アドラステア・サーガ外伝 FE風花雪月「紺滅 復活の騎士編」   作:アサシン・零

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白雲の章 大樹の節01

「アレクシス卿!!」

私はアレクシス・ドラディレシュール・ディーシャンフォルテッタット。黒髪で日本人の髪はベレトと変わらないが血は繋がっていない..............が..........養父であるオーレットから血を分けてもらったことがあるので紋章の力が発現している。ブレスレントル侯爵家はアドラステア帝国では有名な家名だ。日本でいう藤原氏の末裔である佐藤氏姓と同じである。平民にもブレスレントルの家名は多いがブレスレントルではなくディーシャンフォルテッタットが正式な家名である。

 

「久しぶりだな!!アグネス卿」

銀髪で紫色の水晶色の瞳はエーデルガルトと変わらない彼女はアグネス卿であり、私の親戚である。従兄弟の子であり、娘なのだが剣術の才能ならアイツとも変わらないはずだ。

 

「そういえば日本で最新のゲームであるFE風花雪月が任◯堂から発売されたらしい。」

アグネスが言う。

 

 

「我らアドラステア帝国を題材にしたゲームか..........」

 

「左様で...........」

 

「どこで情報が漏れたのか...........」

 

日本の任◯堂がファイアーエンブレムの最新のゲームをまさかうちの国を題材にしたゲームなんて今まで聞いたことがなかったのだ。

 

これらは日本のように国の議会で取り上げられ、参議院のアグネスの父であるシド・ディムストロフォン・シルシフェルムはこれを重く受け止め、大々的にアドラステア帝国現地でもマスメディアに報道されたのだ。

 

俺達は折角だからこの休日にアドラステア帝国の旧帝都アンヴァルへ向かった。今の帝都で首都はアルタイルシティである。日本の東京よりも大きく広いがロサンゼルスとテキサスを足した広さなのでアメリカの一部の都市よりも広大である。

 

アドラステア帝国では今月、大樹の節では新年が始まるとともに各学校も新年度が始まる。俺達も今、大学生で日本でいう慶応と早稲田のような私立大学戦争はアドラステア帝国にもある。ただアドラステア帝国は日本と違って広大で人口も増え続けていた。

 

その理由として挙げられるのは一夫多妻制と日本でいう小学生で既に選択科目を取れるためである。この選択科目は学年や学部は関係ない。日本の大学生のような大幅な得意不得意を伸ばせるのだ。

 

これらがアドラステア帝国の識学率に反映されている。日本では日勤教育やブラック教育というものがあるが(廊下に生徒を立たせたり)(熱中症になっても体育をさせたり)のようなことはアドラステア帝国はしないのである。

 

そもそも私の先祖であるベレトは教師をやっていたという。数千年前にアドラステア帝国最初の学校はキリスト教の日曜学校のようなものだったが、キリスト教カトリック派の規則や宗法に縛られることになる。

 

それを知ったベレトは座学よりも実技を通して教えていたと言われている。おかげでアドラステア帝国では10分2が座学で残り8割が実技である。

 

「アレクシス卿!!」

 

「うん? どうしたアグネス卿。」

 

「いや君ってさ賢いから色々、考えているんだと思うけど?何を考えていたの?」

 

「うん?御先祖が賢いなって?」

 

「そうね........言われてみればベレト・シャルル・アイスナー卿が考えた教育方法はアレクシスの故郷である大日本帝国よりも最新型かもしれないわね................。」

 

そうアドラステア帝国では日本のことを日本国とは言わない。敬意を評して大日本帝国と呼ぶのだ。

 

「あなたそういえば御先祖好きすぎて御先祖の研究のために論文出したんだってね。」

 

「あぁ、そういうのを出した..............と思う..........。」

 

「日本人にも論文書く研究者はいるのかしら?」

 

「アグネス。あの戦争大好き種族は論文なんていくらでも改竄してプロパガンダをいくらでも作ってしまうような人間だぞ。」

 

「そうね。少なくとも日本人に関しても噂は聞かないわ。なんか、何年前か、日本人の号泣した議員が横領したニュースは聞いたけど................」

 

その議員とは日本人は誰しも知っている野◯村元議員のことである。アドラステア帝国では彼のせいで日本人が金勘定苦手な人種だということが日本人の研究で証明されたのである。

 

「しかし、欧米人はほとんど直系がゲルマン人の先祖だが俺達、アドラステア人は何人が先祖なんだ?」

 

「日本人が直系はトルコ人やイラン人、イラク人、クルド人と同じ系統の先祖であるシュメール人で、傍系は朝鮮かもしくは現地人の系統であるとされているが詳しくは不明だ。」

 

「確かクルド人とかの先祖がアッカド人でそのアッカド人と争ったのがシュメール人だな。王朝はアッカド人側がアッシリア帝国やメソポタミア王国。シュメール側がシュメール王国だ。王朝は都市国家によって異なるそうだが............」

 

その後、そんな世間話をして二人は家に帰った。俺は家で寝ていた。そんな穏やかな日をすごしていたが俺はそんな時に寝てしまったので起き上がろうとしたらそこは別の世界。いや数千年前のアドラステア帝国だ。

 

ルミール村というらしい。ここにお邪魔させてもらった。

 

「ブレスレントル侯爵家のアレクシスと申します。ルミール村の村長はいませんか?」

 

「私が村長のベルクーリと申す者。ただブレスレントル侯爵家はどこの貴族でしょうか?」

 

「アドラステア帝国北西部のブレスレントル領を治める貴族ですか?」

 

「ご存知ありません。ただ今回は傭兵団さんもいるので安心でしょうね。」

 

「はぁ」

 

「それで御仁はアドラステア帝国に帰るのですか?」

 

「いいえ。もしアドラステア帝国の騎士に恥じないようであれば傭兵団と話をさせてください。」

 

その時、傭兵団のリーダーっぽい人が来た。

「俺達に何のようだって?」

 

村長も答える。

「ジェラルドさん。この御方はアドラステア帝国の貴族ですがブレスレントル侯爵家は聞いたことありませんか?」

 

ジェラルドも答える。

「いいや聞いたことは一度もないが.............」

 

俺は言う。

「私はアレクシス・ドラディレシュール・ディーシャンフォルテッタットと申します。そのジェラルドさんですか?」

 

「あぁそうだ。なんかワケありみたいだな。」

 

「ええ、ちょうどいいや。私は今、この村に来たのですがアドラステア帝国には私の居場所はもうなさそうですし、ちょうどいいから傭兵団に入れてください。」

 

「おまえさん、腕は確かか。」

 

「あなたのお子さんであるそちらのベレト・シャルル・アイスナーさんよりは強いと思います。」

 

「...................」

 

「こら、ベレト挨拶をしなさい。」

 

「始めまして............ベレトです..........。」

 

「アレクシスと申します。」

 

「次は王国での仕事だ。少し距離があるから、夜が明けたら出ると言っといたろ」

 

「そうだった..............かな.....?」

 

「……まったく。お前以外はもう外で待ってるぞ」

 

「ジェラルトさん!すまんが、来てもらっていいか?」

 

「どうした?」

 

その傭兵について、野営テントから外に出る。

 

「突然、申し訳ありません!」

 

「こんな時間に、ガキどもが揃って何の用だ?」

 

そこに居たのは、見紛うこともない、三人の級長たちだ。黒鷲のエーデルガルト。青獅子のディミトリ。金鹿のクロード。

 

「実は私たち、盗賊団に追われているんです。どうか力を貸していただけませんか?」

 

「盗賊、か……」

 

「ええ、野営中に襲撃されたのです」

 

エーデルガルトが頷いて答える。

 

「上手いこと仲間と分断されて多勢に無勢、金どころか命まで盗られるところでしたよ」

 

「その割には随分とのん気な……。ん? その制服……」

 

そこへ、傭兵団の1人が走ってくる。どうやら偵察をしていたらしい。

 

「村の外に人影! チッ……かなりの大所帯だ」

 

「来やがったか。ったく、ガキどもはともかく、この村を見捨てるわけにはいかねえ……。おい、行くぞ。用意はいいな?」

 

ジェラルトは周囲の傭兵たちを見回し、ベレトのほうを見る。

 

「アンタ、戦えるのか?」

 

「正規の騎士を舐めるな。そこら辺の傭兵よりは強いぞ。」

 

「そこの銀髪の女性。」

 

エーデルガルトが答える。

「ええ」

 

「アンタは俺と一緒に来い。アドラステア帝国きっての騎士道を見せてやる。なぁ皇女様。」

 

エーデルガルトの表情

「私のこと知っているの..............」

 

アレクシスが言う。

「いいか。エーデルガルト軍は今回は側面から攻撃する。エーデルガルト様は指示を!!」

 

「ええ、あなたに前線を任せていいのね?」

 

「あぁ必ず勝利を約束する。」

 

「アドラステアの民たちよ。駆けよ!!」

 

「おおーーーー!!」

 

鬨の声がした。みな前線で戦っていたのだがベレトもセイロス傭兵団を率いて戦ったりとやがて盗賊は散っていった。

 

俺は盗賊の頭であるコスタスがエーデルガルトに向かって手斧を投げると剣で弾いた。

 

「な..................バカな!?」

コスタスも驚いていたが一番、驚いていたのはベレトだった。

 

「あいつ..............何者...........?」

 

「私はオーレットの子、アレクシス・ドラディレシュール・ディーシャンフォルテッタット!! 盗賊よ!! 降伏をお勧めする!!」

 

俺が叫ぶとコスタス以外はほとんど降参したものの一部はコスタスとともに逃げた。

 

エーデルガルトが驚く。

「アナタ、本当に帝国の正騎士なの?」

 

ディミトリは少し考えて言う

「アレクシスさんですか? なぜ?私達を助けたのですか?」

 

クロードも続いて言う

「なんか俺達の素性を知ってそうだ。別に良いんだけどよ。」

 

俺も答える。

「素性を知らないといえば嘘になるがイオニアス9世の子エーデルガルト。ランベールの子、ディミトリ。パルミラ国王のアルドフェルドの子、クロード。」

 

クロードが一番、驚いた。

「俺は確かにパルミラで誕生したし、アルドフェルドの子だが.................」

 

ディミトリはクロードに向かっていう。

「初耳だな。」

 

エーデルガルトもクロードに向かって

「ええ、パルミラってフォドラの隣の地方でしょう?どこの国の王なのよ?」

 

クロード

「じゃあ、アレクシス卿はどういった経緯で俺達のことを知ったんだ?」

 

「風の噂だ。」

俺は飄々として言う。

 

クロードが言う。

「じゃあ、俺の出身国も知っているのかよ。」

 

「確かヘブラ・パルミラ共和王国だったか?」

 

クロードが..........

「マジかよ!! 当たりだ...............」

と頭を抱えて言うと

 

アレクシスは言った

「そう謙遜するな。俺だって父であるオーレットに頭が上がらなかった。」

 

ディミトリも

「アレクシス卿..........私は父であるランベールをダスカーの悲劇で失いました...............。どうすればこの怒りが収まりますか?」

 

「うーん?どうだろうか俺は精神科の専門医でないから分からないが怒りがあるということはまともな人の証拠だよ。親を失って怒りに震えれない人は人ではないからな。」

 

ディミトリは答える。

「ご享受感謝です。」

 

アレクシス

「さて...........この後どうしたものか................」

 

「セイロス騎士団、ただ今参った! 生徒を脅かす盗賊ども、覚悟せええ……い?」

 

セイロス騎士団の一部団員を率いて現れたのは、アロイスだった。

 

「おい、盗賊が逃げていくではないか! 貴殿らは後を追うのだ! さて、級長たちも無事のようだな。……と、そちらは……?」

 

「おっと……面倒な奴が来ちまった……」

 

「やはり、ジェラルト団長ではないですか! うおおお!! お久しぶりですなあ!! 私のこと、覚えておられますか!? 自称“あなたの右腕”、アロイスですぞ!! 団長が突然いなくなってから20年、ずっと生きていると信じておりました!」

 

「相変わらずうるせえ奴だな、アロイス……」

 

「おや、もしかしてそちらの若者は、団長のお子さんですか?」

 

ベレトは頷く。

「はい.........」

 

「団長殿に似て立派ですな。」

 

団長殿の隣の方は

 

「アレクシスと申します。流浪の旅人でジェラルド傭兵団にさっき、加入したところでして。」

 

エーデルガルトは言う。

「アレクシスは個々の父も知っている。凄い知識ね。帝国に欲しい人材だわ。」

 

ディミトリも続くと

「王国にも欲しいよ............。」

 

クロードが

「いやいや同盟に欲しい人材だ。」

 

と言うがアレクシスは

「私がお仕えするのはアドラステア帝国皇帝。皇族もご子息もまた同じくです。」

 

アロイスが言う。

「若いのに立派ですな。」

 

エーデルガルトは喜ぶ。

「こんな逸材が見つかるなんてすごいわね。」

と想像で言う。

 

 

「また帝国の一員としては侯爵の家名に...........」

 

「そうね。あなたが本当に帝国の侯爵家なら発言力はベストラ侯爵家と同じね。」

エーデルガルトが頷きながら言う。

 

「でも発言力はかなり高かったように見えた。油断できない。」

エーデルガルトは想像して言う。

 

「もちろん団長はガルグ・マク修道院に戻りますか?」

アロイスが言う。

 

「俺もかのセイロス騎士団に逃げられるとは思ってもねえよ。」

ジェラルドが言う。

 

「ジェラルドさん。私の魔力量は倍なので今ならシトリーさん復活できますが?」

 

「願ってもないんだが復活できるのか?」

 

「私はリザレクション(白魔法)持ちなのでできますよ。」

 

こうして旅を楽しく続けながら一行はガルグ・マク修道院へと足を運んだ。

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