目の前の少女...いや、人間じゃないから少女ですらないのだろうか
そんな彼女はいつからまってたのか
「ここで話すのか?」
首を振る長門、指を指す先はマンション
「私の部屋に来て」
女の子...の、部屋にあがるのは小町以外になかったが、小町の部屋でさえ荷物運び程度しか入らない。そもそも急に妹の部屋に入るなんてイカれてるからな
「長門、お前が宇宙人ってのは朝比奈さんから聞いた。古泉からも涼宮の事を何となくだが聞いた。で、お前は何を話してくれるんだ?」
正直これ以上はおなかいっぱいだ。この時代に未来人です!宇宙人です!超能力者です!なんて言えばただの痛いやつとしか思われない。中学の俺のように
「私の仕事は涼宮ハルヒを監視し入手した情報を統合思念体に報告すること」
「は?」
「生み出されてから3年間、私はずっとそうやって過ごしてきた。この3年間は特別な不確定要素はなく、至って平穏。でもここ最近になって無視できないイレギュラー因子が涼宮ハルヒの周りに現れた。それが貴方」
無口なキャラで貫いてた長門が早口でそれこそ長いセリフを吐いたかと思ったら急に意味のわからない事を...
「その言葉を信じるとしよう、3人揃ってグルでしただったらトラウマもんだが。で、長門は宇宙人でいいんだな?宇宙人つーとこう...印象的なのはタコのようなのをイメージするんだが」
「...この銀河を統括する情報統合思念体によってつくられた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス。それが、わたし」
あ、もしかして怒らせたか?というかインターフェイス...つまりアンドロイドみたいなものか
「情報統合思念体にとって銀河の辺境に位置するこの星系の第3惑星に特別な価値などなかった。
でも現有生命体が地球と呼称するこの惑星で進化した二足歩行動物に知性と呼ばれる思索能力が芽生えたことにより、その重要度は増大した。
もしかしたら自分たちが陥っている自律進化の閉塞状態を打開する可能性があるかも知れなかったから。
宇宙に偏在する有機生命体に意識が生じるのはありふれた現象だったが、高次の知性を持つまでに進化した例は地球人類が唯一だった。
統合思念体は注意深くかつ綿密に観測を続けた。そして3年前。惑星表面で他では類を見ない異常な情報フレアを観測した。
弓状列島の一地域から噴出した情報爆発は瞬く間に惑星全土を覆い、惑星外空間に拡散した。その中心にいたのが涼宮ハルヒ。以後3年間、あらゆる角度から涼宮ハルヒという個体に対し調査がなされた。
しかし未だその正体は不明。それでも統合思念体の一部は、彼女こそ人類の、ひいては情報生命体である自分たちに自律進化の切っ掛けを与える存在として涼宮ハルヒの存在を解析を行っている。
情報生命体である彼らは有機生命体と直接的にコミュニケートできない。言語を持たないから。
人間は言葉を抜きにして概念を伝達する術を持たない。だからわたしのような人間用のインターフェイスを作った。情報統合思念体はわたしを通して人間とコンタクト出来る」
「あー、すまん。日本語で頼む。いや割とマジで」
多分日本人というか人間と宇宙人との会話が難しいというのはこういう事なのだろう
今はっきり理解したわ。理解したくもなかったが
「...えっと、今から3年前なんかあって、そっから涼宮のやつ覚醒!そこでお前らのボスが長門作って人間たちとコミュニケーションを取る。そこから進化のための情報を得る...的な?」
「端的に言えば」
端的に言わなくてもそうなんだろうな
「理解してもらえるのならそれでいい。でも、聞いて、涼宮ハルヒが最も能力を使うとしたら...貴方に何かあった場合」
「俺?」
「そう、まず狙われるのは貴方」
それから身の回りの安全は守ると言われたが助かると言えば助かるが安心は出来なかった
帰ったらマイスイートシスター、小町から
「お兄ちゃん、まさかその部活動で友達できたとか!?」
なんて言われる始末、いやいや、朝比奈さんはまだいいとしよう。未来人で人間だ
だが長門は宇宙人でインターなんたらというアンドロイドだ。まぁ信用も信頼もできる
俺にあれだけ情報を開示してくれたんだから。まだ他にも隠していることはあるだろうがそれでもだ
古泉一樹、こっちが信用ならん。超能力者だとか、全員涼宮関連なのは分かってるが俺に何かあるわけではない
「そんな事は無い。朝比奈さんも長門も古泉も友達じゃない。おな部員ってだけだ」
「ふーん、じゃあ涼宮さんは?」
涼宮?
「涼宮は俺を振りまして楽しむ...楽しむ...」
確か長門は俺に何かあった場合涼宮が力を使ってどうにかするって言ったよな
涼宮が俺を連れ回すのも、そういう事なのか?
「どったの?」
「いや、早く寝ろよ」
「うん、お兄ちゃん...」
「なんだ?」
呼ばれたため、振り返ると
「ううん、呼んでみただけ」
「なんだそりゃ」
そう言って自室に戻る
「...すこーしだけ、いい顔するようになったね。お兄ちゃん」
翌日、眠い目で登校すると下駄箱に紙切れが入っていた
俺はこんなので騙されん。一応中身は読むが...話がある...か、放課後の完全下校時刻に俺のクラスか
犯人探しといこう、朝比奈さんなら直接話すだろうし、長門なら間接的に関わるだろう。古泉だったら普通に話せる
涼宮は俺のクラスだがそもそも前後ろの関係だから話すチャンスはいくらでもある。そもそもこのメンツはSOS団のメンバーだ
「さぁ!今日も張り切ってホームページ作りやるわよ!」
授業を切り抜け、みんなが部活動に勤しんでる中、俺達は変なことをやらされてる。SOS団のホームページを作ったところでなんの収益にもならんし、やる気にはなれない。だからといって
昼、古泉に聞かされた涼宮が神説。神様怒らせるわけにもいかないし
怒られない程度にやるか。ぼっちの秘技、やってますよオーラでやり過ごす
そもそも気づかれない俺は意味ない技術だが
これならミスディレクションを使ってバスケを...
「それでは僕はそろそろ、バイトがあるので」
涼宮関連か
「そうね、そろそろ終わりにしましょうか。そろそろ最終下校時刻だし」
18時を過ぎて夕暮れ時、メイド服な朝比奈さんが着替えるため俺は部室を出る
だが俺はそのまま帰る。あの3人と一緒に帰る理由もないし誰かに見られでもしたら問題だからだ。特に小町には見られたくない
「さて...イタズラだろうが...行くか」
帰っても暇だし顔出し程度にはと教室に入ると...知らない女子生徒がいた
「あ、来てくれた。比企谷くん」
「...誰だ?」
「本当に涼宮さん以外とは知り合いいないの?それとも作ろうとしてないだけ?」
「帰るぞ」
嫌な思い出を掘り返されかねないので扉をしめようとするが待ってをかけられた
「で?」
「私、同じクラスなんだけどなぁ。朝倉涼子」
「まさかお前も涼宮関連か?」
「察しが良くて助かるわ。でね、人間はさあ、よくやらなくて後悔するよりも、やって後悔した方がいいって言うよね。これ、どう思う?」
どう思うって...んなの
「さぁな、やって後悔...俺は後悔なんて沢山あるが後悔したなら忘れればいいが自論だ」
「だったら例え話、これを聞いてもそういう事が言える?」
朝倉は何を言いたいんだ。涼宮関連なら監視中だから手伝ってなりなんなり言えばいいのにこの遠回りの言い方はなんだ
「例えば現状維持するまではジリ貧になることは分かってるんだけど、どうすれば良い方向に向かうことが出来るのか分からない時貴方ならどうする?」
「...どうもしないな、変化しても変わらないかもしれないなら無駄なことはやるつもりはない」
「ふぅん、そういう人間性なんだ...貴方って面白い人間ね」
「それだけなら帰るぞ...っ!?」
扉が...ない!?
「あはは、貴方はすぐ逃げるだろうって思って先に情報改変しておいたの。常々観察を2人もしなきゃいけなかったの、涼宮ハルヒは毎日同じ。かと言って貴方は貴方で毎日のように1人...でもそれもこれで終わり」
ナイフ...ここまでして偽物なんてないだろう
それに恐らくだがこの言い回しを俺は昨日聞いた。話したのは2人、古泉一樹と長門有希だ
両方とも人間離れした力を持ってる...と、思われるが、1番可能性があるのは
「宇宙人ってのはみんなこうなのか?」
「あら、もう答えに行き着いたの?そう、長門さんと同じよ。まぁバックアップなんだけどね」
「宇宙人みな友好的じゃないのは分かった...長門が特別なだけなのか」
「そうねぇ...答えてあげたいけど...長門さんにバレるだろうから...死んで」
避けようとするも体が動かない。いや、動かせない。これが宇宙人の能力、チートだろチート...でも
「...間に合った」
「信じといて良かった...」
長門が割って入ってくる。本当に身の回りの安全は保証してくれるんだな...何か恩返しでもしないとな
「あとは...まかせて」
かなり長門のセリフ難しい。でも聞いてをでも、聞いてにすることで長門らしさを出すのとか
朝倉とのやり取りは八幡っぽく時間稼ぎプラス変化を求めない系でなんとか
意外と長門有希ちゃんの消失編求めてる人いるんだ...
俺と長門有希ちゃんの関係は間違っていない(長門有希ちゃんの消失)編をやるか
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やろう
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やらなくていい