ギネヴィア転生物語   作:妖月くぅちゃん

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長らくお待たせしました。
久しぶりに小説を書いているので書き方などあれかも知れませんが読んで頂ければ幸いです。
それではどうぞ



第7話 ビル爆破観戦

 

大規模な戦闘が終わり各々の拠点に帰った今、ギネヴィアは早速と言わんばかりに魔力を補給して魔力炉とパスを繋ぐ。

 

そして、先の戦闘で思っていたより魔力消費が激しいのもあり魔力炉を更に増設していた。

 

正直、あそこまでサーヴァントが一堂に会して乱戦になるのは本来ならあり得ないことだ。

 

しかも途中でギネヴィアに対して脅威に感じたランサー陣営が早々に脱落させるチャンスとしてランサーをバーサーカーに協力させたのだ。

 

残念ながらそれはギネヴィアが念の為にあえて全域に流した水銀によって受け止められた。

ギネヴィア本体にダメージは無いが、魔力はそれ相応に消費したのだ。

 

それもあり、ギネヴィアは魔力炉を追加で幾つか設置していた。

 

それがひと段落するとあの乱戦にいた各人の位置を把握する。

あの時、ギネヴィアは各陣営にひっそりと魔力で目印をつけておいたのだ。

 

その印を確認して遠見魔術を使い本人から少し離して見ることにした。

 

「なるほどランサー陣営はあのビルに入って行きましたね。情報が確かならビルの最上階ワンフロアを貸し切りにしていたはず。と言うことはそのワンフロア一体が魔術工房になっていてもおかしくはありません」

 

ギネヴィアはそう言うと遠見魔術を動かしビルをぐるりと回る様に確認していく。

 

「やはり、魔力の残滓が漏れていますね。それが何重にも。ウェイバー君の言う通り相当な自信家の様ですね」

 

ウェイバーの話しによるとケイネスと言う人物は魔術に関して相当やると聞いた。

そんな彼がわざと魔力残滓を漏らすとは考えにくい。

つまりこれは他の陣営に対する挑発みたいなものだ。

私の作った魔術工房を真正面から破れる筈がない。もし出来るなら破ってみせろ。私は逃げも隠れもしないぞ。

 

きっとそう言う感じに違いないとギネヴィアは考えた。

 

そんな風に見ていると、そのビルに対して近づいてくるセイバーのマスターを確認した。

 

「もしかしてサーヴァントを使わずに単身で乗り込むのでしょうか?」

 

ギネヴィア暫く見ていると衛宮切嗣はビルに入り放火を始める。

 

それに伴い、ビル内が騒がしくなる。

火災報知器のけたたましい音と共にビルのスタッフにより次々とお客さんが誘導され避難が始まっているようだ。

 

「なるほどこれは一戦構えるといった感じですね」

 

ギネヴィアはふむふむと切嗣を見ていると何故か本人も誘導されているお客さんと一緒に出てきた。

 

「あれ?ただの嫌がらせ何でしょうか?」

 

その衛宮切嗣の行動に首を傾げながら見ていると彼はホテルのスタッフと何やら会話するとビルに背を向けて歩き出す。

 

避難している人々がビルに対して視線を送っているのを横目に見ながら悠々に歩き懐から何やら機械を取り出すとその機械についているボタンを押した。

 

その瞬間激しい音と共にビルが爆発して倒壊していく。

それを眺めながら切嗣は懐からタバコを取り出すと火を着けて吸い始める。

 

それを見たギネヴィアは大興奮だった。

 

「か、かっこいい!!相手の魔術工房に乗り込むことなく現代の武器で無力化。とても理にかなっています。何より男のロマンが凝縮されている。これには拍手を送るしかありません!!」

 

興奮が落ち着くとギネヴィアは少し考えると口を開く。

 

「ですが、市民達の不安そうな顔を見ると何か考えさせられますね。一般人に怪我が無いのはいいことなんですけど…なんか少し悲しくなります」

 

かのブリテン国を納めていた王の妻として思うところがないと言われると嘘になる。

 

だが、これは聖杯戦争。

血で血を洗う闘争の中、怪我人がいないのは幸福な部類になる。

後先を考えなければもっと死人が出てもおかしくは無いのだ。

 

そんな風に考えているとふとビルの瓦礫の下から魔力を感じた。

 

「おや?これは。流石は現代でのトップクラスの実力を持つ魔術師ですね。不覚を取ってはいますがそう簡単にはやられない様ですね」

 

そのケイネスは礼装の自動防御によって助かったもののあまりある衝撃までは防ぐ事が出来なかった様だ。

 

結果、ケイネスは怪我をしてはいないもののビルの瓦礫の下で礼装とランサーに守られながら気絶をしていた。

 

「追撃をかけてもいいのですが…消火活動で人が集まっていますしやめておきますか…あと何か可哀想ですから」

 

正直、今の状態は恰好な的でしかないのだがギネヴィア自身としては魔術工房を破壊された挙げ句の果てにあの高さからのフリーフォールを食らったケイネスに対して同情をしてしまい、追撃は流石に可哀想だなということで手を出すのを止めた。

 

これが切嗣だったら追撃を入れるのは確実だろう。

ただでさえセイバーに治らない傷を負っているのだ。

消火活動なんて関係なしと言わんばかり爆弾を投げ込み銃を撃つことだろう。

 

その当の本人はというと舞弥とトランシーバーを使いやり取りをすると仕留めたと勘違いして撤退を始める。

 

それを見ていたギネヴィアは距離がありますし流石に生きてるとは気づかないようですねと頷く。

 

「流石に今日はこれでおしまいですね」

 

日が明けてきたのもあり、これ以上は戦闘が起こらないと思っていたギネヴィアは急に走り出した切嗣を見ると何かあったのかと思う。

 

それは電話の先の舞弥が言峰綺礼と戦闘を始めたのだ。

 

ギネヴィアはそれを確認すると視線を変えて観戦を始めた。

 

「この男は誰でしょうか?手に令呪があると言うことはマスターに違いないんでしょうけど」

 

そうギネヴィア頭を傾げながら考える。

監督役の聖堂教会と同じ服を着ていると言うことはその関係の人なんだろ。

つまり、聖堂教会は何かしらの意思を持って聖杯戦争に介入していると言うことだ。

 

「これは中々胡散臭くなってきましたね」

 

急に始まった舞弥と綺礼の戦いは綺礼の方が圧倒的に強く一方的な攻撃が続く。

 

ギネヴィアはここまで戦闘の実力差があれば舞弥を仕留めるのは簡単だと思うのだが、綺礼は致命的な一撃は放たず着々と舞弥の武器を破壊していく。

 

その様子から綺礼の目的は捕獲だと言うことに気づく。

 

「なるほど。この女性はセイバーのマスターと一緒にいましたね。つまりそのマスターを炙り出す為の餌にすると言うことですか?それはまた何のためでしょうか?」

 

ギネヴィアは深く深く思考の渦に潜り込む。

 

そんな中、戦闘は激化していった。

 

その激化する戦闘は舞弥が後一歩でやられるというところで何処から投げ込まれた発煙筒による煙幕で幕を引いた。

 

そしてポツリと残った言峰綺礼の元にアサシンが近づくを見たギネヴィアはなるほどなと納得した。

 

「彼がアサシンのマスターということですか。まぁ、考えることは幾らでもありますが後回しにしますか」

 

ギネヴィアは完全に朝日が登ってきたの思考を切り替えると寝巻きに着替えてベッドに潜り込むのであった。

 





今日はもう1話更新します。よかったらどうぞ
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