レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】 作:寝心地
今日はここまでにする
「あ、ありがとう…………ござい…………ました」
俺がそう伝えるとレフィーヤは顔を真っ赤に腫らしそう言う。流石に女の子の顔をこんなにして放っておく訳にもいかないので【ガチャ】から出た水薬を振り掛けておく
「ッ!!凄い傷が一瞬で…………」
俺の特別製だ。女の顔に傷を付ければ責任を取らされるからな
「あ、ありがとうございます」
ああ、伝えるべき事は伝えた。後は自分で出来るな?
「は、はい!!大丈夫だと思います」
そうか、じゃあ俺はもう行く
俺はそう言い残しその場を離れる。途中リヴェリアが此方を見ていた事に気付く
「鍛練の具合はどうだ?」
リヴェリアに訪ねられレフィーヤの方を見ながら答える
悪くはない。相性も良いからな。問題は本番でそれをどこまでそれを発揮できるかだ。アイツは本番に弱いタイプの様だからな
「そうか、確かに彼女にはそう言う節があったが…………」
ああ、そう言うタイプには敵の前での脱力と言うのはかなり難しい物なんだ
「そうなのか?」
ああ、フッ!!
俺はリヴェリアに蹴りを放つ、当然だが当てるつもりは無くギリギリの所で止める。リヴェリアは突然の事で体を強ばらせ受けの体勢を取る
「………………ッ!!」
どうだ?普通の人間は敵を前に脱力何かしない。と言うか出来ない。それを俺は敵が迫ったら脱力し叩けと言ってるんだ。普通に考えてそんな事出来るわけがない
「で、では何故そんな物をあの子に教えた?」
他に思い付く手段が無かった。それに、アイツが普通に収まるとは思えなかったからだ
「…………………………確かにそれはそうだが……」
まぁ、そもそも魔法使いが近接を使わなければならない時なんて前衛が全滅した時か前衛が守りきれなかった時だけだしな
「………………………………だからこそ我々は仲間に前を預けるのだ」
そうだろうな。そろそろ行くよ
「ああ、引き留めて悪かったな」
【ロキ・ファミリア】の本拠から出ると見慣れた2人組を見かける
アイズ?ベル?
「お兄ちゃん!!」
「レイさん⁉」
ベルはどうした?何でそんなボロボロなんだ?
「アハハ。実はアイズさんに特訓をつけてもらってるんです」
特訓?
「うん、でも何を教えたら良いのか分からないから実戦で教える事にして」
で、こうなったと
「うん」
「はい」
それは良いが【ロキ・ファミリア】は誰かこの事を知っているのか?
「ウッ」
「【ロキ・ファミリア】?」
その反応だけで2人の理解力が大体分かった
普通他ファミリアとの訓練と言うのは交流のあるファミリア同士でもあまりやらないんだ。相手に手の内を晒す事になるからな。ベルは最近来たらしいから知らないとしてアイズ、お前は知ってるだろう?
「そ、そうだったんですか⁉そんな事とは僕知らなくて……すいません」
「ベルは謝る必要ないよ。私が言い出した事だから」
それが本当ならベルは何とか言い逃れ出来るだろう。だがアイズ、お前の場合は早いとこ許可を取らないと後で偉い目に逢うぞ?
「うん………………分かった」
なら良い。俺はそろそろ帰る。また今度な
「うん、またね」
「あ、ありがとうございました」
2人の言葉を背に俺は自分の本拠へと帰った