アルシェ激推しによるOVERLORD   作:ヤーナム産の明太子のなにか

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みなさま〜(天下無双)
オーバーロードのアニメを見てあまりに心が痛んだアルシェを救ってる二次創作を探して、ないなら書くんだよ!に至った作者です。
駄文ですがお願いします〜

追記
評価すると作者が泣いて喜んででんぐり返しして全ての生の至るところは死であるします。


原作開始前
廃人プレイヤーによる「アルシェ」救済ルート


『はぁ...もう嫌だ』

 

目の前に積み上がる凄まじい量の紙。

一つ一つに元請けの身勝手な要求やら、聞く必要もないような質問やら、作業の如く流せる承認証やら、気が遠くなるようなものばかり。 

 

別に貯めていたわけじゃない、なんならついさっき終わらしたところだった。

だが

 

『何が「お、終わってるね。ならこれも頼むよ」だ。あのズラ頭はちみつ漬けにして晒してやろうか』 

 

無理難題を降ってきた上司に文句を言いつつ、淡々と作業を進める。

ため息をつきつつ、だが終わりに向かうにつれてその作業はどんどん手早くなっていく。そして

 

『ふぅ、やっと終わった...今日もログインできそうだ。』

 

荷物を片付け、ガスマスクをつける。

外に蔓延しているスモッグの影響を受けないためだ。

 

自宅に帰るとそこには簡素な部屋が広がっている。

いや、簡素というにはあまりに必要最低限しかないそれは、もはや住宅展示場の見本のような不自然さがあるだろう。

 

そして慣れた手つきで荷物を片付け、服を脱ぎ、デスクの前に座る。

先ほどの職場と同じような光景だが、比べ物にならないほど楽しい。

 

『さて、ギルメンのみんなは何してるかな...お、「ケチんぼ」さんと「佐藤」さんが他ギルドにアタックしてる!見に行かなきゃ』

 

VRゴーグルを慣れた手つきでつけ、そしてゲームの世界に文字通りダイブする。

何度も繰り返したため慣れた意識が他の世界に持っていかれる感覚は今となっては唯一の楽しみの前座だ。

 

視界が暗転し、かと思えば明転、目の前に広がるのは先ほどまでの簡素な部屋が嘘のような大草原だ。

 

ここはVRMMORPG『ユグドラシル』の世界。

一世を風靡している大人気ゲーム。

 

そのあまりにリアルなグラフィック、未だ見つかっていない種族が幾つもある自由度、そしてそのやり込み度合いと世界観は多くの人たちを惹きつけた。

 

(かくいう僕は、その理由でやってるわけじゃないんだけど...普通に面白いんだなこれが)

 

大草原を進んでいき、その先に見えたのは僕と他3人の4人だけのギルド『混沌の坩堝』のギルドホーム『渦』だ。

その名前を体現する通り、異様なまでに渦巻いてあり、それが地面に埋め込まれている。

こんな見た目をして中身は真っ直ぐに進めるように造られているのだからよくわからないが間違いなく『ユグドラシル』の中で最も堅牢だと言える。

 

(まぁどれもこれも『メリオダス』さんの「ガチガチ!10万人でも余裕な簡単お守り構造ガイド」のおかげなんだけど、あの人の守りへの執着はなんなんだマジで)

 

ギルメンの中でも最も守りに特化した『メリオダス』、彼のおかげでこのギルドはランク外ながらもこの世界で最も堅牢と言われるに至った。

あとはWI、ワールドアイテム『無限回廊』のおかげもあるだろうが...それにしてもやりずらいことこの上ない構造だ。

 

そんなお陰で一度もまともに最下層までプレイヤーが来たこともない。

 

(僕の作った『褪せ人』が結局動かないままなのは残念だけどね..ん?)

 

手元に突如ウィンドウが現れ、メッセージがチャットが送られてきた。

 

『佐藤さんからだ....え????』

 

そこに書いてあった内容は

 

「WIを盗れた。ゲームクリアだ」

 

『マジかマジかマジか!今すぐ行きます!』

 

速攻打ち返し、今までの平穏の流れを一気に無視するかのように全力で走る。

テレポートを使えばいい、と思われるかもしれないがそれは僕の職業が関係している。

 

ーーーーー

プレイヤー名.

ローリアン

 

種族.

呪われ人

 

種族レベル.

ハイカースドヒューマンLV15

カースドヒューマンLV15

双子の片割れLV5

合計種族レベル35

 

職業レベル.

ケンセイLV5

パラディンLV5

ソードマスターLV10

ホーリーナイトLV15

ガーディアンLV15

ファイターLV15

合計レベル65

ーーーーーー

 

(相変わらずよくわからない種族取っちゃったよなぁ〜、しかも職業レベルによるステータスの伸びを変化させるタイプなせいで特化させないと中途半端になっちゃうから、特定の分野が一切できないのも辛い)

 

凄まじい速さでマップを移動していくとそこには帽子を被った妙齢の男性人間種の姿をし、柔らかい笑みを浮かべる佐藤さんがいた。

隣には天使族でも高位かつ、ワールドエネミーのラストヒットを取った者のみに配布された種族ハイラファエルのケチんぼさんが相手から取った資材の数々を吟味している。

 

(相変わらず凄まじい美少女ががめつい顔して素材漁りしてるのは凄まじい絵面だな...)

 

そう思いつつも気さくにその人たちに話しかける。

 

『佐藤さんとケチんぼさん!ご無事ですか?』

 

『おぉ、ロリ君、全くノーダメージだよ。』

 

『どのへんがノーダメージだって?私のヒールがなかったらあと追加で5回は死んでた癖に』

 

『はっはっは!12回死んだ程度で済んだんだから良いじゃないか、さらに今回は大金星だ。コンテニューしたかいもあっただろう?』 

 

『佐藤さん、そのあだ名やめてください。そして12回も死んだんですね...それでもまだまだなあたり佐藤さんとは戦いたくないです』

 

佐藤さんは心当たりある人ならわかるだろうがそれと全く変わらないスタイルだ。

そして最もこのギルドで変態的なステータスと言えるだろう。

何を隠そうこの人は、ありとあらゆるものを駆使して『ユグドラシル』の最高蘇生可能回数を追い求めたステータス構成をしているからだ。

 

12回死んだところでMPの消費は一切なく、ただスキルが1つずつ減っていっているだけなのだから恐ろしい。

しかも普通の人なら蘇生後速殺されるものだが、佐藤さんはそういう極限での戦闘判断が抜群に上手い。

前に聞くと「傭兵」やら「幼少期からの経験」やら物騒な単語がいっぱい出てきたのでそれ以上聞くのはやめておいたが。

 

『私がついていったからいいものの、次からは有料だからね。』 

 

そう言いつつも素材あさりをやめない美少女は「ケチんぼ」さんだ。

この人は名前の通り凄まじいケチだが、なんやかんや行って無理には付き合ってくれる優しい人だ。

ステータスにもその優しさが現れていて全体的に後方支援のヒール特化、デバッファーが最も会いたくないステータスをしている。

佐藤さんとケチんぼさんの「蘇生&無限回復」コンビは僕らのギルドの中でも屈指のクソコンボだ。

 

『それでお二方、WIがあると聞いたんですが...』

 

『それなら佐藤が持ってるわよ。出しなさい』

 

『はいはい、僕は楽しめたからこれは要らないしあげるよ。』

 

そう言いながら佐藤さんはアイテムボックスから指輪のような物を取り出す。

 

『それが..』

 

『あぁ、あのギルドが隠蔽してるのはわかってたからね。僕がちょっかいかけに行ったら向こうのメンバーの一人がつけててね、貰ってきちゃった。』

 

『何が貰った、よ。明らかに奪ってたじゃない』 

 

『そうだったかな?あ、ロリ君、これ君にぴったりだと思うし、君にあげるよ』 

 

そういうと、その指輪が僕のインベントリに移動する。

そこにはワールドアイテムという表記とともに『解呪の指輪』と名前が書かれていた。

 

『解呪の指輪、これの効果は?』

 

『鑑定済みよ、効果はつけている間異形種を人間種として扱って、種族レベルをあらかじめ決めておいた職業レベルに振り分けれるものみたい、私はいらないわ。また、職業考えるの面倒臭いし』

 

『僕はそもそも人間種だからね、使っても意味がない。』

 

『メリオダスさんも人間種ですし...僕がもらっても本当にいいんですか?』

 

『『いいよ』』

 

『ありがとうございます!』

 

予期せぬワールドアイテムの獲得だったが、このアイテムが後々ある意味で最も重要なアイテムになるのをローリアンは知ることはなかった。




種族.呪われ人
概要.何かに呪われ、人間の見た目を持ちながらも異業種へとなった恐ろしい存在。あらゆるものに適性があるが、特化しなければ他の種族に劣る。

特徴.
メリット
睡眠、食事、休養の不必要。
種族レベルを割り振った際に伸びるステータス値の変化。
種族『カースドヒューマン』『ハイカースドヒューマン』の習得。 

デメリット
死んだ際のレベル減少が倍加する。
ステータス基礎値は人間種と比べて変化しない。
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