周りからの目が信頼と憧れでいっぱいなんだけどなにこれ?   作:どうしようもない人

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今更ですが名前をカタカナにしました、わかりやすくしたほうが読みやすいと思ったので。
初出の名前を漢字で表記するのはそのままです


これエクバ中編2

あのあとも戦い続け...

 

「いっけぇ!フレイムドローン!」

 

快活そうな一年が炎をドローンの形にして3つほど飛ばす

 

フレイムドローン...魔力消費量中、炎魔術としては二段階目の突撃技として習得できるものだ

 

単純に熱が自由な軌道をとって突っ込んでくるのは十分脅威な攻撃だが

 

「甘い!」

 

ダガーモードのビームサーベルを投げ掻き消す

 

「マジか!、っでもこれなら!」

 

今度は数を増やして軌道も滅茶苦茶な状態で突っ込んでくる

 

予測は簡単じゃないが...

 

「そんな数で通用するかぁ!」

 

両腰に2本備えた実体ソードを手に持ち、ライフルモードに変え連射する

 

「射撃もウメェ!やっぱすげぇな最強は!」

 

「これで終わりか!?」

 

「いいや、まだだね!」

 

クロー型の武器に炎をまとわせ構えを取る

 

「それでこそ未来あるもののあるべき姿だ!行くぞ!」

 

「掛かってこい!」

 

そのまま互いの武器での接近戦が始まる

 

「フレイムボウガン!」

 

一瞬距離を取った瞬間、足から火のボウガンが形成され燃える矢が放たれる

 

とっさに装甲を纏っている足で蹴り飛ばす...普通なら不意打ちで当たるが、普段から変わった戦い方をする俺からしたらまだ対応ができた

 

「っと、足から火矢か...ユニークな戦い方するなぁ」

 

「さっき思いついた!」

 

「ヒュ〜...天才が多くて安心するよ」

 

戦いの中で成長とか...ジャンプの主人公か?

 

「だが、想定を超えてみろ!」

 

「ならこれは!」

 

ドローンをまた形成して突っ込ませる一年

 

ドローンは囮の作戦か...

 

「読めるに決まってるだろ!」

 

ドローンを撃ち落とす

 

「それがトラップだぜ!」

 

「へぇ?」

 

撃ったドローンは爆炎を上げ視界を狭まらせる

 

「でもなぁ!対応可能だ!パーティクルバースト!」

 

粒子を大量消費してあたりに広がった炎を掻き消す

 

「その瞬間を待ってたんだ!」

 

「なっ!」

 

炎が消えたときに視界に入ったのは

 

全方位にある大量のドローンとドローンに備え付けられた火の弓矢だった

 

「魔術の掛け合わせ...!」

 

ゲームではシステム上難しかったのかフレーバーテキスト程度だった要素を目に前にする

 

正直忘れていたので想定を超えられてはしまった...

 

「ぶっつけ本番で出来てよかった...これで倒せる!」

 

「くっ...」

 

言葉とともに一斉に放たれる火矢

 

いきなりの出来事で対応が一瞬遅れる

 

「これなら終わるだろ!」

 

「いぃや!まだだ!俺は終われない!」

 

実態ソードで一本、また一本と捌く

 

「...ふっ!...くっ...っ!」

 

一被弾、肩に掠める、装甲で無効化

 

二被弾、足に刺さる...これも装甲で耐える

 

三被弾、さっきのと同じところに被弾し装甲が少し溶ける

 

四被弾、背中に直撃、外付けの支援機に当たったおかげでノーダメージ

 

「...流石だよ、本当ならここまでダメージを負うつもりはなかったが...よくやった」

 

「ちくしょう...これでも駄目かぁ」

 

魔力切れなのか膝をついて倒れる

 

「魔術の掛け合わせ...本来は制御の高難易度かつ馬鹿にならない魔力消耗...だがこれは使いこなせない場合の話だ。モノにしろ...そしたら今度は結果が変わるかもな」

 

「そっかぁ...そりゃあこんな疲れるわけだぁ...」

 

「よく頑張ったな...俺相手に四発当てたのはお前が初めてだ」

 

「へへっ...一人だけど努力してきたからなぁ」

 

「...一年生でよく名前を聞くやつらがいるだろ、彼女達はお前の良い成長の手助けになるだろうな」

 

「おぼえとくぅ...声かけるの苦手だけどぉ...」

 

「あぁこれが終わったら声でも掛けてみろ...じゃあな」

 

脳天にライフルを撃ち込み止めを刺す

 

笑ったまま一年は消えた

 

...強かったな、生徒相手にこんなピンチになったのは会長に挑んだときぐらいか

 

きっとまだ強くなるだろうなぁ...あぁ、これからが楽しみだ

 

「...いつから俺は戦闘狂になったのやら...ま、命の危機がある場所で安心できる強さを持った後輩ができるのはいいことか」

 

「エネルギー切れだな...んでもまぁ、結構時間も経ったし」

 

...そろそろか

 

「運命の道標!...よし、エネルギー回復!」

 

正しく動くか、想定通りの回復量かどうかが不安だったが、問題なく回復している

 

「...この感じなら他のも想定通りだろうな、試運転はバッチリ。今回の目標の一つは終わったな...あとは」

 

「見つけた!」

 

「待って下さりませんか?」

 

「...最後まで勝つだけ、だな」

 

ビルの隙間から二人の少女が声をかけてくる

 

「ヒナタと...おぉ...そうか」

 

「えっと私のことをご存知で?」

 

「あぁ...愛村市香(あいむらいちか)...生徒会として知ってはいるな」

 

「そうですか...嬉しい限りです」

 

「いや、生徒を覚えなきゃいけないのは面倒さ」

 

「ちょっと、話に来たわけじゃないんだけ、どぉ!」

 

ヒナタがガントレットを装備し岩塊を飛ばして話に割って入ってくる

 

「おっと、そうだな。話はこのあとでも出来る」

 

蹴りで岩を壊して相対する

 

「そうですね...では参ります」

 

「初手はもらうわよ!」

 

「そうは問屋が降ろさんよ!」

 

「そこは私が通しますよ!」

 

「っぶね、やっぱ愉快だなぁその武器は」

 

イチカの武器はダンジョンで手に入れた少量の魔力消費の代わりに何個でも投げられるクナイと手裏剣...どっちも普通じゃないくらいデカイし何かにぶつかったら爆発するし...冗談ではない

 

「だが!当たらなければどうということはない!」

 

「当ててみせます!」

 

「その顔に一発ぶち込んでやるわ!」

 

「掛かってこい!」

 

その言葉と共に高速で拳が飛んでくる

 

「っといきなりか...瞬発力はトップだな」

 

拳をビームシールドで受け流す

 

「言ってる場合ですか!」

 

「そうだな、だが喰らわんよ」

 

後ろから飛んでくる4つの手裏剣をビーム砲で消し飛ばす

 

「はぁ!」

 

ヒナタが拳に岩を纏い巨大な拳が襲ってくる

 

「フッ!」

 

それに対し纏われている岩をシャイニングエッジで壊しアスカロンで拳に対処する

 

「これなら!」

 

またしても後ろからクナイと手裏剣を投げてきたイチカにこのスーツの速さを活かしてその場から離脱する

 

「速い...!?」

 

「でも、軌道を読めば!...そこ!」

 

「おっと、狙いは悪くない...いいね、流石だ」

 

速さに驚くイチカと違いヒナタは空に飛んだ俺に岩を飛ばしてくる

 

「ふんっ!そのくらいの高さ、むしろ当てやすくて助かるわ!」

 

「えぇ...必ず撃ち落として差し上げましょう」

 

「そっちがいつまでも主導権握ってると思うなよ!」

 

俺はアスカロンを構え、一直線に突っ込む

 

「そちらがその気なら迎え撃ちます!」

 

「無駄ぁ!」

 

投げられたクナイや手裏剣真っ向から受ける

 

無論、物理攻撃や爆発に強いこの装甲には決して傷はつかない

 

「なら殴れば!」

 

ヒナタは拳をビームを形成していない実体のところを殴りアスカロンの軌道を逸らす

 

「だが!甘い!」

 

逸らされた軌道をすぐに修正しその横腹に斬り込もうとする

 

「させません!」

 

しかし横からアスカロンにクナイが当たる

 

そのせいで手から吹き飛ばされるアスカロン

 

「あっ」

 

「今ね!」

 

「ここで終わりにします!」

 

正面からヒナタがさっきのように岩を纏った拳を構え

 

右からクナイを手に持ち突き刺さんとイチカが向かってくる

 

いくら物理攻撃に強いといえどこれを防ぎきれるかはちょっと怪しい

 

流石に万事休すかと思うだろう

 

「もらった!」

 

「これで!」

 

「シャイニングゥゥゥゥフィンガァァァァァー!!」

 

間合いに入った二人の少女の頭を掴み手の光を当てる

 

「...」

 

「...」

 

頭部をやったことで喋れず退場してゆく二人

 

「すまん...俺は」

 

「負けれないんだ...はぁ、嫌われそうな戦い方しかしてないな...それに」

 

(流石に名前変えよ...武器におふざけで名前つけるべきじゃないな)

 

頭を切り替え再び歩き出そうとした気だった

 

パチ...パチ...パチ...パチ

 

「ん?誰だ?」

 

「これまでのご活躍ご苦労、最強さん」

 

「あぁ...君か」

 

ビルの中から出てきたのは一人の悪そうな顔をしている少年だった

 

「へぇ?俺のことをご存知で、さすがは生徒会も兼任している方だ...このような一生徒を覚えているとは」

 

「...戦うんだろ?とっとと来てくれないか?時間がもったいない」

 

「クククッ...ハーッハッハッハ!つくづく愚かなものだ...この俺が対策をしてきていることをわかってないな?」

 

「...で?その対策とやらで俺に勝てると思ってるのか?」

 

「当たり前だぁ...!ふっ...これでおしまいだなぁ?最強!」

 

言い切ると矢の形をした灰色の光がこちらに向かってくる

 

「げぇ!その魔術!本気で対策しに来てんのかよ...やっぱ嫌な奴〜...」

 

急いで加速し、光を避ける

 

「流石にこの魔術は知っているな!そうとも、この魔術こそ貴様の装備を封じる対策、”封装の灰光り”!」

 

「メンドクセ〜...陰湿ってレベルじゃねぇぞこれ」

 

封装の灰光り...無属性のサポート系のスキルツリーの分岐で妨害の魔術を覚えることができる...これは無属性のみの話だ

んで肝心の魔術の説明だが...分かりやすい装備封じだ...当たったらその装備は10分間使えない。

本来なら別に装備を封じられても魔術が使えるからそこまで問題はないはずなんだが...

 

「くっそ!俺が魔術を使えないと知っての行動か!?だとしたらそのリサーチ力褒めてやるよ!」

 

「フハハハ!!先輩に聞くのは骨が折れたぞ!」

 

「お前ってそういう所あるよな!」

 

そしてこの絶賛絶好調な一年は草薙害時(くさなぎがいと)、よくいるライバルなのだが...さっき俺に使った魔術のようにこいつはメタ張りがとんでもなく厄介なのでゲームでは結構めんどくさがられていた

実際、エンカウントしたときにはキレそうになる人もいたくらいだ

しかし、性格としてはイキリ厨だが相応に努力しているという感じだ

会話から察せれるように俺のことも念入りに調べたようだ

そのことから性格が嫌いという人はそんなにいない...はず

 

「そうら、もう一発だ!ハッハハ!」

 

「っぶね!エイムの良い奴だ、銃でも持って正々堂々戦ってみたらどうだ!」

 

「ご勘弁願おう、俺のこの才能を生かさない手はないのでね!」

 

「別に銃一本で戦えとは言わねぇよ!」

 

「そうか、ではここで消えろ!」

 

「ええい!冗談ではない!」

 

正確に狙ってくる上に段々と移動先を読んでくるようになってきた...当たるのは時間の問題かもしれない

 

「ククク...過去のデータからこの大会に持ち込まれた最大装備数は三、今回の戦いで貴様が使った装備も三。つまり3発貴様に当てれば貴様は使える装備はなくなり俺の勝ちが確実なものとなる...無様なものだ!」

 

(ん?俺の装備が三つだけ?こいつなにか勘違いしてないか)

 

「そしてこれが記念すべき一発目だ!」

 

「やべ!」

 

なにか引っかかるような言葉が気になっていたら一発当たってしまい運命の道標が使い物にならなくなる

 

「くっ全てを超越せし物!」

 

「おやぁ?どうやらその装備は傷ついているなぁ?ふっ指物最強もその連戦では消耗も激しかろう、だからこそ狙ったがな!」

 

「調子こいてると足元消し飛ばされるぞ!」

 

「やってみろ!できるものならな!」

 

...実際、魔術のクールタイム自体恐ろしいほど短いので近づく隙がない

 

だが...やつの勘違いが本当だとしたら...!

 

(確実に勝てる!)




次回「馬鹿な!?」「やっぱりな!」
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