レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】   作:寝心地

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第51話

激しい土煙が巻き上がる

 

「お兄ちゃん!!」

 

アイズが俺を呼ぶ叫びが聞こえる

 

「ふん、真っ二つさ」

 

そいつはどうかな?

 

「「ッ!!」」

 

俺は青薔薇の剣と千本桜を手離し大剣に手を添え横にずらしていた

 

流水岩砕拳

 

大剣を受け流し再び青薔薇の剣と千本桜を拾い女の腕が斬り離される

 

首を獲ったつもりだったが。存外にしぶといな

 

「クッ!!舐めるな!!」

 

舐めているのはお前だ

 

千本桜の刃が女を襲い壁をぶち抜き飛んでいく

 

ん?

 

その先には別の冒険者達がおりモンスターと戦っていた

 

【ヘルメス・ファミリア】と………………ベート・ローガとレフィーヤか…………もう1人は知らないが。また花の化け物か

 

「【形無し(アウトフレーム)】!!そいつらが一連の騒動の首謀者です!!」

 

【ヘルメス・ファミリア】の団員が叫び指を指した方を見ると赤髪の女の他にもう1人いた

 

その顔は見覚えがある。【白髪鬼(ヴァンデッタ)】オリヴァス・アクトだな。死んだと聞いていたが生きていたか、或いは死に損なったか?

 

「ふん、貴様こそまだ死んでいなかったか。()()()()()()()()()()()()()()

 

ああ、何時か命を奪わなかったことを後悔させてやろうと思ってたよ。今日まで諦めてたけど。調教師に鞍替えでもしたか?

 

「ふん、そんな児戯と同じだと思うな!!やれ!!巨大花(ヴィスクム)!!」

 

オリヴァスの声に反応し今までのモンスターの数倍はデカイモンスターが此方に襲い掛かってくる

 

「レイさん!!」

 

「お兄ちゃん!!」

 

魔法衣嚢(マジック・ポケット)から巻物(スクロール)を取り出しその紐を解く。巻物が燃え尽き灰になると青薔薇の剣に黒紫の炎が纏われる

 

付呪・獄炎(エンチャントヘルブレイズ)

 

青薔薇の剣を軽く振り巨大な花を切り裂く、青薔薇の剣に付いていた黒紫の炎が巨大花の全身を覆う

 

「なっ⁉そんな物かき消してしまえ!!」

 

無駄だ。こいつが触れたのは煉獄の炎だ。その炎は肉も骨も灰や炭すら残さず燃やし尽くす。花や草なら尚更な

 

「なっ…………なぁ⁉」

 

炎は巨大花を完全に燃やし尽くしオリヴァスは尻餅を付いた

 

「ば、馬鹿な。この私が【アストレア・ファミリア】の小僧に負けるなど!!」

 

ふん、どれだけ時間が経ってると思ってる。7年もあれば人間幾分か成長する

 

「クッ!!時間を稼げレヴィス!!回復した私とお前ならこんな奴ら」

 

オリヴァスが赤髪の女に声をかける。そう言えばこいつはそんな名前だったな

 

「茶番だな」

 

「何?」

 

レヴィスと呼ばれた女はオリヴァスの胸を貫くと魔石を抉り出す

 

「レヴィス…………貴様……何を⁉」

 

「力が必要になった。それだけだ」

 

オリヴァスの体が崩れレヴィスはオリヴァスから取り出した魔石を食らい此方に襲い掛かってくる

 

なっ⁉

 

ギリギリの所で青薔薇の剣を滑り込ませ直撃を防ぐが先程までとは動きが変わりそこに花まで加わり苦戦を強いられる

 

クソ!!

 

青薔薇の剣を弾かれ千本桜が花諸ともレヴィスを攻撃するがレヴィスの再生力も大きく上がり傷付いた端から回復し俺は壁に叩き付けられ大きくダメージを負ってしまった

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