周りからの目が信頼と憧れでいっぱいなんだけどなにこれ?   作:どうしようもない人

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星野陽向
積極的だけどそれ故に前に出がちな性格
だが本人もそれをわかっていてなんとか直そうとしている
それを加味しての近距離ファイターの極みで所謂DPSはゲーム内でも最高
武器はガントレット
魔術の適正は土の攻撃系



まさに元気ハツラツ!素晴らしい!

「学園からの依頼?」

 

「はい、今回のゲートはすでにかなりの生徒が挑戦していますが...結果が良くないとのことなので、ハヤトくんにということです」

 

そういうふうに言ってきたのはウチの担任だ

学園の人間だが基本は無罪だ

ギルティなのは教頭とかの上層部だからな

 

「なるほど...そういうことでしたら、やってみます」

 

「!ありがとうございます、これで私の評価も良くなる...」

 

「...そうですか」

 

「ということでいってらっしゃい」

 

「は〜い」

 

────────

──────

────

 

「ということだから、手伝ってくれるか?」

 

「お前の頼みなら断らねぇよ...」

 

「そう来ると思ってたけどな」

 

「へっ、どうせ絵里たちも誘うんだろ?なら確実に攻略できるだろ」

 

「そうだな」

 

......

 

「分かりました!やっとハヤトにいいところを見せることができるんですね!」

 

「気合い充分だな。期待してるぞ?」

 

「はい、頑張ります!」

 

......

 

「ふふ...やっと出番が来た、ということですわね?」

 

「そういうことだ...今回もサポート頑張ってくれ」

 

「前回のような失態は犯しませんわ」

 

「その前回もサポートはバッチリだったんだ、そう身構えなくてもいいけどな」

 

────────

──────

────

 

さて...流れ変わったな...

本来なら今回挑むゲートは絵里に来るはずの依頼だった

快斗が大怪我をしたゲートから生きて帰ってきた絵里を危険視し、実力を確かめるのとワンチャン消えてくんないかなの精神で依頼してくる...はずだったが

どうやら俺が大怪我したせいで最強も大した事ないと思われたかはたまた病み上がりだから畳み掛ければ消せるかの精神で俺に依頼したらしい

別に一人で挑む理由もないので絵里たちも誘った

...そういえば本来のストーリーならここで永華が仲間になるのと...あとは

 

「見つけたっ!」

 

「んえ?」

 

「あんたでしょ?私が無理だったゲートに挑むって言う学園最強の鈴木隼人!」

 

「そうだな...で?お嬢さんは?」

 

「私は星野陽向よ!今回あんたにお願いがあるの」

 

「なんだ?確実にクリアしてってか?それなら心配いらないが...」

 

「違うわよ!私も連れてってほしいの!」

 

「あぁそういうこと?でもすまんな。もう4人集まってるんでな」

 

「別に4人じゃなきゃいけない理由はないでしょう?それとも一度負けた人をいれるのは嫌い?」

 

「そういうことじゃなくて...あぁもう分かったよ、連れてくよ。それでいい?」

 

「いいわ。今度こそクリアするんだから...!」

 

そう、星野陽向。通称ヒナータ

某ミームからのあだ名で、コピペを陽向へのメッセージに改変したのが有名になったからだ

紹介はここまででいいだろう

 

「行っておくが、単独行動は控えてくれよ?あまりリズムを乱されると悪い方向に行っちゃうからな」

 

「分ってるわよ...私も悪目立ちしたいわけじゃないから」

 

ま、こういう性格の子だ

積極的でちょっと前に行きすぎる子だが周りの迷惑になることはしないいい子だ

ゲームでもそれが反映されているのか、ゴリッゴリの前衛キャラとして使える

 

「分かってるなら、頼りにするぞ」

 

「任せなさい!5人もいれば負けることなんて早々ないでしょ」

 

ゲームなら「3人でも、私達なら負けないでしょ!」という台詞だったな

 

「もう他の奴らは準備できてるだろうから、早く行くぞ」

 

「えぇ。分かったわ」

 

────────

──────

────

 

「あっ、ハヤト...と、あなたは?」

 

「陽向よ、このゲートには挑んだことがあるから、その案内役」

 

「そういうことなら歓迎しますわ」

 

「ありがと、私も頑張るからよろしく」

 

「ま、五人になるのは想定外だが...なんとかなるか」

 

「そういうことだから、早く行くぞ」

 

会話を切り上げ門に入る

 

沈む栄光

 

水中に沈んだ都市を探索するのがこのゲートになる

ストーリーで二番目に挑むゲートだ

ここはそこまで難しくはないが...

水の無い水中トンネルのようなところがあるのでそこを通るのがセオリーだ

ただし、水の中はショートカットになったり宝箱があったりするので探索したほうがいいこともある

...まぁ、欲をかいて水に潜り溺れる生徒が後を絶たずに居たのは御愛嬌だ

 

「水が無いところを基本的に進もう、自ら水に入るメリットはそんなにない」

 

水魔術の威力と魔力消費量ダウンのネックレスがあるけど水適正がいないのでスルー

 

「そうだな...濡れるということは機動力が落ちることに繋がるからな」

 

「とはいえ水が無い所は少ない、やむを得ず水に入ることも視野にいれるか」

 

「分かりました!」

 

「まだ敵は見ていませんので、慎重に進みましょう」

 

「そうね、私は一人で挑んでどこからともなく来る敵にやられたもの」

 

「敵はどんな姿でしたか?」

 

「カジキマグロね、そのままな姿で突っ込んできてたわ」

 

「まじか...けどたしかカジキって」

 

「あぁ、漁船の装甲を貫通するくらいの速度で動く、索敵は十分やらないと一撃だな」

 

「気をつけないとですね...」

 

「絵里は見つけ次第撃ち抜いてくれ...と言いたいが、如何せん水のゲートだからなぁ」

 

そう、ここは火を適正にしたプレイヤーが詰まる難所

周りが水だらけで火がすぐに消える

 

「そうですね...う〜ん、水がないところに来た敵を確実に撃ちますので...」

 

「それでいい、正直自ら出てくるやつがいないとも限らんし、カジキ一種類なわけもないからな」

 

「落ち込むことはありませんわ、きっとやることはありますから」

 

奥へ進んでいると2個の影がこちらに突っ込んできた

 

「ッ来るぞ!」

 

「了解、シールド張る。おまえ突っ込んでこい」

 

「俺かよ...了解!」

 

快斗に突っ込んでこいとの命令を受けたので影に向かって走る

案の定影の正体はカジキマグロでこっちに猛スピードで向かってくる

 

「新兵器で出迎えだ、ありがたく食らえ!」

 

両手に構えた二丁の短機関銃でカジキを撃つ

弾は魔力で出来ているのでリロードいらずの優れモノ

俺の魔力量が多いにも相まってカジキはすぐに倒れた

 

「カジキって美味いのか?」

 

「食ったこと無いからわからん」

 

「食おうとしないでよ...」

 

「大丈夫ですか?」

 

「サポートはしておいたので大丈夫かと」

 

「おう、問題ない。このまま進もう」

 

水中トンネルを進み続けると分かれ道が出てきた

 

「これ、どっちだ?」

 

「右よ、左は行き止まりで後からカジキが4匹来たわ」

 

「なら右一択だな、変にリスクを負う必要はない」

 

「だな、行くか」

 

タイミングを逃したのでここで出てくる敵を紹介

魚人とカジキです

まぁ、序盤だからそこまでレパートリーは多くないです

強いて言えば魚人の種類が多いくらい槍兵とか格闘家とか

 

「そろそろ中盤くらいか...陽向、どこまで進めたんだ?」

 

「もう少し進んだ所で、人型の魚にやられたわ」

 

「所謂魚人か...何体だ?」

 

「5、6体くらいは居たわね...槍を持ったやつと、クロスボウを持ったやつ...あとは拳で挑んできたやつね」

 

「結構居るな...それぞれ一体ずつか?」

 

「まぁそれが一番いいんじゃない?」

 

「だろうな、なら話は早いか...とっとと行くぞー」

 

「はいよ」

 

「分かりました」

 

次第にトンネルの道幅が大きくなる

何回か横からのカジキの突撃が飛んできたが水から出た途端絵里に撃ち抜かれてた...エイムがいい!

 

「広場だな...ここか?」

 

「えぇ、ここから魚人が出てきたわ」

 

そういった途端水の中から魚人が飛び出てきた

数は総勢十数体ほど...多いな、マルチの影響か?

 

「呼んだ?」

 

「そんなわけ無いでしょ!?早く倒すわよ!」

 

「分かってるって」

 

俺はまず二体の槍持の目を撃ち抜く

その後は胴体を滅多撃ちにして心臓に当たるまで続ける

 

「まず二体!」

 

「負けてらんないな」

 

快斗は双剣を構えクロスボウ持ちに突っ込む

間に格闘家の魚人が入り込んでくるが切り刻んで片付ける

直後に矢が飛んできたが剣で弾きそのまま首を切る

 

「外しはしません...!」

 

絵里はろくに構えもせずにライフルを撃つ

撃った炎の弾丸はそのまま三体の頭を貫通する

 

「よし...!」

 

「まとめて潰して差し上げますわ」

 

永華も自身にバフを掛け敵に突貫する

拳を構え向かってくる四体の魚人をハンマーの横薙ぎで吹き飛ばし水に戻す

背後から一体槍で貫こうとしてくるが、後ろ回し蹴りで怯んでしまい、そのままぺしゃんこになる

 

「私も...!」

 

一体の格闘家をガントレットを装備した拳でタコ殴りにして倒す

そのままの勢いでクロスボウ持ちに突っ込み顎にアッパーを食らわせる

 

「これで終わりか...案外早く終わったな」

 

「あんたたちが強いのよ...」

 

「頑張りましたから」

 

「えぇ、いつも修行は欠かさずやってますので」

 

「この調子なら、直に終わりそうね」

 

────────

──────

────

 

「特に何もなかったな」

 

「そうね、あそこが一番の難所だったわ」

 

「でも、そろそろボスですから。気を引き締めましょう」

 

その後は突っ込んでくるカジキと不意打ちばっかしてくる魚人をボッコボコにしただけだった

どちらも索敵をしっかりしていたので問題なく対処できた

さて、ここのボスはデケェ魚以上...という感じだったので特に苦戦はないはず

 

「さっさと行こう、ボスも案外すぐに終わるかもな」

 

扉を開け、広々とした空間に出る

 

「さっそく居たな」

 

ハンマーヘッドシャークをそのままデカくしたようなデザインの魚がこちらを捉える

直ぐ様水から一時的に上がり水光線を撃ってくる

 

「避けるぞ!絵里はやつが顔を出し次第撃て!永華はバフに専念!陽向と快斗は俺と一緒に近距離戦だ!」

 

「分かりました!」

 

「皆様のサポートは万全に致しますわ」

 

「殴ればいいのね!任せなさい!」

 

「突っ込んで斬る!簡単だな!」

 

地形は丸型の広場を囲うように池があり、その中を魚は泳いでいる

魚は水から顔を出し上に向かって水を三回吐く

水は魚人の形となり襲いかかってくる

 

「逃さない...!」

 

絵里はそのタイミングを逃さずに頭を狙撃する

 

「ナイス!俺達は魚人を相手するぞ!」

 

「へいよ」

 

「何体出てこようと叩き潰してあげるわ!」

 

水から生まれた魚人に一発撃ち込むとすぐに水に戻り地面に染み込む

 

「脆いな...ササッと片すぞ」

 

「もう片したぞ」

 

「この位一瞬よ!」

 

「早...まぁいっか、なら本体を、だな」

 

「もうやってる!」

 

「早いって!」

 

また顔を出した魚に対して攻撃を指示しようとするが言うより早く快斗が斬り掛かっていた

 

「援護するか...陽向!魚の動きに注目してろよ、いつ反撃が来るかわからないからな」

 

「分かったわ、私はとりわけ近距離だもの、敵の動きにはいつも注目しているつもりよ」

 

「なら話は早い、仕掛けるぞ!」

 

顔を出した魚は顎を叩きつけてくるが

 

「無駄だ!快斗!」

 

「もう張ってる!」

 

「さすが!」

 

シールドによって阻まれる

 

「顎に一撃くれてやるわ!食らいなさい!」

 

「蹴り入れてやるよ、熱っいのをな!」

 

二人で魚の顎に攻撃を加える

 

「上下で挟んでやるよ!」

 

そこに快斗が上からの援護も来る

 

「チャンスは逃しませんわ!」

 

大胆にハンマーを投げ永華も攻撃に参加する

 

「ナイス!」

 

投げたハンマーは快斗が退いたあとの頭に当たり魚はダウンする

そこを逃すようなこともせず全員でメッタメタにする

当然耐えれるような耐久はなく魚は命を散らし水に沈んだ

 

「あぁ、はぎ取れない!」

 

「何を惜しがってんだよ...というかできる時間無いだろ」

 

「はぁ...せっかくの素材が」

 

「元気出しなさいよ...その、私も暇だったらあんたの攻略に手伝うから」

 

「ありがとよ...はぁ」

 

「今度、いいお菓子を持ってくるのでそう落ち込むこともございませんわ」

 

「ハハッ...サンキュー」

 

「えっと、今度ご飯を一緒に食べましょうか?」

 

「お誘いありがとな、なら今度行こうぜ」

 

気分を落としたふりをしているとなんかみんな励ましてくれたからそれに答える

まぁ、俺も気分転換位はしようとしていたのでちょうどいい機会だろう

これからも忙しいからな




次回「そろそろあたし達の出番でいいっしょ」「そうですね」
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