いきなり最終章。
ってことでハンターちゃん説明よろしく(丸投げ)
ハンター「え、ここに至るまで全部俺が言うの?マジ?……
仕方ねぇなぁ…コホン。
襲い来る護竜達を退けたナタ達。しかし影で協力してくれていたシーウーはアルシュベルド戦で重傷を負い、壁にもたれて動かなくなってしまった。しかし因縁の相手、アルシュベルドをついに撃破した。
しかし、アルシュベルドの様子がおかしかった。あまり攻撃して来ない…しかも最後にナタの方に手を伸ばした…ように見えたのは一体なんだったのだろうか?
更に、護竜本来の機能であるはずの人を守る機能も有効になっていなかったようだ。こんなことが出来るのは…一人しか居ないだろう…
ナタ達は外れてくれと思いながら、確信を抱きながら…ある人物の元へ向かった。」
ナタ「タシンおじさん…いや、タシン。お前がこの護竜達の異変の元凶だったんだな?」
タシン「気が付いてしまったか…いや、気付かされた、と言うべきか?ハンター…厄介な事を。」
ナタ「御託はいい!父さんをどこにやったんだ!父さんに会わせてよ!」
タシン「父さんに会いたい?変なことを言うようになったな、ナタ。もう会っているじゃないか?」
ナタ「…!?え…何を…言って…」
タシン「アルシュベルド…だったか?恨めしそうに狩っていたじゃないか。」
ハンター「…まさか!?」
ナタ「そんな…!アルシュベルドが…父さん…?」
タシン「不思議に思わなかったのか?何故アルシュベルドに襲われたのに私が無傷だったのか…」
ナタ「…あの時…里が襲われた時…アルシュベルドが…僕を狙っていたのは…倒した時に…僕の方に手を伸ばしたのは…」
タシン「そういう事だ。制御したはずが…ふむ、失敗作故にナタの部分だけは記憶を消せなかったようだな。」
タシン「ナタ…お前は最強の護竜、ゾ・シアになる器だったと言うのに…私は悲しいよ。」
ナタ「何を!父さんをアルシュベルドにして!里の皆を犠牲にして!なんで自分勝手に悲しんで居られるんだ!」
タシン「これほど素晴らしい研究の礎になれるのだ。幸福に思うべきだろう?」
ナタ「なんて…なんて身勝手な…!お前なんて…お前なんて…『討伐』してやる!」
タシン「ハンターに頼りきりだったお前が?笑わせるな!貴様なんぞ所詮は私のモルモットに過ぎん!ハンターとか言う訳の分からん存在に頼らなくてはいけない貧弱な生物が!お前らは…」
トスッ
タシン「…は?なんだ…この針…いや、触手は…」
タシン「やめろ!何をしている!離せ!」
ナタ「シーウー!無事だったの!?」
ハンター「シーウーがタシンを飲み込もうと…!」
バクン!
ナタ「…こんなにあっさり決着がつくなんて…」
ハンター「…いや、まだだ…」
アルマ「待ってください!何か…様子がおかしいです!」
…共に戦い、散ったと思っていたシーウーが生きていた。そして、タシンを飲み込んだ。
…と思ったナタ達。しかし、何か様子が…?
………
シーウーの苦しげな声が響く。
ナタ「シーウー!?どうしたの!?」
ハンター「離れろナタ。タシンは…まだくたばっちゃいない!」
【ググギャシィ…キシャァァァァ!】
ドガァァァァン!
シーウーの腹が裂けて弾け飛ぶ。
シーウーが身を呈して行った特攻も、無意味に弾かれてしまったのだ。
タシン?「全く…冷や汗をかかされた…シーウーを味方につけていたとは…てっきり死んでいる物かと思っていたよ…」
ナタ「………タシン!!」
アルマ「いえ…何か違います。あのエネルギーは…龍?」
タシン?「そうだ!これこそ私が生涯をかけて作り上げた最強の力…護竜…いや、『護龍 ゾ・シア』だ!」
ハンター「ならお前はタシンじゃなくてタ・シンとでも呼べばいいか?龍モドキ。」
タ・シン「それは良いな。良い案をありがとう、ハンター。これから消えてもらうが、礼を言っておこうか。」
ナタ「…ッ!やってやる…僕だって!僕だってずっとハンターさんを見てきたんだ!やってやる…」
ハンター「…ナタ。」
ナタ「ハンターさん…?」
ハンター「見て居ろ、ナタ。ハンターが何をするのかを。」
アルマ「大丈夫。ハンターさんならきっと…あの災厄を止めてくれます!
…ギルドからの申請により…」
ハンター「否。
……拝命した。『ハンター』からの申請。これより ハンターの意思により…「護龍 ゾ・シアもとい、タ・シンを…討伐する!」
アルマ「…!了解しました!」
タ・シン「そうか!ハンター!生意気にも私に刃向かってくるか!良いだろう…その度胸だけは買ってやろう。光栄に思うがいい。このタ・シンがちっぽけな身体を捨てた後、最初に殺めた相手として覚えて置いてやろう!ハァァァァ!」
…タ・シンが姿を変える。純白の天使の羽根のような…悪魔のような…歪な龍の姿に。
対してハンターは…静かに…しかし、怒りに燃え盛る猛き炎のように…獲物を構えた。
〜戦闘シーンは皆様のゾシア戦を再生してください〜
タ・シン「ぐはぁぁっ!?そ、そんな!馬鹿な…このゾ・シアの力が…!こんなちっぽけな人間如きに…!」
タ・シンの肉体が縮んで行く。歪な龍から、自身がちっぽけと言った人の姿に。
ハンター「タ・シン…いや、タシン。お前はどこまで行っても人間だ。私だってこの禁足地の皆と違う力を持つが、それでも人間だ。ずっと研究に尽くし、周りの全てを生贄にして来たお前と…自慢のようだが…誰かを、誰かの大切な物を守る為に戦って来た私。その力の差は、たかだか研究では覆せない物だったようだな。」
タシン「黙れ!黙れ黙れェ!!私の研究は完璧だったんだ!この程度の事で負けるはずが無いのだ!この!化け物が!貴様も人間では無い!貴様も化け物…」
グサッ!
タシンの胸元に剥ぎ取りナイフの刃が突き抜ける。致命傷だ。このナイフを刺したのは…
ナタ「…違うよ。タシン。お前は何も分かっていない。ハンターさんがお前と同じように化け物になってお前を倒したと思うのか?」
タシン「そうだ!このハンターの方が化け物だ!私は化け物ではない!この純粋な好奇心こそ人間その物だ!」
ナタ「…本当に何も分かって居ないんだな。お前を倒したのはハンターさんだけじゃない。僕を庇ってくれた里の皆。身元の知れない僕を拾ってくれた皆。僕と一緒に戦ってくれた皆。お前は皆の…お前が言うちっぽけな力に負けたんだ!」
タシン「こっ…この…
ナタ「
………
タシンが最後に雄叫びのような…怨念のような叫び声を上げ…力なく倒れる。もう命を感じない。僕達は勝ったんだ。
…多くの犠牲を出してしまった。里の皆。操られていた護竜達。共に戦ってくれたシーウー。誰しも幸せに生きたかったはずなのに………
ハンター「…ナタ。辛い話かもしれないが聞いて欲しい。
多くの犠牲を出してしまった。どう償えばいいのか。とか考えて居ないか?
償うことなんて出来ない。失われた命は帰ってこない。しかし…彼らが行った行動は、私達が生きている限り…伝えて行く限り、消えることは無いんだ。彼らの太陽のような魂は…降り注ぐ日光のように…私達に光をもたらしてくれているんだ。」
ナタ「ハンターさん…」
ハンター「私達は生きている。だから、生き抜くんだ。皆の魂と共に。」
…僕達は、生きている。そうだ。そうだった。自然は残酷だ。平気で命が失われる。でもそれで終わりじゃない。次に繋がって行く。
荒廃して全て無になった様に見えても。
豊穣の時になれば命が芽吹き、吹き荒れる。
アルマさんが言っていた。
「命はその時々で姿形を変える」
って。
僕達人間だって命。姿形は変わっていく。でも生きていける。僕も、次に繋げるように。
僕達は、生きている!そして…
モンスターハンター ワイルズ
〜エアプ・ストーリー〜
完!
後悔はしていない。
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