レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】   作:寝心地

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第26話

悲鳴と炎、死と血と爆発がオラリオを包んでいる。どうやらあそこだけの事態では無かったらしい

 

最早驚くのも疲れた。リオン、お前の友だ。大事に守ってろ

 

「あ、ああ」

 

アーディ・ヴァルマをリオンに預け魔法衣嚢から1本の巻物を取り出し解く。巻物は崩れ剣の柄のみが現れ地面に刺そうとすると、刀身が現れ地面に剣が刺さり、7本の幻影の剣が現れ1人でに敵を切り裂き始める

 

「これは…………」

 

スコフニュングの柄頭、戦の神 神殺しの戦神が手に入れた王の剣、顕現させられる時間は短いがその分効果は強力だ、今の内に行こう

 

そうして先に進もうとした時、何かが壁を破壊しながら飛んで来る。煙が晴れ現れたのはボロボロになったガレスとリヴェリアだった

 

「他愛ない」

 

そんな言葉と同時に2人が飛んで来た方を見れば灰髪の目を閉じた女が現れる

 

…………………………何だ、お前?

 

「【静寂】のアルフィア⁉」

 

声をあげたのは輝夜

 

知ってるのか?

 

「元【ヘラ・ファミリア】だ、眷族の中で最も才能に愛された女、【才禍の怪物】とも呼ばれたLv.7の冒険者だ」

 

LV.7成る程、通りで

 

「お前………………成る程、失敗作の方か」

 

失敗作?何の事だ?

 

「いや、知らないなら良い。しかし、失敗作とは言え面白い力を持っているな」

 

スコフニュングの柄頭で顕現した幻影剣の全てがアルフィアと呼ばれた女に向かい剣先が届くこともなく破壊され柄も消える。彼女の実力故か時間切れか、或いは両方か分からないが兎も角7本の剣が傷1つ付けられなかったのは事実だ

 

成る程、これは確かに【才禍の怪物】なんて呼ばれる訳だ。まず間違いなくこれには勝てない。こんな化物に会う辺り【超不運】は立派に仕事をこなしたと言って良いだろう。となれば

 

やることは1つ!!即撤退!!

 

走り出し全員で彼女に背を向け逃げる。恥も何も捨てて逃げ肩越しに彼女を見るが追ってくる様子はない

 

余裕か或いは追わない理由があるのか分からないが追ってこないなら好都合だ

 

息を切らせ走っていると遠くの方で光の柱が立ち上るのを目撃し足を止める。更に2つ目、3つ目と続き連続で9の柱が立ち上る。その意味する所は

 

9柱の神が天界へ送還されその眷族達の恩恵が消された事を意味する

 

「聞け、オラリオ」

 

血に染まる大地でその男は告げる

 

「告げてやろう。今の貴様らに相応しき言葉、脆き者よ、汝の名は『正義』なり。滅べ、オラリオ。我等こそが『絶対悪』!!」

 

それが、【死の7日間】と呼ばれる迷宮都市最悪の日の始まり。冒険者達に逆転の手は無く、多くが絶望に打ちひしがれた。レイはそんな中で

 

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無限にも等しき金と時間を費やし力を蓄えた。全てはあの【静寂】を越えるため、あの『絶対悪』を破る為に

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