学院の廊下は当然のように静まり返っていた。深夜の学院ってのは、どうして、いかにも何かが出そうな雰囲気に満ちているのだろうか。
「ふふっ。」
「なんか楽しそうですね?」
「誰かと一緒に夜間の見周りをするのは、ちょっと楽しいかも。」
「真面目にやってください!遊びに来てるんじゃないんですから。」
「そうね、ごめんなさい。」
「とりあえず、ゆっくり探してみましょう。」
「まずは、教室から見てみようか。」
「そうですね、やっぱり一番気になりますし。」
のび太たちは足音に気をつけながら、教室へと向かった。慎重に廊下の角を曲がる。人の気配はない・・・・気がする。気配を察知する能力とか道具をもっているわけじゃない。ほとんど勘みたいな物だから、定かではない。
「誰も、いない。大丈夫だ。」
「うん・・・・・・」
抜き足差し足で廊下を歩き、時折振り返っては、カトレアの顔を確認したり、辺りを警戒して。教室のドアに慎重に手をかけ、できる限り音を立てないよう、ゆっくりと開く。中に人影はない。
「誰もいないな・・・・・・」
「この教室は問題ないみたいだし、他のところに移動してみようか。」
その後、同学年の他の教室を何ヶ所か回ったものの、特に異常はなかった。
「やっぱり今日は来ていないのかな。」
「そう決め付けるには、まだ早いな。まだ2年生だけだし。」
まだ上の階と下の階は丸々調べてないのだ。それに犯人がいるとすれば、RPGのボスじゃあるまいし、同じ場所にとどまっているはずがない。状況は時間毎に変動する。
「さて、次はどこに行ってみようか。」
「一昨日は3年生で、昨日は2年生のが盗まれたんですよね?それなら、今日は一年生だったりしない?」
「一理あるね。それじゃあ、行ってみようか。」
そして教室を出ようとした矢先。
「うぅぅ・・・・・・」
「どうしたの?」
「あ、いえ・・・・・トイレに行きたくなっちゃって。」
のび太は焦った様子でそんなことを言った。
「気をつけてね。」
「はい。」
そしてのび太はトイレの中へと消えていった。男子トイレの前で待っている間。
カコン・・・・・・ッ。
どこからともなく、物音が聞こえてきた。トイレの中からじゃない。夜の校舎は音が響き渡る。それゆえにどこか出所かわからないが。上だったのか、下だったのかもわからない。だが、確実に校舎の中に、自分たち以外の誰かがいる。それは間違いない。何気なく、男子トイレを離れ、廊下の方に視線を移す。その時だった。一瞬で誰かは見えなかったが、L字の曲がり角を曲って何者かの姿があった。後ろ姿だった。男か女かもわからなかった。
「・・・・・・・・・・。」
カトレアは静かにその後を追うのだった。
この小説の結末は・・・・・・・
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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寝取られエンド