アルシェ激推しによるOVERLORD 作:ヤーナム産の明太子のなにか
アレはマジだ(すんません)
休題はここで終わりです。
『ハハ!どうした、どうした!僕には当たらないですよ!』
振り切れたローリアンは現在所謂ハイになっていた。
いつもの丁寧かつ温和な雰囲気はなりを潜め、煽りに三味線、それが所々に散見される。
だがたっちみーもゲームプレイヤー故に、そこは人それぞれだと理解している。
人格者である彼もそこは気にしない。
問題は…
(さっきより苛烈!受けきれない!)
ローリアンの攻撃の節々が遂にたっちみーを掠め始めたのだ。
ローリアンが普段は遠慮しているとか、そう言うわけではない。
ただ、吹っ切れた。
それだけだが、その精神状態は彼を極限集中に落とし込む。
周囲が見えなくなるのが玉に瑕だが、それ故にたっちみーを追い詰めていけるのだ。
「ロリ君が頑張るなら、僕も頑張らないとね!」
「チッ!佐藤ォ!!」
更に佐藤vsウルベルトも佐藤が有利に立ち回っていた。
レベルダウンも勿論だが、本腰を入れた佐藤の戦闘は、酷く巧く、汚い。
「あっ」
「?…チッ!!」
視線誘導、ちょっとしたわざとの動きによる意識の撹乱。
これらの類、対人の技術が非常に巧みなのだ。
ウルベルトも、本人もわかっているが案外単純な人格故に、それらに引っかかってしまう。
確実にローリアン側が押していた。
押していたが…
「「次元断層」!!」
「「「「「あ」」」」」
たっちみーの放った次元断層。
普段の彼ならば撃ち方を考えないといけないそれを熱に浮かされてぶっ放した。
それだけのこと。
それだけで…
ドンガラガッシャーン!ボガーン!
コロシアム全域が、崩壊したのだ。
そして更なる問題は
『ハハ!もっと撃ち合いましょう!たっちさん!!』
ローリアンがまだ、熱狂から目を覚ましていなかったことだった。
「ちょっ!まっ!ローリアンさ!くっ…!」
たっちみーは止めようとするもローリアンは止まらない。
それどころかどんどん苛烈になる。
そして彼の近接攻撃にはいつだって、「炎」が発生するのだ。
「あぁ!!私の作った空が!植物が!!!」
会議室で様子を見ていたモノたちも阿鼻叫喚が起こっていた。
必死で作ったギルド、それの一部が破壊され、焼き尽くされそうになっているから。
そして…
『「デーモンの炎」!!』
「「「あ、やばい」」」
ローリアンが放ったデーモンの炎を見て、渦のメンバーは珍しく同じ反応をした。
彼のデーモンの炎は「いかなる炎耐性」も貫通する。
無論、それは建造物も例外でないのだ。
ゴォォォ!!ボガーン!
床が、周囲が、焼きこがれ、崩れて行く。
もうその階層はギルドの原型を保っていなかった。
モモンガも、ウルベルトも、ペロロンチーノも、唖然とそれを見ていた。
あまりの風景に思考が追いつかなかったから。
『「デーモンの炎」!2回目ェ!!』
そして彼のデーモンの炎が2回目撃たれた時やっと、
「ちょっ!やめてください!!やめろぉ!!!」
モモンガが正気に戻った。
モモンガも温和な方故に、大声はあまり出さない。
だからこそ…気付になる。
『………………………あっやべ。』
「はぁ、もう仕方ないんだから。」
「ロリ君の本気久しぶりに見れてよかったよ。満足だ。」
「我の業腹もこれくらいすれば治ったな。」
満足する「渦」のメンバーと、
「ギルドが……苦労して作った空が………」
「……」
「私が焚き付けたせいです!申し訳ありません!!」
「シャルティアの仇とか言ってる場合じゃねぇ!」
大慌てなナザリックメンバーだった。
『で、出禁になっちゃったんだよね。』
「へ、へぇ…みなさまお強いんですね。」
『んーまぁ上振れの連中の集まりだからね、僕のせいなんだけどさ。』
「でも…えへへ」
『ん?どうしたの?デーフェちゃん、』
「嬉しいです私、そ、そんなことを教えて頂けて。」
『………やべ今になって恥ずかしくなってきた。』
馬車の上で昔話に話を咲かせていたローリアンは、少し色白な顔を赤くする。
目の前には、「王国」、その城壁が見えていた。
出禁の経緯はこんな感じとなりました。
大体ウルベルトが悪い感じになりましたが…悪役ムーブは完璧なので満足でしょう本人も。
ちなみに、ナザリック出禁なだけで各メンバーと普通に交流は続けていますし、仲は良好です。
ローリアンのスタイルはお気付きの通りフロムゲー主人公達です。