見切り発車
他の作品と設定被ってたらすみません。
私の名前はアン。本当はもう少し長い名前だけど名乗る気はない。
お父さんは大犯罪者で私という存在が世間に知られる訳にはいかないのだ。
お母さんの方を名乗る事はできるが、海賊志望の弟が既に名乗っている。同じ性で疑われる事すら避けたいからアンで押し通している。
もう1つ、育てのお祖父さんの性を名乗る手をあるが、その息子は犯罪者だし、孫も海賊志望だ。
身内に犯罪者と予備軍が多すぎるよ…。
かくいう私は危なっかしい弟達を見てきたからか安定志向で、お祖父ちゃんに頼み込んで海軍の士官学校で訓練に勤しんでいた。成績は上の方でエリートと言える存在だった。
そう。だったのだ。過去形から察せる通り私は今海軍に身を置いていない。
お祖父ちゃんのコネで海軍に入り、お祖父ちゃんのコネで海軍を辞めたのだ。こら、そこ。身内に負けてないとか言わない。
まあ聞いてほしい。これには魚人島よりも深い訳がある。
士官学校で医学や航海術など学ぶべき事は学べたし、訓練で体や技術を鍛え、コネのおかげか将校の方達にも色々な事を教えてもらい良くしてもらった。
が、それ以上に世界政府とセンゴクさんの話や、お祖父ちゃんの仕事に付いて行った時に見た世界貴族の行いが致命的に合わないと感じてしまったのだ。
素敵な新婚夫婦を引き裂いて妻を嫁に、夫を奴隷にする所を目撃して何も行動を起こさないのを正義だと思えなかった。
もうセンゴクさんとおつるさんにストレスに効くお茶と胃薬を出すのも、天竜人の非道を見てお祖父ちゃんとボガードさんに押さえつけられるのもこりごりなのだ。
私が海軍に所属していない理由はざっとこんな所だ。
今は世界を見て周りながら札付きの賞金や辿り着いた島の日雇いの仕事で生計を立てている。冒険家兼賞金稼ぎを合わせた何でも屋みたいなものだろうか。
「ん〜〜、あ!」
退屈しのぎの自語りも飽き、小型船の窮屈さを紛らわす為伸びをすると上空に鞄をぶら下げたカモメが見える。
「ニュース・クー!新聞ちょうだーい!!」
高度を下げて船べりへ器用に着地したニュース・クーへ代金を支払い新聞を貰う。
「あーあ、いい感じに悪事を働いてて賞金ほどほどに高くて狩りやすそうなルーキーは出てきてないかなーっと」
都合のいい願望を口にしつつ新聞に目を通していく。
「おっと、これは噂をすればってやつかな?」
次へ次へとめくっていくと昔見た顔が載っている。
『スペード海賊団の躍進!!!
大型ルーキーのポートガス・D・エース
賞金1億ベリー』
「とうとう海に出たんだね…エース…」
1口メモ:お祖父ちゃんのコネで他に色々やってるらしい
初めて小説書いてみた結果……これで1000文字!?!?他の皆さんすげぇ!!!!ってなりました。