レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】   作:寝心地

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第56話

「総員!!これより遠征を開始する!!階層を進むに当たって今回も隊を2つに分ける。18階層に移動した後一気に50階層へ移動!!最初に出る1班は僕とリヴェリアが、2班はガレスが指揮を取る。僕達の最終目標は他でもない、未到達領域、59層だ!!」

 

フィンの激励の後、俺達は【ロキ・ファミリア】に連れられダンジョンへ向かう

 

「ねぇねぇ、今日【ヘファイストス・ファミリア】の上級鍛冶師の他にアイズのお兄さん達も来てくれてるんだよね?」

 

ティオナの元気な声が聞こえる

 

「うん、お兄ちゃんが居れば問題ない」

 

「ハッ!!【ヘファイストス・ファミリア】と【アストレア・ファミリア】か。アイツらなら間違っても足手まといになる事はねぇな。しかし」

 

ベートはチラリと此方を見て何とも言い難い顔をする

 

「~♪~♪」

 

俺の腕にはベッタリとくっついたアイズがいた。目茶苦茶歩きにくいしいざと言う時戦えないのたがこうなった理由はダンジョン突入前、俺は2班からの出発になるはずだったのだがアイズが駄々を捏ね無理矢理1班に入れようとした。フィンもこれには困り果て仕方無くリオンと俺の位置を変更する事にした

 

「あらあら、お兄ちゃんにベッタリね」

 

そしてその結果、アリーゼ含め多くのメンバーがその様子を見てニヤニヤと笑ってくる様になり、俺は思わず何度目か分からないため息を吐いた

 

その時、遠くから誰かが走ってくるのが聞こえる。足音的に4人だろうか。少しして姿が見える

 

どうした?イレギュラーか?

 

「あ、【形無し】⁉【ロキ・ファミリア】も!!ご、合同遠征か⁉」

 

「おい、聞かれた事にだけ答えろ。何があった?」

 

余程慌てていたのかいまいち要領を得ない会話に痺れを切らしたベートが脅す様に聞く

 

「み、ミノタウロスだ!!9階層にミノタウロスが出たんだ!!」

 

ミノタウロスだと?

 

「そうだよ!!9階層にミノタウロスがいて白髪のガキを襲ってるのを見て慌てて逃げてきたんだよ!!」

 

白髪のガキ………………瞳は赤か?

 

「さ、さぁ?多分そうだったと思うけど………………」

 

アイズはそれを聞くと目付きを変え1人飛び出していった

 

「アイズ⁉」

 

「クソ!!」

 

先に行く。アリーゼ、説明は任せる

 

「オッケー!!」

 

アリーゼに後の事を任せアイズを追うと、足を止めているアイズと対峙する誰かを見つける

 

「お前か…………」

 

【猛者】、誰の妹に剣を向けてるか分かってんのか?

 

「分かっている。お前とも戦ってみたいと思っていた」

 

……………………アイズ、先に行け。こいつは俺が殺る

 

「うん!!」

 

俺は青薔薇の剣と千本桜を抜く

 

武装完全支配術(エンハンス・アーマメント)

 

氷の薔薇の蔦がオッタルに絡み付き動きを止めると同時にアイズが走りオッタルの横を通る。同時に力業で拘束から抜け出したオッタルがアイズに剣を振り下ろす

 

止まるな!!走り抜けろ!!

 

「ッ」

 

減速し攻撃を受けようとしたアイズに叫び、ウィンチェスターで大剣を撃ち抜き軌道を無理矢理変える

 

「……………………弓の類い…………いや、もっと強力な別の物だな。Lv.2以下なら容易く命を奪えるだろう近距離から放てばLv.3も」

 

褒め言葉として受け取っておくよ

 

「あ!!いた~!!」

 

遠くから声が聞こえるチラリと目線だけ声が聞こえた方を見るとヒリュテ姉妹とベートが走ってくる。オッタルは不利を悟ったのか武器を納めその場を去っていった

 

「おい!!何処へ行く!!」

 

ほっとけ、それよりアイズを追う

 

俺の言葉にベートは舌打ちしながら、後を追う様にアイズの元へ走った

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