ドラえもん のび太の魔法世界物語   作:雛月 加代

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プロローグ

「静香ちゃん!」

 

ガチャ

 

「???」

 

静香が玄関を開けると、そこには眼鏡をかけた漫画みたいな顔立ちの少年がいた。

 

「来たよ!!」

 

のび太は静香の幼馴染で同級生だ。彼は静香に好意を抱いている。なので、

 

『出木杉さんがマジメなこと言ってるんだから、バカなこと言って邪魔しないで!!』

 

どんなにつれなくされても、

 

『あんたは、クラスでも有名なへたくそなのよ!!』

 

『クラスで一番わすれんぼのあんたが!?』

 

こうして何度も静香のもとにやってくるのだった。のび太は以前、自分がピーナッツを放り投げて食べている光景に静香が感激していたことを思い出し、それを今日披露しょうと考えているのだ。

 

「本気だったの?」

 

「???」

 

だが静香の反応はとても冷たい。何故ならあの時、静香は御世辞でのび太のピーナッツの投げ食いを褒めたのだ。

 

「ごめんなさい。私、今から出木杉さんと約束があるのよ。」

 

遠回しに、『帰れ』と言う静香。そんな彼女にのび太は・・・・

 

「分かったよ・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、そのまま帰ってきたの!?」

 

事情を聞いたドラえもんは声を上げる。

 

「のどが渇いちゃってもう・・・・・・・テへへへへ。」

 

だがのび太は笑いながら台所に向う。コップに水を注ぎ、水を飲む。

 

「さりげなく笑ってはいるが・・・・、君の気持ちが、どんなにきずついたか僕にはよく分かる。」

 

ドラえもんに本気で心配されるほど、のび太の心はズタズタに傷ついた。

 

「どこかにいないかな・・・・・のび太くんを好きになってくれる女の子・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。いつもの空き地で、のび太たちは野球をしていた。

 

「おーい、のび太ー!次打たないとボッコボコのメッタメタにしてやるぞー!」

 

「・・・・・・・・・。」

 

相変わらず無茶苦茶な事を言い出すジャイアン。例えここでホームランを打ったとしても、結局ボッコボコのメッタメタにされる。何故なら、ジャイアンは自分より活躍する奴が大っ嫌いだからだ。その上、屁理屈を言わせたら彼の右に出る者はいない。

 

「ストライク、バッターアウト!!ゲームセット!!」

 

「くそおおおおおおおお!!!」

 

ジャイアンは被っていた帽子を地面に叩きつける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャイアンツVSサークルズ

 

 

 

     3対23

 

     

 

 

 

「お前が打たなかったから20点差で負けたじゃないか!!!」

 

ガス!

 

ゴス!

 

ドカ!

 

ジャイアンはバットを片手にのび太を追いかける。

 

「お前のせいで負けたんだーーーー!」

 

そんな二人を遠目にスネ夫たちは

 

「あ〜、よかった。ジャイアンは単純だからな。」

 

「こういう時、のび太がいると助かるぜ!」

 

命拾いしたとため息をつく。ジャイアンを言いくるめ、試合に負けたのを全部のび太のせいにするスネ夫たち。

 

「これからものび太に身代わりになってもらおうぜ!」

 

「そうしょう!」

 

「それしかアイツは役に立たないからな!」

 

スネ夫たちはヘラヘラと笑い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに数日後、空き地で「スーパーコアラッコ」の漫画を読むジャイアン、静香、のび太。

 

「この漫画おもしれえよな!」

 

「ホントね。」

 

「僕、この漫画がアニメ化したら、絶対見るよ。」

 

「もうアニメになっているよ!!」

 

そこへニヤニヤ笑うスネ夫がやってきた。

 

「ジャーーーーーーン!!!」

 

スネ夫は何かを自慢げに取り出す。その取り出した物にジャイアンと静香は目を輝かせる。それはまだ発売されていないアニメ版「スーパーコアラッコ」のDVDであった。

 

「パパがビデオ会社の社長さんと友だちでね、できたての見本をもらってきたんだ。」

 

「凄い!!」

 

「俺見たかったんだ!!」

 

「私も!!」

 

空き地でスネ夫がいつものようにビデオを見せびらかす。スネ夫の父親は色々な人と友達なのでしょっちゅうこういうことが起こるのである。

 

「スネ夫、俺に見せろよ!」

 

「いいよ、ジャイアンなら。」

 

「私も!!」

 

「もちろんだよ、静香ちゃん!!」

 

そしてのび太はその場を立ち去る。どうせこの後の展開は分かっている。またいつもみたいに何かと理由をつけて僕を仲間ハズレにするんだ。

 

「なんと、三人用のビデオなんだよ。だから悪いけどのび太は・・・・。あれ、もう帰ったの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、そのまま帰ってきたの!?」

 

事情を聞いたドラえもんは声を上げる。

 

「のどが渇いちゃってもう・・・・・・・テへへへへ。」

 

だがのび太は笑いながら台所に向う。コップに水を注ぎ、水を飲む。

 

「さりげなく笑ってはいるが・・・・、君の気持ちが、どんなにきずついたか僕にはよく分かる。」

 

ドラえもんに本気で心配されるほど、のび太の心はズタズタに傷ついた。

 

「どこかにいないかな・・・・・のび太くんを仲間はずれにしない人たち・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそんなドラえもんの願いが神に届いたのか、のび太は使い魔として召喚されたのだった。

 

「ここは・・・・」

 

抜けるような青空をバックに、のび太の顔をまじまじと覗き込んでいる長い金髪の少女がいた。のび太は顔を上げて辺りを見回す。周りには制服を着た沢山の生徒達がいた。

 

「だ・・・大丈夫ですか、使い魔さん?」

 

「うん・・・それよりここは・・・それに君も。」

 

のび太は彼女に問い掛ける。

 

「私は---ティファニア・ウエストウッド。あなたは?」

 

「使い魔?・・・よくわかないけど僕の名前は野比のび太。」

この小説の結末は・・・・・・・

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 寝取られエンド
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