ネタ魔法に魅入られた者   作:みみみ

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(花粉と気温の変化で寝込んでたので)初投稿です


4話

 入学してから暫く経ったが、なんと今日が飛行訓練の日だったらしい。

 

 知らせはどうなってんだ知らせは!とか思ったりしたけど、普通は談話室の掲示板に貼られるからすぐ分かるよね。寮の中にはあまり入らなくなってたから気付かなかった。

 

 移動手段に関しては姿くらましも死の飛翔先輩が開発した飛行魔法もあるから箒はハナから興味無いんだよね。

 

 

 そんなこんなでフーチ先生がやって来た。箒の隣に立って上がれと言ってみるけど、震えるばかりでちっとも上がらない。

 

 見るからに古そうな箒だしガタでも来てるのかな。そう思って何度か試してみるけどそれでも上がらない。箒が上がってる生徒も多くなってきたしそろそろ僕の箒も上がって欲しいんだけどなぁ。

 

 

 上がれ!上がれ!上がれぇ!...上がれって!

 ...爆破して直したら素直になるかな?

 あ、上がった

 

 

 箒がすごいガタガタしてるけど大丈夫なんだろうか。フーチ先生がこんな不可解な状態の箒は初めて見たとでも言いたげな表情でこっちを凝視してるのが気になる。

 先生が考えるにはどうやら箒が僕の事を怖がっているから震えてるらしい。どうして...?

 

 

 結局箒は取り替えてもらうことになった。フーチ先生の合図でみんなが一斉に地面を蹴って飛び出したけど、ネビルみたいなトラブルは起きなかったから一安心だ。

 

 初めて飛んだ空は風が気持ちよくて、下さえ見なければ箒を使った移動は結構好きになれそうだった。

 

 

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

 来たるハロウィンの日。この日はグリフィンドールの三人組がトロールとの戦いで仲良くなるイベントが起こる日だ。

 

 三人が互いを友人として認め合う場にお邪魔するわけにはいかないし介入しないでおこうかなと思ったけど、それはそれとして相手はあのトロール。

 

 危険度の高い魔法生物全般に言えることだけど、彼らには基本的に魔法が効きにくい。

 強靭な肌だったり鱗だったり毛だったり、とにかく熟練の魔法使いか異常魔法生物愛者でもない限り太刀打ち出来ないのだ。

 

 危険度が比較的低いとはいえ、そんなトロールにハリー達は挑むことになる。図書館でひそひそ話すくらいには仲良くなったハーマイオニーも居るし、何より原作通りにいかなくて三人の内の誰かが死んでしまうというようなことは避けたい。

 

 最後はビューンヒョイでトドメを刺してもらってアドバイスしたことが身になってると二人に実感してもらえるように介入すれば仲直りとしてはパーフェクトだ。

 高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応していこう。

 

 爆裂魔法すこすこ侍、義によって助太刀致す!

 

 

 

 

 

 実のところ覚えた爆発系魔法がトロール相手にどれだけ有効なのか確かめたい気持ちがあったりなかったりする。これは秘密にしとかなきゃね。

 

 

 

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===どうしようロン...ハーマイオニーは地下にトロールがいるって知らない!===

 

 そう言った次の瞬間に走り出した二人を自分に目くらまし呪文を掛けた状態で追いかける。

 

 これが初めての実践だ。この二か月間ずっと一緒にいた黒クルミにドラゴンの心臓の琴線が組み合わさった杖は、土壇場でも僕の想いに応えてくれるだろう。

 

 異臭が近づいてきた。多少の不安はあれど、プロテゴだって練習してきた。爆発させる物だって周囲の瓦礫を利用すればいい。確実にやれる...!「ブッ殺す」と心の中で決めたのならッ!その時スデに行動は終わっているのだからッ!

 

 いくぞ!挨拶代わりの目潰しボンバーダ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕たちがトロールに苦戦していると、レイブンクローの生徒が入ってきてトロールに魔法を使った。激しく爆発した魔法に気を取られたトロールは狙いを彼に変えたらしい。

 

 

「こいつは僕が引き受ける!君達は彼女を助けてくれ!」

 

「う、うん...!こっちだハーマイオニー!」

 

 

 彼がトロールの注意を引き付けてくれたおかげで入口までの道ができて、その隙にハリーがハーマイオニーを助けに行った。どうしよう、僕も何かしなきゃ...!

 

 トロールは顔と下半身が焼け爛れて怒ったみたいで、彼は何かの魔法を使って攻撃を防ぎながら間に攻撃をしている。何か、何か使える魔法を思い出さなきゃいけないのに...!

 

 

「ウィーズリー!ビューンヒョイだ!今日習っただろう!」

 

 

 彼のその言葉でやっと気づけた。あそこに転がってる棍棒をあのデカブツの頭に落とせば!

 

 

「ウィンガーディアム・レヴィオーサ!」

 

 

 魔法で浮かせた棍棒があいつの頭に落ちて、あいつは意識を失ったみたいだ。肉が焼けたような臭いのするトイレの中でトロールを倒せた喜びを噛み締める。

 

 

「...倒した?やった!ハリー、ハーマイオニー、倒せたよ!」

 

「気絶してるだけだよ。それより怪我はない?爆発で破片が飛んでるかもしれない」

 

 

 そう言って僕の方を向いたレイブンクローの彼はトロールが倒れているところに歩いて行って、何らかの魔法でトロールの体を切り取った。

 

 

「あ、あぁ...大丈夫だよ、ありがとう。...それより君、何してるの...?」

 

「...少しばかり頑丈な物を作りたいと思っていてね、魔法生物の素材は貴重だから採っておこうと思って」

 

 

 うん...その...僕には理解できない感性だ。助けてもらった手前失礼なことは言えないけど、うーん...なんて唸っていたら、マクゴナガル先生とそれに続いて遅れてスネイプ、クィレルがやって来た。

 マクゴナガル先生は視界に入ったトイレの惨状を見て状況を整理し、冷静になろうと考えながら話す。

 

 

「これは一体全体どういう...殺されなかったのは、運が良かった。寮にいるはずのあなた方が何故ここにいるのか、説明してもらいましょうか!」

 

 

 怒気が言葉の節々から滲み出るマクゴナガル先生は、僕たち四人にそう言った。なんて説明しようか考えてた僕は、ハーマイオニーが自分が悪いのだと説明するなんて思ってもいなかった。

 

 

「私の、私のせいなんです!トロールを探しに来て...本で読んだから、一人でも倒せるんだって思ったんです!」

 

 

 僕とハリーは驚いて顔を見合わせた。ハーマイオニーが校則を破るなんてことしないのは学校中が知ってることだ!かばってくれてるのだと気付いた僕たちはその通りですとでも言うかのような顔を装った。

 

 

「なんと愚かな...貴女には失望しました、グレンジャー。グリフィンドールから五点減点します。危険な行動は慎んでください。」

 

「はい、先生...」

 

「あなた方三人も、無事で済んだのは運が良かったからですよ!...ですが、友人の為に力を行使したその勇気を称えて、グリフィンドールに十点、レイブンクローに五点与えることにしましょう。さぁ、寮にお戻りなさい」

 

 

 途中説教が僕たちの方に飛んできたのはヒヤッとしたけど、何とかこの場を切り抜けられた。寮に戻る道でハーマイオニーとも仲直りできたし、レイブンクローの彼にもお礼を言って別れることができた。

 

 ハーマイオニーが言うには図書館でよく話すようで、ハーマイオニーが疑問に思ってることに答えてくれたり、ハーマイオニーよりも多く魔法が使えるらしい。

 

 そんな人でもトロールの指を切り取るなんてことするんだなと思って「頭いい人って変人が多いんだな」って言ったらはたかれた。いたい。




ちゃっかり素材を回収しちゃう系主人公。

一年はトロール、二年はバジリスク、三年は狼人間、四年はドラゴンと魔法生物がたくさん。森にはアクロマンチュラやその他素材がたっぷりだから、今はてきとーな道具でしのいでる魔力を溜める器も年々強化できるよ。

主人公の性別は好きな方をお選びください

  • ハーメルンだしTS爆裂ネキやろがい!
  • 頭のおかしい爆裂ニキじゃワレぇ!
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