レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】   作:寝心地

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第47話

「アイズ無事か⁉」

 

女が消えた後リヴェリアとフィンが合流しリヴェリアはアイズの調子を確認しフィンが俺の所へ来る

 

「良く来てくれたね。【アストレア・ファミリア】は今日はダンジョン攻略の予定は無かった筈だけど」

 

アイズから手紙を貰った。殺人事件があったとな、来てみればそれどころじゃなかった様だ、アイズとレフィーヤが襲われていた様なので助けに入った

 

「そうか、感謝するよ。レイ2人を助けてくれて」

 

ああ、しかし随分と早い到着だったな。正直もう少しかかると思っていたが

 

「リヴィラの冒険者達も手伝ってくれてね。思いの外早く済んだ、此方に来るのも君がくれたこれで迷うこと無く来られたよ」

 

フィンはそう言って以前渡した【北を指さないコンパス】を取り出しそう言う

 

「取り敢えず何があったのか詳しく聞こう」

 

2人が女に襲われた。赤髪の短髪に緑の目、戦った感じ最低でもLv.5以上だ、武器は持たず拳で殴り掛かってきた。名前と所属は不明

 

「恐らくそいつが今回の首謀者だろう。あれだけのモンスターを操っていたと言うことは調教師(テイマー)だろう」

 

……………………後は任せる。何か必要な物があれば融通するが?

 

「いや、大丈夫だ。それよりアイズの方へ行ってやってくれ。かなり堪えている様だ」

 

分かった、また何かあれば言え。出来る限りは答える

 

俺はそう言うとフィンの側を離れアイズとレフィーヤ、そして2人の治療をしているリヴェリアの元へ向かった

 

どうだ?

 

「軽傷とは言えないが重傷と言う程でもない、と言った所だ。2人とも治療は終わったから明日になれば元気に動き回るだろう」

 

そうか、助かった

 

「それは此方の台詞だ。2人を助けてくれて感謝する」

 

何、妹を助けるのは兄として当然だ。礼を言う事はない。俺はそろそろ行く。アイズまたな

 

「あ、うん…………」

 

別れ際のアイズの反応に違和感を覚え足を止めアイズの前に立つ

 

どうした?何か言いたい事があるのか?

 

訪ねるとアイズは顔を赤くし俯くと漸く答える

 

「えっと……………………一緒に帰りたい」

 

その発言に俺とリヴェリアは顔を見合せクスリと笑いレフィーヤは何故か顔を赤くする

 

ああ、一緒に帰ろう。リヴェリア、【ロキ・ファミリア】のこの後の予定は?

 

「奴の残した痕跡が無いか確認した後即座に帰還する筈だ」

 

手を貸すか?

 

「いや、そこまで世話になる訳にもいかん。たまにはアイズのわがままでも聞いてやれ」

 

……………………ならそうさせて貰おう

 

「お兄ちゃん、此方此方」

 

リヴェリアの許可を取るとアイズは手を引き俺を自身の泊まっている宿に案内してくれた

 

「お兄ちゃん!!英雄のお話して!!」

 

英雄の話か、そう言えば最近お前に話をしていなかったかな

 

俺はそう言うと一冊の本を取り出しその中のあるページを開く。転生し20年近く経った今、前世の記憶は薄れほぼ他人事になっていた。過去を完全に忘れる前に俺はあらゆる記憶媒体に知っている情報を残した。この日記本もその一つだ

 

良し!!この英雄譚を聞かせてやろう

 

俺はそう言ってアイズを横に座らせ【格闘家が宇宙の帝王と戦う話】を聞かせる事にした

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