レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】 作:寝心地
炎の線がジャガーノート目掛け飛んでいく。その炎が奴に届かない事を俺だけが知っていた。防ぐのも間に合わなず、阻止する手も無い。知らないメンバーはジャガーノートが魔法に気付いてない事のみに気付き、勝ちを確信している
奴の外格が魔法を弾き魔法を放った後方に弾き返される
「なっ⁉」
間に合え!!
外套を盾に炎を軽減し爆風に乗って吹き飛ぶ
「レイ!!」
弾き飛んだ俺に全員が驚き走ってくる
「
「ボサッとするな!!早くポーションを!!リオン!!お前も回復魔法を!!」
「クッ!!駄目だ輝夜、指が完全に炭化して私では完全には癒せない………………」
左腕を上げ手を見れば中指と小指が黒く変色し感覚が無い。体の傷はポーションとリオンの魔法で直ぐに回復するだろう
起き上がりジャガーノートを探して、アリーゼとライラが注意を引き回避に専念していた
「馬鹿者!!まだ回復してないんだ!!私達に任せてまだ寝てろ!!」
それじゃあ勝てない…………安心しろ手はある。奴の動きを少し止めてくれ
「……………………分かった。レイの手で行く。団長殿!!奴の動きを止めろ!!」
輝夜の声に反応しアリーゼとライラが動く。魔法は奴に反射されるため使うわけには行かず、敵の攻撃はカスるだけで致命傷になる
だがそこは熟達した冒険者。連携でジャガーノートを翻弄しその場に止め俺は巻物の紐を解く
瞬間、ジャガーノートの周りに透明な壁が現れ巻物が灰となり崩れ、新たな巻物を取り出し紐を解く
巻物に穴が開きそこから大量の水が現れジャガーノートを壁に押し付ける
「これは……………………」
ああ、
俺が使ったのは小鬼殺しが小鬼の巣で水攻めに使う魔法。あくまで転移の魔法であるため呼び出されるものに魔法の力は無く、俺が入口に設定した海から放たれる海水が超質量で放たれるのみ。そして背後には1枚目の巻物で逃げ場を無くすため呼び出した音壁がある
更に水の量に対して出口が小さく圧力により、ダイヤモンドすら切り裂く鋭利なカッターになっている。つまり
もうお前に逃げ場は無い。ただ海水に切り刻まれて消えろ!!
軈て放水に飲まれ音壁すらも耐えられなくなり、ガラスが割れる様な音と共に音壁が消え、転移門の巻物も灰となって消えた。そこに先程までの悪夢の権化の姿は無かった