東方浸人主 ~ Invasive Alien Species.   作:妖怪兎

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よくやられ役や、慧音先生、妹紅のおまけとして出てくる彼ら
出演率に比例していい事がない、しかし居ないと困るという 皆生きています。


自警団

 あれから、仕事の後によく寺子屋の方に顔を出すようになり、最近は充実している私の生活、おかげで歴史は勿論、計算や漢字もそれなりにできるようになり、私も成長してきています。

 

 

 慧音先生の話を聞いていくと、人里の中でも一位二位を誇るほどの力を持っていて、非常事態にはすぐに駆けつける、ヒーローみたいで憧れます。妖獣を思い出すだけで肩を押さえてしまうほど恐怖を植えつけられてしまった私とは大違いです。

 

 

 今日は先生が張り切ってしまったのか、話が長かった、私としては全く問題ないのですが、暗くなると少し、いえ、かなり怖いので足早に長屋へと戻ろうと里の中を歩いています。普段は夜に出歩かないのですが屋台やお店の雰囲気が変わり、昼とは全く違う姿を見せているのは新鮮味があるのですが、身体が早く帰れ、と言っているので仕方がない。

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 ようやく、家へとたどり着き、速く眠って闇から逃げたいと思ったとき、金属を叩く音が辺りへと鳴り響く、これは、鐘の音、入り口の監視塔にある物、入り口からさほど離れていない長屋なので良く聞こえます。つまり何かあったのだ。

 

 

 

「妖怪だ! 自警団を集めろ!」

 

 

 外から慌しい足音と大声が聞こえる、もし眠っていたとしても飛び起きたでしょう。

好奇心で様子を見に行くほど、愚かになったつもりはないですが、恐怖が排除されたと確認するまでは、私は眠りにつくことはできないでしょう、大勢の人が入り口の方へと向かったのを確認すると、私は事、が見えるかもしれない所まで歩いていきます。

 

 

 ほとんど、真っ暗な闇を、松明の明かりが照らして行き、気休め程度に私の恐怖もやわらいだ気がします。入り口の近くまでくると野次馬も多く集まってきていて、人が居ることに安心をして、入り口から外を見ると武器を構えた自警団の人たちが、あの時に見たことがあるような外見の動物、いえ、妖獣の3匹ほどと対峙していました。

 

 

 数の利があり、自警団の屈強そうな男の人を見れば、追い払うことも容易そうに見える、お互い隙を伺っているのか動かず、にらみ合いをしています。何時まで続くのかと思った時

 

先に動いたのは妖獣の方ですばやく接近、鋭い牙が男達へと向かっていくが、男達は持っていた各々の武器で殴り、妖獣を弾き飛ばす、勢い良く吹き飛ばされた妖獣は唸りながらじりじりと後退しているのを見て、野次馬も追い払えるのではないか、と口々に出す、しかし一定の距離になると再び膠着状態へ陥った。

 

 

「しつこい妖怪だっ! 仕留めるぞ!」

 

 

 先頭にいる男の声に、応答し

自警団が大勢向かっていく、これでもう勝負は決まった。

 

 

 

 

 

 

 

グルル、と唸り声が聞こえる、あんなに遠くに居る妖獣の声が聞こえるはずがありません。まさか、と思った瞬間、手薄になった入り口付近から 更に2匹の妖獣が姿を現し私を含む、野次馬の集団へと襲い掛かる。蜘蛛の子を散らすように人々は逃げていき

 

 

私も逃げようと、した瞬間 

 

 

 

「お母さん、どこー?」

 

 

 

 そんな、一人が怖かったのか、好奇心なのかわからない、けれど

女の子がここまできていた、という事実を理解してしまった

 

 

まだ、近くに残っていた自警団の数名も、妖獣の速さに追いつけないほどには距離が開いていた。

 

 

 

 神様は居ないんだ。

 誰も彼女を助けてくれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何で走ってるの、怖くて逃げたいのに。半ば目を瞑りながら女の子へと走り寄る

全力で飛びつき、彼女を抱きかかえて体で包み込む。怖い怖い怖い怖い怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

「この野郎、食らえ!」

 

私の間近で、鈍い音と悲鳴が響き、ギュッとつぶった目を開くころには、自警団の男の人が目の前に居て、安心して、久しぶりに泣きじゃくった

 

 

 

 

「お前が居なけりゃ、どうなってたか」

 

 

この言葉に更に止め処なく涙が溢れてきた

自分の弱さが結果的に、彼女を救うことが出来たのだから

 

 

 

 慧音先生と友人の人は、入り口以外に集まっていた妖獣を対処していたので

遅くなったと言っていたが、被害の可能性はもうなくなって、安心したら眠くなりました。

 

 

 相変わらず 闇も妖獣も怖いけど、頑張って生きています

人里を守る彼ら、自警団は頼もしく、強い 皆のヒーローです。

 

 今回以降は、以前よりも厳しく野次馬に注意がなされ、今後は危なげもなく事が進むだろう、私は軽い足取り、ではなく腰が抜けてしまったので自警団の人に家まで抱えてもらって帰りました。




自警団の人だけであれば、危険はなかった。
ずっと自警団で何とかしてきたので、熟練の腕の人が居るはずでとても強いだろうと考えて書いた話です

安い話だな、と思いましたが 
練れるほどの頭はないので単純な、成長ポイントにしました
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