レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】   作:寝心地

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第20話

【ロキ・ファミリア】本拠地 黄昏の館

 

「事情は分かったけどな、うちは託児所でも孤児院でも無いんやで?いくらアンタらの頼みとはいえハイそうですかって訳にはいかん。うちだって手一杯なんやから」

 

俺の前には俺と同じ金髪の小人フィン、エルフの王族リヴェリア、ドワーフのガレスがいた

 

「そこを何とかお願いできないかしらロキ」

 

生活費は此方で用意する。そっちはアイズの身の安全だけを保証してくれれば良い

 

俺とアストレア様はロキにアイズの身の安全と生活の保証を頼む

 

「やから、ハイそうですかって訳にはいかんって言ってるやろ。最低でもその子がうちに入るってなら分かるけど」

 

ならそれで良い

 

「………………なんやと?」

 

ピクリとロキの眉が動きジ~ッと此方を見る

 

俺の目的はアイズの身の安全とまともな生活だ。衣食住、全て保証されるのなら深くは要求しない。寧ろそちらからの要求には出来る限り答えよう、俺個人としてな

 

「府に落ちんな。お前の力なら多少の敵が来ても妹を守りきれるだろう。妹を守りながらだって強くなれる筈だ。何故そこまでして我々に預けようとする?」

 

リヴェリアさんが俺にそう訪ねる

 

確かに俺はあの子を守れる程強いかもしれない。1対1と言う状況なら同Lvまでなら負ける気は無いし時間を稼ぐだけなら1個上までなら出来ると思っている。だが不意打ちや奇襲を受ければその限りじゃない。そうなったら俺には成す術もなく、残るのは抵抗できないアイズだけだ。それに………………いや、何でもない

 

「……………………どうするロキ、フィン?」

 

「まぁ、見た限り美人さんやからな、うちで見てやってもええけど」

 

「僕としても反対はしないよ、戦力が増えるのは良いことだからね」

 

ロキがアイズに顔を近付けるとアイズは俺の服の袖を掴みその裏に隠れる

 

すいませんね。どうも恥ずかしがりの質があって

 

「ああそうなん?、ごめんなびっくりさせて。うちはロキ、これからアンタの家族になる女神や」

 

アイズは此方を見ると俺は頷き、アイズが隠れていた俺の背中から前に出る

 

「アイズ・ヴァレンシュタインです」

 

「うんうん、良い子やな、自己紹介出来て偉いな~」

 

アイズの事、よろしくお願いします

 

「……………………ちゃんと迎えに来な地の果てまで追いかけてやるからな?」

 

はい、………………アイズこれを

 

「???」

 

俺はアイズの首に首飾りをかける

 

その首飾りには1つの指輪がかけられていた

 

母さんに渡そうと思っていた指輪だ。俺は父さんの指輪を、大事に持ってろ

 

「うん」

 

大丈夫だ、永遠に会えなくなる訳じゃない。またお前に会いに来る。それまで、少しの辛抱だ。

 

俺はアイズを優しく抱き締めてそう言い、もう一度【ロキ・ファミリア】全幹部に頭を下げてその場を後にした。

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