【聖龍伝説】始まる伝説   作:セイントドラゴン・レジェンド

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 アニメタウンの英雄達、序章第2幕です。
 修司が街にやってきて早3週間は経っています。
 今回で初めて他のキャラである英雄達との絡みもあります。


アニメタウンの英雄達 ~最初の英雄達~

[修司とセーラー戦士たち]

 

 修司が街にやってきて、早3週間は経過していたある日、修司は聖龍伝説を調べるためアニメタウン郊外にある河流にやってきていた。

 ここの河流の1部はキャンプ場になっていてアッコ達親友達に修司は誘われていた。

 

 この時すでに、修司はアニメタウンの新市長としてテレビ等のマスメディアに公に姿を公開していたのでアッコ達とは周知の間柄になるまで親睦は進んでいました。

 

 アッコ達が河原で遊んでいる最中に、修司は聖龍伝説に関わると言われる山奥にある古びた祠を調査していました。

 修司が調査しているとき、アッコ達はその場に居ない修司の話題で盛り上がっていました。

 

「まさか修司が街の新しい市長さんだったなんてね」

「まったく、スゴイ奴がウチのクラスに入ってきたもんだぜ」

 

 そう驚いた顔で会話するモコと大将。転入初日で揉めてしまった修司と大将でしたが、アッコの取り計らいもあって今は普通の間柄にまで変化していた。

 

「ホント、まさか同じ年の彼が市長さんだったなんて想像できなかったわ」

「しっかしまぁ、彼の新しい政策ってやつは何だか窮屈に感じるでヤンスね」

「そうだよなぁ、街中のあちこちに監視カメラ設置して不審者が出現したらすぐに警察が駆けつけるなんてね…」

 モコに続いてギョロとカン吉も驚きを隠せない。

 

「それも仕方が無いかもしれないわよ。今じゃ街の何処にもマモノが現れる危険性があるんですもの」

「それにしても修司って普段何考えているのかしら?変にやたらと街に現れるヒーローやヒロインに関心があるみたいだし…」

 アッコとモコが親身に話していると、其処に大将が指摘する。

「単に《追っかけ》って奴じゃないか?」

 修司の行動を追っかけと決め付ける大将に、モコが付け加える。

「それに街の言い伝えにある《聖龍伝説》について、あんなにも詳しく調べているし」

 モコが不思議そうに話すと、アッコが以前修司から聞いた情報を述べる。

「聞いてみたら、この街に来る前から聖龍伝説について興味があったんだって」

 

 色々と謎の多い修司に対してみんながおしゃべりしていると、何だか人々が騒いでいました。

 

「何かあったのか?」「行ってみましょう」

 大将とモコを筆頭に、みんなが人ごみに駈けつけていくと警察官が行く手を塞いだ。

「下がって下がって! 山奥でマモノが現れたとの通告がありました。一般人はこれ以上立ち入らないでください!」

 

 何と、山の奥深くで登山者がマモノと遭遇したのことだった。

「…そ、そんな。山の中には修司がいるのに…」

 アッコは心配のあまり山に入ろうとしましたが警察官に止められてしまう。

「危ない! マモノに襲われても良いのかね!?」

「で、でも。山の中にまだ友達が…!」

 

 

 

 

 

 

 

 そんな時、修司は山奥の祠を調査していた。

「なるほどな…以前手に入れた古文書によれば聖龍は普段龍玉《りゅうぎょく》と呼ばれる玉に眠っていて真の精神、すなわち心を持つ者が聖龍が眠る龍玉を7つ全て集めれば姿を現すと言う…。そしてこの祠には樹木や草花の自然を司る樹木龍《じゅもくりゅう》が眠る龍玉が隠されているはずだ」

 

 修司は祠のあたりを隈なく捜索してみると、祠の真下の地面から何やら光沢のある物質が垣間見えた。

「祠の真下か…仕方が無い」

 修司は迷いなく古びた祠を押し壊し、祠の真下の地面を掘ってみた。すると、コケの色にも見える綺麗なエメラルドグリーンの玉を発見した。

「こ、これが7体の聖龍の1体、樹木龍が眠る龍玉か…!」

 

 するとその時。修司の後方の草木が風も無く揺れ出し、修司自身もこの上ない殺気を感じた。

 

「だっ、誰だ!」

 修司が問い掛けると、草陰から物音の正体が現れる。

「グワワアアアアアアアアァァァァ!!!」

 何とマモノだった。

「な、なんでこんな人気も無い所に現れるんだ!?」

 

 市長として、以前よりマモノの行動パターンはウッズと共に調べていたがマモノは主に人気の多い街中や、あるいは学園施設内等で出現・活動が目立っていた。

 

「グシャアアアアアアアアァァァァ!!!」

 マモノは修司に向かって飛びかかった。

「クッソっ、やられてたまるか!!」

 修司は自分が壊した祠の木片で果敢にマモノと戦おうとした、その時。

 

「そこまでよ!」

 いきなり修司とマモノの前に5人の女たちが現れた。

 

 5人の真ん中の金髪ツインサイドテールの女性が台詞を吐き捨てる。

「愛と正義の! 美少女戦士セーラームーン!! 月に代わってオシオキよ!!」

「ウガアアアアアァァァァ」

 彼女たちを見てマモノは攻撃目標を一気に修司から彼女たちに変更した。

 

「今がチャンスだ!」

 修司は背中を見せたマモノに向かって、力の限り思いっきりマモノの頭に木片で殴りつけた。

「ウガッッ」「え、えええええぇぇぇ!!」

余りの修司の行動に彼女たちも驚いた。しかしマモノは多少怯んだだけでビクともしなかった。

 

「シャアアアア!!」

 怒ったマモノは修司に対してその鋭い爪で切り裂こうと襲いかかり、修司は寸での所で避け交わし服だけが切り裂かれていた。

「ちょっと、アンタ危ないわよ! 早く逃げなさい!!」

「逃げたら男の名折れだぜ!」

 セーラーマ―ズの説得に修司はまったく聞く耳を持たない。

 すると此処でセーラーマーキュリーがある事に気付く。

「待って、彼は確かこの前赴任してきたばかりの新市長・小田原修司じゃない!?」

 これに対してセーラージュピターが返した。

「マーキュリー、相手が誰だって良いじゃない。一般人が戦おうとしているのには変わらないわよ」

「えっ、し、市長さん??! あんなに若いのに!!?」

 初耳の情報に、セーラームーンは驚愕してしまう。

「うさぎったら、ここ最近彼の話題で街中持ちきりよ。相変わらずニュースとか新聞に目を通してないわね」

「びええェェェ、またレイちゃんがイジメるよ~…」

 セーラーマ―ズに叱られて、セーラームーンは泣きべそをかく。

「ちょっと2人とも、毎度の事とはいえ一般人の目の前で本名で呼び合わない様に!」

 そんな二人の口論を、セーラージュピターが小さな声で注意してたのだが。

「ねぇみんな…私達が言い争っている間にその若い市長さんと妖魔が戦いながらどっか行っちゃったよ…」

 セーラーヴィーナスが指摘する方には、既に修司と妖魔の姿は消えていた。

 

 

 

 セーラームーン達が話している間に修司は龍玉をポシェットに仕舞い込み、木々を走りかけながら追いかけてくるマモノと戦闘を繰り広げていた。

「くっこんな木片1つじゃまともに戦えないし、マモノって案外タフなんだな」

 マモノは修司を切りつけようと奮闘していたが幸いにも木々がジャマで修司自身も間一髪のところで攻撃を避けていた。

 しかし、林を抜けるとそこは崖で修司自身も服はズタボロにされ、体力も限界であった…。

「ふぅ~~。これが正真正銘の《背水の陣》ってやつだな。それじゃあ今度は《窮鼠猫を噛む》ってやつで…」

 修司を追い詰めたマモノは当人に逃げ場が無い事を自覚しているのかジリジリと追い詰めてく。

「ウゥオオォォォ!!!!」

 妖魔が高々と飛び上がったのを見計らって修司は妖魔の腹に力いっぱいに拳を殴りつけた。

「グフゥゥ…!」

 弱った妖魔に対して修司は更に容赦なく木片で叩きのめした。

「コンニャロメ、この俺を誰だと思ってやがる。アニメタウンの新市長、最強を目指してやまない小田原修司様だぞ!」

 

 修司が弱っている妖魔に捨て台詞を吐いているその時、遅れてセーラー戦士達が駆けつけてきた。

 

「ちょ、ちょっと! あなた大丈夫!?」

「ま、まさかこんな遠くまで逃げていたなんて…」

 心配するマーズとマーキュリーの台詞に修司はカチンッときた。

「オイオイオイ、青い姉ちゃんよォ」

 いきなりヤクザみたいな口調になる修司に対して戦士たちは驚いてしまう。

「俺がいつ逃げたってぇ。確かに不利な状況ではあった。しかし! 俺はアンタらがペチャクチャお喋りしている最中、木々の間を駆け巡りながらコイツの攻撃を避け続け、最終的には油断して飛びかかってきたコイツの腹に1発ヤキ入れてやった上に、今まで市民に被害与えてきた報いとしてボコボコに熨してやっていたところなんだよぅ!!」

『………………』

「俺が市長となったからにはコイツらの好きにはさせねえ、また市民を傷つけるような愚者共が現れたら徹底的に叩きのめす!! これが俺の流儀よ!!」

 そう託しまくる修司は、更に言い放つ。

「ケンカ上等!! この俺は逃げやしねえぞ!!!!!!」

 修司がセーラー戦士達に雄たけびの如く己の闘志を叫んでいるとき、修司に叩きのめされた妖魔がそうっと立ちあがった。

「あっ、う、後ろ!」

 修司がマーズの反応に気づき後ろを振り向くと、妖魔が怒りの一撃を御見舞いするかの如く鋭利な爪で修司を切りつけた。

 修司の体は切り裂かれ大量の血しぶきが飛び交う。

「グッ…ふ、不覚…!」

 修司はそのまま崖下に転落してしまった。

「イ、イヤァァァ!!」

「た、大変! 市長さんが崖から…!」

 悲鳴を上げるマーキュリーに焦燥するセーラームーン。

「早く助けにいかないと…」

「あの出血だけでも大変なのに崖から落ちたらひとたまりも…」

「くっ、今はまず目の前のこの妖魔を倒さない事には…!」

 動揺するジュピターとヴィーナスに、マーズは目前で猛威を振るう妖魔を片付けるのが先決と説く。

 

 

 

 果たして大量出血し崖から落ちた修司の運命は?

 そして聖龍伝説の真実とは…!

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