フリッグの舞踏会。ダンスホールでは優雅な音楽と共に華やかな舞踏会が行われていた
生徒や教師達が、豪華な料理が盛られたテーブルの周りで歓談している。生徒や教師達も着飾り出席しているため、いつもとは違った雰囲気を纏っている。
学院長室から戻って来たのび太は中に入り食事をするわけでもなくバルコニーに立ち、カトレアと共に二つの月を眺めていた。カトレアは、いつものように優しい笑みを浮かべ「今日はどうだった?」と聞いてくる。そしてのび太はいつものように自分の気持ちを話してしまう。
「あなたはいい子ね、本当にいい子。わたしなんかには勿体無いわ。」
カトレアは楽しそうに、コロコロと笑顔を転がした。そうしてしばらく時間を過ごしていると、
「のび太さん!!」
テイファニアが嬉しそうにやってきた。テイファニアは長い金色がかった髪をバレッタにまとめ、 緑のパーティードレスに身を包んでいた。肘までの白い手袋が、テイファニアを美しく演出し、胸元の開いたドレスが宝石のように輝かせている。
「のび太さん。どうですか、このドレス?」
「え?ああ、とても良く似合ってるよ。」
のび太の反応にテイファニアは恥ずかしそうに頬を赤くする。すると彼女はもじもじと照れた様子でのび太と向き合う。視線を逸らしつつも、チラチラとこちらの様子を窺うその仕草は、明らかに何かを言いたげな様子だった。のび太は首を傾げる。テイファニアの様子には無論カトレアも気づいていたが、あえて何も言わず、笑みを浮かべてテイファニアの言葉を待った。やがて腹を決めたのか、テイファニアはドレスの裾を恭しく両手で持ち上げると、膝を曲げてのび太に一礼した。
「わたくしと一曲踊ってくれませんこと、ジェントルマン。」
普段とは比べ物にならぬ優雅さと清楚さで、テイファニアはダンスの誘いを申し入れる。それは日頃、自分を認め、支えてくれているのび太に対する感謝の表れだった。その姿をのび太は、しばし無言で見つめていたが、やがて申し訳なさそうに―――
「ごめんなさい。」
その申し出を断った。
「へ?」
「ごめん。踊る相手はもう決めてるんだ。」
のび太の言葉を合図に、ホールの壮観な扉が開き、今回の主役である少女が登場する。彼女の姿を見た途端、男子の生徒達が一斉に歓声を上げた。
「お、おい!あれ誰だよ!?」
「か、可愛い・・・・・!」
「お、俺、声かけてみる!」
ホワイトのパーティードレスに身を包んだ少女は、いつもの彼女からは想像も出来ぬほどの可憐さを振りまいていたのだ。ノーマークだった女子の登場に驚いて、男子達が群がって我先にダンスを申し込む。男子生徒達の誘いに少女はアタフタしていると。
「あ!シエスタ!」
のび太はヒラヒラと手を振り、彼女の名前を呼ぶ。少女ものび太の存在に気づき、笑みを浮かべた。
「し、シエスタ・・・・?」
「シエスタって・・・・あのメイド?」
「嘘!」
男子生徒たちの言葉を無視し、名前を呼ばれた少女は嬉しそうにのび太の側に駆け寄って来た。
「うん!良く似合ってる!まるでお姫様みたい!」
「あの・・・・平民の私が参加していいのでしょうか?」
「いいの!学院長が良いって言ったんだから!」
「ですが・・・・・」
貴族でもない自分が参加している事に肩身の狭い思いをするシエスタ。すると主役が全員揃った事を確認した楽士達が、小さく流れるような音楽を奏で始める。ホールでは、貴族達が優雅にダンスを踊り始めた。
「さあ、行こう!」
そうして、言われるがまま。シエスタはのび太に引っ張られホールへと戻っていく。ホール内のダンス陣の中に、のび太とシエスタも加わる。のび太は「僕に合わせて」と言い、シエスタの為にリードしてみせた。この日の為に、カトレアにダンスを教わっていたのだ。シエスタはぎこちないまでも、つまづいたり動きを止めたりすることはなかった。
そんな二人を少し寂しそうに見守るティファニアであった。
この小説の結末は・・・・・・・
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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寝取られエンド