ギネヴィア転生物語   作:妖月くぅちゃん

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捏造に捏造を重ねています。
没にしようかなと思いましたが、まぁ良いかと言うことで出しました。
それではどうぞ。



魔術師と談義

あれから、戻ったら大騒ぎになったが上手いこと魔術で何とかしたとか言って逃れた。

 

そして勝ち鬨を上げ何もなかったかの様に私は日常に戻っていた。

 

そんな私は今、アルに抱きつかれていた。

 

「あのアル様苦しいのでそろそろ離れてくれませんか?」

 

「嫌です。絶対に離しません」

 

どうやら、私が爆破された事が伝わったのだろう。

帰ってきたら一直線にこちらに向かって心配してきた。

そして今の状況になると言う事である。

 

「それでヴォーティガーンとか言う奴が蛮族共を招き入れていたのですね」

 

アルに話を聞くと今、円卓はヴォーティガーンを討伐する為に準備をしていると言う事だ。

 

そんな感じで話し合いながらアルにむぎゅむぎゅとされていると、寝室のドアがノックされる。

 

「すまないが入っても良いかい?」

 

「扉開いてるんで入ってきてもらえると助かります」

 

「それじゃあ、失礼するよ」

 

そう言って入って来たのはマーリンだった。

 

「あれ、覗き魔さん。ドアから入って来るとは珍しいですねー」

 

「誰だって、鎖でグルグル巻きにされるの嫌だからね。普通に入るよ。それはそうとしてこれはどう言う状況だい?」

 

どうやら、エクスられたのがトラウマになっているらしい。

 

そして、こちらを見たときアルに抱きつかれてぷらーんとぶら下がっている私を見て困惑していた。

 

「防衛戦で最後に狙撃された事を知ったアル様が私のことを心配で心配でこの様な状況になっています」

 

「理想の王から大分、人に寄った事を喜ぶべきなのか哀しむべきなのか悩む所だね」

 

マーリンはうむうむと感慨深そうに頷くと口を開く。

そしていつもより真面目そうな顔を作ると喋り出す。

 

「真面目な話をするけど、僕としては今回で君が死ぬと思ったんだけど、どう言うカラクリを使ったんだい?」

 

「それはどう言うことですかマーリン。事と次第によってはエクスりますよ」

 

私が死ぬと聞いて過剰に反応したアルがマーリンに問いただす。

 

「待って待って、今の状況で全部話すと色々問題が出るからこれに関しては本当に待って欲しい」

 

「いつもの様に隠し事ですかマーリン」

 

「ただ、一つだけ忠告するなら今は出来るだけ彼から離れない様にした方がいい。多分これだけでも大分、手が出しにくくなるだろうしね」

 

「わかりました。今は聞かない事にしておきましょう」

 

「これに関してはすまないね。終わったら絶対に説明するから待っていてほしい」

 

「信用しますよ。マーリン」

 

それで、マーリンは再び同じ様な質問をして来た。

 

「それでどうやって逃れたんだい?」

 

私は再び聞かれたその質問に何をやったかを答える。

そもそも義体を使い活動していたことなどを。

 

「なるほど、義体を使ったのか…でもそれだけで帰還するとは思えない…」

 

一通りの説明を受けたマーリンは何かを考えるようにぶつぶつと口に出していた。

 

「その義体を実際に使っている所を見せてもらうことは出来るかい?」

 

「良いですよー。そう言うことなのでアル様。そろそろ手を離してください」

 

アルは何処か名残惜しそうな顔をして手を離してくれた。

魔術を使い義体を転移させ手に持つ。

 

「と言うことで今此処にあるのがその義体です」

 

「待って待って!!魔力の反応が無かったんだけど今何処から取り出したの!?」

 

「何処って世界の外側にある私の魔術工房から取り出したんですが?」

 

なんか信じられない物を見た感じに驚かれる。

 

「分かるかい?普通は世界の裏側なんて認識出来ないんだよ」

 

「え?何言ってるんですか?やり方は簡単ですよ。空間に置換魔術を掛けて劣化させてそれを転移魔術で飛ばせば、そこに穴が空きますので、それを通ればあら簡単。簡単にあちら側に行けますよ。子供の頃から色々と試していたら何か出来ました」

 

まぁ、簡単に言うと物理法則を劣化させてこの世界というテクスチャ脆くしたのを転移で違う場所に飛ばして剥がすと言う事だ。

ねっ。簡単でしょう?

 

「アルトリアこの子、怖いよ。というか魔法の領域に足突っ込むどころか壊して突き抜けてるよ。こんな事していたら目をつけられて当然だよ」

 

「何を言ってるんですかマーリン。ヴィは可愛いですよ」

 

「愛は盲目って聴くけど此処まで来たらただのバカだよ。アルトリア分かるかい?問題は準備さえすれば誰でも行けてしまうのが問題だと言う事だよ!!」

 

「そうなのですか?」

 

アルは不思議そうに首を傾ける。

 

「そうなんだよ!!それに向こう側に行くのは本来、魔法でも使わないと難しいんだよ」

 

私はそう断言するマーリンに本当にそうなのか聞く。

 

「本当にそうですか?他の人が再現出来ないのが魔法で再現出来るのは魔術ですよ?なのでこれは魔術です。昔、家庭教師から学びましたー」

 

魔法の原理が分かり、組み立てることが出来ればそれは魔術なのだ。

 

「君が魔法から魔術にしたんだよ!!」

 

はぁはぁとマーリンは疲れた様に椅子にかけると再び口を開く。

 

「此処まで来ると聴くのが怖いんだけどそれでどうやって義体を使うんだい?」

 

「本体が攻撃されるのが怖いので。この部屋の空間を外側に飛ばした後に義体と魔力パスを繋いで義体を表世界に送るだけですよ?」

 

「なるほどね。カラクリが分かったかも知れない。そりゃ表世界から消えれば死んだと思われるね。奴等は外まで観測出来ないから」

 

なるほどと納得したマーリンは椅子から立ち上がると扉の方に向かっていく。

 

「それじゃあ、これ以上邪魔をするのも悪いし僕は行くよ」

 

そう言って扉を開けて歩き出したのを見送ると私は再びアルに抱きつかれたのであった。

 





この後、続けて没にする予定だったものを出しますので良かったらどうぞ。
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