終わり
その女子生徒は自己紹介をしていた
「私の名前は明智英美。日英のクウォーターで、正式にはアメリア=英美=明智=ゴールディ。エイミィって呼んでね」
長い名前な君…アマツ一族以上じゃあないか…
そうしていると、ほのか達は
彼女をどう呼ぼうか思案しているところに
エイミィ自ら愛称を教えてくれた為
ほのかも雫はホッとしていた
「私は光井ほのか。よろしくね、その…エイミィ?」
愛称でいいのか迷った、ほのかはしばし迷ったが
愛称で呼んでみた。
それにエイミィは嬉しそうな顔で返す。
「よろしく~ほのか!」
「私は北山雫。タメ口でいいよ。よろしく、エイミィ」
「うん!雫もよろしく!」
俺は挨拶をしないのかって?
まだ患者を運んでんだよ…!
そうして、俺が運び終わるタイミングで
ほのかに呼ばれた為、俺は向かった
「あ、トュールさん!来てください!」
「ん?どうした、ほのか」
「はい!新しい、お友達が出来たので紹介します!明智英美さんです!」
「どうも!紹介されました、私の名前は明智英美!日英のクウォーターで、正式にはアメリア=英美=明智=ゴールディ、エイミィって呼んでね!」
「コレはどうもこんにちは、ほのかと雫の友達をやらせて貰っている、フランスから留学しに来た、トュール・レイだ、よろしく頼む、エイミィ」
挨拶と自己紹介をされた為、俺も挨拶と自己紹介をした
その後は、3人と別れてからバイアスロン部のデモを見て
巡回に戻り何件かの喧嘩騒動等を止めたり
魔法の無断使用を摘発していると
1日目の部活勧誘が終わったので、報告をする為に
風紀委員会本部に戻ったが、渡辺風紀委員長が居ねぇ…
とりあえず本部の椅子で報告書を作成しながら待っていると
渡辺風紀委員長が来た為、報告した
「渡辺委員長、本日の巡回が終わりました。摘発は5件、注意は12件、逮捕者は居ませんでした。此方、詳細な内容を書いた報告書です。」
「そうか助かる…よし大丈夫だな、報告は受けたからな帰って大丈夫だ」
「ありがとうございます。失礼致します」
そうして報告が終わった為、帰宅の準備をしてから
昇降口に向かうと、達也達が帰っている姿を見たが
俺は家が遠いのでな、さっさと帰ろうと思ったが
後ろから、ほのか達に呼び止められた
「あ、トュールさん、一緒に帰りましょう!」
「トュール、一緒に帰ろ」
「トュールくん!帰ろ〜!」
「3人か…ふむ…まぁ大丈夫だろう。了解したでは、帰ろうか」
そうして、俺はほのか、雫、エイミィの3人が
別々の帰路に着くまで一緒に帰った
〜帰宅〜
俺は、アンティナイトの輸入記録等を調べていた
理由か?魔法師が政治的に優遇されている
行政システムに反対し、魔法能力による
社会差別を根絶することを目的に
活動する反魔法国際政治団体であるブランシュの
下部組織である、エガリテのトレードマークを持つ
二科生を良く見たからだな。
ブランシュの実態は大亜細亜連合に
関連するテロリスト集団なのだが
まぁそれは今度に解説しよう。
さて何故エガリテを見つけたから
アンティナイトを探してるのかってのだが
沖縄の時にアンティナイトを使う大亜細亜連合の兵が
居た事を思い出し、嫌な予感もする為
もしかしてエガリテも?と思ったからである。
結果としてはまぁ…
「第一高校付近に普通に輸入してらァ〜…しかもブランシュ名義で…本当にテロリストかよコイツら…」
何で調べられるんだって?そりゃおめぇ…
フランスに来る大亜細亜連合は
何回かシバいてるからだよ。
彼奴らマジでしつこい…
そこから秘密経路で調べが着くように
裏の業者等に頼んで情報を仕入れている
金か?株や投資で荒稼ぎしたのを使ってる
んで輸入されたアンティナイトは第一高校近くにある
とある廃墟に運び込まれており
そこは現在のブランシュ日本支部であることが
何となく分かった為、第一高校に何かしたら
速攻で潰す事を決めた
次に、構成員を調べていると…
「ブランシュ日本支部のリーダー、司一には義理の弟がいて、名前は司甲…第一高校の剣道部主将じゃねぇか!弟が下部組織エガリテ、その構成員を一校の生徒達から集めているって事かよ!学校がテロリストに侵食されてんじゃねえか!学校は馬鹿かよォ!?」
顔面崩壊する程に阿呆な学校に呆れながら
テロリストが侵食している現実に嫌気がさす
ま〜たアドラーやるのか?嫌だぞ?俺
第一高校のみならず魔法科高校は往々にして
小国の一軍隊程度ならば退けられる程の力があると
何かの記事とかで見た事あるんで
まぁ…1回くらいの襲撃で落ちないだろ。
でも、アンティナイトは見つけ次第、破壊しよ…
「まぁ言える事は、大亜細亜連合を潰したくなる…星辰光で消し炭にしたいけど、何も知らない善良な市民を殺すのも気が引けんだよな〜…は〜嫌になるわ…」