ありふれた誇り高き守護者は世界最強   作:ティガ・レウス

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ヒュドラ戦です‼︎


vsヒュドラ

攻略を続けていたハジメ達は最後の階層へ辿り着いていた。

 

「前の階層の時はシグナルキケーンとシグナルトマーレに助けられたな」

 

「ん、まさか擬態する植物がいるとは思わなかった」

 

「ユエが寄生される前に倒せてよかったぜ」

 

3人は擬態する植物がいる階層に着いた時シグナルトマーレとシグナルキケーンが

 

『トマーレ!トト、トマーレ‼︎ トマーレ!トト、トマーレ‼︎』

 

『キケーン!キケーン!キケーン!』

 

とやたら警戒するので辺りを見たらユエに寄生しようとする植物モンスターがいたのだ。まぁ、ハジメと清水の2人によってあっさり倒されたが…

 

部屋に入ったハジメと清水が見たのは奈落へ落ちる前に見たトラップと同じものだ。だが、ベヒモスの魔法陣が直径十メートル位だったのに対して、眼前の魔法陣は三倍の大きさがある上に構築された式もより複雑で精密なものとなっている。

 

「おいおい、なんだこの大きさは?マジでラスボスかよ」

 

「警戒するぞ」

 

「ん、分かった」

 

3人が警戒していると魔法陣はより一層輝くと遂に弾けるように光を放った。咄嗟に腕をかざし目を潰されないようにするハジメ、清水、ユエ。光が収まった時、そこに現れたのは……体長三十メートル、六つの頭と長い首、鋭い牙と赤黒い眼の化け物。例えるなら、神話の怪物ヒュドラだった。

 

「「「「「「クルゥァァアアン!!」」」」」」

 

「やるか…ユエは俺と清水の援護だ」

 

「ん、分かった」

 

【キュラリラ!シグナルバイク!ライダー‼︎】

 

「変身…」

 

「lets…変身!」

 

【ライダー!チェイサー‼︎】

 

【ライダー!マッハ‼︎】

 

ハジメはチェイサー、清水はマッハに変身した。

 

 不思議な音色の絶叫をあげながら六対の眼光がハジメ達を射貫く。身の程知らずな侵入者に裁きを与えようというのか、常人ならそれだけで心臓を止めてしまうかもしれない壮絶な殺気がハジメ達に叩きつけられた。同時に赤い紋様が刻まれた頭がガパッと口を開き火炎放射を放った。それはもう炎の壁というに相応しい規模である。

 

手始めにハジメがブレイクガンナーで赤頭を吹き飛ばした。しかし、白い文様の入った頭が「クルゥアン!」と叫び、吹き飛んだ赤頭を白い光が包み込んだ。すると、まるで逆再生でもしているかのように赤頭が元に戻った。白頭は回復魔法を使えるらしい。ハジメに少し遅れてユエの氷弾と清水のゼンリンシューターの光線が緑の文様がある頭を吹き飛ばしたが、同じように白頭の叫びと共に回復してしまった。

 

「(先ずは白頭だ)」

 

「(ん、了解))」

 

「(1番厄介だしな)」

 

 アイコンタクトで話した3人は白頭を狙う事にした。青い文様の頭が口から散弾のように氷の礫を吐き出し、それを回避しながらハジメとユエが白頭を狙う。

 

ガゥン

 

「〝緋槍〟!」

 

 閃光と燃え盛る槍が白頭に迫る。しかし、直撃かと思われた瞬間、黄色の文様の頭がサッと射線に入りその頭を一瞬で肥大化させた。そして淡く黄色に輝きハジメのブレイクガンナーの射撃も〝緋槍〟も受け止めてしまった。衝撃と爆炎の後には無傷の黄頭が平然とそこにいてハジメ達を睥睨している。

 

「ちっ!盾役か。攻撃に盾に回復にと実にバランスのいいことだな!」

 

黄頭は、ハジメとユエの攻撃を尽く受け止める。だが、流石に今度は無傷とはいかなかったのかあちこち傷ついていた。

 

「クルゥアン!」

 

すかさず白頭が黄頭を回復させる全くもって優秀な回復役である。

 

「ならこれならどうだヒュドラ野郎‼︎」

 

『シグナル交換!カクサーン‼︎』

 

マッハはシグナルをカクサーンに変えてすかさずイグナイターを叩いた。

 

『タクサン!カクサーン‼︎』

 

ドガガガガガ!ガァァァァン

 

白頭と残りの頭達にも降り注ぎ、その苦痛に悲鳴を上げながら悶えている。

 

追撃しようとした2人が走り出そうとしたその時

 

「いやぁああああ!!!」

 

「っ!?ユエ!」

 

「何があった⁉︎」

 

2人はユエに駆け寄ろうとするが、それを邪魔するように赤頭と緑頭が炎弾と風刃を無数に放ってくる。未だ絶叫を上げるユエに、一体何がと考えるハジメ。そして、そういえば黒い文様の頭が未だ何もしていないことを思い出す。

 

「(違う、もし既に何かしているとしたら!)清水!」

 

「分かってる。暫くは止まってもらうぜヒュドラ野郎」

 

『シグナル交換!トマーレ‼︎』

 

STOPのスタン性がヒュドラに当たりヒュドラは動けなくなった

 

「長くは続かない!今のうちにユエを‼︎」

 

「ああ‼︎」

 

その隙にハジメはユエを抱き上げ柱の陰に隠れた。

 

「おい!ユエ!しっかりしろ!」

 

「……」

 

 ハジメの呼びかけにも反応せず、青ざめた表情でガタガタと震えるユエ。黒頭は一体何をしたんだ?と疑問に思いながら、ペシペシとユエの頬を叩く。何度か神水も飲ませる。しばらくすると虚ろだったユエの瞳に光が宿り始めた。

 

「ユエ!」

 

「……ハジメ?」

 

「ああ、俺だ。大丈夫か?一体何された?」

 

 パチパチと瞬きしながらユエはハジメの存在を確認するように、その小さな手を伸ばしハジメの顔に触れる。それでようやくハジメがそこにいると実感したのか安堵の吐息を漏らし目の端に涙を溜め始めた。

 

「……よかった……見捨てられたと……また暗闇に一人で……」

 

「ん?一体何の話だ?」

 

 ユエの様子に困惑するハジメ。ユエ曰く、突然、強烈な不安感に襲われ気がつけばハジメに見捨てられて再び封印される光景が頭いっぱいに広がっていたという。そして、何も考えられなくなり恐怖に縛られて動けなくなったと。

 

「精神攻撃か…厄介な」

 

「南雲!そろそろヒュドラのスタンが解けるぞ‼︎」

 

清水に言われて柱の影からみるとヒュドラは今にも動き出しそうだった

 

「行けるか?」

 

「ん、もう大丈夫」

 

ユエは落ち着いたようだった

 

「よし、行くぞ‼︎」

 

2人は柱の影から飛び出して清水もその後に続いた

 

「〝緋槍〟! 〝砲皇〟! 〝凍雨〟!」

 

 矢継ぎ早に引かれた魔法のトリガー。有り得ない速度で魔法が構築され、炎の槍と螺旋に渦巻く真空刃を伴った竜巻と鋭い針のような氷の雨が一斉にヒュドラを襲う。攻撃直後の隙を狙われ死に体の赤頭、青頭、緑頭の前に黄頭が出ようとするが、白頭の方をハジメが狙っていると気がついたのかその場を動かず、代わりに咆哮を上げる。

 

「クルゥアン!」

 

 すると近くの柱が波打ち、変形して即席の盾となった。どうやらこの黄頭はサソリモドキと同様の技が使えるらしい。もっとも規模は幾分小さいようだが。

 

 ユエの魔法はその石壁に当たると先陣が壁を爆砕し、後続の魔法が三つの頭に直撃した。

 

「「「グルゥウウウウ!!!」」」

 

 悲鳴を上げのたうつ三つの頭。黒頭が、魔法を使った直後のユエを再びその眼に捉え、恐慌の魔法を行使する。

 

 ユエの中に再び不安が湧き上がってくる。しかし、ユエはその不安に押しつぶされる前に不安を押し流していった。

 

「……もう効かない!」

 

 ユエは、ハジメ、清水を援護すべく、更に威力よりも手数を重視した魔法を次々と構築し弾幕のごとく撃ち放つ。3人は連携攻撃で6つの頭を全て倒したが音もなく七つ目の頭が胴体部分からせり上がり、ハジメ、清水を睨んでいた。

 

「このぐらいの殺気なら平気だ」

 

「俺もだな」

 

なんともない2人だが七つ目の銀頭はユエを標的にし極光は瞬く間にユエに迫った

 

「な⁉︎」

 

「狙いはユエかよ‼︎」

 

ユエは魔力枯渇状態でその場から動けない。すかさず2人は蜘蛛型の武器を腕に装備、ユエの前に立ち塞がり極光からユエを守った。

 

ドゴォォォォォォォォン‼︎

 

衝撃波からユエは守られたが…

 

「ぐっ…⁉︎」

 

「が…はっ⁉︎」

 

【【オツカーレ】】

 

ドサ

 

ダメージが酷かったのか変身は強制的に解除され2人は倒れてしまった

 

「ハジメえぇぇぇぇ!幸利ぃぃぃぃ‼︎」

 

ユエの絶叫が響いた

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とある空間

 

「チェイス!」

 

「あのチェイスが倒れるなんて」

 

「余程強敵みたいですね」

 

ここはチェイスがハート達と死後に再会した空間で未だに消滅は免れていたハート達はハジメ達がヒュドラと戦っている映像を見ていた

 

「助けに行きたいが俺達は消滅寸前だからな…」

 

「ハート、提案があるんだ」

 

「なんだ?ブレン」

 

「ブレン何か方法が?」

 

「ハートを転生させる方法がある」

 

「本当か⁉︎ブレン‼︎」

 

「ただ、そうなると私とメディックは完全消滅するし2度と復活はできない」

 

「私とブレンの生命を託すんですね」

 

「そうなるね」

 

「2度とお前たちとは会えないのか…」

 

「気にする事はないですよハート。私達がやりたいだけですから」

 

「私もハート様の為なら構いません」

 

『なら、私もお願いしようか』

 

「クリム⁉︎何故ここにいるんだ?」

 

『私にもよく分からない…気付いたらここにいたからな』

 

現れたのはクリム・スタイン・ベルトのベルトさんだった。

 

『ハートが転生するなら私も彼について行こう。チェイスが転生した彼にも会いたいからね』

 

「クリムが来るなら心強い」

 

「クリム。ハートを頼むね」

 

『ああ、私に任せなさい』

 

「私達の力の結晶になったシグナルハートロンも渡します」

 

メディックはシグナルハートロンをハートに手渡した

 

「ありがたい。メディック」

 

「今から私とメディックの生命を全て使ってハートを転生させます」

 

「チェイス…いえ、ハジメを救ってくださいハート、クリムさん」

 

「ああ!さらばだブレン 」

 

『必ずハジメを助けるよメディック』

 

視界が真っ白になりハートとクリムはブレンとメディックに別れを告げた

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部屋中が突然光り思わず目を瞑ってしまうユエ。光が収まりユエの前にいたのは…"赤いコートを着た青年がベルトを腰に装着していて腕にブレスのようなな物をつけていた"




ハート&ベルトさんついに参戦です‼︎次回は3人の仮面ライダーが活躍!お楽しみに

この世界に蛮野&ロイミュードはいるか

  • 蛮野がいて魔物が重加速を使える
  • 蛮野不在、ロイミュードがいる
  • シグマ+ロイミュードがいる
  • どちらも居ない(ラスボス=エヒト)
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