「そこを退きなさい!」
「嫌だ!」
折角追い詰めたんだ。これでテイファニアの無実を証明出来る。絶対に逃すわけにはいかない。のび太は両手を広げ、男の逃げ道を塞ぐ。
「エアハンマー」
男は杖を構え、魔法を放つ。
「くっ!」
のび太は吹き飛ばされ無いように踏ん張る。
ドゴォッ!!
魔法が何かに当たったようで、破壊音と共に物が壁にブッ飛んでいくッ!助けが来るまで、こいつをここから出すわけにはいかない。この位置が最終防衛戦だ。
「不味い。これ以上食らったら、立っていられない。突っ込むしか無い。」
覚悟を決めたのび太は、男が再び呪文を唱え始めた瞬間、
「わあああぁ!!」
死にもの狂いで、男に突っ込んだ。そして男の杖に両手を添えて握り締める。
「ぐっ・・・・・杖を奪おうという考えはいいですけどね。」
「う・・・・・!?」
杖を握っている手が押され、後ろに重心を預けられる。あなどっていた。こいつ、思っていたより、力が強い。なんとか転ばないように、足をふんばらせ、待ち堪える。
「足元がお留守です、よっ!」
のび太の足は男にかけられた圧力を支えるだけで精一杯だった。
「うわっ!?」
重心を預けている足に男の足払い。男の足払いはのび太の足を跳ね除け、のび太は無様にあお向けに転倒しそうになる。持ち堪えるのは・・・・無理か。フッと一瞬だけ浮遊感を覚える。
ドンッ!
「っふーー!」
あお向けに倒れこみ、その衝撃が背中を抜けて腹まで来る。一瞬、視界が真っ暗になった。
「ふう・・・・・てこずらせてくれましたね。」
そのまま、男はのび太の上に馬乗りになる。そして・・・・・
ゴッ!
「ぐあっ!」
頬を殴られた。頬から頭まで衝撃が走る。
「平民は貴族に勝てない・・・・絶対にね。」
もう一撃、来る!
「くっ・・・・・!」
男の拳が振り上げられたのが視界に入り、のび太は目を瞑った。
「のび太さんっ!」
聞き覚えのある声が耳に届く。
「ドオーーーン!」
直後、聞こえてきたのは何かが爆発する音。
「ぐあっ!」
のび太の上から、重さが消える。男が立ち上がったのだろう。
「このっ!」
のび太は起き上がり様、思いっきり足を上に振り上げた。
「おごっ!?」
振り上げた足はのび太の憶測通り、男の股座に直撃した。男はのび太の側を離れ、よろめきながら壁に激突する。
のび太が顔を上げると、そこには、テイファニア、カトレア、シエスタ。そしてこの学院の
学院長、オールド・オスマン。
「大丈夫ですか、のび太さん?」
カトレアとシエスタが心配そうにのび太に駆け寄る。
「ぐ、くっ・・・・・」
部屋の出口はのび太たちで塞いでいる。後ろにある窓から逃げられるとも思えない。追い詰められた犯罪者が何をするかーー
「お、おおおぉおおおぉぉっ!」
男は、咆えながら、出口目掛けて突進をしかけてきた。
「諦めが悪いなっ!」
勢いを乗せた突進を一旦は食い止めた。だが、火事場の馬鹿力というヤツか。背水の陣というヤツか。さっき以上に男の力は強い。
「ぐっ・・・・・・!」
のび太はまたもや体勢を崩されそうになる。しまった!このままだと、突破されーー
「ヒッ!?」
もがくように伸ばした男の手が、テイファニアの腕を掴んだ。男はテイファニアを自分の元に引っ張り寄せると、彼女の首元にナイフを当てる。
「そう簡単に捕まるわけにはいきませんよ!」
―ドゴォォォォン!!
すると学院に凄まじい衝撃が襲う。そして男が背を向けていた部屋の壁が崩れた。
「えっ?なに!?」
土でできた巨大なゴーレムがそこに居た。男は『レビテーション』で、ゴーレムの腕に降り立った。やがてゴーレムは目的を達成したのか大きな音と振動を立てながら学院から去って行った。
この小説の結末は・・・・・・・
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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寝取られエンド