東方浸人主 ~ Invasive Alien Species.   作:妖怪兎

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幻想郷の風景はあまりかかれない

霧がかかった湖だ  真っ赤な館だ 森が薄暗い 程度である





幻想的

 

 

 

 外来人の彼と、人里を出てから少し経つと、木々の多い道を歩いています。もう既に人里の姿は見えなくなり、私は不安から、つい彼の服を軽く掴んでしまいました。しかし、これではわざわざ里から出た意味もないので、頑張って不安を押し殺します。

 

なんでも、彼は紅魔館に行きたいそうだ、そこまでなら、言うほど遠くない。

人里の人も霧の湖に行く人はそれなりに多いので、私は怯えすぎたのかもしれない、と思い気が楽になりました。ある程度落ち着くと、意識的に辺りを見回してみます。

 

 

木しかないという、考えでしたが、よく見てみると、見たこと無いような花や、木の実など、様々な彩りが確かにあった。今まで、外ではこういう楽しみを探してなかったのだ。せっかく一人ではないので、声をかけながら、風景を楽しんでみるのもいいのかもしれない。

 

 

 

 

少し時間が経つと、辺りは霧に包まれた。何となくですが察しました、霧の湖の近くに来たのだと、うっすらと白い霧、辺りはまるで魔法が掛かったみたいに幻想的だ。不思議な場所にいる感覚、というか居るのですが目で出来るだけ楽しみます。

 

 

紅魔館へと向かう彼について行き、湖畔を回っていきます、霧でやや見えにくいですが、何となく目立つ建物があるのがわかります、この自然に溢れる場所とは正反対の色をしているので、わかりやすい。

 

 

 

彼も紅魔館を見つけたのが嬉しいのか歩む速度が速まります、置いてかれたら非常に不味いので私もそれに追いつくように急ぎます。しばらく歩いていくと、紅魔館についた

、と言う事はなく、まだまだ湖畔は続いている。

 

 

ふと、周りを見ると、なんだか見たことがある景色だ。

そういえば、紅魔館は湖に浮かぶ島にあるので、どう頑張っても歩いては行くことが出来ない、それを彼に伝えると、行けないことに残念な顔をしました。

 

泳げばいけそう、と彼は言っていましたが、湖の水に触ると、非常に冷たい。これでは

たどり着けたとしても、風邪を引いてしまったり、体力が尽きておぼれてしまうかもしれないので、引き止めた。

 

 

 

水に触れる、といえば、この霧の湖の水は透き通っており、浅いところなら水底が見えるほどで、とても美しい。彼の事は気の毒だが、このままではどうしようもないので、一旦人里の方へ戻ることになった。来る時に来た道を探し、引き返していきます。

 

 

 

 

 

 

人里まであと半ば、といった所で、彼の様子が変わった。どうしたのだろうか、と思い聞こうとしたとき、彼から下がるように言葉を掛けられた、少し戸惑いながらも彼の後ろへと下がると。

 

 

 

「やはり、妖怪か!」

 

 

 

草を掛け分ける音がしたのち、それは姿を現した、見慣れた、といえばそうなのですが

あまり見たくも無い、狼のような形状の、所謂妖獣でした。私はその姿を見て、反射的に屈みます。唸り声と共に、彼に飛び掛り、その後の惨劇を想像すると思わず目を瞑ってしまいます。しかし、聞こえてきたのは情けない鳴き声で、目を開けると一撃を貰ったと思わしき妖獣がそそくさと逃げていきました。

 

 

 

 

この目で見るまでは、あまり信じられませんでしたが、彼は妖怪相手でも引けを取らない力を持っているようです。彼に疲れた様子もなく、屈んだ私に手を差し出しました、

彼の好意に甘えて手をとり、立ち上がります。

 

 

これならば、大丈夫、と他力本願ながら、私は安堵し

彼と一緒に人里へと帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の経験として、外にはまだまだ私の知らないことや、目で実際にみないとわからないものが多いと分かりました、がとても一人では行けないことが改めてわかりました。

 

また、彼のような親切な方が居れば、行ってみたい、というのは我侭でしょうか。

今日の出来事を振り返りながら、私は長屋へと帰っていきました。

 

 

 

 

 

 





ドーモ、妖獣さん 不憫担当で申し訳が無い
紅魔館までは普通の人はいけない、いきずらいけども
大体の人は湖の上にある紅魔館の設定を無視してるような気がします。
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