ありふれた誇り高き守護者は世界最強   作:ティガ・レウス

12 / 19
原作ヒロインの登場です


奈落の吸血姫

立方体に囚われているのは金髪の少女だった。どことな弱々しくなっているのが分かる。

 

「とりあえず事情を聞くか…俺達はこの奈落へ来た者だ。お前は何故ここに封印?されてるんだ」

 

事情を聞く為ハジメは少女に話しかけた

 

「私、先祖返りの吸血鬼……すごい力持ってる……だから国の皆のために頑張った。でも……ある日……家臣の皆……お前はもう必要ないって……叔父様……これからは自分が王だって……私……それでもよかった……でも、私、すごい力あるから危険だって……殺せないから……封印するって……それで、ここに……」

 

「要するに…その叔父様に裏切られたのか」

 

清水は自分達を裏切った檜山、ハジメは前世で戦ったゴルドドライブの蛮野を思い出していた

 

「他には何があるんだ?」

 

「魔力、直接操れる……陣もいらない。再生力も高く死なない」

 

「なるほどな…」

 

「たすけて…」

 

「分かった、お前を助ける清水はどうする?」

 

「お前が助けるなら俺も賛成だぜ」

 

ハジメは立方体に手を置いた。ハジメの魔力が持っていかれるが測定不能な程魔力があるのでハジメは対して疲れなかったすると少し膨らんでいる胸部が露わになり、そこから、腰、両腕、太ももと彼女が埋め込まれていた立方体が流れ出す。彼女の裸体はやせ衰えていたが、どこか神秘性を感じさせる美しさがあった。そして、体の全てが解き放たれ、女の子は地面にペタリと女の子座りで座り込んだ。どうやら立ち上がる力がないらしい

 

「大丈夫か?」

 

「ありがとう」

 

少女はハジメの手を握った

 

「無事みたいだな。とりあえずこれを着とけ」

 

清水は爪熊の毛皮を錬成したコートを着せた

 

「……エッチ」

 

「「……」」

 

2人は無言で黙ってしまった。

 

「……2人の名前、なに?」

 

 女の子が囁くような声でハジメに尋ねる。そういえばお互い名乗っていなかったとハジメと清水は自己紹介する事にした

 

「南雲ハジメだ」

 

「俺は清水幸利」

 

少女は「ハジメ、ユキトシ」と繰り返した

 

「……名前、付けて」

 

「名前?忘れたのか?」

 

「2人がつけた名前がいい」

 

「と言ってもなぁ…」

 

その時だった

 

「っ⁉︎清水‼︎上だ!」

 

「ああ‼︎」

 

ハジメはユエを抱き抱え、清水はその場を避けた。その直後、魔物が降ってきた。

 

「コイツを逃がさないための罠か…」

 

 その魔物は体長5メートル、4本の長い腕、その先にはハサミを持ち、八本の足が動いている

 

「サソリ擬きか?」

 

「そうらしいな」

 

「強そうだが俺達なら勝てる。その前に清水これを貸す」

 

ハジメはシグナルチェイスを清水に手渡した

 

「お前のシグナルチェイスじゃねぇか!これを俺に?」

 

「お前なら大丈夫だからな。俺はこれとシンゴウアックスでやる」

 

ハジメはブレイクガンナーを取り出した。

 

「援護は任せろ」

 

「さすが相棒だぜ」

 

【キュラリラ♪シグナルバイク!ライダー‼︎】

 

「lets…変身」

 

【ライダー!チェイサー‼︎】

 

チェイサーマッハに変身した清水とブレイクガンナーを持ったハジメはサソリ擬きに向かって走り出した。

 

2人の連携によりサソリ擬きはダメージを受けるが意外にもしぶとく2人は苦戦していた。サソリ擬きの攻撃でハジメはシンゴウアックスでガードしたが少女の場所まで弾き飛ばされていた

 

「硬いな…シンゴウアックスでも怯みもしない」

 

「……どうして?」

 

「ん?」

 

「どうして二人とも逃げないの?」

 

 自分を見捨てれば助かるかもしれない、その可能性を理解しているはずだと言外に訴える少女。それに対して、ハジメは安心させる様に視線を向ける。

 

「俺がお前を助けたいからだ。そして誇り高き守護者でもあるからな」

 

少女はハジメの言葉に納得したように頷き、いきなり抱きついた。

 

「どうした?」

 

少女はハジメの首に手を回した。

 

「ハジメ……信じて」

 

そう言って少女は、ハジメの首筋にキスした。

 

「ッ!?」

 

 否、噛み付いた。おそらく魔力や体力を回復しているのだろう。驚いたハジメだがそのまま待ち続けた…少女の回復が終わり少女は地面に立つ。その際、ハジメを見て

 

「…ごちそうさま」

 

と言っていた。

 

 少女の姿はさっきまでのやつれた感は完全になくなりツヤツヤと張りのある白磁のような白い肌が戻っていた。頬は夢見るようなバラ色だ。紅の瞳は暖かな光を薄らと放っている。そして、少女がサソリモドキへ手を向けると、莫大な魔力が噴き出して辺りの闇を一掃する。そして少女は一言、たった一言呟いた。

 

「蒼天」

 

何かを察した清水が飛び退いたその直後、サソリモドキの上に超高熱の蒼い球が押しつけられた。余程熱いのか悲鳴を上げている。魔法の効果時間が切れる頃には背中の甲殻は砕けて地面に落ちていた。その一方で少女は肩で息をしながら座り込んでいた。

 

「最後は任せろ」

 

【ヒッサツ!フルスロットル‼︎】

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

紫の稲妻を纏いながらマッハはサソリ擬きにライダーキックをした

 

ズガァァァァァァァン‼︎

 

風穴を開けられたサソリ擬きは絶命した。その後少し休憩した3人は部屋を出て近くに作った拠点へ帰った




清水のヒロインは誰にしようか…

幽閉されている槍山の今後を活動報告に書いてます。提案したい方はこちらへ↓

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=325204&uid=314832
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。