レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】   作:寝心地

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第36話

思えば、あそこで引き受けた時点で俺達の命運は決まってたのかもしれない

 

残党が30階層に?

 

「ええ、私達にその討伐をお願いしたいみたいよ。敵は【ルドラ・ファミリア】厄介なのはジュラ・ハルマーって猫人ね。正邪決戦の時も地上でモンスターを操ってたみたいよ」

 

………………分かった、準備してくる

 

何時もの依頼 何時もの仕事 何時もの雰囲気 Lv.5になったからか【超不運】が暫く鳴りを潜めていたからか。兎も角、その時の俺のソレは慢心や油断と言って良かった

 

「30階層の敵も慣れたもんだな」

 

「慣れるのは良いが油断はするな。残党とは言え闇派閥、今度はどんな卑劣な罠を張っているか分からんぞ」

 

ライラの言葉に輝夜が返す。実際この言葉は間違っていなかった。その場の誰もが油断していた

 

実際【ルドラ・ファミリア】は情報通り30階層にいた。敵も残党と呼ぶにはかなり多かったがそれでも100前後、レベルも此方が高く奴らはあっという間にその数を減らしていった。そのまま残りも全て片付けようとした時、轟音がダンジョンに木霊し退路を塞がれソレが現れた

 

バシャリと水音が響きガシャリと音を立て立ち上がる漆黒の獣骸骨。赤い瞳で此方を見つめゾワリと悪寒と記憶が走った

 

撤退!!

 

俺の叫びに皆反射的に反応し反転し気付く。退路は絶たれあるのは下層への入り口のみ、岩を退かすにしても相手はそんな悠長に待ってくれる訳がないが、奴は敵の強力な助っ人と言うよりは強力な第3勢力だ

 

その牙と爪で【ルドラ・ファミリア】までも襲い此方には今のところと付くものの見向きもしない

 

俺達でも手を焼く攻撃力と移動速度は間違いなく第一級冒険者クラス

 

こいつを俺は知っていた。主人公から1度右腕を奪った(ダンジョン)を守るためだけの獣骸骨【黒き破壊者】ジャガーノート

 

最も恐れるべきは奴の魔法反射(マジック・リフレクション)、俗に言う魔術師殺し(マジシャンキラー)だ。あらゆる魔法を跳ね返しその高い攻撃力と移動速度で敵を封殺するのが奴の戦闘スタイル

 

状況を整理しよう巻物は跳ね返ってくるだろうから攻撃系は無し

 

武装完全支配術は魔力を消費する分魔法判定になる可能性がある為使用禁止

 

アサシンブレードは使えるが骨だからな、まず刃は通らないだろう

 

バトラコトキシンは骨だしまず体内に入れる事が出来ないし多分効果無いよな*1

 

「来るわよ!!」

 

アリーゼの言葉に意識が覚醒し攻撃を避け魔法組は詠唱を始める

 

止めっ!!

 

魔法組に警告しようとした時奴の爪が此方に向く

 

狙いは俺かよ!!

 

無数の凶爪が此方に向き青薔薇の剣で受けるが圧倒的に数が足りない

 

「レイ!!」

 

そこにリオンとアリーゼが援護に入り何とか距離を取る

 

その時、魔法組の魔法が発動してしまい奴に向けて放たれてしまった

*1
バトラコトキシンの症状は神経細胞や筋細胞の反応の阻害や心不全や損失細動を引き起こす、要は筋肉や脳が無いと効果が無い

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