アルシェ激推しによるOVERLORD   作:ヤーナム産の明太子のなにか

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ダイダイダイダイダイキライにハマってる作者です。
ローリアンの動きをやっとのびのび書けそうです。
アッヨケレバカンソウヒョウカオナシャスー。


ローリアンは仲間(?)を手に入れた!

『ふむふむ、あらかた原作通りだけどやっぱり見てみないと分からないこともあったね。』

 

とある本屋にて、子供の読む様な常識の書いてある本を読み込む美男子という凄まじい絵面を店主に披露しながら、情報を整理する。

 

国同士の立ち位置や、そもそも原作で描かれていない常識、言語の種類など、様々なことを知ることが出来、非常に有意義だと間違いなく言えた。

 

(そもそも、アルシェと出会うまでに色々な障害があるからなぁ。ナザリック連中みたいに無茶苦茶できれば話は早いんだけど、彼女の幸せな生活のためには我慢しなきゃね。)

 

ぶっちゃけるとあらゆる障壁をさっさと薙ぎ倒し、彼女を手に入れることだけに集中すれば、今日中にも終わるだろうが、それでは「幸せ」は手に入らない。

彼女と、その妹たちには幸せになってもらわなければいけないのだ。

 

必要な情報を全て読み終わり、精神は異形種であることの影響なのかほぼ完全に情報を覚えた僕は、コツコツと街を歩く。

 

といっても気ままに歩いているわけではなく、先ほどの本屋で見かけた地図。その知識に基づいてある場所に向かっていた。

そこは...

 

『さぁ!やっぱ異世界に来たならここに来ないと..!!』

 

柄にもなく少し大きな声を出してしまう場所。

冒険者ギルド、それであった。

街の中にある堂々としたそれは、独特の存在感を放ち、多くの人で賑わっていることがわかる。

異世界転生といえば!の代名詞だ。

 

『さて、サクッとアダマンタイトまで駆け上がろうか!』

 

たのもー!そう擬音が聞こえるような勢いで扉を開け、中に入る。

その中はいい意味で予想通り。

粗雑さと活発さが入り乱れ、どこかで喧嘩が起こってもおかしくない危うさが逆に気持ちよくすら感じさせる。

荒くれ者どもの集い、その言葉が似合う様相だ。

 

そしてやはり、意気揚々と入ってくる新人に対しての反応も予想通りだ。

 

「おい兄ちゃん、ここはあんたみたいなヒョロガリの貴族様には似合わねぇよ!」

「ハハ!違いねぇ!一昨日きな!」

 

そんなヤジが見るからに屈強な男から放たれ、取り巻きはそれに便乗する。

 

「‥ねぇねぇ、あの人弱そうだけどいい男じゃない?」

「え〜そうかな、性格悪そ〜」

 

数が少ないがそこそこにいる女性からは好き勝手言われる。

あんまり悪い気はしないが、悪口はやめてほしい。

本人たちはコソコソ話してるつもりらしいが余裕で聞こえる。

 

そしてそんな中でも一際、僕の目に留まったのは一人の少女だった。

その少女はただこちらをじっと見つめてくるだけ。

じっとっとした目線はゾッとするものがある。

 

(ストーカー気質な子?でも僕初見なはずなんだけど…)

 

少しの困惑と共に、さっさと要件を済ませるため受付へと進む。

相変わらずヤジは飛んでいるが、気にするほどでもないだろう。

 

『ん?』

 

そしていざ受付の前につかんかとする時、近くの席にいた男が明らかにわざと足をこちらに引っ掛けようとしていた。

男の顔には下卑た笑みが浮かんでいる。

おおかた気に入らない相手に嫌がらせでもしようとしているのだろう。

 

こういうのがやはりあるのだと少しの感動をもとに、お約束のため、強いては舐められないためにお決まりの流れを起こすことにした。

 

ガゴォ!

 

もはや打撲音ではないほど大きな音がギルドに響き渡る。

そして遅れて

 

「いっっっ、てぇぇぇ!!」

 

その男の悲鳴がさらにギルドに響き渡った。

それもそのはず、レベル100の僕が遠慮することなく足を引っ掛けたんだ。

蹴ろうとすらしていなくても激痛を与えるほどにステータス差は明確だ。

 

そして実力を誇示するのにまたとない機会がやってくる。

 

「テメェ!なにしやがる!」

 

『何って、邪魔な足にただ引っかかっただけだけど、そんなに痛いかい?』

 

「舐めんなよテメェ…!ぶっ殺してやる!!」

 

『おっと』

 

明らかな煽り、それに相手は短絡的に乗って拳を放ってくる。

予定通りだ。

もはや遅すぎて職業補正なくても見えるレベルだが、ギリギリ避けた風を装い避ける。

 

その際にほんの少しの力かつ超高速でその拳にデコピンを放つ。

結果、

 

「ぐぁぁぁぁ!!いてぇ!」

 

『ぐあああって、物語の悪役かい?もっと上品になりなよ。』

 

そもそもの火力差が違い過ぎる。

どれほど力を加減したとしても*拳がひしゃげる*程度の傷は避けられない。

そして舐められないためにももう一度この哀れな人には僕の攻撃を受けてもらう。

 

『それ、仕返しだ。気を張らないと死んでしまうぞ。』

 

まず相手の胸ぐらを掴み、引っ張り上げる。

そしてそこに向かって反対の手で平手撃ちを構える。

 

バァァン!

 

まるで爆発の炸裂音のようなものが響き渡る。

その音自体がこの平手打ちの火力を表していた。

 

『おや?気絶してしまったかな?…おーい、そこの君、この子の連れだろ?あとは頼んだよ。』

 

かろうじて顔の形が残っているだろうか、明らかに尋常ではない衝撃が加わり、その男の顔は無惨な風貌へ変わり果てていた。

そして遅れて周りからは悲鳴とも見紛う喧騒、そして畏怖に近い目が向けられる。

 

『う〜ん、やりすぎた感は否めないけどしょうがないよね!アルシェのためにも変に逆らわれない方が得だし…』

 

そう呟きつつ、何もなかったように受付へと向かう。

受付嬢は先程の事態を見て少しビビッているようだが、僕の顔を見るなりその表情は和らいだ。

 

(まぁ顔は優しげなイケメンのそれだしね。中身知ったらどんな顔するんだろ)

 

そう思いつつ話しかける。

 

『失礼します。冒険者登録をしたいんですが…』

 

「え?…はい、登録ですね。」

 

多少の困惑の後気を取り直したかのように通常運転へと戻る。

どうやら僕自身既に冒険者だと思われていたようだ。

 

「ではこの用紙に記入をお願いします。」

 

『あ〜実は遠方の出でして、文字が書けないのです。よければ代筆お願いできますか?』

 

「もちろん大丈夫ですよ。まずお名前をお教えください。」

 

そんな感じで文字が書けないことを誤魔化しつつ、登録を終えた。

そして任務を受けれるようにはなった、んだけど。

 

(まず、やることやらなきゃね。)

 

『ねぇ君、ずっと僕見てるけどどうしたの?惚れちゃった?』

 

「あ…えと…その…」

 

『大丈夫大丈夫、落ち着いて話してみて?』

 

「……してください」

 

『え?』

 

「僕をパーティーメンバーにしてください!!」

 

『ファ?!』

 

アルシェ、何だか冒険者になって1分後にパーティーメンバーが入りました。

何故?




人物紹介
名前:デーフェ
レベル:7
タレント:未覚醒
ボサボサの長い黒髪に、ボロボロのローブを着た陰気なボクっ娘少女。
その風貌ゆえかパーティーメンバーがおらず、藁をも掴む勢いと、シンプルな一目惚れでローリアンに頼み込んだ。
この世界基準では結構期待の新人。
今作において「モモンガ」基準で見ても脅威となるほどぶっ壊れ(になる予定)
彼女の思いが実ることは(多分)ないです。
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