魔法科高校の星辰奏者   作:INUv3

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勧誘週間が終わったと思ったら、何か事件起きてて草…ハァン!

背景、父上、母上、家の皆、お元気ですか?

俺は元気に職務を全うしています。

部活勧誘週間が終わった為

日々の業務に励んでいる俺です。

最近はブランシュの活動が活発になり始め

それに伴いエガリテも五月蝿くなってきました。

さっさと星辰光で消し飛ばしたいですが

日本の魔法師名家に目を付けられたくないので

大人しくしてます。

 

まぁそんな事はどうでも良くて

今は渡辺風紀委員長に誘われた為

生徒会室で司波兄妹と渡辺風紀委員長

七草生徒会長と中条生徒会書記と共に

昼食を食べている

俺は自分で作って持ってきた

バゲットに香草バターを塗り

ローストビーフとトマトとバジルに

モッツァレラチーズを挟んだ

サンドイッチを食べている

コレが結構うまくてな〜

昨日まで食べてたカロリーバーなんて

食えるゴミだと思えるぜ!

あ〜赤ワイン飲みてぇ〜

 

そうして食事を進めていると

突然、渡辺風紀委員長が達也に対し話し始めた

 

「そう言えば、達也くん、昨日2年の壬生をカフェで言葉責めにしてたのは本当かい?」

 

「…先輩も年頃の淑女なんですから、言葉責め等というはしたない言葉は使わない方が良いと思いますが」

 

「うふふ、ありがとう、私のことを淑女扱いしてくれるのは達也くん位のものだよ」

 

「そうなんですか?自分の恋人をレディーとして扱わないなんて先輩の彼氏はあまり紳士的な方ではないようですね」

 

その達也の言葉に渡辺風紀委員長は

立ち上がり否定しようとしたら

全員が何も言わなくなったのである。

 

「!?そんな事は無い!修はぁ…」

 

「「「「「………」」」」」

 

「…何故なにも言わない…」

 

「何か、コメントした方がよいですか?」

「う、うふふ…(抑え込む笑い方)」

「うぬぅ…」

(う〜ん…ギャグか?あ、トマトうめ)

 

そう言うと渡辺風紀委員長は座り直し

改めて達也に対し問いただした

 

「…それで、剣道部の壬生を言葉責めにしたというのは本当かい?」

 

「そんな事実はありません」

 

「そうかい?壬生が顔を真っ赤にして恥じらっている所を目撃した者が居るんだが…」

 

ん?何か寒くなってきたな?

いや、寒くねぇ!?

って深雪の事象干渉力高ァ!

俺のパンが凍ったァ!?

しかも飲んでた紅茶が凍ってる…!

 

「お兄様…一体何をされていらっしゃったのかしら?」

 

「ま、魔法!?」

 

「深雪さんって事象干渉力がよっぽど強いのね〜」

 

「落ち着け深雪、ちゃんと説明する!」

 

俺は凍ったパンを星辰光の干渉性に物を言わせて

温め直し、紅茶も熱々に戻した後

また食べ始めたが…流石に1本はデカイな

 

「壬生先輩の話なのですが、どうも風紀委員会の活動は生徒の反感を買っている面があるようです。」

 

「?どういう事だ」

 

「実は…ーーーーーーー」

 


 

「点数稼ぎね…それは壬生の勘違いだ、風紀委員会は全くの名誉職で、評価に加点される事は無い」

 

「だけど、風紀委員会が校内では高い権力を持っているのも、また事実…権力を傘に着ていると見られる事もあるわ…正確にはそういう風に印象を操作している何者かが居るんだけどね。」

 

「正体は分かっているんですか?」

 

「!うぅん、噂なのよ」

 

「張本人が分かれば止めさせてやる」

 

「そこじゃありません、その印象操作をする輩の背後に居る連中です。「お兄様?」例えば、反魔法国際政治団体ブランシュとか」

 

「なっ!?」 「どうしてその名前を!?情報規制されている筈なのに…」

 

「噂の出処を全て塞ぐなんて無理でしょう…こういう事はむしろ明らかにしておくべきだと思います。この件に関する政府のやり方は拙劣です。」

 

「そうね…魔法を敵視する集団があるのは事実なのに、それを隠し、正面から対決する事を避けて…」

 

「会長の立場なら仕方ない事でしょう…「え?」ここは国立の機関で、その国が規制をかけて隠しているんですから」

 

「!…慰めてくれているの?」

 

「え、でも会長?追い詰めたのも司波くんですよね?」

 

「自分で追い詰めて自分でフォローするとは凄腕のジゴロだな、真由美もすっかり籠絡されているようだしな!」

 

「ま、摩利!変な事を言わないで!」

 

ん?また寒くなってきたな〜…

 

「ジゴロ…凄腕の…!」

 

「落ち着け深雪!あの人達の冗談だから!」

 

「それで達也くん、結局壬生の方はどうするつもりなんだい?」

 

「返事を待っているのは俺の方ですから、それを聞いて決めますよ。」

 

「そうか、頼んだぞ」

 

「…何を頼まれれば良いのかさえ、今の段階では見当もつきませんが」

 

「出来る範囲で構わんさ♪」

 

「期待されているのかいないのか…微妙なニュアンスですね…俺に出来る範囲の事はやりましょう。」

 

「ふぅ…ワインが飲みたい(小声)」

 

そうして、昼食は終わったが

何か達也がエガリテもブランシュも

同時に叩き潰しそうだから

俺は関わらん事にした

面倒事は前世でもう沢山だ

 

あと、雫、ほのか、エイミィの三人娘が

達也を尾行している事は多分、コレだろう

達也が襲撃されている事の証拠を掴むために

3人で探偵ごっこ開始、そのまま続けているけど

達也には確実にバレてるな…

まぁ、危ないからと3人には注意はしといたが

効果あるか?

 


 

放課後となり、適当にのんびりした後

帰りの支度をしている時に

ふと窓の外を見ると、最近良く話す3人の

ほのか、雫、エイミィが何故かコソコソ動いていた

…効果は無かったようだな…

俺は気配を消して追い掛ける事にした

ふむ、剣道部主将の司甲を追い掛けている?

コレは真面目に面倒な事になるな…

後、俺から100m程後方に深雪も居るな

どんどん人気の無い場所に誘われている

つまりは既に気付かれているだろう。

路地裏に入った所で俺は星辰奏者として

詠唱を終わらせ、二刀を抜いたまま

誰にも気付かれないよう追いかけた

三人娘が止まったな

このまま引き返してくれたら良いのだが…

すると突然、司甲が走り始めた

それを三人娘は追いかける為に走る

 

「チッ面倒な…引き返してくれたら良かったが…」

 

そう思い追い掛けると、三人娘に向けて

アンティナイトを向けている襲撃者と

ナイフで3人を殺そうとする奴ら

更にそれを見ている3人が居た為

俺はすぐ様、襲撃者に近付き

星辰光を纏わせた一刀で相手の腕を斬った後

蹴りを放ち壁に叩きつけた瞬間に二刀目で

アンティナイトを向けている襲撃者の

アンティナイトを嵌めている指を斬り飛ばし腹を蹴り

気絶させたが、まだ居る事は理解している為

切り返した右手に持つ刀で1人目の脚を斬り

怯んだ瞬間に健を切ってから放置

2人目はまだ棒立ちなので脚の健と

腕の関節部を斬ってそのまま放置

最後は脚と腕の神経を斬ってから腹を殴り

以上で、テロリストの調理が終わりました。

全員、刀で切られたと同時に1000℃程度で

傷口が焼かれた為痛みでも気絶してくれましたね

血が出ないのも良い、やはり星辰光万能

星辰光を消した刀を鞘に戻してから後ろを向く

 

「はぁ…何故、こうも危険な行為をするんだ?君達は、とりあえず怪我等は?」

 

「トュールさん!?」

 

「トュール…うん、怪我は無いよ、ありがとう」

 

「トュール!?あ、助けてくれてありがとう!」

 

「無事な様だ…はぁ…真面目に君達は人の話を聞いてくれ…それに物事に落ち着いて対処せねばな」

 

そう言いながら俺は、刀を懐に戻し近くにあった

ワイヤーを使って彼等を縛り上げて置いてると

3人が申し訳なさそうにこちらを見ていた

 

「なんだね?俺からは怒る事は無いのだが」

 

俺は気になった事を彼女らに話すと

まずエイミィが話し始めた

 

「あの、私達さ…トュールの注意を聞かずに尾行しちゃったじゃない?」

 

「まぁそうだな」

 

それに続いてほのかが話す

 

「そうです…達也さんの為にと頑張ろうとしたのに…結局は注意を聞かないで動いた私達がトュールさんに迷惑をかけてしまいました…」

 

最後に雫が話す

 

「それに…襲われた時、魔法が使えなくて、体調も悪くなって、ナイフを向けられてたから、トュールに助けられなかったら本当に危なかった…だから」

 

「「「本当にごめんなさい!」」」

 

そう言われた俺は、普通に驚いていた

理由か?ンなもん俺が気にしてないし

何ならアドラーなら日常だぜ!ってのが

染み付いてるからな…こう…驚いた

だけど、ここはちゃんと話そうか

 

「そうだな、確かに俺の注意を聞かず、あまつさえ撤退をしなかった事は普通ならば怒る所だが…それはせんよ、怖さを君達は体験したのだ、それを糧にするかしないかは君達次第となる。」

「だけど、一つだけ俺から君達に向けて言う言葉があるならば…ふぅ…馬鹿者共が、何故、危ない橋を渡りに行く…だが、怪我もなく無事で良かった、次からこういう事をする時は俺を頼れ、護衛ならば請け負うからな」

 

「うん!分かったよ〜!」

 

「はい、分かりました!」

 

「うん、分かった…」

 

「さて、この賊共は俺が警察なりに届けてくるから、3人は日が昇っている内に家に帰りなさいな、くれぐれも大通以外を通らない事…良いな?」

 

「私たちは残らなくてもいいの?」

 

「3人は襲われたばかりだろう?それに残虐な光景も見た後なんだ、少なくとも精神衛生上を考えるならば今日は真っ直ぐ家に帰った方がいい。」

「それに警察の取り締まりに捕まると早くても夜遅くまで帰れないぞ?それでもいいのか?」

 

「それは嫌だな〜」

「そうですね…トュールさん!ありがとうございます!」

「うん、ありがとう、トュール」

 

そうして、話をつけて三人娘が帰った後に

俺は大通りに続く方を向いてからこう話した

 

「深雪、そろそろ出て来てくれ、さっきから視線を感じてむず痒いんだ」

 

「隠れているのもバレていたのですね…」

 

「そりゃそうだろ、君はJapaneseNINJAじゃないのだろう?」

 

「そうですが…」

 

「素人が気配を隠そうとすれば、歪な気配になるからな分かりやすくなる、それと聞いてみたい事があるなら話してみろ、勿論内容によってはオフレコになるがな」

 

「そうなんですね…分かりました、トュールさん、貴方は何者なんでしょうか?」

 

「そうか〜何者か…レイ家の一人息子で現当主の息子、日系の血の先祖返りで、学園では極平凡な風紀委員、沖縄戦で多量の兵士をマッシュにしたとか?まぁそれは知ってるか…1つ言える事は、踏み込んだらアカンよ〜って位だね。あと能力の事を知りたいなら達也に聞きな、シスコンの奴なら教えてくれるだろうさ」

 

「そうですか…「あと、そろそろ寺の坊さんに俺を探らせるの止めてくんね?」!?」

 

「流石に毎回毎回、見張られるの嫌になるからさ、聞きたい事があるなら直接聞いてくれよ。教えれるなら教えるしさ」

 

そう言うと、深雪は酷く動揺したようにたじろぐが

その横から誰かの声がした…まぁ知ってるけど

 

「まぁまぁトュールくん、そんなに深雪くんを責めないであげてくれるかい?」

 

「相も変わらず隠密が上手いな…流石、JapaneseNINJA」

 

「僕は僧だし、忍びだよ(ニッコリ)」

 

「はぁ…まぁ良いか、どうせ四葉経由かNINJA経由で、コイツらを何とかしてくれるのだろう?それと、コイツらは最近活発に動いているブランシュだろう。これ以上は俺は関与せんよ面倒だし日本国民じゃないんでね。あと深雪、また明日。」

 

「うんうん!それじゃあ任せてくれたまえ〜」

 

「あ、はい…また明日」

 

そうして俺はさっさと路地裏から出て

建物の屋根を伝いながら家へと向かった


〜何日か後〜


 

〜とある日の放課後〜

 

さて、数日前に起きた事件では

3人の精神は大丈夫だった事を記載しておく

代わりに何故か、以前までは、ほのかやエイミィらと

一緒の時くらいしかあまり話さなかった雫が

積極的とは言わんが以前よりは話しかけてくるようになった

まぁどうでもいいか…それより今はコチラが優先だ

 

【全校生徒の皆さん!!!】

 

[あ、改めて、全校生徒の皆さん!僕たちは学内の差別撤廃を目指す有志同盟です!]

 

[僕たちは生徒会と部活連に対し!対等な立場における交渉を要求します!]

 

[魔法教育は実力主義、それを否定するつもりは僕達にもありません!しかし校内の差別は、魔法実習以外にも及んでいます!僕達は魔法師を目指して魔法を学ぶ者ですが、それと同時に高校生でもあります!魔法だけが僕達の全てではありません!先程の要求が受け入れられるまで、僕達は放送室から出るつもりはありません!]

 

【学内の差別撤廃を目指す有志同盟】とやらが

放送室を占拠して立て篭っているのだ

めんどくせぇ!またブランシュか!?ブランシュなのかァ!?

もしくは下部組織のエガリテかぁ!〇してやるぅ!

それに魔法学校なのに魔法以外でも

成果を認め、それを決めるのは余りにも暴論が過ぎるな…

ちょうど廊下で話していた雫が、俺に話しかけてきた

 

「ねぇ、トュール…コレは?」

 

「…面倒だが風紀委員として動くしかあるまい…雫、もしもの場合は俺の鞄の中にある汎用型CADを使って皆を護ってやってくれ、誰でも人並みに使える程度の調整をしてある、では行ってくる」

 

「うん、行ってらっしゃい…気を付けてね」

 

そうして俺は、放送室にまで壁走等を用いて向かった

 


 

「渡辺風紀委員長、1年A組風紀委員トュール・レイ到着しました。」

 

「あぁ、思ったより早かったなトュール」

 

「久しいなトュール・レイ、模擬戦以来か」

 

「はい、御無沙汰しております。十文字会頭」

 

そうして、軽く情報を教えられていると

続々と来るメンバーで

最後の方に司波兄妹が来た訳だが…

 

「遅いぞ!」

 

「すみません!どんな状況ですか」

 

「電源をカットしたので、これ以上の放送は出来ないだろう…ただ、連中は内側から鍵をかけて立て篭っている。」

 

「外からは開けられないんですか?」

 

「奴らは事にあたり、既にマスターキーを盗んできているな」

 

「明らかな犯罪行為じゃないですか」

 

「その通りです、だから私達もこれ以上、彼等を暴発させない為にも慎重に当たるべきでしょう。」

 

「はぁ…此方が慎重になったと言って、それで向こうの聞き分けが良くなるかどうかは期待薄だがな…多少強引でも短時間の解決をするべきだ」

 

「十文字会頭はどうお考えなのですか?」

 

「俺は、彼等との交渉に応じても良いと考えている、もとより言いがかりに過ぎないのだ、しっかりと反論しておく事が、後顧の憂いを経つことになろう」

 

「では、この場はこのまま待機しておくべきっと」

 

「それについては決断しかねている、不法行為を放置すべきでは無いが、学校施設を破壊してまで正急な解決を要する程の犯罪性があると思われない」

 

そう言うと、達也は通信端末で

誰かに連絡をとっていた

 

「壬生先輩ですか?司波です。…それで、今どちらに? はぁ…放送室に居るんですか。それは…お気の毒です」

 

達也の連絡している相手が壬生だということに

周囲は驚愕する中。

そんな周囲のことなどなんとも思って

無いように達也は壬生との連絡を続ける。

俺か?何時でも光刀で扉を斬り飛ばせる

準備はしてあるぞ?

まぁ達也の隣に居るが

 

「いえ、馬鹿にしている訳ではありません、先輩ももう少し冷静に状況を…えぇ、すみません…それで本題に入りたいのですが、十文字会頭は、交渉に応じると仰っています。生徒会の意向については未確認ですが…いえ、生徒会長も同様です。ということで、交渉の日時について打ち合わせをしたいんですが…いえ、先輩の自由は保証します…はい、では」

 

「という事だ、トュール頼んだ」

 

「理解はしている、壬生紗耶香以外のメンバー拘束…だろう?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「言葉が足りなさ過ぎる…」

 

あ、サラッと壬生先輩の自由だけは保証してるけど

他の連中の自由は保証してねぇ…流石達也エグい

それに対して渡辺風紀委員長が話しかけた

 

「今のは、壬生紗耶香か?」

 

「えぇ、待ち合わせのためにとプライベートナンバーを教えられていたのが、思わぬ所で役立ちましたね。」

 

「手が早いな君も…」

 

「誤解です…それより、体制を整えるべきだと思うのですが「体制?」中の奴らを拘束する体制です。」

 

「君はさっき、自由を保証すると言っていた気がするのだが…」

 

「俺が自由を保証したのは、壬生先輩1人だけです。それに俺は風紀委員を代表して交渉しているとは一言も述べていません」

 

「悪い人ですね、お兄様」

 

「今更の事だ深雪」

 

「ふふ、そうですね、でもお兄様?壬生先輩のプライベートナンバーを"わざわざ"保存していらした件については、後程、詳しくお話をお聞かせくださいね! ︎」

 

「あ、あぁ…わかったよ…深雪」

 

(…え?何あれ…怖…近寄らんとこ…)

俺はそう思い、達也から離れた…

馬に蹴られたくないのでな!

さて、そんな光景に先輩達は呆気に取られていたが

なんとか持ち直して確保の準備に取りかかりる

数分もしない内に達也の罠に引っかかった

壬生先輩が放送室の扉の鍵を開けた瞬間。

中に突入して壬生先輩以外の

立てこもっていた生徒は直ぐに確保された。

俺か?一番奥に居た生徒をアイアンクローで沈めた

ものの十何秒で確保された光景に壬生先輩が叫ぶが

それを十文字会頭が、それを訂正する。

 

「司波くん!!どういうことなのこれ!私たちを騙したのね!」

 

「司波はお前を騙してなどいない、お前たちの言い分は聞こう。交渉にも応じる…だが、要求を聞き入れることとお前たちのとった手段を認めることは別の問題だ」

 

騙されたと憤る壬生先輩は達也を睨みつけるが

十文字会頭は交渉には応じると言った後

立てこもりなどの犯してしまった手段については

確りと罰を与えると、仁王立ちで壬生先輩に言い放ち

その威圧で壬生先輩は後退る、そのまま話しは終わると思いきや

遅れて、七草生徒会長がやって来た

 

「それはその通りなんだけど、彼らを離してあげてもらえないかしら」

 

「七草」

 

「だが、真由美!」

 

「分かっているわ摩利、でも壬生さん1人では交渉の段取りも出来ないでしょ?当校の生徒である以上、逃げられるという事もないのだし」

 

「私達は逃げたりしません!」

 

「学校側は今回の件、生徒会に委ねるそうです」

 

「何!?」

 

七草生徒会長の登場に驚く風紀委員や部活連の生徒達。

摩利風紀委員長も七草生徒会長の手を離すようにという指示に

容認できず声を上げるが今回の件を生徒会の一存に

委ねられることを聞いて皆、落ち着いていく

俺も未だにアイアンクローで引きづっていた先輩を下ろすが

それでも聞いておきたい事がある。

 

「教員…引いては学園長すらも今回の件は静観する…そういう事ですか?七草生徒会長」

 

「そう捉えて構わないわ」

 

「…はぁ…流石に無いでしょう、幾ら二科生が起こしたとは言え放任主義が過ぎる…教員は教師としてもだが、子供を導く大人としての自覚があるのか?」

 

俺はこんな状況になっても動かず静観を決め込む

馬鹿な教職員共に苛立たちを隠せないでいる

多分、今の俺からは相当な威圧感が出てるだろう…

だが、七草生徒会長はそれに負けず、窘めるように話した

 

「留学先として当校を選んでくれたトュール君が怒る気持ちも分かるわ…本来なら教員達が動くべき事態、だけれど私は十師族に連なるものとして信頼されているから任されたのよ。」

 

「………はぁ…分かりました、納得はしていませんが、俺はフランス国民ですからこれ以上は介入しませんよ。」

 

「ありがとう、より良い学校になるよう、私達も努力するわ」

 

俺は壁側まで行きそのまま待機の構えで待つ

完全に納得しきっていない…

だがここで駄々を捏ねては駄目だと言う事は

理解しているからな、それに俺は日本国民では無い

これ以上の口出しは無用の産物になるだろう。

そうして、俺への答えを言い終えた七草生徒会長は

壬生先輩に視線を向ける

 

「壬生さん、これから貴方達との交渉について打ち合わせをしたいのだけど、着いてきてもらえるかしら?」

 

「えぇ、構いません」

 

そういって壬生先輩と一緒に

この場から立ち去っていった七草生徒会長

今回の件を風紀委員の先輩や部活連に任せた後

当初の予定である巡回をする為に移動した

にしてもこの学校…本当にやべぇな

以前までの俺なら粛清してたぞ…

 


〜そして次の日〜


 

放送室立てこもり事件から翌日になった

俺は、昼食の為に持ってきたBLTサンドを食べる為に

廊下の窓から誰も居ない体育館の屋根上に

出ようとした所を七草生徒会長に見つかった…

 

「えぇ!?トュールくん!何をしているの!」

 

「…コレは七草生徒会長、こんにちは」

 

「こんにちはじゃないわよ!何で窓から飛び降りようとしてるの!」

 

「いえ、飛び降りる訳ではなく、体育館までジャンプするだけですよ。」

 

「それでも危険よ!ほら!戻る!」

 

「はぁ…分かりました。」

 

「もう…心臓に悪いわ…」

 

「それは申し訳ございません、それで七草生徒会長、昨日の件は…どうなりましたか?」

 

「やっぱりトュールくんも気になるのね…彼らの要求は【一科生と二科生の平等な待遇】でも何をどうしたいのか具体的なビジョンは全く持ってないみたい…むしろ具体的な案は生徒会で考えろって感じだったわ」

 

「…話になりませんね、放送室を占拠し、あまつさえ我々の貴重な時間を浪費させた割にはいい加減で中身のない内容です。」

 

「まあね。それで結局、押し問答みたいになってね?明日の放課後、公開討論会をすることになったの」

 

「公開討論会…?それも、明日ですか…?」

 

「体育館で彼らとディベートをするの。生徒会からは私が出るわ」

 

「随分と急ですね。それにお一人とは…」

 

「善は急げってね!1人なら小さな食い違いから揚げ足を取られる事もないし、怖いのは印象操作で、感情論に持ち込まれる事だから…それに、相手の考えを聞くには良い機会だし」

 

「ロジカルな論争ならば負ける事はない…そういう事ですか」

 

ほう、賢い手段だ、相手に思考の隙を与えないのは

戦闘でも有効な手口だからな

それに、日程を決めれるのは七草生徒会長だけなのだ

ならば、使わない手はないだろうさ、ただ…

 

「…七草生徒会長…貴方、楽しんでますね?」

 

「そうね。もしあの子たちが私を言い負かすだけのしっかりとした根拠を持ってるのなら、これからの学校運営にそれを取り入れて、役立てるじゃないかしら?」

 

まるで言い負かされるのを期待しているような感じだが

それは本気でこの第一高等学校を生徒会長としても

より良くしたいという一心からくるものか。

普段猫を被った小悪魔の様な人物と思っていたが

その本質は他者を想うことができる善人のようだな

 

「ふむ…成程、合理的ではありますね。ですがお気を付けを、彼等はテロリスト集団であるブランシュの下部組織エガリテ…何を仕出かすか分かりませんよ。」

 

「うん、その為に風紀委員の皆と生徒会の皆は出席してもらうわ」

 

「そうですか…俺は1年目の高校生活の生徒会長が、あなたで良かったなと思っています。」

 

「え?」

 

「だからこそ頑張ってください。我らが生徒会長殿、では明日の討論会…期待しています。」

 

俺は会長にそう言って階段を下りていった

ちなみにBLTサンドとコンソメスープで食べていたが

結構、美味しかった事を記載しておく

 

〜放課後〜

 

今日の放課後の廊下はいつもの風景と打って変わって

二科生により勧誘期間並の喧騒を醸し出していた。

廊下では明日の討論会前に少しでも仲間を増やそうと

有志の生徒たちが他の二科生を対象にして

有志同盟への参加を呼びかけや

差別撤廃についての演説を行っていたな

 

「だが、俺には関係が無いし、元々、差別に対して関心が無いからな…しょうがないのだろう。」

 

そう差別意識が無いのでは無い

差別そのものに関心がないのである。

前世から差別意識は悪であるとも思っている為

差別が無くなれば良いと思っているのも確かだ

だが俺は動かん、その為の権力が無いのもあるが

俺という世界の異端者(星辰奏者)が動き過ぎたら

この世界の人類が発展しなくなる。

それだけは駄目なのだ、人類発展は俺の夢でもある。

 

「異端者は異端者らしく孤独に死ぬのが1番なんだよ…」

 

俺の呟きは誰にも聞かれることなく

喧騒の中に消えていった…

 


《達也side》


 

有志同盟の生徒達は一様に

青と赤で縁取られた白いリストバンドをつけており

それは魔法能力による社会差別を

根絶することを目的に活動する

反魔法国際政治団体ーーーーブランシュ

の下部組織であるエガリテの証であった。

 

彼らの多くがその意味を知っていて隠す気がないのか、

はたまたそのシンボルの意味を知らずに

つけているのかは分からない。 

 

だが確実に平穏な学校生活は破綻しており

本来それを望んでいた俺はその日の夕食後

妹の深雪を連れ自宅から少し離れた所にある

鬱蒼と生い茂る森の中…

そこに隠れるようにして

ひっそりとある寺院を訪れていた

 

「やぁこんばんは、達也君に深雪君」

 

二人を出迎えたのは墨染の衣を着た禿頭の男性。

この九重寺の和尚、九重八雲(ここのえ やくも)だ。

 

「それで、今日は一体何の用かな?」

 

「実は、師匠のお力で調べていただきたいことがありまして……ーーーー」

 

「ふ〜む…なるほどね〜」

 

「第一高校三年の司甲という生徒について何か知っていらっしゃいませんか?」

 

「風間大佐経由で藤林のお嬢さんに頼んだ方が早いんじゃないのかい?」

 

「ははっ…叔母がいい顔をしませんので」

 

「なるほど。君たちも大変だねぇ」

 

俺は師匠に司甲について説明する。

新入部員勧誘週間に一度だけ俺を襲撃し

クラスメイトである美月を胡散臭いサークル(過敏感覚に悩む生徒が集ったサークル)

仲間に引き込もうとした司甲が

エガリテのメンバーであることも気付いており

ブランシュにも繋がっていると睨んでいる

俺はブランシュがどのようなことを

目論んでいるのか知る必要があると考えていた

勿論、師匠より的確に情報を提供している人物に

心当たりがあるが諸事情によってそれを使うことは出来ない。

それを理解した師匠は二人を

縁側に座るよう勧め話を始めた。

 

「司甲。旧姓、鴨野甲。両親、祖父母いずれも魔法的な因子の発言は見られず。いわゆる普通の家庭だけど、実は陰陽道の大家、賀茂氏の傍系に当たる家だ、甲くんの眼は一種の先祖返りだろうねぇ〜」

 

「俺が司甲の調査を依頼することが分かっていたんですか?」

 

「いや、君の依頼とは関係なく、彼のことは知っていたよ。僕は坊主だけど、同時に、いや、それ以前に忍びだ。縁が結ばれた場所で問題になりそうな曰くを持つ人物のことは、一通り調べておくことにしている」

 

「俺達の事も…ですか?」

 

俺の質問に師匠は楽しげに笑った。

 

「調べようとしたけどね、その時は分からなかった。君達に関する情報操作は完璧だ。さすが、と言うべきだろうね」

 

その言葉に俺が師匠を睨み

俺達二人の間に何やら不穏な空気が流れるが

それを見ていた深雪は慌てて口を挿んだ

 

「それで先生、司先輩とブランシュの関係については?」

 

深雪の雰囲気に、俺達は同時に頬を緩めた。 

 

「甲君の母親の再婚相手の連れ子、つまり甲君の義理のお兄さんが、ブランシュの日本支部のリーダーを務めている、その司一と言う男は表向きの代表だけじゃなくて非合法活動を始めとする裏の仕事の方も仕切っている本物のリーダーだ、一昨日深雪君のクラスメイトたちを襲った暴漢たちは彼の手下で間違いないよ…甲くんが第一高校に入学したのは司一の意思が働いているんだろう。」

 

「明日の討論会は…何か仕掛けてくるかもね?」

 

師匠の答えはかなり穏やかなものではなかった。

そうするとエガリテのリーダーは弟の甲だろう。

だが司兄弟が何を企んでいるのかまでは

師匠も分かっていないらしい。

これ以上司について知ることはできないと

判断した俺は別件へと話題を変える

 

「司とは別口でお聞きしたい事がありまして…」

 

「トュール・レイ君の事だね?」

 

これもまた予想していたのだろうな

俺が全て言い終える前にそう言い当てて見せた。

だからだろう…師匠なら友の事について

何か知っているかもしれない。

俺と深雪はそう期待したのだが…

 

「う〜ん、彼については余り…そうだね、あまり分からなかったよ」

 

「!?」 「!?…どういう意味ですか?」

 

その答えは師匠の能力を考えた場合では

余りにも答えになっていなかった為

俺と深雪は驚いた

 

「そのままの意味さ、彼の事は調べれたんだが…僕には分からない事が多々あったね。まずPDは別に異常性は無いよ、長く続く貴族であり魔法師族のレイ一族の本家に産まれた由緒ある血統を持つ人物…一種の先祖返りで日本系の見た目になったみたいだけどね。それで幼少期にフランス国防軍に入隊し訓練をした後は沖縄戦以外、特段目立った事はしてないね、彼の生い立ちが余りにも普通過ぎてビックリしたよ。」

 

「本当に軍に入っていたのか…」 「本当に軍に入っていたのですね…」

 

「そうだね〜それで親族も調べたけど、至って普通の魔法師族なんだけど…穏健派過ぎて調べる事が少なかったね。」

 

「魔法師なのに平凡過ぎませんか?」

 

「それは思ったさ、彼の家は収束系が得意な魔法師族だけど、彼も例に漏れず収束系が得意なんだろうね。あの光刀もそれの産物だろう、それで彼の連撃術は自己鍛錬の産物なんだろうね〜、まるで同時に6人に襲われていると感じるよ」

 

それを聞いて、俺はこれ以上の

情報は望めないかと思ったが

次の情報に驚愕する事になった

 

「だけどね、彼が扱う星辰光の事については何も…そう、何も分からなかったんだ、彼が言葉にしてくれた事以外は」

 

「!?」 「!?…師匠ですら、分からなかったのですか?」

 

「うん、そうなんだよね。星辰体…星辰光…星辰体感応奏者…何を言っているのか全く分からないし、彼の実家にお邪魔して資料を探させてもらったけど、そんな資料なんて無かったし、彼の親族にも話を伺ったけど全然資料が無かったね。」

 

「本当に…分からないと…」

 

「そうだね。1つ分かる事は彼が扱う魔法の様な物は想子を使わず、自然現象を無視した様な効果を事象改変と共に発現させているね…それに彼は星辰光の実演の時に太陽を作り出した…まさに神に近いと僕は思ったよ。」

 

「太陽…」 (…沖縄の時に見た壁は…ほんの一部なのか?)

 

「それで、彼から言われたさ、「聞きたい事があるなら直接来てくれ、面倒だからな。」とね。」

 

俺は師匠からもたらされた情報に

一体何者なのか深い考えに入るが

師匠からのある一言で突如現実に戻される。

 

「まあこれは僕一個人としての意見なんだけどね、彼そんなに悪い人間じゃないと思うよ?深雪君のクラスメイトたちを助けたくらいだし」

 

「「…………」」

 

「彼が何者なのか、この僕を以てしても分からない、何しろ情報がないからね。だからあとは君たちの目で彼の人となりを把握しておくことだ」

 

そして師匠は立ち上がり踵を返しながら

俺達に向けて話をしてくれた

 

「とりあえず僕から言えることはここまでだ。今日はもう遅い。二人とも気をつけて帰るんだよ」

 

「…はい。どうもありがとうございました、師匠」

 

「……ありがとうございました、先生」

 

「いいよいいよ」

 

師匠に辞宜をし、俺達は九重寺を後にした。

そして俺達兄妹は家へと帰る。

 

「お兄様…トュールさんは一体……」

 

「心配するな深雪。何があってもお前だけは俺が必ず守る…それに彼奴は俺達を助けてくれたんだ、信じてみよう」

 

俺達は不安を払拭するように手を繋いで帰っていった

 


《トュールside》


 

〜公開討論会当日〜

 

講堂で討論が行われている

だが始まって五分と経たずに

いつの間にか七草生徒会長による

ただの答え合わせになっていた

コレには俺も苦笑い…もっとこう…ねぇ?

何か話す事ないの?それだけでコレ起こしたの?

まぁ、そんな中身が薄い討論会は聞かずに

俺は舞台袖の一角で出入り口を睨んでいたら

そんな俺に、達也が話しかけてきた

 

「どうしたトュール、出入り口を睨んで」

 

「…いや何…俺の感が外れてくれたら良いのだが…何か嫌な予感をヒシヒシと感じてな…」

 

「…そうか、いざって時は動くぞ」

 

「あぁ、任せろ」

 

そう言うと達也は深雪の元に戻って行ったが

俺は、それでも出入り口を睨み続けた

 

「二科生はあらゆる面で!一科生より劣る差別的な扱いを受けている!生徒会長はその事実を誤魔化そうとしているのではないか!」

 

「ただいま、あらゆる手のご指摘がありましたが、具体的にはどのような事を指しているのでしょうか?」

 

「一科生の比率が多い、魔法競技系のクラブは二科生の比率が高い非魔法競技系のクラブより明らかに手厚く予算が配分されています!これは一科生の優遇が課外活動においてもまかり通っている証ではないですか!」

 

「それは各部の実績を反映した結果です。非魔法系クラブであっても全国大会で優秀な成績を収めている場合は、魔法系クラブに見劣りしない予算が割り当てられています。クラブ予算配分が一科生優遇の件については誤解です。」

 

最初は発言をしていた同盟だったが内容が

感情論に傾いていたこともあり

七草生徒会長に反論することは出来なくなる

チェックメイトかな?討論会は終わりかな〜

そう思っていると、七草生徒会長が更に話し始めた

 

「生徒の間に同盟の皆さんが指摘したような差別の意識が存在するのは否定しません。ブルームとウィード、学校も生徒会も風紀委員も禁止している言葉ですが残念ながら多くの生徒がこの言葉を使用しています」

 

「「「!?」」」 「??????」

 

七草生徒会長の爆弾発言により会場はザワついた

生徒会長である七草真由美が禁止用語を口にしたことに

達也は驚きを隠せなかった。

深雪や渡辺風紀委員長でさえ唖然としている。

俺は討論会から演説に変わった事に困惑していた

しかし会場中がざわついても彼女は臆することなく話し続けた。

 

「しかし一科生だけでなく二科生の間にもウィードと蔑みあきらめとともに受容する。そんな悲しむべき風潮が確かに存在します」

 

数名の二科生が野次を飛ばすが、表立った反論は無かった。

いや、反論しろよ!お前ら討論会しに来たんだろぉ!?

もう駄目だよ、この討論会!ただの七草生徒会長の演説になった!

 

「この意識の壁こそが問題なのです、私は当校の生徒会長として、この意識の壁を何とか解消したいと考えてきました。ですがそれは新たな差別を作り出すことによる解決であってはならないのです。一科生も二科生も、一人一人が当校の生徒であり当校の生徒である期間はその生徒にとって唯一無二の三年間なのですから」

 

七草生徒会長の演説は終わらない。

一科と二科の区別が全国的な教員不足を

反映したものであること。

半数の生徒に十分な指導を与えることを

第一高校では採用していること。

カリキュラムの内容など講義や実習に

一科と二科に違いはないこと。

課外活動も可能な限り施設の利用は

平等になるように割り振っていること。

つまり指導教員以外の問題については

合理的な根拠に基づくものであることを

彼女はここにいるすべての生徒に向けて説明した。

演説が終わると会場中で拍手が湧いた。

満場とは言わずとも拍手をしている者に

一科生と二科生の区別は無かった。

 

「丁度よい機会ですから皆さんに私の希望を聞いてもらいたいと思います。生徒会には一科生とニ科生を差別する制度が一つ残っています。現在の制度では生徒会長以外の役員は一科生生徒から指名しなければなりません。この規則は生徒会長改選時に開催される生徒総会においてのみ改定可能です。…私はこの規則を退任時の総会で撤廃することを生徒会長としての最後の仕事とするつもりです。人の心を力づくで変えることは出来ないし、してはならない以上、それ以外の事で出来るだけの改善策を取り組んでいくつもりです

 

そう締め括ったあと会場には満場の拍手が起こった。

彼女が訴えた差別意識の克服は一科生だけでなく

二科生にも支持していたのは明らかであった。

そしてこの討論会によって学内差別を無くしていく方向へ

足を踏み出す良い切っ掛けとなるのであった。

これで綺麗に終わると思われた瞬間

突如、第一高校全体を轟音が鳴り響いた。

俺はその瞬間に星辰体に感応し身体能力を引き出す

 

ドゴォォォォォォォォン!!!!

 

(おぉ、爆弾を使うとは盛大だな〜)

 

その爆音と共に、エガリテのメンバーが動き出し

それに気付いた渡辺風紀委員長が

通信端末で監視していた者達に命令する。

 

「風紀委員は直ちにマークしていたものを取り押さえろ!」

 

俺は出入り口付近まで1回のジャンプで飛び出し

奥側に居た奴らを取り押さえたが体育館の窓が割れ

何かが投げ入れられる。

それは地面に転がり白い煙を吹き出し始めた…

 

(ガス弾…毒…いや狙いは睡眠か?)

 

「ガス弾か!」

 

誰かがそう叫んだそのとき最初に動き出したのは

服部生徒会副会長だった。

 

「煙を吸い込まないように!」

 

彼がガス弾に向けて腕を伸ばすと

撒き散らされていた煙は魔法によって

ガス弾の周りに集まっていき

やがてガス弾は白い塊のようになった。

服部生徒会副会長は慎重に操作しながら

それを割れた窓ガラスから放り出した。

 

(気体の収束と移動の魔法か。あの一瞬で煙ごとガス弾を隔離するとは。流石の練度だな、コレが無敗の男か)

 

「よし!」

 

だが、コレで終わらない

講堂の扉が開かれガスマスクを装着し

マシンガンを持った男達が突撃してきたのだ。

俺は瞬時に格闘戦をしようとしたが

突然、奴らが苦しみ出した

後ろを見ると渡辺風紀委員長が

進入してきた男共のマスクの中の酸素を奪った。

睡眠ガス対策だったのだろうが

マスクの中の空気を奪われた男共は

あえ無く酸欠状態に陥りその場に崩れ落ちた。

 

(MIDフィールド…なるほどガスマスク内の密閉空間を窒素で満たしたのか。汎用性の高い魔法だな…覚えておこう)

 

そのとき渡辺風紀委員に一本の通信が入る。

 

「なに!?そっちにも侵入者だと!?」

 

他の場所にも大量の侵入者が入り込んでおり

既に教師や生徒達との攻防が始まっていた。

外から銃撃音やロケットランチャーの爆発音も聞こえる。

俺は通信で渡辺風紀委員長に連絡を入れた

 

「渡辺風紀委員長、トュール・レイは講堂外の制圧に向かいます。」

 

[了解した、気を付けろよ!]

 

「了解」

 

俺は講堂を出て外に居た敵勢力に

光棒を持ちながら片っ端から殴り込みをかけた

まずは目の前の奴の顔面を殴り気絶させる

次に、生徒を襲おうとする馬鹿者に回し蹴りを入れ

そのまま踏み台にしながら別の奴の頭に向けて

光棒をぶん投げ当て、跳ね返ってきた棒を

着地と同時に棒をブーメランのように投げて

周りの雑魚を蹴散らすが、その間に敵を殴る蹴るの暴行よ!

そして、そんな俺に魔法を向けて来る奴が居る

ストーンバレットかな?それは回した光棒で全て打ち消し

収束魔法と発散魔法の並列発動により展開した

多量の光棒を発射し額や腹に当てて痛みで気絶させる

肉弾戦で殴りかかってきた奴は、その腕を掴み

敵が纏まっている場所に投げ飛ばすと

全員が崩れるため、そこに俺の苦手分野である

加重魔法を使い、全員を打ち上げておく

すると俺の方に向けてロケットランチャーが発射された為

弾頭に向けて光刀を投げつけ起爆させた後

下手人を蹴り飛ばし気絶させ放置しておく

この場の敵勢力は殲滅したので別の場所に走る

 


《北山 雫side》


 

バイアスロン部の活動中、突如轟音が聞こえた。 

先輩の話によると、どうやらテロ組織が侵入したらしい。

私たちは部活用のCADを護身用に持たされた。

 

「見つけたぞ!やれ!」

 

数人の男がナイフを持って私たちに襲い掛かってきた。

その一人がほのかにナイフを向ける。

ほのかは足がすくんで動けなかったみたい…

かく言う私も、以前の事もあり

かなり怯えててうまく照準が会わない。

ナイフがほのかに当たる直前に

棒状の何かがテロリストを吹き飛ばした

他のテロリストは先輩たちが倒したみたい。

私とほのかは、その棒の来た方を見ると

そこには、彼が居た…

 

「何故君達は俺が来ると襲われているんだ…俺は疫病神か何かなのか?」

 

「トュール…」 「トュールさん!」

 

「はいはい、どうも、君達のクラスメイトであるトュール・レイですよぉ〜」

 

軽口を叩く彼は光の棒を持ちながら此方に来た

 

(また、助けられたな…)

 

「トュール・レイ!何故、君が!?」

 

「お、森崎 駿、良いところに居たな、コレから別の場所に移動するから一緒に行くぞ」

 

「な!ちょっ!待っ!」

 

「待たん!行くぞぉ!戦場が我々を待っている!!では!2人とも!早めに避難するように!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁあああああっ!?」

 

「は、はい!分かりましたぁ!」

 

「う、うん、ありがとう」

 

そういったトュールは、森崎の首根っこを掴んで

全力疾走しながら連れて行った…相変わらず速い

 


《トュールside》


 

「ま、まてぇ!トュール・レイ!「トュールと呼べ」な、なら、俺も森崎で良い!それより!今は何処に向かっているんだ!」

 

「大乱闘が起きてる図書館方面だ、第一体育館とかはマーシャルアーツ部が居るから大丈夫だろうよ!」

 

「わ、分かった、それで!作戦は!」

 

「全力疾走するから、お前は俺の背中から敵を狙い撃つ続けろ!俺は敵をぶん殴る!総取りだ!俺達2人で全員ぶちのめすぞぉ!」

 

「わ、分かった…!俺も男だ!覚悟を決めてやるぅッ!」

 

そうして俺達は乱闘騒ぎの図書館方面を蹂躙した

え?詳細な情報?森崎は20人以上

俺は40人以上を気絶させたと言っておこう

その後は、森崎と別れ、俺は司甲をとっ捕まえに向かうと

校門に向かう奴が居たが木の後ろに辰巳先輩が

校門の表側に沢木先輩が居る為

俺は辰巳先輩に目で伝え司甲の後ろに陣取ったら

辰巳先輩が司甲に話しかけた

 

「よぉ、司」

 

「何か用か、辰巳」

 

「おめえさんに聞きたい事がある「ぼ、僕に?」あぁ、家の委員長はちょっと関心しない特技を持っててなぁ?気流を操作して複数の香料を掛け合せることで違法な薬物を使わずに自白剤を作っちまうんだよ…ネタは上がってんだよッ!彼奴らの手引きをしたのはおめぇだってネタがぁ!」

 

「!」

 

「司ァ!」

 

それに対し、司甲は辰巳先輩の横を通って逃げた為

俺は干渉領域を展開し校門まで魔法を扱えないようにした

すると身体強化が切れたが、それでも走るが

それを沢木先輩が止めに入る

 

「司先輩!大人しくご同行願います!」

 

「チィ!クソォ!」

 

司甲はアンティナイトか何かを使い倒そうとするが

沢木先輩は鳩尾に左肘で一撃を入れて倒した

 

「ナイスだ翠!」 「ナイスです。沢木先輩」

 

「うん、ありがとう2人とも」

 

「それにトュールも、干渉領域で彼奴の速度を落とした判断も良かったぞ!」

「確かに、あれが無ければ逃げられていたかもね」

 

「いえ、俺は出来る事をしたまでです。それに1番危ない役を買って出てくれた辰巳先輩がMVPでしょう。」

「それもそうだね、おめでとう鋼太郎」

 

「いや、俺だけだと逃がしていたからな、今回は3人の手柄だ」

 

そう言いながら、俺達3人は司甲を捕まえた

俺は2人に別れを告げて、学外に居る可能性の

エガリテを探すふりをして

ブランシュの拠点に走って向かった

 


《達也side》


 

さて襲撃部隊は生徒達の奮闘もあり無事鎮圧

図書館にいたメンバーも全員拘束完了。

特別閲覧室からの情報漏洩は阻止された。

司甲については風紀委員3名が捕縛

(後に判明したがほのかの光学系魔法により

リアルタイム撮影で発見したようだ)

壬生先輩はエリカの手によって鎮圧された。

その後は保健室にて俺と深雪にレオとエリカの1年組

生徒会長の七草、部活連会頭の十文字

風紀委員長の渡辺の面々がベッドで

上半身だけ起き上がった壬生先輩と対面した。

 

壬生が言うには入学当初、剣術部が勧誘で騒ぎを起こした時

それを鎮めた渡辺先輩に剣を教えてほしいと

お願いをしたのだがすげなくあしらわれたことが

屈辱的に感じ司甲に連れられてブランシュの

セミナーに参加した際に記憶操作を

受けていたような発言があった。

 

だがここで摩利が自分の発言を思い出すように呟く。

剣の腕前では摩利よりも紗耶香のほうが上であり

今の自分に見合う相手と稽古してくれ

っと思って言っていたらしいのだが

ちゃんとそのことを口に出していれば

違ったかもしれないと感じた。

呆然とした後に今までの一年は何だったのかと

自問する壬生先輩に俺は剣の腕は歪むことなく

しっかりと成長していたことを話した。

千刃流の印可であるエリカが認めたほどの強さ…

壬生は近くにいた俺に縋って泣いて来たのだが

 

「…問題はブランシュの奴らが今、何処にいるかという事ですが…」

 

「達也くんまさか、彼等と一戦交えるつもりなの!?」

 

「その表現は妥当ではありませんね…叩き潰すんですよ」

 

「危険だ!学生の分を超えている!」

 

「私も反対よ、学内の事は警察に任せるべきだわ」

 

「そして…壬生先輩を強盗未遂で家裁送りにするんですか?」

 

「成程…警察の介入は好ましくない、だからと言ってこのまま放置する事も出来ない、だがな司波、相手はテロリストだ、俺も七草も渡辺も当校の生徒に命をかけろとは言えん」

 

「当然だと思います、最初から委員会や部活連の力を借りるつもりはありません」

 

「一人で行くつもりか?」

 

「本来ならばそうしたい所なのですが…」

 

「お兄様、お供します」 「私も行くわ」 「俺もだ」

 

「司波くん!もしも私の為だったら、お願いだからやめてちょうだい!私は平気…罰を受けるだけの事をしたんだから、それより…私のせいで司波くん達に何かあったら…!」

 

「壬生先輩の為ではありません。自分の生活空間がテロの標的になったんです、俺と深雪の日常を損なおうとする者を全て駆除します、これは俺にとって最優先事項です。」

 

「しかしお兄様、どうやってブランシュの拠点を突き止めれば良いのでしょうか?」

 

「分からない事は、知っている人に聞けばいい」

 

達也が扉を開いて姿を見せたのは小野先生の姿だった。

彼女のことは無論達也も気付いていて

見破られていたことに遥が恥ずかしそうな口調で呟く。

 

「小野先生!?」

 

「あ、あの…九重先生の秘蔵の弟子を隠れ仰せるなんて…やっぱり甘かったか…」

 

〜小野先生説明中〜

 

「…目と鼻の先じゃねえか」

 

「…舐められたものね」

 

「放棄された化学工場の跡地か…車の方が良いだろうな」

 

「正面突破ですか?」

 

「あぁ」

 

「車は俺が用意しよう」

 

「え?十文字くんも行くの?」

 

「十師族に名を連ねる者として当然の勤めだ、だがそれ以上に、俺もまた一高の生徒としてこの事態を看過することは出来ん「じゃあ!」七草、お前は駄目だ」

 

「この状況で生徒会長が不在になるのはマズイ」

 

「…了解よ…でも、だったら摩利、貴方も駄目よ、残党がまだ校内に隠れているかもしれないんだから、風紀委員長に抜けられたら困るわ」

 

「うぅ…」

 

「…そう言えばお兄様、トュールさんは何処へ?」

 

「そう言えばそうだな…渡辺委員長、何処に行ったか分かりますか?」

 

「確か辰巳と沢木の2人が、トュール一人で当校付近の残存勢力が居ないか確認すると言って別れたと聞いたが…そう言えば、彼奴から連絡が来てないぞ!?」

 

「まさか…捕まった?」

 

「そんなまさか!トュールさんが捕まるなんて!」

 

その言葉を発した瞬間に

俺の通信端末に通信が届いた

その相手は

 

[もしもし、この連絡先は達也であってるか?]

 

「…トュール…今、何処にいるんだ?」

 

そう、絶賛行方不明のトュール・レイである。

 

[あぁ、今か?適当にブランシュの奴らを探していたら廃工場に辿り着いたんだが、多分ココが奴らの拠点だろうな、一応座標を…]

 

「いや、その場所は分かっている。そしてそこがブランシュの拠点だが…間違っても突撃するなよ?」

 

[了解、それじゃあ待機しながら監視しとくわ]

 

そう言ってトュールは通信を切った…

 

「という事の様です」

 

そう言うと、渡辺先輩は頭を抱え

十文字会頭は溜息をこぼし

七草会長は苦笑した

 


 

全員の準備が終わった為、外に向かう

十文字会頭が用意したのはオフロードに対応した大型車。

それに乗ってブランシュの拠点に向かうのは

俺、深雪、エリカ、レオ、会頭、そして剣術部の桐原先輩だ。

少し狭いがそこまでの問題はない。

車内で乗り込む際の作戦とともに先に到着している

トュールについて考える。

すると、深雪が唐突に口を開く。

 

「お兄様…トュールさんは待っているでしょうか?」

 

「いや、どう動くのか分からない」

 

「そ、そうですか…」

 

そう言うと車の屋根に何かが乗った衝撃が来た

 

「な、何!?」 「何だ!?敵か!」 「いや攻撃では無い」

「お兄様…コレは?」 「トュール・レイか?」

 

「御明答、会頭、申し訳ないが屋根に乗らせてもらった、このまま走ってくれフェンスは俺が斬り飛ばそう」

 

「了解した…司波、良いな?」

 

「分かりました…頼んだぞ、トュール」

 

「任せろ、それと俺は屋上から侵入していこう」

 

「了解した」

 

そうして数分走らせると廃工場が見えてきた

 

「見えたぞ、アソコだ」

 

「…今だ!トュール!」

 

「斬り飛ばす!」

 

そして、廃工場への道をカーブした瞬間に

上に乗っていたトュールが飛び出した

走る車より先に飛び出したトュールは

速すぎて見えない抜刀術でフェンスを

斬ったと同時に、左右に吹き飛ばした

トュールはそのまま慣性を操り屋上に飛んで

姿を消した多分、侵入しに向かったのだろう。

 


トュールside


 

俺はそのまま屋上の空いていた窓から侵入し

サーチアンドデストロイをしていた

まぁデストロイ(峰打ちによる気絶)だがね。

そうして、最上階が粗方片付いた為

階段を降りていると、知らない先輩と

十文字会頭が居た

 

「おや、十文字会頭と…知らない先輩がいる、初めまして1年A組風紀委員のトュール・レイと言います。」

 

「剣道部2年の桐原 武明(きりはら たけあき)だ、よろしく頼むぞ、トュール」

 

「桐原、トュール、挨拶はそこそこに先に進むぞ」

 

桐原先輩と握手をした後に

十文字会頭の号令に従い

俺と先輩は後ろを着いて行った

そうして歩いていると道を塞ぐ壁があった為

桐原先輩の高周波ブレードで切り裂いた

すると達也が居たが1人を除いて全員ダウンしていた

そして、あれがブランシュ日本支部リーダーの司一だろう。

 

「やるじゃねぇか、司波兄…それで、コイツを?」

 

「ブランシュのリーダー、司一です。」

 

「!?コイツが…!」

 

「ヒィ!?」

 

「コイツかァ!壬生を誑かしやがったのわぁッ!」

 

「うわぁぁあああああっぁあぁっあがぁっ!?」

 

司一は桐原先輩の怒気にビビったのか

アンティナイトを使ってキャスト・ジャミングを放つが

本来なら魔法を展開できないほどの

強度を持ったキャスト・ジャミングのはずなんだが…

桐原先輩の高周波ブレードはそのまま司の腕を切り落とす。

化け物かよォ!

 

「その辺にしておけ」

 

そして俺は、司一の多量出血を星辰光で焼いて止めた

それによって司一は痛みで気絶したが…マァエアロ

 

「よし、十文字会頭、止血、終わりました」

 

「あぁ…司波、コレで敵は全部か?」

 

「おそらく」

 

こうして、第一高校襲撃事件はブランシュの

日本支部リーダーを確保という結果を持って終了した。

 


 

さて、事件のその後について話をしよう。

ブランシュ日本支部は完全に壊滅

その後の後始末は十文字先輩がやってくれたが

一応正当防衛のつもりだったのだが

ブランシュのメンバーは凍傷などで意識不明

俺や桐原先輩が峰打ちしてた奴らは大丈夫なんだが…

深雪がやった凍結がな…

司一に限っては片手まで斬られてしまっている事もあり

側から見れば、過剰防衛であるのだが

俺達が警察に捕まる事は無かった

十文字家が裏で手を回してくれたようだ。

流石は十師族、権力怖い

 

「コレで全部終わりか〜、呆気ないな」

 

「折角来たのに、出番なかったわね〜つまんないの〜」

 

「まぁ、上から風紀委員の絶光、裏から会頭と桐原先輩、下から達也に深雪が入ったからな…敵の打ち漏らしなんて無いな」

 

「しかも、あんたとお留守番なんて、尚更つまんなかったわ〜」

 

「なんだとォ?」

 

「!お兄様!お怪我はありませんでしたか?」

 

「俺は大丈夫だよ。」

 

「…ッ…お兄様…私。」

 

深雪は何か思う事があるようだが…

 

「大丈夫…」

 

そう言うと、深雪が凍らせたであろう

重症人が運ばれているのだが

達也の何らかの魔法によって

軽傷まで戻していたようだな

 

「お兄様…!ありがとうございます…」

 

俺?俺はな〜…

 

「取り調べって言っても、俺やったのフェンス斬り飛ばして、屋上から侵入して中の敵を峰打ちで倒しただけなんだが?」

 

「なるほど…他には?」

 

「でも、やった事ってそれくらいなんだよな…」

 

そう、取り調べを受けているのだが

話す事が無いため、早めに終わった。

 

「とりあえず、情報提供、感謝します!」

 

「はい、お疲れ様です。」

 

そうして取り調べが終わった為

達也達の元に行くと

逢瀬が始まってたんで

近くに居たエリカと男の方に聞いた

 

「なぁそこのお二人さん…あれはどういう状況なんだ?」

 

「いや…まぁ…いつも通り?」

「そうね、いつもの事ね。」

 

「何で、事件現場で逢瀬してんだよ…あ、そちらの君には自己紹介がまだだったな、初めまして、司波達也や司波深雪の友人をしている、フランス留学生の1年A組風紀委員、トュール・レイだ、差別意識等は無いから、よろしく頼む」

 

「おう!俺は1年E組の西条 レオンハルト(さいじょう れおんはると)って言うんだ!レオって呼んでくれ!よろしく頼むぜ!トュール」

 

「アタシは前に挨拶したから分かるわよね?」

 

「あぁ、千葉家の娘である、千葉エリカだろう?流石に記憶しているさ」

 

そうして俺達は十文字会頭の運転する車に乗り

学校に戻った後は報告等をしてから

家に帰った

 

「この事件が終わったら、流石に平穏にのんびりできるかな〜…そういや、そろそろ九校戦か〜…え?何で嫌な予感すんだよ!」




とりあえず入学編は描き切りました〜
次は九校戦…頑張ります!
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