初投稿です。何かアドバイス等あればお願いします。
father's memorial―親父の日記―
俺は引越しの準備中だった。引越し先はUーNASA
「ここで最後かな?」
父の書斎を前に俺はそう呟いた。
父は十八年前のバグズ2号の乗組員だった。
そしていまは離れ離れになっている…
書斎を片付け始めて十分後
俺はそれを見つけた…
(?日記?)
しかし日記と思われるそれは題名もなくページをめくれば月日も書いてない。
(あの細かい親父が…珍しいな…)
そう思い俺は日記を読んでいった。
「捕まってしまった。イスラエルの武装グループに。だから俺は旅行は嫌なんだ!と叫んだところで何一つ変わらない、かと言って何もしないと殺されるのは嫌だ。だから俺は一か八か言ってやった。つたない現地語で
『仲間にしてくれ』
とそしたら何かヤバそうな目付きのイスラエル人がこう言った
『見合う実力は?』
俺は考えた。俺の家系上並大抵の兵士位素手で勝てるだが俺の後ろには同じ高校の友達がいる。俺が勝ってもコイツらは…
『俺が勝ったらコイツらは見逃せ』
俺はそう言った
『オマエが負けたら?』
さっきのイスラエル人が言った。
『好きにしろ』
俺が言った瞬間彼は笑った。
『面白い!気に入ったぞオマエ!』
これが数時間前の話になる。彼等はは俺達を快く受け入れてくれた。俺の友達達もそれぞれ気の合う奴を見つけたそうだ。」
「最悪だ…またこの言葉をつかったのは前の日記から三日目だった。アメリカ軍の介入により俺達のが泊まっていたキャンプが襲われた。生き残ったのはゴッド・リー…あの目付きの悪いイスラエル人と俺だけだった。運良くリーの物資の運搬を手伝っていた俺は突然の爆撃、そしてその方向が俺達のキャンプだった。急いだ…必死に戻ってきた。途中で、もしかして爆撃は俺達のキャンプじゃないじゃないのか?とも願いながら急いだ…が、手遅れだった、アメリカ軍は徹底的に爆撃していた、そして見つけたのは真っ黒くなったリーの仲間と俺の友達だった…
はたから見たらただの焼き焦げた死体かも知れない。けど…俺とリーから見たらそれは、時間を共にしたかけがいのない存在だったものだ。俺は泣いた。溢れる涙が止まらなかった。だがリーは泣かなかった
「悲しくないのか?」
「あぁ」
「仲間だろ?」
「あぁ」
「なぜ泣かない?」
「泣けば何か変わるのか?」
「…」
「泣いたらこいつらは帰ってくるのか?」
「…いや」
「こいつらが帰ってくるなら俺もいくらでも泣いてやる。けどなこいつらはそんな事望んじゃいない。こいつらが求めてるのは俺達がこいつらの想いも背負って生き続ける事だろ。」
「…リー」
「あ?」
「俺にもこいつらの…リーの仲間の想いを背負ってもいいか?」
「当たり前だろ」
「その代わり」
「俺もお前の友達の想いを背負わせろ。」
「当たり前だ」
俺はもう泣いていなかった。」
「久しぶりに日記をつける。といってもこの日記を無くしたと思っていたからな。もう俺もリーも26…立派なオッサンだ。17の時に会ってから十年近く経っている。さて、とりあえず十年の間でいろいろ起こった事を説明しよう。四、五年前イスラエルで大きな戦いがあった。俺は奇跡的にも大した怪我は無かった。だがリーは瀕死の重傷を受けた。怪我人のリーを引きずりながら俺は治療してくれる奴を探した。そして、UーNASAの人間に会った。奴らはリーの治療をしてやると言った。その代わり、人体実験まがいの手術をしろと言った。俺は最初反対した。だがリーが受けると言った。だから、俺も受けた。ちなみに結果は…まぁこうして日記をつけてるの見ればわかるだろう。俺達の他に十四人手術を受けた奴がいるらしい。内、日本人は3人と多いそうだ。一度会ってみたいもんだ。あと俺は日本国内では十年前から行方不明となっているそのおかげで世界的に有名になったので名前を変えた。俺は元々神条迅(かみじょう じん)という名前からジョージやジョーと呼ばれていた。生粋の日本人なのに。今は神崎迅(かんざき じん)としている。迅と言う名前は気に入ってたからそのままにした。このことはリーしか知らない。説明が後になったが俺達が受けた手術…バグズ手術と言ったか?生身で火星で活動出来るようする身体を改造し、虫の能力を使えるようになるそうだ…まだ使ったことないがな。というか使い方がわからん。まぁ後々説明してもらえると…思う。」
「…バグズ手術の説明、火星に行く理由、そしてメンバーの顔合わせがあった。俺は俺とリー能力しか知らないが船長のドナテロ・K・デイヴスと言ったか?ドナテロさんがメンバーの能力を全て知っていると言っていた。安心していいのか悪いのか…あと3人の日本人の顔は見た。男二人に女一人だった。女の方は中々美人だったが彼氏がいるみたいだった。もう一人の男は底知れないものが感じ取れた…いや15人からはそれぞれ底知れないものが感じとれたがあの男…蛭間一郎から感じとれたものは明らかに他の15人とは違っていた。
さて、本題を書こう。火星に行く理由はゴキブリの駆除だそうだ。聞いた時は馬鹿にしてんのかと思ったが、バグズ1号が火星着陸直後連絡が付かなくなり全滅と確認された。原因は500年前苔と共に送ったゴキブリらしい。500年で人を殺すまで進化したとは驚きだ。着陸の失敗じゃないのかと訊くと着陸に成功した連絡だけは来たそうだ。ただ、それを最後に消息を絶った、あるいは全滅したらしい。明日バグズ2号が地球を飛び立つ。そして、40日後、火星に着陸の予定だ。500年で進化したゴキブリ…正直ゴキブリは苦手だ。」
「今日は面白い事があった。地球を離れてもう何日経ったかな?結構経った今日リーが小吉に頼まれて瓶のフタを開けようとしていたんだが、1時間かけても空かなかったんだ。それを小吉から聞いた俺はリーが後ろにいることにも気付かず爆笑してしまい…今こうして小吉と医務室で寝ている。」
「前の日記から3日後だ。日本人の女…秋田奈々緒が風邪をこじらしたらしくメンバー全員で千羽鶴を折っていた。俺は一番遅くに折り始めたが…リーが変態しながら折っていた。訳を小吉に聞いたら前回の瓶の瓶から学んだのか声をかけた瞬間変態しだしたらしい。結局次の日には治り、リーが千羽鶴を渡しに行ったが、何してんの?て顔をされてた。それを見てまた爆笑した俺は今日も医務室で日記を書いている。そいえば、リーは口癖なのか何かあればすぐ「ムカつくUーNASA職員のロッカーに入れてやる!」と言っている。千羽鶴なんかをロッカーに入れるのはすげぇ職員の事心配してる奴みたいに思われるぞ、リー。」
「あと数十分で火星に着陸する。進化したゴキブリに効くのか知らないが、マーズレッドという駆除剤を散布。その後、駆除したゴキブリの死体を回収。研究するそうだ。人を殺すまで進化したゴキブリとはいったいどんな進化をしたんだろうか?毒を吐くのか?肉を食い破るのか?溶解液を吐くのか?想像が膨らむ。ある意味楽しみだ。」
「それを聞いた時、信じられなかった。マーズレッドの散布後、ゴキブリの回収に向かった小吉と奈々緒がゴキブリに接触した。進化したゴキブリは2mほどの人形二足歩行だったという。意思の疎通を試みた小吉を無視、奈々緒の首を難なく折った。そして、合流したティンとマリアを見るなり逃げてったという。予想外だ。ゴキブリの進化がまさかここまでとは…」
「30分前、リーがゴキブリの巣を突き止めると言って、出かけた。1時間で戻ると言っていたがアイツの事だもうとっくに巣を見つけ駆逐しているだろう。」
「遅い。リーが戻ってこない。リーが言った1時間まであと10分だ。そんなに進化したゴキブリは強いのか?リーの能力があれば倒せると思ったが…」
「今、俺はバグズ2号の脱出ポッドにいる。小吉と一郎と共に。ゴキブリは強かった、あのハゲゴキ達は特に。生き残ったのは3人だけだ。まぁ俺は負傷したが、左足と右肘から下をやられた。正直生き残ったのが奇跡に近い。…ゴキブリは明らかに知性があった。奴らには獲物を狙う優先順位がある。それを今から二人に話そうと思う。俺の過去と一緒に。」
日記を読み終わった時、夕方だった。
親父は仕事熱心だった。UーNASAに住み込みで
勤務し、休みの日には必ず家に帰ってた。
けど、親父はもういない。一週間前亡くなった。
天涯孤独になった。家ももういらない。
だからUーNASAに行く。
親父のいたUーNASAに。
俺は荷物をまとめて家を出た。
日記を持って。
読んで頂きありがとうございます。
追記:十五年前→十八年前
デイブス→デイヴス
最後の方の文を修繕しました。