二章に入る前に、一章までの軽いキャラクターのまとめです。
おまけに三枚ほどキャラクターデザインの挿絵があるので、挿絵大丈夫だよ~という方はよろしければどうぞ。
ページ下部に張り付けてあるので、大丈夫な方は下までスクロールしてください。
■エリーデル (魔王)
・本業:魔王
・副業:冒険者ギルドの受付嬢(見習い)
魔王と魔族は人類の数を調整し、団結を促すための駒である。ある日その事実に気づいて明確な自我(バグ)が生まれた魔王。
めちゃくちゃ萎えて世界征服にも魔王としての生にも飽きたが、自死も人間と敵対するのをやめて創造主に不用品と処分されるのも気に食わない。……ので、とりあえず暇つぶしをする事にした。
物見遊山し易いように、かつて生贄に捧げられた人間の姫の骨に自身の肉を纏わせ分身体を作った。 エリーデル、という名前もその姫のもの。
世間知らずをごまかすために「記憶喪失」と偽って過ごしている。
現在は人間の生活を楽しみつつ、自分で納得がいく魔王らしく華々しい最期を迎えるための終活中。
煩わしいほどに面倒な人間の生活全てが新鮮で、中でも人間の味覚で味わう料理の味が最高。暇つぶしの中で最大の娯楽。ただし「美味しい」と思える範囲が広すぎるので、自分で料理を作るのは苦手。なお本人的には失敗作も失敗作だと思っていない。
何万年と魔王業をやってきたが、自我は生まれたての赤子のようなもの。
好奇心旺盛で、その場のノリと思いつきと勢いで行動することが多い。
自我が生まれたてだという自覚こそあるものの、魔王としての経験値があることに変わりはないので自分では思慮深く老獪で邪悪な魔王だと思っている。
■ユアン
5歳の時に故郷を魔族と魔物に滅ぼされ、元凶である魔王を倒すために冒険者ギルドの扉を叩いた少年。
冒険者として登録できる年齢(十歳)まで受付のお姉さんが面倒を見てくれることになり、ギルドマスターや謎の凄腕魔法使い()に修行をつけてもらいながら過ごしている。
面倒を見てくれているお姉さんが実は魔王で、あわよくば自分を殺してくれる勇者に育たないかな〜という思惑の元に育成計画が立てられていることは知らない。
■マリウス・ゴルドー
アルニラム冒険者ギルドのギルドマスター。
常に酔っておりふにゃふにゃとして頼りなく見えるが、過去に魔族を単独討伐した実績を持つ実力者。
縁のある廃村に訪れていた時、人間領域に来たばかりのエリーデルと出会い保護。身元引受人となり、受付嬢としての仕事を与える。その際、魔王の魔力に惹かれて来た高難易度討伐対象のドラゴンを撃破しており、エリーデルはそれに攫われてきて記憶喪失になったものと思い込んでいる。
妻と娘を亡くしているため、娘が生きていたら同じくらいの年齢かもしれない、とエリーデルに対し甘い。
自分と似た境遇のユアンにも同情的であり、忙しい中でわずかながら師匠役を引き受けた。
■フォルティマ
魔王の側近にして魔王軍参謀。魔王を除く魔王軍のツートップのうちの一人。
魔法を扱う技術においては魔王よりも秀でている部分があり、数少ない転移魔法の使い手。
もとはかつて魔王の体から生まれた祖たる魔族の一人で、永遠に魔王に仕えるため幾度も転生を繰り返してきた。その事実はフォルティマのみが知る所であり、魔王には世界征服が成った後で告げようと思っている。魔王に心酔し狂愛しており、いずれは永遠の伴侶として隣に立つのが夢。
魔法の腕をかわれて、ユアンの魔法の師匠になるよう魔王に命じられた。現在は人間に化けユアンの信用を得るため冒険者登録をし、ユアンの指導をする時のみ転移魔法でアルニラムに来ている。
■アリネイラ
フォルティマと同じく魔王軍のツートップのうちの一人。
参謀のフォルティマと違い、主に魔族と人間の戦いの最前線であるウィスタリア大陸を中心とする現場活動が主。
■ラルギーニ
白蛾《はくが》族。魔王軍に属さない魔族。
かつて自分たちの種族を蹂躙した他魔族の下につくのが嫌で、単独で人間領域を船旅し気ままに美食とオシャレを楽しんでいた。
そして食事のため、たまたま襲った町(アルニラム)で最上位魔族二名と相対することとなり、フォルティマが冒険者登録する際の箔付けとしてボコボコにされた。
その後は魔王の「魔族も迷宮とか作れんか?」という思い付きのため、神の遺産とされる既存の迷宮を乗っ取れという命令を受ける。
■先輩
エリーデルに受付嬢としての仕事の他、記憶喪失で常識の抜けている彼女に色々と教えた受付嬢の先輩。
受付嬢としてのプロ資格を三つ保有している優秀な人材。世話焼き。
■先輩S
先輩の他の受付嬢三名。それぞれひとつずつ受付嬢としてのプロ資格を保有している。
■食堂のおばちゃん
冒険者ギルドに併設されている食堂兼酒場の長。朝早くから掃除などしているエリーデルを可愛がっており、よくまかないを食べさせている。
近所のじいさんから聞いた「終活」を実践しており、エリーデルに終活という概念を教えたのもこの人。