(あの人はたしか、学長室でテイファニアを責めてた・・・・・)
カトレアの頭の中で、ピーンと閃きの音が鳴った。真犯人の鉄則。まずは追求の目を他に逸らす。
「誰もいないな・・・・・くくっ。さてと、今日はこの部屋にするか。」
唇を歪めると、男はすぅと息を吸い込んで、杖を振り上げる。魔法の効果により、扉の鍵が解除される。扉を静かに開け、男は中へと消えていった。
「だ、誰!?」
寝室のベッドで少女が眠っていた。少女は気配に気づき、飛び起きる。すると、男は指に嵌めていた指輪を少女に向けた。
「いいか、今からここで起こったことは全てミス・ウエスウッドが行った。ここには彼女以外誰もこなかった。ここに来たのは、ミス・ウエスウッドだけ。・・・・・わかったか?」
「あなた、何を言って・・・・はい。今からここで起こったことは全てミス・ウエスウッドが行った。ここに来たのは、ミス・ウエスウッドだけ、はい。」
少女の答えに満足したのか、男は不敵な笑みを浮かべた。
「よろしい。それでは、明日までぐっすり寝るんだ。」
「はい。ぐっすり寝ます。明日まで絶対に起きません。」
そう言うと少女はカクカクとした動きで眠りについた。少女が眠ったことを確認すると、男は部屋にサイレントの魔法をかける。そしてタンスの中を漁ろうと手を伸ばす。だが
バンッ!
「人の部屋で何やってるのよ、あなた!」
部屋に入ってきたカトレアは、男に杖を向ける。
「おやおや、いけませんねぇ。こんな時間に不法侵入ですか?」
男はカトレアが入ってきても、慌てることなく、落ち着き払っていた。
「あなたこそ、こんな時間にここで何やってるの?」
「くっ!」
男は素早く杖を振り上げる。
「エアハンマー!」
突然の杖を構えられるという行為。反射的にカトレアは飛びのいて背中をなぶる風から身をよじったッ!
ドゴォッ!!
魔法が何かに当たったようで、破壊音と共に物が壁にブッ飛んでいくッ!
「キャアァァァッ!」
魔法の余波で軽く吹き飛ばされた。バラバラと何かの砕けた破片のようなものがカトレアの体を打ち据える。鞭打つような痛みに顔が歪み、頬を涙がこぼれた。
「う・・・・・・・う・・・・・」
痛みを抱え、動揺しながらカトレアは考える。何が起こったのか。何をされたのか。何をしなければならないのか。今、何をするべきなのかと思ったときにハッとこの部屋の主である生徒のことを考える。混乱したままだが思いついた行動をとろうと頭を働かせる。こんな轟音がすれば誰かが様子を見に来てくれる。とにかく今は、生徒を守ろうと、必死にベッドの方に走る。だが
「ぐっ!」
背後から男の腕が首に回された。周囲への警戒を怠っていたカトレアはあっさりと喉を締められてしまう。
この小説の結末は・・・・・・・
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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寝取られエンド