この青春の物語に祝福を!   作:暇人の鑑

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ありそうであまりない、ブルアカとこのすばでクロスをやってみようかと思います。

時間軸は、対策委員会編3章後&このすば原作8巻あたりと考えてもらえれば。

世界観はキヴォトスを軸として、このすば のキャラやモンスターが入ってきてると考えて貰えば大丈夫です。

ストーリーは日常系の1話完結で進めていこうと思いますが、最初の数話は導入としてつづきものにします。


第1話 

「………ねえ、ノア」

「なんでしょうか、ユウカちゃん?」

 

 私、「早瀬ユウカ」は自分の目を疑い……隣にいる親友「生塩ノア」に話を振る。

 

「アレ、カエルよね?」

「カエルですね」

 

 よかった、私の頭がおかしくなってただけじゃないみたいだ。

 

 なら、私が次にする質問にも、きっと正常に答えてくれるだろう。

「……カエルって、あんなに大きかったかしら?」

「……大きかったんじゃないですか?」

 よかった、ノアも目の前の光景が受け入れられていない。

 

……いや、よくはないわね⁉︎

「何なのよこのサイズは⁉︎」

 

 そう、私の目の前では………普通ではあり得ないサイズのカエルがこちらに向かってきているのだった。

 

 

 

 

 

「………は?」

 クエスト中にジャイアントトードに飲み込まれたかと思えば、俺の目の前には懐かしい光景が広がっていた。

 

「……日本?」

 舗装された道路に、並び立つビル。

 

 道路に停まっている車に……飛行船。

 

 これは間違いなく、日本のそれだった。

 

「おいアクア‼︎俺たち日本に帰ってきたみたいだぞ!」

 その光景が俄に信じられず、隣で気絶していたアクアを揺するが、起きる気配はない。

 

…‥いや,何でアクア、めぐみん、ダクネスの3人もこっちにやってきてるのかはわからないが、とりあえず起こさないと話にならない。

「起きろお前ら!……『クリエイト・ウォーター』!」

 

 3人の顔に水をぶっかけると、そろって飛び起きた。

 

「いきなり何するのよヒキニート!」

「そうですよ!喧嘩を売ってるなら買おうじゃないですか!」

「おいカズマ!いきなり水責めとはどんなご褒美だ!」

「うるせー!周りを見てみろ、いきなり日本にテレポートしてたんだよ!」

 

 ギャイギャイと騒ぐ3人を黙らせ、状況を整理しようとした時。

 

 

 

「そこの人達!危ないですから逃げてください!」

 

 

 2人の美少女が,こちらに駆け寄ってきた。

 

 

sideユウカ

「そこの人達!危ないですから逃げてください!」

 

 でっかいカエルがこちらを追いかけてきたので,走って逃げていた私達は騒いでいた4人に叫ぶ。

 

「な?アンタ達は……」

 一早く反応したのは同年代の男の人だが、その格好はどことなくゲームのキャラクターのようだ。

 

 いや、この人だけじゃない。

 

 なぜか顔をずぶ濡れにした3人の女の子たちもそうだった。

 

「ユウカちゃん!」

 色々と意味がわからないが、今はあのカエルからこの人たちを逃がすのが先決だ。

 ノアの声で困惑から抜け出し私は,改めて逃げるように言おうとしたが。

 

「わあああああ!カエルはもう嫌ァア!何で日本にまできて食べられなきゃいけないのよ!」

 青髪の子が急に悲鳴と共に泣き出す。

「アクア、にほん?とはなんですか?

 

 いえ、今はそんなことを気にしている場合ではありませんね。

 

 あのカエルを我が爆裂魔法で葬ってくれましょう!」

 

 魔法使いの格好をした子が、そう言い出したかと思えば、杖の先端に光を纏わせるが、その光にはものすごい力が宿っているのが………女の子の頭を刀の鞘で引っ叩いた⁉︎

 

「バカかお前は!こんなところで爆裂魔法なんか撃ったら大惨事じゃねえか!」

 何なんだろう,この人たちは。

 ミレニアムでも騒ぎを起こす人はいるが………この人たちのは根本的に何かがおかしい。

 

「我が爆裂魔法の邪魔をするとは,万死に値……ああ、ごめんなさい!

 

 ドレインで魔力を取っていかないでください!」

 その光景に頭痛がしてきた私と、珍しくどうしようか迷った顔をするノアの前に、もう1人の女の子…いや、どこか高貴な立ち振る舞いの金髪の女性が歩み出た。

「なら、ここは騎士として私が行こう。心配するな,一度あのヌメヌメがどんなものかを試してみたいと思っていた……いや、仲間の盾となるのがクルセイダーの本懐というものだ」

 

 剣を構え、キリッとした顔で何を言ってるんだろうか。

 

 そんな,何とも計算しようのない光景が繰り広げられているうちに、あの大きなカエルとの距離は大分近くなってしまう。

 

「こうなったら……やるわよノア!」

「仕方ないですね……」

 

 こうなって仕舞えば……もう、交戦するしかない。

 

 覚悟を決めた私はサブマシンガンを構え、ノアもハンドガンの弾を装填する。

 

 

 そうして、突っ込んでくるカエルを蜂の巣にしようとした時。

 

 

「では、いってくりゅ!」

「ちょ、ちょっと⁉︎」

 

 金髪の女性が、興奮した様子でカエルに突撃していった。

 

 

sideカズマ

「危ないですよ!戻って…!」

「いや、あのカエルは金属が苦手なんだ。鎧をつけてれば問題ないよ」

 

 ツインテールの子が慌てたように呼びかけるのを,俺は制止する。

 

 ああなった変態に何を言っても無駄だし……。

 

「ああ、どうして私を避けるのだ!」

「真っ直ぐこっちにきますよ⁉︎」

 どうせ,いつものごとくカエルに逃げられるし、そのための策も用意してある。

 

「おい,アクア。もしかしたらこっちのジャイアントトードにはお前の神パワーが通用するかもしれないぞ?」

「……そうね!このアクア様の聖なる力が通用しないはずないわ!」

チョロい。

 

 そうして俺の言葉に感化されたアクアは、ゴットブローをカエルに食らわせようとして。

「あの……食べられちゃいましたよ?」

「やっぱダメだったか」

「仲間を囮にした……⁉︎」

「この男!」

 案の定、カエルの口の中に巻き取られていった。

 

 3人分の視線が突き刺さるが、これで確実に足止めできた!

 

 

「今だ!」

 そうして俺はいつものごとくカエルの頭をかちわり……いつもの如く生臭いアクアを引っ張り出したのであった。

 

 

sideユウカ

 カエルを倒した後、その死骸を処理すべくシャーレと連絡をとった私は、電話を切る。

 

「お疲れ様です,ユウカちゃん」

「ええ……それで、あの4人は何をしてるの?」

「……さあ,私の口からは何とも」

 

 ノアの元に駆け寄り、あの4人に視線を向けるとまたおかしなことになっていた。

「生臭いよぉ……生臭いよぉ……」

「悪かったって…‥ほら,洗ってやるからじっとしてろ」

「口車に乗せた仲間に対して,なんて扱いを……さすがカズマだな」

「ダクネス、そこはカスマの間違いですよ」 

 さめざめと泣く女の子に、水をぶっかける男……なんともクズみたいな光景に、何故か顔を赤らめる金髪の女性。

 

 それにドン引きの目を向ける赤目の女の子が一番まともそうだと結論づけた私は声をかける。

 

「あの,ちょっといいかしら?私は早瀬ユウカ、助けてくれてありがとうね」

「いえ,私たちの方こそ……あと、我が名はめぐみん。紅魔族随一の魔法の使い手にして,爆裂魔法を操る者です」

……ヒマリ先輩の同類らしい。

 

「……おい,私の名前に言いたいことがあるなら聞こうじゃないか」

「あ,いいえ?そんなことないわよ……いや,似たような名乗りをする人を思い出して、ね…」

「そう言うことでしたか……その人とは話が合いそうですね」

 最後の牙城が崩れ去った気分の私に、放水が終わったらしい男の子が。

「ユウカ……だったっけ?こっちこそ、色々と迷惑かけたな……俺はカズマ。あっちの青いのがアクア。黄色いのがダクネスね」

「ちょっと!この水の女神たるアクア様をそんな雑に紹介するなんて,ヒキニートの癖に生意気よ!」

「話が進まねえんだよ、てか,俺はニート呼ばわりされる年じゃねえよ!」

 

 この人たちは話を脇道に晒さないと死ぬ病気にでも罹っているのだろうか。 

「私は生塩ノアです。以後,お見知り置きを…それで,ユウカちゃん?この人たちについてはシャーレに報告したんですか?」

「あ,そうだったわね」

 

 何だかどっと疲れたような気分を振り払い。

「あの,先ほどの蛙について何か知ってるみたいでしたよね?そのことについて詳しく聞きたいそうで…ついてきてくれますか?」

「俺たちもここについて詳しく知りたかったしな…もちろんいいよ」

 

 そうして私とノアはこの4人を引き連れて、先程当番の仕事をしていたシャーレへと引き返すのであった。

 

 




いかがでしたか?

次回は連邦生徒会メンバーや先生との顔合わせをさせるつもりです。


お楽しみに!
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