アルシェ激推しによるOVERLORD   作:ヤーナム産の明太子のなにか

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アンケはしばらくしたら締め切ります。


間話休題
ローリアンナザリック出禁事件その1


『ふぅ、今日も集めたな〜。』

 

ユグドラシルにていつもの様に集めている大量の「素材」それを見て一種の満足感に浸る。

最初は苦痛もあったけど、慣れれば意外と楽しさもあった。

 

『お金にもなるし、ギルドのためにもなるし、一石三鳥くらいあるんじゃない?』

 

そう独り言を呟きながら、素材採集用のダンジョンを出ようとする。

そしてその時、見覚えのある顔が隣を通り過ぎた。

 

『あ』

 

「……おい。」

 

『……スゥー、どうされました?』

 

なるべく存在感を消して通り過ぎようとしたが意味はなかったらしい。

やたら禍々しい装備に山羊の頭をしたプレイヤー「ウルベルト」

何度も「佐藤」に挑み、敗北を喫しているウルベルトがそこに居た。

 

「何故無視しようとした?」

 

『その〜やっぱり気まずいじゃないですか、ウチのギルメンがウルベルトさんには何度か被害を出してる見たいですし…』

 

「何度もどころではないがな…アイツは今日は?」

 

『佐藤さんは今日は昔馴染みとご飯だか何だかでインしてませんよ。』

 

「そうか…」

 

『……………』

 

(き、気まずい!)

 

そもそもウルベルトとてそこまで佐藤を嫌っているわけではない、がそれはそれとして何度も自身を打ち倒す佐藤に対して思うことがない訳でもない。

そんなことローリアンもとっくに知っていて、だからこそ気まずい雰囲気を回避するためにスルーしようとしたのだが…無駄だった。

 

何か雰囲気を変えようとローリアンは話題を変える。

 

『そういえば、たっちみーさんと前タイマンさせて頂いたんですが…凄いですね。』

 

「…?!…続けろ。」

 

『何個か初見の技をぶつけて初見殺しで轢き殺そうとしたんですけど、勘というかなんというか、そう言ったものがすごくて…本当ギリッギリでした。』

 

「………は?」

 

『えっ、なんかまずいこと言っちゃいましたか…?』

 

「………」

 

『ちょっと?!なんで大災厄?!待って!今素材採集用装備だからマジで死ぬ!!』

 

 

 

 

 

 

【ナザリック】

「って訳です。すいませんねモモンガさん。」

 

「って訳です、じゃないですよ?!何してるんですかウルベルトさん!」

 

とんでもない報告をされたモモンガはあんぐりとしたモーションをしながらことの顛末を聞いた。

ただでさえ恨みを買いやすい自身のギルドがあの有名な「渦」に敵対するようなことをしてしまったからである。

 

「いやちょっと、大分、結構魔がさしちゃって」

 

「魔が刺しちゃって大災厄撃たないで下さい!あぁ〜向こうさんになんて言えば…」

 

素材の譲渡、金、謝罪。どれをどれだけすればいいか全力でモモンガはそろばんを弾く。

が、そんな思考を割るようにウルベルトは言葉を放つ。

 

「あ〜その件なんだが…一つ頼まれてくれないか?」

 

「…?どうしました?」

 

「向こうが何を言ってくても無視、あるいは拒否してくれ。」

 

「…は?…ちょ、ちょっと待ってください。何でそんなこと…」

 

モモンガは再びあんぐりとする、

何せ、それは本当の意味で「宣戦布告」だ。

 

ウルベルトはその理由を続ける。

 

「アイツの、ローリアンの実力を確かめたいからだ。

…アイツは業腹だがウチで最強のたっちみーに勝ったと言いやがった。

俺はそれが我慢できん。

 

たっちみーの野郎も今は仕事でインしてない。

だから、こうして確かめたいんだ。

もちろん、ウチに攻めさせる形になるから、モモンガさんが駄目っていうなら大丈夫だ。」

 

モモンガはしばらく悩む。

ギルマスとして自身が決めたことは基本的に通るためか、重大な判断になるからだ。

 

1分弱ほど悩み、モモンガは口を開く。

 

「………そうですね。本当の実力は僕も気になります。

少なくとも「ワールド」の称号は持っていなそうですし……いいですよ、出来るだけやってみます。」

 

あの慎重なモモンガさんが…

そんな顔を前面に出しながら、ウルベルトは笑みを浮かべ、感謝の意を示す。

 

「恩に着る。

さて、ローリアン、その力見せてみろ…!」

 

黒山羊の瞳が怪しく輝いていた。

 

【渦】

 

「アイツら…!謝罪の要求も突っぱねて…!」

 

一方渦では全員が集まり会議を開いていた。

なにせ素材採集して、雑談をしていたら唐突にギルメンがキルされた上に、こちらの要求全てが拒否や無視されているのだ。

不満が溜まるのも当たり前だった。

 

『落ち着いてくださいよケチんぼさん。あんまり僕は気にしてませんか「私が気にしてるの!我慢しない!」………はい。』

 

ローリアンは一番激しく怒っているケチんぼを諌めるがあまり効果はない。

 

「それにしてもわかりやすい宣戦布告だね。久しぶりに僕も燃えてくるよ。」

 

「うむ。我もやられっぱなしは是とせぬ。」

 

そもそも、ギルド全体の意向として「ナザリック」に攻めいる気らしい。

ローリアンとしては本当に気にしてないため止めたいが…あまり意味はないらしい。

 

『皆さん‥じゃぁやっぱりしちゃう感じですか?』

 

「当たり前じゃない。やられたなら可能な限り絞らないと気が済まないし…なにより気に食わないわ。」

 

「ハハ!いいね、ケチちゃんが燃えてるのは久しぶりに見たよ。さぁ、ゲームスタートだ。」

 

「うむ、ギルドアタックの開始である。」

 

「渦」、最堅を掲げるギルドは仕返しのための決意を固めた。




戦技紹介

名前「猟犬ステップ」

詳細:ローリアンすらその性能を疑った狂気の技。
緊急回避用の技として突出しており、対人時のメインウェポンにすらなっている。
近接特化のキャラはローリアンに対してコレを常に警戒しなければならないので非常にやりずらい…
が、たっちみーは「逃げるであろう先を予測して攻撃する」を安定させ攻略した。

「「「「なんなん?」」」」by「渦」の皆様。
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