東方浸人主 ~ Invasive Alien Species.   作:妖怪兎

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唯一といってもいい
描写される植物である 桜

なお、その桜の描写がされるのは白玉楼が99割
描写と呼べるレベルの描写があるほうが稀ではある

ハメルンで紅以外の場所の描写があることが稀なので 桜ももっと稀






幻想郷が長い冬を終え、春を迎えてから少し経ちました、あたり一面を包んでいた純白のヴェールは暖かな春の風により脱がされました。人里では、滞っていた農業を再開すべく張り切っている人や、引きこもり勝ちになっていた人々が顔を出し、人里は活気を取り戻しつつあります。

 

私は、と言いますと、今日も変わらず家事やお仕事です。いえ、変わらずと言うよりは元に戻りました。天使さんが私の居る長屋に滞在していたのは倒壊していた彼の家が直るまでの少しの間だけで、もう既に彼とは別れてしまったという事です。

 

外の世界では、一つの建築物を建て直すのには何ヶ月かはかかるので、しばらくは一緒に居られると思っていましたが、流石は幻想郷と言ったところでしょうか、力強い妖怪さんや素晴らしい技術で物の一週間くらいで済んだ、とのことです。

 

 

天使さんには申し訳ないのですが、少し残念です。まさか一週間しかないとは思っていた無かったので、二人の最後の食事も質素な何時もの感じになってしまいました。彼が去ってしまったあとは、元の私の風景に戻ってしまいました。

 

いえ、どうせ長く続かないとはわかっていたはずなのですが、慣れていたはずの一人に戻っただけというのに、とても寂しくなりました。

 

 

これは、頭につけている兎耳のせいでしょうか

 

一人ぼっちの兎は寂しいと死んでしまうのですよ?

 

 

なんて、昔に外で聞いたことあるような言葉を思い出してみます、しかし人間はそんなことはありませんね、もしも人もそうならば、私は幻想郷に来てすぐ死んでしまっていますから、妖怪に噛まれても、パパとママが居ない孤独でも人間は死にません。割とタフな種族みたいですね。

 

人というのは、強いのでしょうか、それとも弱いのでしょうか。

 

どこか遠くを見つめながら私は朝の家事を終えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「桜の開花、今年は大幅に遅れる、と」

 

「なんだ? またその新聞か

そういえば、桜は本来は季節を外れる時期か」

 

 

食事処では、何時もの常連さんが新聞を広げて読んでいます、冬が明けたとはいえもう六月になってからそれなりに経っています、そろそろ梅雨になる時期ですね、ようやく春になったと思えば、それを楽しむ間も今年はあまりないようです。

 

 

純白のヴェールの変わりに、桃色の化粧を施されているほどに、六月である今に桜が咲き乱れていることでも、開花が遅れたことが良く分かる。

 

 

冬の間、氷上釣りによって、魚ばかりだったメニューも、春になって採れるようになった山菜が目立ってくるようになりました。無論魚も、季節が変わったことにより獲れる種類が変わるので、飽きるということもあまりありませんね、私が食べれるほどのお金があるかは別としまして。

 

 

さて、何時までも考えたり落ち込んでは居られません、毎日を楽しく頑張らなくてはなりませんね、私は気を入れなおし、仕事を再開するのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 やることも終え、暇になった私は久しぶりに、博麗神社へと向かうことにしました。

この冬の間は、歩きづらい道中が雪によって更に歩きづらくなっていたので、行くことがあまり出来ませんでした。

 

 

長い階段を上ると、少し息を切らしてしまいました、冬の間あまり動きませんでしたし、それで少し運動不足になってしまったかもしれません、ただでさえ体力等がないのにこれ以上落ちては大変なので、少しだけ気をつけましょうか。

 

 

霊夢さんに声をかけ、拝殿へとおまいりをしました。

異変についての話を霊夢さんに軽く聞くことが出来ました、弾幕ごっこの話を聞く限りは私が想像も付かないほど大変だったのでしょう。流石は霊夢さん、と思いました。

 

 

少しだけ世間話をしたあと、博麗神社をあとにすることにします。階段から見た光景は、冬の時とはまた違った美しさ、桜による春の訪れを感じさせるものとなりました。

 

 

しかし、残念なのは、以前よりも増して幻想郷の自然が荒れているのがわかってしまうことです。前もそうでしたが、やはり紅魔館の方面の方が荒れている場所が多くなっています。

 

 

人里の辺りも比較的に木々が倒されている割合が多い気がします、弾幕ごっこの跡なのでしょうか……?

 

しかし、弾幕ごっこは美しさを競うものなので、木々を倒したり、地面を陥没させたりなどの威力が出るわけが無いとは思うので、原因は私にはつかめませんね。

 

 

 

私は春の訪れを感じさせる道中を歩き、長屋へと帰っていくのでした。

 

 

 




日々荒される大地 幻想郷

戦闘率が高めな場所

紅魔館 主に1回は必ず戦闘が起こる場所 フランちゃんうふふ
霧の湖 力を振るうための実験体としてチルノがふっとばされる
人里 襲撃パターンで 割と襲われる 紅が人気だから 比較的ってだけで多くは無い


美しくない弾幕ごっこ

緋想天式? 緋想天や天測だけでやればいいんじゃないですかね?

紅妖夜風地星、とかは普通の弾幕ごっこですよね
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