誤字脱字の報告ありがとうございます。
感想評価もありがとう。
捏造に捏造を重ねていきます。
それでは続きをどうぞ。
昼下がりの庭園で私はマーリンとティータイムをしながら今後の話をしていた。
「なるほど。つまり抑止力とかいうなにかが私を狙ってるですね」
「そういうことになるね。君はある意味でこの時代の特異点になってしまっている。確実に君を殺しに来るだろう」
ふむふむ。なるほどそれは厄介ですね。
そのよく分からん人間の意思の集合体とかブリテンの意思とかこの時代には意思の集まりしかいないのかと思うほどに。
「ただ、逆に言えばそれを超えてしまえばこれがこの世界が正史となる。つまりは分岐して世界が分かれるということだね」
マーリンはそう言うと少し溜めて喋り出す。
「流石に此処まで来ると世界の方も黙ってない。停滞などするつもりがないのであらゆる手を使ってこのブリテンを終わらしに来るだろう」
「つまり、世界も敵になるんですね」
「そうだね。自然災害から英霊の派遣など、しまいには幻想種で襲ってくる事になる。この時代にはまだ神秘があるからね。向こうからしたら幾らでも手があるということさ」
「厄介過ぎますね。私1人とブリテンという存在を消すために手段を選ばなさすぎでは?」
「それだけ本気ということさ。そうなれば流石にいまいる全員が生きているという確証はなくなる」
つまり、ブリテンの意思、抑止力、世界の意思が別々に私を狙いに来るということですか。
意思のバーゲンセールじゃないですかー。ヤダー。
「だから、僕としては君にはこのまま裏世界の方でひっそりと暮らしてもらって人生の幕を引いて欲しいんだ」
私は禁忌モンスターか何かですか!?
しかも実質な監禁じゃないですかー。
でもそうしないと被害が大きくなるのですか…
「ちなみに私が大人しく籠ると言うとどうなるんですか?」
「できるだけ正史に近づいた感じにブリテンは滅ぶ事になる」
それは結局お終いなのでは?
「ブリテンが滅ぶ事は確実なんですか?」
「そう言う事になるね。人間の意思が次の歴史を作る事になる。だから君がいなくなった後はブリテンVS抑止力&世界となるね」
ブリテン君が何をしたって言うんだ。
人間を駆除して自らの歴史を繋ごうとしているだけなのに。
あれ?そう考えると滅んで仕方ないのでは?ちゃんと人類の敵やっとるし。
「それに巻き込まれる私達のことを一切合切考えてないことを除けばの話ですけどね」
「まぁ、それだけのことをしたと言うことさ」
しみじみと頷くマーリンを見ながら今さっきの会話で気になった事を聞く。
「ちなみになんですけど。正史って言ってますがどういうことですか?」
「ああ。誰にも言ってないけど…実は並行世界も見れるし未来も分かるんだ」
「そうなんですか…」
なんか途轍もない事を言ってるけど本当なのか?
私が訝しんでいることを見たマーリンが口を開く。
「おや、どうやら信じてないようだね」
「んー。なら私が次取る行動は分かります?」
私がそう言うとマーリンは自信満々に答える。
「ああ。当然分からないとも!!」
「いい顔で言うことじゃないですよー。やっぱり嘘じゃないですか」
「いやいや、違うんだよ。逆なんだ。確かにこの世のありとあらゆる物を見ることが出来る。そして並行世界も。だがそれのどれもに君という存在はいないんだ」
「つまりオンリーワンな存在ということですね。照れます///」
「この子、めっちゃくちゃポジティブだよ!?」
「まぁ、言いたい事は分かりました。他の世界で存在しないから私の取る行動を予測出来ないと言うことですね」
「そう言う事になるね」
「じゃあ、ただのゴミじゃないですかー」
「この子、急に刺してくるよ!?幾ら僕が夢魔と言えど心に傷を負うんだからね」
「またまた。人間の気持ちを理解していたらみんなからロクデナシなんて言われませんよ」
「ぐわぁ。少し気にしている事をズバズバと!?」
「まぁ、話を戻しますけどつまり本来の正史があるんですね。つまりそれを元に抑止力くんが修正してくると」
「そう言う事になるね」
「ちなみに正史だとブリテンはどうなるんですか?」
「カムランの丘でアルトリアと叛逆したモードレッドが同士討ちと言う形で終わるね。それ以降は散り散りになって自然消滅さ」
何か正史だと、とんでもない事になってる!?
一体何があったんだ。
あのモードレッドがアルに叛逆をするなんて…
「つまり、君という存在のおかげで正史からかけ離れ過ぎているとも言えるね。この世界のアルトリアとモードレッドは仲が良いし、違う世界のギネヴィアという存在は女の子だしね」
「私の始まりからして違うじゃないですか…」
「でも、それ以外の事は分かる。平行世界では色んな方法でブリテンが滅ぶんだ。君を除いた上で予想を立てればある程度は分かるというものさ」
「なるほど。それはいい事を聞けました。ならこれからをある程度誘導すれば操れると言うことですよね?」
「何かすごい悪い顔してるけど、そう上手く行くとは限らないよ?」
さぁ。それはどうでしょうか。
此処まで正史と違うとならば戻す為に必死になるだろう。
つまり、そこを誘導して正史に近づければ良いだけの事だ。
「さぁ、キリキリ吐いてください」
私はそう言うとマーリンから正史世界線だとどうなるか詳しく聞いていった。
そして暫く聞いたあと考えをまとめてみる。
これならある程度コントロール出来そうですね。
考えた作戦の元、マーリンに指示を出す。
「それじゃあ、マーリン様はブリテンの意思に接触して蛮族どもをブリテンに引き入れてください」
「ん?何で蛮族なんだい?」
「どうやら、蛮族どもの祖先に幻想種が関わってそうなので少しは神秘を纏っている筈です。なのでブリテンの意思が少しは作用出来る筈です」
正史だとモルガンなどモードレッドがブリテンの意思に関与されて知らぬ間に人間を終わらせようとしてるしヴォーティガーンの場合は完全な幻想種になった事による弊害でブリテンの意思に関与されている。
ならアルとマーリンも幻想種の血を引いているが何故関与されてないかと言うとマーリンが純粋に小細工をしてるからだろう。
多分、魔術か何かを使いブリテンの意思攻撃を逸らしていると思われる。
じゃないと意思に呑まれ人間側に立つことはない筈だ。
逆に言えばブリテンの意思と接触出来るとも言える。
そんなマーリンにブリテンの意思を誘導してもらって、蛮族をブリテン自らの神秘を消費して強化してもらうということだ。
つまりヴォーティガーンを強化したことを蛮族共にやって貰うと言うことだ。
それをやる事によってなけなしの神秘を消費したところを私の地下に張り巡らせている魔術工房を使って神秘を吸収解体で最後の止めを刺すという事だ。
正直あれからも水銀魔術工房の量を増やしていたのでこのブリテンの地下全部に張り巡らせる事ぐらいは造作もない。
設置するには時間が掛かる。なので最後の悪あがきをされない様に神秘を削る必要があるのだ。
その為にマーリンに誘導して貰う。
と言うかブリテンが蛮族共を招き入れた元凶なのだ。
ならまた蛮族を招き入れたら大喜びで強化してくれるだろう。
まぁ、蛮族がかなり強化される気もするから少し怖いのだか。
「それをカムランの丘に誘導してください」
「なるほど正史に近づけることで抑止力の介入を絞ることも出来ると…良い手だね」
「蛮族の相手をアル様達に任している間に私が1人で居れば抑止力はまず私の方を潰しに来る筈です。抑止力は私という存在を潰してから、消耗しているアル様を狙えばいいのですから」
戦が始まってからすぐに終わると言うことはない。
なら、消耗をしあってもらっている間に私を叩く筈だ。
「君1人で戦うのかい?向こうも1人だが抑止力のバックアップが着いているから魔力消耗などはしないと思うけど」
「出来るだけ早く終わらせるつもりです」
「時間を稼がれるとアルトリアの方が大変になるからね。君みたいに神秘を吸収したり散らしたり分解したり出来るのはいないから。逆に言えば君が蛮族の相手を出来れば簡単に決着が着くとも言えるね」
「まぁ、安心してください。これでも前回やられたことを許したつもりはないですから。あれから策を沢山練ったので行けるはずです」
「こわ。これには派遣されている子に同情だね」
「全部終わった後に貴方が嘘と真実などありとあらゆるものを使って物語りを作成してばら撒いてください。物語りを作るのは得意でしょう」
「確かに得意だけど…なるほどね。それで騙すわけか。任されたとも。それで君はどうするんだい?」
「この戦いが終わったら私は旅に出てブリテン中に魔術工房を広げて吸収分解でこの時代を終わらせます」
「その間のキャメロットはどうするんだい?」
「アル様やモードレッドやロホルトに任します」
多分。王としての役割を終えたアルトリアは君に着いていくんじゃないかな?マーリンはそう思いながらも心にそっとしまう事にした。
「それじゃあ、作戦開始と行きますか」
ちなみにガウェインなどモルガンの子供がちらほらといますがブリテンの神秘が弱まっていることにより人間よりになっていると解釈。それでも正史だと最後らへんにやらかしているので多少の影響はあったんじゃないかと。