推しの子 カミキヒカル原作再現RTA   作:雑穀ライス

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【IF】ルート
ツクヨミ?贅沢な名だね。今からお前の名前は〇〇〇〇だ!


 

 ツクヨミちゃんに変な名前つけて煽りまくるRTA、はーじまーるよー。

 

 前回は「烏の少女」の登場シーンまで進めました。コイツが出てくると【推しの子】の物語もいよいよ折り返し地点って感じがしますね。それではサクサク逝きましょう。

 

 呼んでもいないのに突然事務所に現れた不審な幼女。思わず「何者だ!?」と叫んだカミキヒカルに対して幼女は「お前に名乗る名前はない!」と返答します。

 これは別に仮称ツクヨミちゃんがカミキヒカルを煽っているわけではなく、彼女には本当に名前がありません。これは【推しの子】公式小説「二人のエチュード」にて語られている公式設定であり、このゲームのオリジナル要素ってわけではないんですよね。「二人のエチュード」は良質な公式かな虐小説なので、まだ読んでない人は是非ともこの機会に読んでみてください。

 

 小説のダイマはさておいて、ツクヨミ改め名無しの権兵衛ちゃんは「名前がないのは不便なので、君が私の芸名を決めてくれ」とカミキヒカルに言います。

 RTA走者に名前を決めさせるという命知らずなマネをしてきたので当然タイムと分かりやすさを優先して「ほも」・・・と名付けようとすると、「その名前は使用できません」と表示されてやり直しになります。ふざけんな!!!(半ギレ)

 

 ちなみに「ほも」以外にも「れず」「のんけ」「びいむ」と言った卑猥なワードはすべてNGとなっていて、また「アクア」「ルビー」「かな」「あかね」と言った【推しの子】に登場するキャラの名前も付けることが出来ません。

 しかもバグなのか仕様なのかよく分かりませんが、どうも「ツクヨミ」という名前も【推しの子】に登場するキャラ扱いになっているらしく入力不可の名前として設定されています。いやそのバグは流石にアカンやろオイ。

 

 というわけでツクヨミという名前が使えない以上「げろしゃぶ」か「フーミン」のどちらの名前を選ぶかですごく迷うところですが、この動画はRTAなのでタイムを最優先して彼女の名前は「ああああ」にします。まるで勇者みたいですごくカッコいい名前ですね。

 

 

 

 ツクヨミというのかい?贅沢な名だね。今からお前の名前は「ああああ」だよ!分かったら返事をするんだ、ああああ!!

 

 

 

 どうやらああああちゃんも新しい名前を気に入ってくれたみたいです。

 見て!ああああちゃんが踊っているよ!かわいいね!!

 

 カミキヒカルがああああちゃんの名付け親になったことで、ここからああああちゃんと交流を進めることも可能となります。

 しかし、特定の条件を成立させた上でああああちゃんの好感度を80以上に上げると特殊エンドになって原作エンドが見られなくなるのでこのRTAではああああちゃんの出番はこれで終わりです。

 

 カミキヒカルがああああちゃんの好感度を上げてくれないので、ああああちゃんは踊るのをやめてしまいました。お前らのせいです。あ〜あ。

 

 通常プレイだとこの後ああああちゃんと一緒に競馬を見に行ったり、カミキヒカルが舞台版「東京ブレイド」の取材にいって姫川大輝と会話したりとゲームオリジナルのイベントが結構ありますが、必須イベントではないためタイム短縮のためにすべてスキップ。作中時間で約3年分をまとめてキングクリムゾンします。

 この辺、ニノとダベって好感度稼ぎするぐらいしかやることなくて撮れ高ないから仕方ないね。生姜ないね。

 

 飛ばせるイベントを全部スキップして必須イベントであるアイの墓参りイベントで高2になったルビーの後ろ姿をチラ見したら、今度は次のターゲットである片寄ゆらの殺害フラグを建てにいきます。

片寄ゆらの殺害イベントはニノの好感度90以上、片寄ゆらの好感度60以上で発生します。このゲームでは片寄ゆら殺害タイミングの時系列が原作漫画と違なっているので、ニノの好感度さえ上げておけばルビーの墓参りイベントを見てからでも片寄ゆらの好感度上げは十分間に合います。

 

 ちなみにどこが原作と変わったのか具体的に説明すると、このゲームでは

 

「15年の嘘」制作決定 → カミキヒカルが製作委員会入りしてスポンサー契約する&鏑木Pとの会食 → 鏑木Pから映画のアイ役として片寄ゆらにオファーをすることを考えていることを聞く → 片寄ゆら殺害を計画

 

の順番でイベントが進みます。

 

 順番が原作漫画と変わった理由は、ニノの殺害動機の辻褄合わせです。15年の嘘に片寄ゆらがアイ役で出演するという情報を知ったからこそニノは彼女に殺意を抱いたのでした。

 ニノが抱えている片寄ゆらへの殺害動機と星野ルビーへの殺害動機はどちらも同じで、それは「星野アイの物語を他人の踏み台にされることがどうしても許せなかった」というものです。

 

 「【推しの子】の物語の主人公は星野アイ」。これがニノの信条かつ信仰であり、自分が【推しの子(星野アイ)】の物語の登場人物であることが落ちぶれてしまったニノの誇りであり心の支えでもありました。

 最初ニノがルビーがアイ役を演じることを許容していたのは、ルビーはアイを演じ切れない、つまりルビーは【推しの子】の主人公になる才能はないと高をくくってたからですね。

 

 ニノは「星野アイを超え得る才能を持つ者」に殺意を抱いていたのではなく、「星野アイから【推しの子】の主人公の座を奪い取ろうとする者」に殺意を抱いていたのです。

 

 というわけで、またああああちゃんのポン案件が発覚してしまいました。彼女の名前は「ああああ」じゃなくて「海野リハク」にしたほうがよかったかもしれません。惜しいことをしましたね。

 

 ニノの殺害動機が余りにも身勝手だと感じる方も多いと思いますが、ルビー(に変装した黒川あかね)にナイフを突き刺したときにニノがポロっと漏らした、「アイを貴方の引き立て役Aにさせない」という言葉が好きで私はニノのこと嫌いになれないんですよね。

 たとえ間違っていても、たとえ歪んでいても、揺るがない信念を持った悪役は敬意に値すると思います。

 

 アイを憎み、そして信奉、崇拝しているからこそアイが「脇役」に堕ちるのを絶対に許容出来ないというニノの思いをカミキヒカルが完全に理解していたため、そこを突かれて良い様に利用されてしまったというのが片寄ゆら殺人事件の真相です。

 カミキヒカルもカミキヒカルで片寄ゆらを殺す動機があったのですが、その説明はまた別の機会で。

 

 とにかく、このイベントの時系列が原作通りだとカミキヒカルはまだしもニノが片寄ゆらに殺意を抱いた理由が説明出来ないので本当に良改変だと思います。

 

 

 

 えっ?じゃあ原作は何であのタイミングで片寄ゆらを殺したの?

 

 

 ……

 …………

 

 大人は嘘つきではないのです。ただ、間違いをするだけなのです……

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