ドラえもん のび太の魔法世界物語   作:雛月 加代

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「どこだっけ?恐怖の甘々地獄1時間は。」

 

「そんなタイトルではありません。スイートハッピーデザートタイム60分です。」

 

「何度聞いても、恥ずかしくなるなぁ。」

 

「そうですか?可愛くって素敵なタイトルだと思いますよ。」

 

のび太の腕に絡みつき、可愛い笑みを浮かべるアンリエッタ。

 

「あ、あそこです。」

 

アンリエッタが指さす先には、一人では決して入らないようなファンシーな造りの建物が門を開いていた。

 

「さ、行きましょうっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうも、いらっしゃいませ。」

 

「いらっしゃいました。」

 

「あらっ、ふふ・・・・・」

 

「あ、すみません。友達が失礼言って・・・・」

 

「いえ、気にしないで下さい。お二人様ですね、どうぞこちらへ。」

 

くすくす笑う店員の後に付いて、のび太たちは中に入っていった。

 

(ううっ・・・・恥ずかしい・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んんん〜〜〜っ♪」

 

アンリエッタは体いっぱい喜びに打ち震えた。目の前には、アンリエッタが注文しまくったお菓子の皿が、所狭しと並んでいる。

 

「んんん〜〜〜っ♪美味しい〜〜〜〜っ♪幸せ〜〜〜〜っ♪」

 

「それ・・・・・さっきから10回くらい言ってない?」

 

「でもでも、このケーキ、すっ・・・・・ごく、美味しいーんです!」

 

「それはよかった。」

 

皮肉半分の言葉に素直にうなずき、アンリエッタは残ってるケーキを口に運ぶ。

 

(・・・・・それにしても、ちっさい体によく入るもんだ。)

 

店に入ってから20分、皿の半分は綺麗にカラになっている。のび太はと言えば、サラダベーグルを注文した後は、ジュースをすすりながら、ずっとアンリエッタの食べっぷりを眺めていた。

 

「のび太さんは食べないんですか?まだ、ちょっとしか食べてませんよ。」

 

「僕はもう良いよ。そんなに甘い物は好きじゃないし。」

 

「そうですか・・・・・・・」

 

フォークに残ったケーキの欠片をぱくりとくわえると、アンリエッタは残念そうにのび太の顔を見上げる。

 

「・・・・・・・あのさ、アンリエッタ。」

 

「はい。」

 

「前から気になってたんだけど・・・・一つ聞いていい?」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「アンリエッタって、僕のこと好きなんだよね?」

 

「はい、愛してます。」

 

「どうして、僕のこと好きになったの?何で僕のことや、ドラえもんのこと、地球のことも知ってるの?」

 

「・・・・・・・・・。」

 

口の中のケーキをごくんと飲み下し、アンリエッタはフォークとスプーンを置いた。聞いた時、なるべく深刻にならないよう努めたせいか、アンリエッタの表情に硬さはない。

 

「知りたいですか?」

 

「うん。」

 

それはそうだ。好きに加えて、アンリエッタは自分の事を前から知ってると言う。でもこちらには、そんな記憶はきれいさっぱり全然ない。アンリエッタの事は・・・・・・嫌いじゃない。けど恋愛感情以前に、その辺が引っ掛かって、どうも素直になれない。

この小説の結末は・・・・・・・

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 寝取られエンド
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